栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

2/12,13の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2022-02-14 21:52:08 | POG

■『ディープインパクト好配合リスト(2021)』で栗山求が推奨したマイシンフォニー(牝3歳)が土曜阪神6Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

◎マイシンフォニー(牝・母テディーズプロミス)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105298/
セレクトセールで2億4000万円(税抜)。京都2歳Sを勝ったマイラプソディの半弟。母テディーズプロミスはダート7ハロンの米G1を1分20秒47の好タイムで勝った。母方にソルトレイクを持つパターンはアカイトリノムスメ(クイーンC)と同じで、母方にAlydarを持つパターンは、連対率29.8%、1走あたりの賞金額535万円で、ディープインパクト産駒全体の23.9%、341万円を上回る。芝向きの中距離タイプ。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』で栗山求が推奨たアプサラー(牝3歳)が日曜東京3Rの未勝利戦(ダ1600m)を勝ち上がりました。

★ユニオンオーナーズクラブ
父ドレフォン
母キンナリー(ディープブリランテ)
牝 募集価格:1200万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019100679/
父ドレフォンはこの世代が初年度産駒となる新種牡馬で、現役時代にアメリカでブリーダーズCスプリント(G1・ダ6f)など3つのG1を制覇したスピード馬。ダートでしか走った経験がないものの、身のこなしは柔らかく、芝向きの資質も秘めています。距離の融通性もあるでしょう。2代母カラヴィンカは名種牡馬Tapitの半妹で、Rubianoの姪にあたる良血。Dr.FagerとIn Realityのニックスを複数抱え、なおかつFappianoとDr.Fagerのファミリーの血を絡めた特殊な配合構成です。血が濃厚なのでギャンブル性が高いのですが、母キンナリーはそれらとアウトクロスとなる血で構成されたディープブリランテを父に持ち、なおかつサンデーサイレンスやヨーロッパ血脈を補っているので配合的に評価できます。本馬は全体としてはアウトクロスですが、ただひとつ、Relaunch=Moon Glitter5×5の全きょうだいクロスを持っています。2代母カラヴィンカの濃厚な血を活かすことが可能な配合構成でしょう。母方に入るディープインパクトと相性のいい血を、父ドレフォンが複数抱えている点も悪くありません。ダート向きのマイラー。(栗山)

■『ディープインパクト好配合リスト(2021)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したショウナンアデイブ(牡3歳)が日曜阪神6Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

○ショウナンアデイブ(牡、母シーヴ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105239/
サトノスカイターフの全弟で、ケンタッキーオークス馬Cathryn Sophia(父Street Boss)の半弟。母父Mineshaftは北米年度代表馬でカジノドライヴの父。セレクトセールで5億1000万円の超高馬で、ディープ×A.P.Indyの組み合わせはダラッとした中距離馬が出る印象だが、Unbridledが入ってLa TroienneやIn Realityの血で締めているのでバランスは良好。(望田)

◎ショウナンアデイブ(牡・母シーヴ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105239/
セレクトセールで5億1000万円(税抜)。母シーヴは不出走馬だが、近い世代に A.P.Indy、Mr.Prospector、Unbridledを抱えているのでTapit と配合構成が酷似している。母方にUnbridledを持つパターンは連対率27.3%、1走あたりの賞金額498万円。ディープインパクト産駒全体の23.9%、341万円を上回る。「ディープ×Tapit」はグランアレグリア、アルーシャ、プライドランドが出ている。全兄サトノスカイターフは現在4戦1勝だが、馬のデキ次第では大きなところを狙える。(栗山)

■日曜東京6R1勝クラス ポレンティア(一口・栗山)
■日曜東京8R2勝クラス アヴェラーレ(一口・望田)
■日曜小倉11R北九州短距離S ビオグラフィー(一口・栗山)



アプサラーのようにRelaunch=Moon Glitterの全きょうだいクロスをもつ馬をタゲで抽出してみたら、全15勝中ダートで12勝でやはりダートに振れやすいクロスといえるでしょうが、牡はみんな勝ってるのに牝はアプサラーしか勝ってないというのも極端で、それだけ力馬っぽいクロスなんかなあ…と





ドレフォンの場合、自身がSaline≒Relaunch5×4をもつしDeputy Ministerももつので、これにフジキセキやフレンチデピュティやUnbridledを合わせたらそらダートに寄ります

ダノンベルーガは血統表のイメージどおり、ハーツクライとA.P.IndyとBlushing Groomのイメージどおりの馬で、ハーツに北米とBlushing Groomという意味ではヒシイグアスと似た輪郭でもあるんですが、こちらのほうがA.P.Indy的に枝葉が長くてよりストライドで、だからヒシイグアスほど中山1800で小回りはきかないかも



ゴールインした瞬間、まだ未完成なスワーヴリチャードが共同通信をぶっこ抜いてしまったシーンが重なりましたが、現時点では“Blushingリチャード”“脚長イグアス”と呼びたい

コメント (7)
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