栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

1/5,6の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2020-01-07 09:49:11 | POG

『ディープインパクト好配合リスト(2016)』で望田潤が推奨したサウンドキアラ(牝5歳)が日曜京都11Rの京都金杯(G3・芝1600m)を勝ちました。

サウンドキアラ(牝・母サウンドバリアー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104322/
母サウンドバリアーはフィリーズレビュー勝ち。ビリーヴの近親で、Danzig≒Great Lady M.のニアリークロス(Northern Dancer≒IcecapadeとPetitionとOlympiaとFighting Foxが共通)4×3を持ち、短距離でDanzig的なスピードを発揮したのもビリーヴと同じ。全姉サウンドラブリーは案外スピードがないが、もっと走る馬が出て不思議ない配合だと思う。(望田)

日曜中山5R500万下 サトノフラッグ(ディープ・望田)
日曜京都11R京都金杯3着 ボンセルヴィーソ(POG・望田)
月曜京都4R障害未勝利 シングルアップ(一口・望田&栗山、POG・望田)
月曜京都10R新春S クライムメジャー(一口・栗山)

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バラダセールは亜オークス(亜G1・ダ2000m)や亜1000ギニー(亜G1・ダ1600m)などに勝ったアルゼンチンの3歳牝馬チャンピオンですが、血統表を見てのとおり3代母La BambucaがBambuca2×2、このBambucaはDark Ronald~Son-in-Lawのラインですね
そこに配されたのがAll Moonshine≒Hyperionの3/4同血クロス4×3を持つMariache、クルミナルやピオネロの母クルソラやレノヴァールやアーカイブの母データにも入りますが、当然Hyperion的な粘着力を伝える血です





そこに配されたConfidential Talkは父Damascusで母母Numbered AccountですからPrivate Accountと3/4同血で、これはまさに北米パワーの権化と言っていい血ですね
そこにアルゼンチンのリーディングサイアーNot for Saleが配されたのがバラダセールというわけで、このNot for SaleはSwaps4×3でHyperion6×5・5、父系がCaroなので“アルゼンチンのタマモクロス”というべき配合ですが、やはりHyperion的な粘着力に富む血といえます



バラダセール自身はSwaps4・5×6ぐらいで強いクロスは持たないので、相手種牡馬の持ち味を引き出しながらHyperion的粘着力でそれを支える繁殖というべきでしょう
特にディープインパクトやハーツクライを配するとLyphardのクロスになるので、Lyphardはハイインロー血脈と合わせるとCourt Martial的粘着力をより表現するので、レガシーワールドやブラックタイドやバブルガムフェローやディープブリランテのように前で受けて粘り強い中距離馬が出やすいだろう、ってなLyphard論を昨日は少しやってました



ようするにディープインパクト×バラダセールはディープインパクトというよりブラックタイド的な脚質になりやすいだろうということで、父ハーツクライの姉ダンサールも前で受けたらしぶとい馬ですが、中山内2000で好位からジワジワ番手上げてって直線も確かな足どりで後続を更に突き放すという昨日の勝ち方は、なかなかLyphardらしくて、ディープブリランテっぽくてよかったですね

コメント (16)
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