セレクションセールで目にとまった馬、配合が面白い馬はいろいろいましたが、当ブログで一頭紹介するならこれですかね
母スターズアラインドはUrban Sea2×3(Sea the Stars≒Galileo1×2)とDanzig4×4(Green Desert≒デインヒル3×3)、そこにMr.ProspectorやBuckpasserを持たずNorthern Dancerについてアウトなダイワメジャーを配し、緊張→緩和で名血の凝縮が爆発するかもしれないという期待が
Miswakiの母は「Tom Fool+ナスキロ」だし、Allegrettaの母父はAcropolisのラインなので、「HaloのニアリークロスとPretty Pollyいじり」「母父が中距離本格派」というダイワメジャーのプラチナ配合でもあります
ディープスカイの笠松牧場さんらしい作品というべきで、3000万まで競り上がったように馬もなかなか良かったですよ(・∀・)
◆オルフェ黄金配合とは
「種牡馬オルフェーヴルは、非Northern Dancerクロス牝馬との配合で、NureyevやSadler's Wellsなどを使ってエレクトロアートとのニアリークロス(Northern DancerとLt.Stevens=ThongとHyperionの組み合わせのクロス)にするのが最も成功しやすいだろう」
というのが産駒デビュー前の私の予想で、オルフェ産駒はどんな配合がいいのか聞かれたときも「ひとまずエスティタートを範とすべきでしょう」といつもお答えしていました
TARGETによると、3歳のオルフェーヴル産駒で、母が非Northern DancerクロスかつSpecial血脈を持つ馬は、JRAには21頭が出走し、ラッキーライラック、モルフェオルフェ、ムーンレイカー、アドラータ、アプルーヴァル、シンハラージャ、サルーテ、レッドラフェスタの8頭が勝ち馬となっており、勝ち馬率38%で平均獲得賞金1482万円
3歳オルフェ産駒全体では128頭出走で33頭が勝ち馬、勝ち馬率26%で平均賞金724万円ですから、大きな輪郭というか方向性としては間違ってないのだろうとは思ってます
まあ私が種牡馬辞典でPOG推奨したアプルーヴァルは、期間内には勝ち上がれなかったんですがね(^ ^;)
◆中京芝
中京芝は内から5~6頭目ぐらいまでは明らかに芝がなくて荒れていて、スイーズドリームスやラベンダーヴァレイのように馬場のいい外に持ち出したディープ産駒が差してくるんですが、一方でパワーのある馬ならばあえて馬群の内に潜り込むという選択肢もある
逃げたレイリオン(父ダイワメジャー)の更に内をすくって差し切ったシャルドネゴールド(父ステイゴールド)が典型でしたが、最終のキーナンバーしかりタイランドのマルモレイナしかりで、荒れた内に突っ込んで好走した馬が軒並みノーザンテースト持ちやったのは偶然ではないと思うんですよね