栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

中山記念と阪急杯を予想しています

2014-03-01 20:11:01 | 血統予想

ミッキーアイルは直線の外回りと内回りの合流点、あの内ラチがなくなるところでフラフラッとしていたのを見ても、「ラチを頼る説」はかなり有力と言わざるをえないですな~

あとこの馬は大して疲れてもいないのに変なところで手前を替えたりするし、まあまだ荒削りなのは荒削りなのでしょう

これで今年の「血統クリニック」の◎は[3.1.2.0]、まあ人気どころばかりではありますが、当該重賞の見どころとクラシックロードの同時進行展望、主にこの二つを血統屋目線で提供することでギャラをいただいていると私は認識していますので、そういう意味では最低限の仕事はできているかなという自負はあります

日曜は「No.1予想」で中山記念を、「馬券総合倶楽部」で中山記念と阪急杯を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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アーリントンC回顧~緩めず逃げ切り、2着争いは中京記念のような叩き合い

2014-03-01 16:39:49 | 血統予想

阪神11R アーリントンC
◎10.ミッキーアイル
○9.エイシンブルズアイ
▲1.グッドスピリッツ
△5.タガノブルグ
ロックオブジブラルタルはデインヒルの代表産駒でG1を7連勝した欧州マイル王だが、パワー型すぎて日本では期待ほど成功しなかった。◎は母父ロックオブジブラルタル似のマイラー体型だが体質や脚捌きは父譲りでしなやかで無駄がなく、デインヒル系の有り余るパワーをサンデーの血で日本向きにカスタマイズしたという意味ではナカヤマフェスタやエイジアンウインズなどと同じだ。追い切りの動きはシンザン記念よりよく見えたし、パワーはあるので急坂阪神はプラス、とにかく運動神経が卓越していてスタートも二の足も抜群で、何もしないでもハナに行ってしまうが、ここは開幕週の馬場、また逃げ切りだろう。◎はレースを使うごとに道中息が入るようになっているから1000m通過60秒近いペースと読めば、抜群の機動力を誇る○が2,3番手をとっての流れ込みが相手本線か。▲はマイラーではなく1800~2000mがベストとみているが、現状は2400mよりは1600mのほうがレースはしやすいだろうし、外伸び馬場なのに最内に突っ込んだのをみるとラチを頼るところもあるようで、となるとこの開幕週の1枠は願ったりかなったりで、決め手では◎○を凌ぐものがあるだけに一発の魅力。フェルメッツァの斬れやタガノグランパの粘着力も捨てがたいが、上がりの競馬では◎○▲の2角を崩すまでは難しそうで、距離延長がむしろプラスに出そうな△を少し。

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今日もミッキーアイルは抜群のスタートと二の脚、とにかく運動神経が抜群で反応が機敏で、別にカッとなったりムキになったりしてるわけじゃないんですが、最初の10完歩ぐらいでもう1馬身他馬より前に出てますから

ただ今日はシンザンのときのように中盤でペースダウンせず、前半46.7-後半47.3と平均に速いラップを刻んで悠々と押し切ってしまいました

おそらく調子も上がっていたから(追い切りがシンザンよりよく見えた)、馬がシンザンのときよりも気分よく走ってしまったんじゃないかと

というわけでゴール前は12.5とかかりましたが、この馬は母父が凄いパワーを誇るマイル王のロックオブジブラルタルですから、小細工なしで力任せに押しきったほうがいいんでしょうね

とはいえこの競馬でNHKマイルを逃げ切れるかというと、それはなかなか難しいのではないかとも思いますが、たろうさんもご指摘のようにデビュー戦は押さえる競馬で直線ササりまくってたので、ラチを頼らないと真っ直ぐ走らないのかもしれないですね~

「フェルメッツァの斬れやタガノグランパの粘着力も捨てがたいが、(1000m通過60秒近いペースの)上がりの競馬では◎○▲の2角を崩すまでは難しそう」と読んだのですが、想定より1秒速いペースで結果は真逆(^ ^;)、ちょっとジリ脚ですが粘り強いタガノグランパと、フラガラッハの3/4弟らしいナタの斬れで追い込むフラガラッハ、この中京マイルに向きそうな2頭(実際2頭とも中京で勝ち鞍あり)の持続力による2着争いでした

パワーや持続力も求められるレースになったため、細身で中距離馬のような体質をしているグッドスピリッツや、根は内回り向きの俊敏機動力型エイシンブルズアイは最後苦しくなり、ようするに中京マイルの中京記念のような適性が要求されるレースになったんじゃないかと思います

各馬の血統配合については特に付け足すこともないので、「血統クリニック」再掲を読んでいただきたいです~

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血統クリニック~アーリントンC

2014-03-01 15:46:12 | 血統クリニック

「血統屋」の有料コンテンツ「望田潤の血統クリニック」では当該週重賞のなかから対象レースを一つ選んで(G1と2歳3歳戦優先)、出走予定馬の血統解説と展望をやってます(毎週木曜18時更新)
アーリントンCはこんな感じです

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ミッキーアイル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103916/
キングレオポルドの甥で、3代母ステラマドリッドは米G1を4勝した一流馬で、その産駒にダイヤモンドビコーがいる。母父ロックオブジブラルタルはデインヒル直仔の欧州マイル王だが、パワー型すぎて日本では種牡馬として期待ほど成功しなかった。母スターアイルはダ1000mで2勝した巨漢のスプリンター。しかしそこにディープインパクトのしなやかな体質や無駄のない脚捌きが加わることで、ミッキーアイルは力強くかつしなやかに動けるマイラーとなった。体型骨格は母父が強いので適距離は1600~1800mだろう。ディープ×ロックオブジブラルタルはNorthern Dancerとナスキロに加えて、Burghclere≒Fair Alyciaのニアリークロスになるのも私好みだ。
シンザン記念は抜群のスタートで、あのゲートが開いたときの反応や二の足の速さは天性の運動神経の良さというべきで、気性的にムキになるというよりも反応が良すぎて逃げてしまうというべきだろう。となるとここも速い馬がいないからあのスタートだけでハナに行ってしまう可能性は極めて高い。ここ2年のアーリントンCは1000m通過が60.7、61.1の超スローだが、ミッキーアイルの1000m通過のラップは未勝利勝ちが57.7、ひいらぎが59.5、シンザンが59.7、馬場差やコース形態の違いは考慮しなければならないとはいえ、使うごとに道中は息が入るようになってきているから、ここは1000m60秒超もありうるか。
私はウインフルブルームはスペシャルウィークの長手の体型やユタカオーの緩慢なストライドで走るので外回りの1800~2000m向きとみていて、つまり中山→京都外で1馬身ぐらいはパフォーマンスが上がったとみているので、そういうモノサシでいくとシンザン記念の内容ならば朝日杯でも勝ち負けだったと思っている。急坂はむしろプラス。開幕週の逃げ、絡んでこれるとしたらブルズアイぐらいだが、逃げ切りでしょう。

エイシンブルズアイ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011110099/
父Belgraviaは2歳時にハリウッドプレヴューS(米G3・AW7F)などデビュー2連勝を飾るも、その後は使い込めず4戦2勝で引退、Mr.Greeley産駒でSecretariat≒Sir Gaylord4×4、芝ダ兼用のスピード馬だったと考えられる。母系近親に目立った活躍馬はおらず、3代母Gregorian WinlocはNasrullah4×3・4とFlower Bowl≒Swaps3×3、母母PuddlejumpはNasrullah≒Royal Charger5・7×4・5・5、その父の母Weekend SurpriseはSecretariat≒Sir Gaylord1×3、そこにNorthern DancerもNasrullahも持たずIrish Song≒Eridan3×3のニアリークロス(どちらも父Maki,母父Daron Blancの組み合わせ)という超アウトサイダー血脈のSiphonが配され、そこにSecretariat≒Sir Gaylord4×4のBelgraviaが配されたという、このNasrullah血脈の緊張→緩和のリズムとSiphonの1/4異系としての使い方が実に見事な配合で、この配合ならば母系の弱さはそんなに気にしなくていいと思う。自身はSecretariat≒Sir Gaylord5・5×5・7(Secrettame≒Weekend Surprise4×4)で、いかにもGone West系というマイラー体型だがそれほどマッチョなタイプではなく、ナスキロ柔さとBold Ruler+Tom Fool的忍者走法で走る完成度と機動力抜群の短めマイラー、というのが現状の評価。
白梅賞はインベタ馬場の内枠なので行ってしまえという逃げ切りで、内回りのマイルをスローで逃げて上がり11.5-11.0-11.3。ただし千両賞ではアズマシャトルとの追い比べで最後ヒケをとったように、現状でもベストは1400mで1600mだとスローがベターというところはあるかもしれない。ここは少頭数でスローになりそうなので、2~3番手をスッと取れそうな機動力で相手一番手。

グッドスピリッツ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103934/
3代母La Dame du Lacの子孫には米芝牝馬チャンピオンFlawlessly、コンゴウリキシオー、ローマンエンパイアなどがおり、更にさかのぼるとHaloの母Cosmah、Northern Dancerの母母Almahmoudに辿り着く。母セメイユドゥヴォンがNorthern Dancer2×4、Almahmoud4×4・6で、そこにAlmahmoud4×5のデュランダルが配されて、自身はNorthern Dancer4×3・4、Cosmah4×4。ちょっとNorthern Dancer~Almahmoudについてクドい配合というべきで、すでにセン馬で気性面でややこしそうなところが見受けられるのは多分にその影響だろう。
梅花賞は超スローの上がりだけの競馬だから、距離よりも馬場の悪いインを突いたロスが大きかったか。ただ曲がりなりにも馬群のなかで我慢して差す競馬ができたのは収穫だった。前走時のパドックをみると、わりとサドラーも強い体型で体質もあまりマイラーっぽくなくて、しかもノーザンテーストやSadler's Wellsの硬さがなくしなやかな体質をしている。「2歳勝ち馬評価」ではマイラー寄りの馬ではないかと書いたが、体型はサドラーで体質脚捌きはHaloで“狂気でしなやかで早熟な短めSingspiel”とでも表現すべき馬かもしれない。2400mよりは1600mがベターだろうが、ベストは1800~2000mか。ここは▲がふさわしい。

タガノグランパ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105005/
母タガノグラマラスはPOGで推奨したので記憶によく残っている。ちょっとカッとなりやすい性格で、スペシャルウィークにBlushing GroomにMill Reefだから体質は柔らかく、どちらかといえば外回り向きの逃げ馬だった。そこにキングカメハメハで、父も母もNorthern Dancerがうるさい配合はあまりほめられないが、ラストタイクーン≒マルゼンスキー3×4やMill Reef5×5など相似配合的ではある。体型や体質は母似なので、この馬も外1800mベストとみたい(ここまでシンザン記念と同文)。
北友は賛否両論(というか否のほうが多いかな?)ある乗り役だが、インベタへの意識はわりと高い方でそれで前詰まりアウトということも多く(^ ^;)、シンザン記念は1京Aのインベタ馬場を巧く立ち回って3着、なずな賞は相手に恵まれて完勝だった。シンザンを見ていると1,2着馬とは決め手で現状差があるし、グルームダンサーはBlushing Groom×Lyphardだから粘着力はあるのだがバーンと弾ける血ではないから、もうワンポジション前で運べればもう少し食い下がれるかもしれない。

タガノブルグ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105000/
ヨハネスブルグ産駒で母父がサンデー系、母母父がWoodmanだからホウライアキコと似たアウトラインの配合で、母系の奥にハイインロー(SwapsとFlower BowlとTudor Minstrel)が強いのもいい。ただし父がサンデーではなくスペシャルウィークなので、父も母もNorthern Dancerのクロス(自身はNijinskyのクロス)なのは割り引きで、そのぶんだけアキコより配合は落ちるというジャッジ。
Mr.ProspectorとNijinskyのクロスなので胴長の体型に出たのは順当、だから中山1200mより東京1400mのほうがパフォーマンスは上がると思っていたしクロッカスは開幕週の大外枠でスタートも一息で、しかしイン伸び前残りのレースを一頭だけ大外から追い込んで内容的には一番強かった。ヨハネス産駒はホウライアキコのデイリー杯以降1600m以上での勝ち鞍がないが、この馬は1200mよりは1600mがベターなほどで、ここもおそらく差しに回るだろうから内枠なら押さえに一考。

フェルメッツァ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103613/
前走は予想コメントで「内回りのインを捌ける気がしない」と書いたが、けっきょく最内を狙ったもののまともに追えずじまい…。新馬勝ちの頃は、父がディープに替ったからフラガラッハよりしなやかで距離適性も長めになるのではともみていたが、「HyperionとNasrullah」、Grey Sovereign≒ニンバス、Chanteurなどをクロスする強力な相似配合のスキッフルは自己主張が強い。この馬もレースを重ねるごとにフラガラッハに似てきた感はあり、やっぱりトニービン×Nureyev的ナタ斬れでズドーンズドーンと不器用に追い込む、中京1400~1600m最強のマイラーなのかなあ…という見方に落ち着きつつある。
デビュー当初の緩さは解消されつつあり、一方でまだ折り合い面で敏感なところがあるのでスタート後に出していけず、ここも開幕週だが前半は後方で折り合い専念だろう。エイシンブルズアイに差し切られた千両賞を思い起こせば、外回りのスローの上がりの競馬ではまた鋭さ負けのシーンがよぎる。

アドマイヤメテオ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103905/
ケープリズバーンやレッドシャガーラなどの甥で、母ジェダイトは忘れな草賞勝ち。母母グリーンポーラは父Nijinsky、母母Green ValleyだからGreen Dancerの姪で3/4同血ということになるが、この牝系はヴェルデマーレやモビーディックの頃からあまり手放しではほめてこなかった。Nijinsky×Irish River×Val de Loirで3代母Sly PolaがBalladier≒Blue Larkspur2×3、Man o'War4×4・4と米血に偏った血脈構成で、なのにサンデー系種牡馬との配合ばかりでHyperion的なスタミナを強くハッキリと入れてこなかったことが、この牝系の“底の浅さ”につながっているようにも思える。
本馬は父キングカメハメハが母系4代目にGreen Dancerを引くのでGreen Dancer≒グリーンポーラ5×2の3/4同血クロスになるのがひとつポイント、またラストタイクーンとグリーンポーラを通じる「Northern DancerとMill Reef≒RivermanとTom Fool≒Flaring Top」の組み合わせのクロスでもあるが、それよりもHyperion欠乏気味米血偏向気味なグリーンポーラ系にNorthern Dancerやハイインローが強い欧血主体のキングカメハメハをもってきたことにまず意味があり、この牝系としては奥行きや伸びしろを期待してもいいかもしれない。
ヤマノフェアリーをねじ伏せ、3着以下を9馬身ちぎったデビュー戦はなかなかの好内容だったが、ラストタイクーン増幅配合だからキンカメ産駒としては芝外回り向きに出やすい配合で、体型的にも京都内1600mよりも東京1800mのほうが間違いなく合っていると考えられるだけに、前走の負け方がちょっと不甲斐ない。馬への当たりが強くなっていて道中脚をなし崩しに使ってしまって直線伸びない、というのがウチパクの(特に芝向き牝馬に乗せたときの)スランプの原因ではないかとみているが、それを割り引いても前走は食い足りない内容で、しかも1600mへの短縮がプラスとは思えないだけにここは半信半疑だ。

マキャヴィティ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104184/
母母ステラマドリッドはミッキーアイルの3代母でもあり、そこにStorm Cat、デュランダルと配されてクロスがノーザンテースト≒Storm Bird3×3、父父サンデーサイレンスと母父Storm Catと母母ステラマドリッドは米血中心で、父母サワヤカプリンセスはHyperion4・5×5・6・6で、この「3/4米,1/4欧」の配合形も良い。曲飛でややパワーが勝ったマイラーで、ここは開幕週の馬場をダリア賞のように先行流れ込みでいきたいが、それでもちょっと決め手の差はありそう。

レッドルシファー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011106344/
母ヴァレンティンはプリンセスマーガレットS(英G3・芝6F)2着で、3代母Muffitysからはタイキシャトルやピースオブワールドなどが出る。母父キングオブキングスは英2000ギニーに勝ちダービーは大敗したマイラーで、Sadler's Wells×HabitatはBCマイルのBaratheaと同じ。ちなみにキングオブキングスを母父に持つ馬にはブライトラインがいる。
母はSpecial=Thatch4×3、Bold Reason≒Never Bend4×5など相似配合的で、ディープ産駒にしてはマイラー寄りの体型は母父の影響が強そうで、直飛でナスキロ柔い体質はSir Gaylordのクロス+Mill Reef由来だろう。Habitat経由のSir Gaylordクロスの影響か後駆のパワーに少し物足りなさがあり、どちらかというと前駆の駆動の良さに頼って走っている。新馬勝ちは好位から坂の下りでジワッとスパートして抜け出して押しきったという内容だった。まだ非力なのできさらぎ賞はタフな馬場が合わなかったとみたいが、阪神の急坂はプラスとはいえないか。

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土曜のボツ予想~図太いダメジャー牡駒なら

2014-03-01 10:30:09 | 血統予想

水仙は◎モンドシャルナの前走をどうみるか、字面の凄い上がりほどゴール前の脚色は良くなかったようにも見えたし、まだ力がつききってない現状だけにエアレーション馬場もプラスとはいえないかもですが、土曜は良でやれそうだし、「まだ良化中」という陣営の言葉と血統背景をひとまず信用

○メジャーステップの母キャッチータイトルは全5勝が中山と内回りの芝2000~2200m、オペラハウス×Blushing Groom系という組み合わせこそオペラオー的ですが、こちらは母系にBusanda≒Better Self2×3のPast Exampleが入り自身はBold Reason≒Never Bend4×6ですから、オペラハウスの硬肉をほぐしてない配合

息子も両親の中山向きパワー体質を受け継いでいて、前走は無欲の追い込みで上がり1位、距離延長はプラスだしこういう図太い牡馬はウチパクに任せて安心で、まあこの1点で買わんとしゃあないでしょう

ちなみにウチパクはダイワメジャーの牡馬に乗ったときは[5.4.2.11]連対率41%、2011年以降の牡馬に乗ったときの連対率が25%ですから、手が合うイメージどおりの数字

中山最終は◎キネオピューマ
ティンバーカントリーを経由しようがマイニングを経由しようがフォーティナイナーを経由しようが、サンデー×ミスプロの組み合わせは両者のしなやか体質を平気でONにしてしまうので侮れないのですが、アドマイヤムーンも実にサンデー×ミスプロ的な体質のしなやか中距離馬で、産駒もフォーティナイナー系とは思えないほどしなやかで、ちょっと非力なぐらいでダートは全然走りません

全ダート26勝のうち1000万下以上であげた3勝はいずれもジョバンニで、他にダートの上級条件馬は出ておらず、ここでもオータムメロディー最強とうなっときましょか

そんな体質ですから、ハクサンムーンやアルキメデスやファインチョイスなんかが典型ですが、古馬になって体重が増えて筋肉がついてきて本格化する…という成長曲線を辿ることが多く、この馬はそれほど目立った体重増加はないですが、荒れ馬場を苦にせず力強い捌きで差してきた前走をみるとなるほど若いころよりは着実にパワーアップしてきたなという印象で、もともとこのクラスで勝ち負けの実績馬ですが、今ならエアレーション馬場でもシッカリ差せるイメージ

母がEight Thirty≒War Relic5×5・7、自身はGreen Dancer≒Bramalea5×4にTom RolfeとKelley's Dayを通じるRibotとRomanのクロス、そしてEight Thirty≒War Relicの継続クロス、父にパワーを補った配合にちゃんとなってます

▲コスモトゥルーラヴは母がアフリート×ヘクターでこちらの影響が強いマイラー体型、母のスピードで先行し父ハーツクライのスタミナで粘る前受けマイラーですが、好走パターンはだいたい番手で揉まれず流れ込みでこのあたりはアフリート魂疑惑も大、となると外枠は歓迎だし☆ジョーオリオンが離して逃げる番手もいとありがたし

他のレースは時間があったら考えますが、「No.1予想」ではアーリントンCを、「馬券総合倶楽部」でアーリントンCと皿倉山特別を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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アーリントンCと皿倉山特別を予想しています

2014-03-01 00:01:36 | 血統予想

血統表と実馬をすり合わせるときには、過去の典型例を持ち出してすり合わせていくのがなかなか有効で、だから「ロゴタイプはジェニュインをナスキロ柔くしたような馬や~」とか「ナカヤマナイトはTom Fool的走法のイシノサンデーや~」みたいに喩えてよく言うんですが、考えてみたらジェニュインもイシノサンデーも、もう20年前の馬なんですよね…

私が20代前半に競馬にハマッて血統をかじりはじめた、その当時の「20年前の馬」ってなんだろうとさかのぼってみると、ハイセイコーとかタケホープですからね(^ ^;)

今やジェニュインやイシノサンデーは、あの頃のハイセイコーみたいな存在なのかと思うと愕然としますが(^ ^;)、とすると、「○○なジェニュイン」なんて喩えても若い人はピンとこんわなあ…と

これからはもうちょっと、なるべく近い世代の馬で喩えるようにしようと思った次第

土曜は「No.1予想」でアーリントンCを、「馬券総合倶楽部」でアーリントンCと皿倉山特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします

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