ブリティッシュチャンピオンズフィリーズアンドメアーズS(英G1・芝11F)はKalpana、父Study of Manはラヴズオンリーユーやリアルスティールと同血の仏ダービー馬でこの3歳世代が初年度産駒
母母ImbabalaがGone WestとHabitatを通じるSecretariat≒Sir Gaylord4×3で、Miesque牝系特有のRibot肩を柔らかくほぐした配合といえ、リアルスティール産駒でも成功しそうな配合といえますな
今日は一日競馬場で打つので京都のレースはだいたい全部目を通しましたが、桂川は渋ったダート[3-1-2-2]の◎ローズスター
ローザネイ牝系のドレフォン産駒でSecretariat≒Sir Gaylord6・7×4、ドレフォン産駒でダートのオープン馬を狙うには(柔くなりすぎるので)あんまり要らないクロスといえますが、京都の稍重ならばむしろ狙いが立つクロス…1人気すが
相手も京都稍向きの血統&フットワークの○イチネンエーグミ▲モズミギカタアガリ△フェルヴェンテ
清滝は◎サブマリーナ○タガノカイ△ローレルキャニオン、京都で良まで乾けばタガノ>ローレルとみますがまた池添が捲りそうな気配もあるので…
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では菊花賞とキセキCとなでしこ賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
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スマイルウィ強かったですね、Mr.Prospectorを入れてNureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロス4×4というのはエスポ産駒の教科書配合ですが、この馬Vaguely Noble6×6でもあり、8枠に入ったときは3戦3勝なんですよね
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では富士SとアイビーSを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
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■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2023)』で望田潤が推奨したホーリーグレイル(牝2歳)が7日月曜川崎1Rの2歳5(ダ1400m)を勝ち上がりました。
★キャロットクラブ
父ナダル
母ホーリーレジェンド(アイルハヴアナザー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022105045
牝 募集価格:2000万円
フォドラの姪で、母ホーリーレジェンドは2戦[1-1-0-0]で底を見せぬまま引退。牝祖グレイスルーマーからはラブリーデイ、ポッケリーニ、クーデグレイス、フラーズダルムなどが出ています。芝向きの牝系というべきですが、本馬の場合は父ナダルと母父アイルハヴアナザーの母Arch's Gal EdithがArch、Pleasant Colony、Stage Door Johnny、そして名繁殖Patelinが共通するニアリーな関係で、ようはナダル≒Arch's Gal Edithのニアリークロス1×3とも表記できる面白い配合。このニアリークロスがいきなりハマッた感はあり、初仔の牝馬とは思えない馬格で動きも力強く、幻のKダービー馬ナダルと2012年のKダービー馬アイルハヴアナザーのパワーがよく表現された馬だと思います。牝馬交流重賞の常連になってくれるのでは。(望田)
■木曜川崎9R音楽のまち・かわさき20周年記念B3三 コールブランド(一口・望田)
■土曜京都10R大原S ケイアイセナ(ディープ・栗山)
■日曜東京10Rテレビ静岡賞 ロードフォンス(一口・望田)
■日曜京都11R秋華賞2着 ボンドガール(POG・栗山)
■月曜東京8R1勝クラス コンテネレッツア(POG・望田)
ホーリーグレイルはナダル≒Arch's Gal Edithのニアリークロス1×3とも言うべき配合が面白くてピックしたんですが、左回りの川崎だとまともに走れるようで好時計圧勝でしたね
Patelinってのは必殺のEight Thirty≒War Relic3×3・4をもつ名繁殖で、今をときめく北米リーディングサイアーInto MischiefもPatelinの牝系です
というわけで、やっはりナダル×アイルハヴアナザーは試してみる価値アリだろう…とビッグレッド方面をチラチラ見ながら(・∀・) 新種牡馬ナダルの産駒はダートで圧勝つづきで、もはやゴールドアリュールの後釜は決定というべき快進撃ですな
種牡馬辞典のJRAファーストシーズンリーディング予想は◎サートゥルナーリア○ナダルやったんですが(心情的には◎シスキン○ナダル)、番組的にダートサイアーは有利ではないのでね…でも今の勢いなら全日本2歳ワンツースリーとかありうるかも
やることが多いので今週はこんなもんで…明日から大阪→京都→滋賀→名古屋→東京と2週間さまよいますが、さっきテレビで新千歳のピーチがシステム不具合で遅延というニュースが…
京都11R秋華賞
◎4.タガノエルピーダ
○5.チェルヴィニア
▲15.セキトバイースト
△3.クイーンズウォーク
△10.ボンドガール
×2.ミアネーロ
×6.ラビットアイ
×11.ランスオブクイーン
×13.クリスマスパレード
脚力はチェルヴィニアが一番と思うが、この牝系のハービンジャー産駒はオリオールの薄いクロスになるので、カービングパスやスティーグリッツもそうだが馬群を割れない外差しになる。京都内2000の15頭立てで、どこかで外に出してまとめて差し切れるか。リバティアイランドやデアリングタクトほど脚力が抜きん出ているかどうか。
ステレンボッシュは血統どおりの長手体型の中距離馬で、今でも桜花賞を鮮やかに差し切ったのが驚きなほどだが、明らかに大箱向きなだけに京都内回りをどう差すか。好位でついて回ったとしてもコーナーが苦しくなる気がする。
ボンドガールはこの秋華賞を見据えて、クイーンSと紫苑Sで後方から馬群を割るケイバをさせてきたのが結実しそうだ。ただし母コーステッドは芝8FのBCJフィリーズターフ2着で、そこにダイワメジャーだからベストは1800という気がする。セキトバが緩みないペースで逃げるとなると、距離2000がちょっと微妙で◎は打てなかった。
タガノエルピーダの母タガノレヴェントンは非常に優秀な繁殖で、本馬のほかにタガノトネール(父ケイムホーム)、タガノエスプレッソ(父ブラックタイド)、タガノディアマンテ(父オルフェーヴル)と、異なる種牡馬との間に4頭のオープン馬を産んでいる。名繁殖フェアリードールの近親で、母母フィバリッシュは4・6・6×6・6・6・6・7・7というおびただしい数のハイペリオン血脈をもち、粘着力と成長力に定評がある牝系だ。
タガノエルピーダはキズナ×キングカメハメハだからハピやマジックサンズと同じ配合だが、やはりこの牝系の粘着力を受け継いで、前傾ラップのJFやチューリップで好走したようにペースが流れて持続戦になるとしぶとい粘り腰を発揮する。ローズSは+12キロの好馬体でひと夏越しての成長がうかがえたし、レース内容も休み明けとしては悪くなかった。斉藤崇史厩舎は+20キロのクロノジェネシスで秋華賞を勝ったように、成長力に富む中距離馬を着実な成長曲線に乗せてくるイメージがある。いつもスタートはいい馬だから、セキトバの緩みない逃げをイン好位で追走できれば面白い。
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例によってNETKEIBAの全頭血統解説から1~3着を
チェルヴィニア
ノッキングポイントの半妹でサブライムアンセムのイトコ。母チェッキーノはコディーノの全妹でオークス2着。母母ハッピーパスは京都牝馬S勝ち。この牝系のハービンジャー産駒はカービングパスやスティーグリッツがいる。父と母を足して割ったイメージで、ナスペリオン的ストライドでしなやかに差す大箱向き中距離馬。桜花賞は大外枠でうなってしまい苦しかった。ストライドで差すので京都内回りは差しやすくはないが、外々を回っても脚力の違いで。(距離◎スピード○底力◎コース○)
ボンドガール
ダノンベルーガの下で、母コーステッドはBCJフィリーズターフ(米G1・芝8F)2着。母母Malibu PierはサンタアナS(米G2・芝9F)勝ち馬。父ダイワメジャーはアドマイヤマーズ、セリフォス、レシステンシアなどを出すマイルの名種牡馬。父も母もマイラーだが、母系の奥にはLomitasなど底力とスタミナの血が入る。ここ2走は中距離で差しに回る形で、秋華賞を見据えたかのようなレースで好走。ベスト距離は1800だろうが、内回りを捌く脚はある。(距離○スピード○底力◎コース◎)
ステレンボッシュ
ヴァルコスやロカの姪で、ドゥラドーレスやレガレイラやアーバンシックのイトコ。母ブルークランズはJRA3勝(芝1800~2000)。牝祖ウインドインハーヘアはディープインパクトの母で子孫が繁栄しつづける名繁殖。父エピファネイアはエフフォーリア、デアリングタクト、ダノンデサイルなどを出し成功。血統どおりの長手体型の中距離馬で、今でも桜花賞を鮮やかに差し切ったのが驚きなほど。大箱向きなので内回りでどう差すかが今回はポイントに。(距離◎スピード○底力◎コース○)
脚力をいうならばチェルヴィニアとステレンボッシュとボンドガールだろうけれど、チェルヴィニアはAureoleの薄いクロスをもつハービン産駒で馬群を捌けるのか、捌かず外々を回して差し切れるほど脚力が抜けているのか
ステレンボッシュはパドックを見てもthe Nijinskyという胴長体型で(Nijinsky6・8×6)、京都内回りで東京や阪神外回りと同じように差せるのかどうか…Nijinskyといえばブエナビスタですら2着だった秋華賞
「NZTでうなって先行したボンドガールで、秋華賞を狙うには差しに回るしかない」大一番でユタカの教育が結実しそうな予感はあったんですが、ダイワメジャーですからベストは1800で、2000だとできれば後傾ラップで追走したい
セキトバイースト陣営が思い切って行く宣言をしていたので、秋華賞らしい前傾ラップの持続戦を想定したんですが、チェルヴィニアで前後半60秒-57秒ぐらいで走破しているということで、速かったのはセキトバだけで離れた3番手以降は後傾配分だったというレース
タガノエルビータはもうちょっと前傾配分で、Hyperionを絞り出すような我慢比べのレースができれば、最後は止まってはいないのでもうちょっとやれた気もしますが、やることはやってくれたし見せ場はつくってくれた
ボンドガールはルメールを前に見ながら60.4-57.0ぐらいで走破したわけで、京都内2000においてベストパフォーマンスに近いところは出せたと思うし、そこはさすがユタカというべきですが、それだけに勝ち馬には完敗と認めざるをえない
ステレンボッシュは道中はルメールの直後、ただチェルヴィニアと比較しても内回りのコーナリングがいいとは言えない馬で、加速するのは直線に入ってからというタイプですから、それだけに4角で外に出しながら追うような形ならば、もう少し伸び伸び走れたんじゃないかと…ボンドと同じようなコース取りなら2着3着は入れ替わっていたかも
チェルヴィニアは離れた3番手集団の好位で馬群の真っただ中、大本命馬ですから囲まれマークされるのは当然として、さてどこで外に出すんかいなと思って見ていたらけっきょく出すタイミングはなく、しかし直線ちょうど1頭ぶん空いていたスペースを馬は苦もなく割って、アッサリ抜け出して完勝というのは恐れ入りました
このハッピートレイルズ牝系のハービンジャー産駒といえば、カービングパスもスティーグリッツも馬群OKとはいえないタイプだったし、やはりAureole魂百までかと、チェルヴィニアもそこが唯一の死角だろうとみていただけに脱帽です
チェルヴィニアの配合についてはオークス回顧で書いたので下記をご一読くださいということで、チェッキーノは非Northern Dancerクロスなので、Northern Dancer4・6×4・5のハービンジャーとも、Northern Dancer5・5×4・5のモーリスとも、Storm Bird3×3のブリックスアンドモルタルとも当然のごとく合いますね
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/bfe997da3755a325a1905d39d88db246
第85回オークス回顧~「1/4ハッピーパス」チェッキーノの娘が戴冠
やることが山積みで回顧はさらりとこんなもんで…今週末から京都~滋賀~名古屋~東京という旅程で、菊も秋天も現地観戦なので楽しみです(・∀・)
おかげさまで今期も好評をいただいております「一口馬主好配合馬ピックアップ」ですが、本日京都サラブレッドクラブから望田が3頭ピックしました(栗山のピックはもう少しお待ちを)
現在キャロット(24)、シルク(17)、ジーワン(17)、東サラ(13)、ユニオン(7)、ウイン(6)、DMM(5)、ライオン(5)、グリーン(4)、京サラ(3)、ラフィアン(3)、インゼル(2)、ターファイト(2)、YGG(2)からピックしています
次はYGG二次募集を今日明日中には…やること多いんですが秋華賞の回顧も片づけないと…
「一口馬主好配合馬ピックアップ(2024~2025)」がスタート
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/45ec6c6634cd3a48c26a5bf34c3a7758