前にも書いた、このネタ。
新ニッポン人、草食動物、とりあえずビール適当になどなど。
運動部の一気飲み強要みたいに、権力(?)で、あるいは多数派の暴力でいやがるものを押し付けるなんてことはもちろんよくないけど、いまどきの若者たちの熱くない事、KYなこと、何考えてるかわからないこと、など、少し憂いてます。
これらの記事はCampus Noteというブログでも取り上げていただいたりして、いろいろ反響もあるし、
川島さんもビールについてはかなり一家言( いっかげん・※いっかごんは誤読らしいです。)をお持ちのようで折に触れてたくさん記事を書かれてます。
今回は、文藝春秋の日本の論点PLUSの中の山崎マキコの時事音痴。
とりあえずビール、という文化というコラムが面白かったので紹介します。
---------------------------------------------
ゲンダイネットニュースによると、ビールを飲めない若者が急増しているらしい。記事には「大手ビール会社社員」という人のコメントとして、こんなことが記されている。
「若者のビール離れは著しい。女の子だけでなく、男までが“ビールは苦くて、おいしくない”と言うんです。ウチにも、ビール会社に入社しておきながら、シレッと“ビールは飲めません”という若手社員がけっこういますよ。なんで入社を志望したんだか」
この記事を目にしたとき、「あ、やっぱりそういう事態に至ったか」という思いがあった。記事では若者のビール離れの原因を「ひ弱だから」とまとめていたけど、そうじゃない。おおげさにいえば、もっと構造的な問題、いまのビールをとりまく現状がそうさせているように感じるのだ。
<中略>
それはまあいいのだが、その際にスーパーで酒類を扱う棚のまえを歩いていると、いつも思い出すクラフトマンの言葉があった。それは、
「大手のビール会社は、いま、自分で自分の首を絞めているようなもんです」
というものだ。
いま、大手のビールメーカーは発泡酒の売り上げがいいからビールに近い味わいの発泡酒を多種多様に商品開発して売り出しているわけだが、
「あれを“ビール”と思って最初に口にした若年層は、ビール離れを起こすでしょう」
とクラフトマンは予言した。
<中略>
つまり、しつこいようだが、人間最初に口にしたもので好き嫌いの大半というのは決まってしまうものだとわたしは自分を振り返ってそう感じるのである。
だからクラフトマンの「大手ビール会社は自分の首を絞めている」という言葉は真実だとわたしは思う。いまの若い男の子たちが「とりあえずビール」をやらなくなった理由は、はじめて飲んだ「ビールのようなもの」が発泡酒だったからで、「軟弱」うんぬんというのは、ちょっと外していると感じるのである。
ビール、美味しいのにね。残念な話である。
-------------------------------------------
結論としては、
『若者のビール離れの原因は、そもそものひ弱体質(前に草食動物と書いたけど。)よりも、最初に出会ったビールが、発泡酒だったということが大きい。』と指摘している。
うーん、そうなのかなあ???
『人間最初に口にしたもので好き嫌いの大半というのは決まってしまうものだとわたしは自分を振り返ってそう感じるのである。』
そうかなあ???
そんなに最初に出会ったときの印象って、長年にわたり残ったり、一生ものになったりするのかな?
僕は、最初に飲んだビールはもちろん苦くてとてもじゃないけど、大人はこんなまずいもの何で飲んでるんだろ、って思った。
まさか、こんなにおいしいとは思わなかったし、こんなに頻繁に飲むなんて、思いもしなかった。
食べ物でも、最初に食べた時は美味しいなんて思わなかった(むしろ、何これ!って感じ。)けど、今ではサイコー!ってものがいっぱいある。
うに、とか、生牡蠣、とか、塩辛、とか、白子とか。。。。
もともと、発泡酒というものは、ひ弱な若者におもねって、彼らでも飲みやすいものを開発したってことなんだろうか。
酒税のこととか、消費者の財布がシビアになったことの方が大きいよね。
発泡酒をビールだと思って飲み始めた人は、発泡酒の方が(苦い)ビールよりも美味しいと思ってるんだろうか。
その後、発泡酒も飲まなくなり、カクテルとか、サワーに行ってしまうんだろうか。
どちらにしてもビールの出荷量は年々落ちているようです。
そのあたりはこちらのブログに詳しく出てますね。(1年前の記事ですが。)
-----------------------------------------------
1月17日にビール業界がまとめた2007年のビール系飲料の出荷量です。
企業別では、アサヒビールが37.9%と7年連続首位でしたが、2位のキリンビールが37.8%とその差0.1ポイントに肉薄してきました。
商品別の国内販売量ランキングを見ると、スーパードライは圧倒的な強さなんですね。
しかし、市場全体の出荷量は3年連続で前年を下回り、現行統計になった1992年以降の最低を更新。
各社は昨年、第三のビールを中心に計23種類の新製品を市場投入したもののキリンのビール「ザ・ゴールド」など大半が販売目標を下回る結果に。
消費者の低価格志向が強まり、
飲酒運転の社会問題化で業務用需要も低迷し、
市場は一段と縮小していく見通し。だそうで。。。
その原因として、
・若者中心にビール離れが進む
・20~30代を中心に苦味のあるビール系飲料が敬遠されがち
・「太りやすい」イメージがある
と自動車市場同様に若者の責にしています。
私は相変わらずスーパードライしか買わないので、
上位10商品に発泡酒、第三のビールがこんなにランキングされているとは知りませんでしたが、4,5年前に発泡酒を試飲してみた頃は、とても飲めたものではありませんでした。
発泡酒でもなく、第三のビールでもなく、ビールを飲みたい時はどんな時?
市場回復の原点はここにある気がするのですが。
------------------------------------------
安い方がいい。
苦くない方がいい。
太らない方がいい。
ビールはどんどん第三のビールや他のアルコール飲料に押されて、衰退していくんだろうか。
とりあえずビール!という文化は、この先どうなっていくんだろうか。
その文化の担い手であるオヤジたちが次第に消えていき、ビール離れの世代の時代になり、どんどんと草食化が進んでいく。
日本の平和な飲み屋でのあの光景は、どんな風に変貌していくんだろうか。
オバマ新大統領の言う、CHANGE ですか。(違う?)
そして、そんな時代の流れをただただ静観するだけでなく、
各ビール会社のビール復興への戦略はどうなっていくんだろうか?
どんな優れた戦略を立てたところで、もうビールは時代に合わない、草食には向かない、ということで、このまま衰退していくんだろうか?
さあ、新時代の変革は、成功するんだろうか?
新ニッポン人、草食動物、とりあえずビール適当になどなど。
運動部の一気飲み強要みたいに、権力(?)で、あるいは多数派の暴力でいやがるものを押し付けるなんてことはもちろんよくないけど、いまどきの若者たちの熱くない事、KYなこと、何考えてるかわからないこと、など、少し憂いてます。
これらの記事はCampus Noteというブログでも取り上げていただいたりして、いろいろ反響もあるし、
川島さんもビールについてはかなり一家言( いっかげん・※いっかごんは誤読らしいです。)をお持ちのようで折に触れてたくさん記事を書かれてます。
今回は、文藝春秋の日本の論点PLUSの中の山崎マキコの時事音痴。
とりあえずビール、という文化というコラムが面白かったので紹介します。
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ゲンダイネットニュースによると、ビールを飲めない若者が急増しているらしい。記事には「大手ビール会社社員」という人のコメントとして、こんなことが記されている。
「若者のビール離れは著しい。女の子だけでなく、男までが“ビールは苦くて、おいしくない”と言うんです。ウチにも、ビール会社に入社しておきながら、シレッと“ビールは飲めません”という若手社員がけっこういますよ。なんで入社を志望したんだか」
この記事を目にしたとき、「あ、やっぱりそういう事態に至ったか」という思いがあった。記事では若者のビール離れの原因を「ひ弱だから」とまとめていたけど、そうじゃない。おおげさにいえば、もっと構造的な問題、いまのビールをとりまく現状がそうさせているように感じるのだ。
<中略>
それはまあいいのだが、その際にスーパーで酒類を扱う棚のまえを歩いていると、いつも思い出すクラフトマンの言葉があった。それは、
「大手のビール会社は、いま、自分で自分の首を絞めているようなもんです」
というものだ。
いま、大手のビールメーカーは発泡酒の売り上げがいいからビールに近い味わいの発泡酒を多種多様に商品開発して売り出しているわけだが、
「あれを“ビール”と思って最初に口にした若年層は、ビール離れを起こすでしょう」
とクラフトマンは予言した。
<中略>
つまり、しつこいようだが、人間最初に口にしたもので好き嫌いの大半というのは決まってしまうものだとわたしは自分を振り返ってそう感じるのである。
だからクラフトマンの「大手ビール会社は自分の首を絞めている」という言葉は真実だとわたしは思う。いまの若い男の子たちが「とりあえずビール」をやらなくなった理由は、はじめて飲んだ「ビールのようなもの」が発泡酒だったからで、「軟弱」うんぬんというのは、ちょっと外していると感じるのである。
ビール、美味しいのにね。残念な話である。
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結論としては、
『若者のビール離れの原因は、そもそものひ弱体質(前に草食動物と書いたけど。)よりも、最初に出会ったビールが、発泡酒だったということが大きい。』と指摘している。
うーん、そうなのかなあ???
『人間最初に口にしたもので好き嫌いの大半というのは決まってしまうものだとわたしは自分を振り返ってそう感じるのである。』
そうかなあ???
そんなに最初に出会ったときの印象って、長年にわたり残ったり、一生ものになったりするのかな?
僕は、最初に飲んだビールはもちろん苦くてとてもじゃないけど、大人はこんなまずいもの何で飲んでるんだろ、って思った。
まさか、こんなにおいしいとは思わなかったし、こんなに頻繁に飲むなんて、思いもしなかった。
食べ物でも、最初に食べた時は美味しいなんて思わなかった(むしろ、何これ!って感じ。)けど、今ではサイコー!ってものがいっぱいある。
うに、とか、生牡蠣、とか、塩辛、とか、白子とか。。。。
もともと、発泡酒というものは、ひ弱な若者におもねって、彼らでも飲みやすいものを開発したってことなんだろうか。
酒税のこととか、消費者の財布がシビアになったことの方が大きいよね。
発泡酒をビールだと思って飲み始めた人は、発泡酒の方が(苦い)ビールよりも美味しいと思ってるんだろうか。
その後、発泡酒も飲まなくなり、カクテルとか、サワーに行ってしまうんだろうか。
どちらにしてもビールの出荷量は年々落ちているようです。
そのあたりはこちらのブログに詳しく出てますね。(1年前の記事ですが。)
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1月17日にビール業界がまとめた2007年のビール系飲料の出荷量です。
企業別では、アサヒビールが37.9%と7年連続首位でしたが、2位のキリンビールが37.8%とその差0.1ポイントに肉薄してきました。
商品別の国内販売量ランキングを見ると、スーパードライは圧倒的な強さなんですね。
しかし、市場全体の出荷量は3年連続で前年を下回り、現行統計になった1992年以降の最低を更新。
各社は昨年、第三のビールを中心に計23種類の新製品を市場投入したもののキリンのビール「ザ・ゴールド」など大半が販売目標を下回る結果に。
消費者の低価格志向が強まり、
飲酒運転の社会問題化で業務用需要も低迷し、
市場は一段と縮小していく見通し。だそうで。。。
その原因として、
・若者中心にビール離れが進む
・20~30代を中心に苦味のあるビール系飲料が敬遠されがち
・「太りやすい」イメージがある
と自動車市場同様に若者の責にしています。
私は相変わらずスーパードライしか買わないので、
上位10商品に発泡酒、第三のビールがこんなにランキングされているとは知りませんでしたが、4,5年前に発泡酒を試飲してみた頃は、とても飲めたものではありませんでした。
発泡酒でもなく、第三のビールでもなく、ビールを飲みたい時はどんな時?
市場回復の原点はここにある気がするのですが。
------------------------------------------
安い方がいい。
苦くない方がいい。
太らない方がいい。
ビールはどんどん第三のビールや他のアルコール飲料に押されて、衰退していくんだろうか。
とりあえずビール!という文化は、この先どうなっていくんだろうか。
その文化の担い手であるオヤジたちが次第に消えていき、ビール離れの世代の時代になり、どんどんと草食化が進んでいく。
日本の平和な飲み屋でのあの光景は、どんな風に変貌していくんだろうか。
オバマ新大統領の言う、CHANGE ですか。(違う?)
そして、そんな時代の流れをただただ静観するだけでなく、
各ビール会社のビール復興への戦略はどうなっていくんだろうか?
どんな優れた戦略を立てたところで、もうビールは時代に合わない、草食には向かない、ということで、このまま衰退していくんだろうか?
さあ、新時代の変革は、成功するんだろうか?
どうやら日本だけのようですね。
酒税法でビールが定義づけされているため
そこから外れるのはビールじゃないと・・・。
外国では色んな「ビール」があるようですが。
銀河高原ビールをご存知でしょうか。
あれはもともと岩手の地ビールとして
地元企業によって発売されたものです。
(銀河高原ビールという名は
うちの会社がつけたものでした)
今は諸般の事情から
岩手の地ビールではありませんが
最初に始めた方は
「普通のビールより高価になってもいい。
『とりあえずビール』にしたくない。
記念日などに飲んでもらえるビールを
地方で作りたいのだ」
というのが持論でした。
私の勝手な見解でいろいろ根拠のないことを書いてしました。こういう問題について自分の考えを書くというのは難しいですね(笑)様々な社会のことについて常に鋭い目線を向けられる即席の足跡さんに改めて敬意を表します。遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。
携帯小説が売れるから取り敢えずそれを大々的に売るという奴です。
携帯小説を書いてみた瀬戸内寂聴は、もう二度とやりたくないと言っていました。携帯画面で読む都合上、半ば強制的に描写を減らして会話メインの文章にさせられるようで、苦痛だったとのこと。
恐らく小説を書いているというより、シナリオを書かされているという感覚だったのでしょう。
平積みにされているのを手にしたことが私もありますが、適当に開いた頁を観て唖然としました。横書きの短いカギ括弧でくくられた文が続き、地の文が一行もなかったのです。なんぼなんでもこれは特別なシーン(効果を狙ってのことなのだろう)と思って他の頁を眺めてみても、地の文は殆ど発見できませんでした。
これを 読み通すことは私には無理だ、と奇妙な敗北感を味わったのです。
私の貧しい読書経験からしても、描写の少ない書き手に文章の上手な人はいません。
先の寂聴のように最近はまともな小説家も、携帯を発表の場の一つとしているようですが、本物の小説が絶滅しなければと、やはり心配になります。
総理大臣の漢字があれだったり、軍隊の幕僚長の論文があれ(内容でなく)だったりと、既にいい大人でも壊滅的な国語力と思われる人が多いらしいのに。
ぼくは、いろいろな種類のお酒を飲みます。
ただ、普段は晩酌はしないので、何か集まりがあった際にしか、お酒を口にしません。
nanaponさんの前では、ビール、ウイスキー、日本酒、焼酎をいきましたが、
あと、バーボンとかワインもいけます。
けど、冷静に分析すると、その中でビールはあまり好きではありません。
それでも、最初の「とりあえずビール」はお付き合いします。
その後に、何か好きなものを頼む、と。
以前の記事で、ビールでないと、乾杯の雰囲気が出ないとありましたね。
ただ、「味」には結構こだわっているんですよ。
なかなか、「こりゃうめえ!」という酒に出会えないのですが、
逆に、まずい酒が幅を利かせ、若者がおいしいお酒に出会えないことが、
若者の酒離れを助長しているのではないかと、ひそかに思っております。
というわけで、
どこかおいしいお酒を飲ませてくれるお店がございましたら、是非!是非!
ただ、大学入学とスーパードライの発売が同時期で、入学式直後にこれを飲まされてビール嫌いになりました。
浪人中はリキュールのソーダ割りなどの甘い酒ばかりを飲んでいましたが、世界のビールを輸入しているコンビニがあったので、大学時代はあちこちのビールを飲んでいました。
いまはモルツかヱビスですね。アサヒもオールモルトビールを出せる技術があるのですけれどね。
飲んだ経験のないテキーラ以外なら、たいていの酒は飲みますよ。でも、チューハイは飲みませんけれどね。
それは鬼畜米英が勝手に俺ら日本人に押し付けて来た価値観だろ?俺ら日本人にはなんの関係もないね
どんどん押し付けたらいい
弱い奴が悪いんだから
悔しかったら権力持ってやり返せばいいだけ
甘えんな