即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

新ニッポン人

2008年07月16日 23時01分01秒 | 雑感
ずいぶん前の話だけど、6.1のTV東京の番組。

「久米宏・経済スペシャル ”新ニッポン人”現わる!」、かなり新鮮でした。

というか、結構びっくりの内容。

そうか、そうなのかもしれないとは薄々感じていたけど、そこまで行ってるのか。

久々に久米さんらしい徹底した取材と、切れ味鋭い現代論評の番組。

「新ニッポン人=お金を使わない20代の若者」がテーマ。

最近の若者は、

車に興味がない、

セリカって何?って街頭インタビューに答えられない。

今の20代の休日の過ごし方は、1位が「自宅でゆっくり」、2位に「インターネット」、3位に「ゲーム」ですって。
ちなみに40代が20代の時の休日の過ごし方は、1位が「ドライブ」とのこと。

都会ではそうなのかもしれないけど、車がないと生活できない地方でも、そうなんだろうか?
昔は、女の子にもてるには、とりあえず車(できるだけかっこいいの)って相場が決まってた。
男も女も含めて結構車の話題で盛り上がったりしていたものだ。。。

酒を飲まない、

とりあえずビールってありえない(みたい)。
乾杯するまで、なんとかサワーとか、カクテルとか、各自好きないろんなものを注文するから、時間かかってしょうがない。
お酒は1、2杯くらいしか飲まないで、あとはおしゃべりだけ。
パフェもいたいなものを頼んでる人も。

ビールは苦いから嫌いだって?!最初は誰だって苦いに決まってるよ!それでも飲んでるうちに、あー、うめー、ってなるんだよ!
苦い!でやめちゃう馬鹿がいるか!

頼むから最初はビールにして、すんなり乾杯できるようにしてちょーだい。
お願いだから。

外国に行かない、

外国なんか行った事ない、という人いっぱい。
別に行きたいとも思わない。
外国に限らず、日本でも、旅行ってことが面倒。
というより、興味がない。

外国に行くから日本の良さも悪さもわかる。
どんな人がいて、どんな風習で、どんな生活してるんだろ?
好奇心も妄想も、ムラムラ。
高校生の時から、どこでもいいから行きたくて仕方なかった。。。

お金にも興味がない。

億ション(古っ!)に住んでるデイトレーダーが登場。
1日のうちに、3億儲けたり、1億損したり。
金銭感覚がおかしくなってる(はず)。
儲けたら、何かをしたい、そのお金で何かを買いたい、ということもない。
旅行も面倒。
車も要らない。
コンビニでカップラーメンを買って一人で食べる毎日。

人生何が楽しいんだろう、って思ってしまう。
なんか、ゲーム感覚なんだよね。
わかんねー。

ちょっと、ショック!

いやあ、時代は変わった。
完全に新しい日本になった。

お墓、とか、お寺、とか、家紋、とか、冠婚葬祭とか、昔からの日本のしきたりとか習慣は、どうなっていくのだろうか?


話は変わって。

先週末のTVのニュース。

「秋葉原事件から1ヶ月
献花台から盗み!無法者達を追跡」

ペットボトル、お菓子、タバコ、その他たくさんの(犠牲者の方が好きな)品物が置いてある。
それを平気でこそこそ持って行っちゃう人たち。
若者も、年配の人も。

レポーターが追いかけて、インタビュー。

逃げる。
別に悪いと思わない。

こういうニュースを見ていると、日本人は変わったとつくづく思う。

恥の文化。

誰も見てなくて、そこに大金が置いてあったら、ちょっと弱い人間になるのもわかるけど、
ペットボトル1本、とか、タバコ一個を、
(公衆の面前で)こそこそ持って行こうとする人たち。
別に身なりも普通の人が。
そこ、献花台だよ。
あーあ。

こういう日本人、見たくなかった。

もっと残酷な事件も含めて、いやな現代社会になっているけど、
何がいやだって、こういう人がいること、そしてどんどん増えていること。

品格でなく、品性だね。

教育の問題、とか、格差社会の問題とか、原因はいろいろ想像はつくのだけど、

ほんと、もういやっ!
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3 コメント

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どうも… (Dancho)
2008-07-17 18:08:49
何でもあり…という捻じ曲がった文化が、若年者に根付いているのかも知れないですね。

若年者と一括りすると、真面目な若年者に対しては大変失礼かもしれないし、実は若年者の中にもnanaponさんのような感覚で日々生活していて、「もう…嫌っ!」って思っているかも知れないですが…。
(そこに期待したいDanchoでありますがね…。)

「大多数の若年者」と、この場合すれば良いのかもしれませんね…。

まぁ、風屋さんのエントリーにも微笑ましいものがあったのですが、風屋さんのエントリーのような青年(高校生)がいると、まだまだ捨てたもんじゃないって思う複雑なDanchoですが…。

ですが、nanaponさんのエントリーに満ち溢れた若年者が増え続けると、世も末ですね…。

でもでも、小生は不器用ながら、「新ニッポン人」とは少し浮世離れしたような…う~ん、世間一般で捉えられている常識だけは見失うことなく過ごしたいものです。

自戒も込めていますが…。

まとまりが無いコメントで、申し訳ありません。
返信する
驚いた (spinoza05)
2008-07-17 21:20:01
僕は免許も持っていないし酒も飲みません。
海外は10年以上前に1度行ったことがあるだけ。
意味合いは少し違うかもしれませんが
お金を稼ぐことにもあまり執着はありません。

年齢的にはまったく若くはないんですけど
新ニッポン人そのものかも。
返信する
コメント、ありがとうございました。 (nanapon)
2008-07-25 23:23:56
☆Danchoさん、こんばんは。
体調いかがでしょうか?

>若年者と一括りすると、真面目な若年者に対しては大変失礼かもしれないし、実は若年者の中にもnanaponさんのような感覚で日々生活していて、「もう…嫌っ!」って思っているかも知れないですが…。
(そこに期待したいDanchoでありますがね…。)

もちろんそういう人も含めて、いろんな人がいると思います。
でも統計やデータは物語ってますし、肌で感じる事もあります。

>ですが、nanaponさんのエントリーに満ち溢れた若年者が増え続けると、世も末ですね…。

そう思うけど、別に自分の人生だしね。
車に乗ろうが乗るまいが、海外に行こうが行くまいが、人に迷惑かけるわけじゃないから、怒るわけにもいかない。(一杯目から、ビール以外のいろんなものをそれぞれ頼むのはちょっと迷惑だなあ。)

☆spinoza05さん、こんばんは。

>僕は免許も持っていないし酒も飲みません。
海外は10年以上前に1度行ったことがあるだけ。
意味合いは少し違うかもしれませんが
お金を稼ぐことにもあまり執着はありません。

へー、そうなんですか。
あてはまっちゃいますか。

>年齢的にはまったく若くはないんですけど
新ニッポン人そのものかも。

いやあ、上記の現象的なことがたまたまそうなだけで、心根は新ニッポン人ちは違うんじゃないでしょうか。
と勝手に思っています。
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