波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

時々 腹ペコ日記

2021年06月17日 | 【保管】腹ペコ日記

送る言葉

 腹ペコの本の読み方はかなり偏っている。どんなジャンルでも読むけれども、一方で決まった作家さんの本しか読まない。なぜかというと、「本に裏切られるのが怖い」からだ。うまく書けないのだが、腹ペコにとって、読むことは好きなことでもあり、怖いことでもある。自分が選んだ本を読んで「選ばれていないな」と感じるとき、「裏切られた」と思ってしまう。

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この「選ばれた」という感覚は、「読者として選ばれている」という感覚だ。やっぱりうまく書けないのだけれど、「このことばを届けたい」という宛先に含まれている、という感覚なのだけれど。

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そう考えて自分の読書傾向を振り返ると、そこに出てくる人たち一人ひとりに対する、作者の敬意があるような気がする。「がんばって」とか、「しあわせになってほしい」とか、そんな作者の気持ちが。必ずしもハッピーエンドではなくても、そんな気持ちが見えてくる作品が、どうやら好きみたいだ。


【波風氏談】腹ペコさんからの久々のブログ記事、ありがとうございました。ずうっと会っていなくても、時々思い出す人は懐かしい人。韓国ドラマ『私のおじさん』最終回の再会の場面をふと思い出す。

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