楽しい人として人生を全うしたい、と前回のブログ記事で書いた。その後、『楽しい』って具体的にどういうことか考えていた。ブログの効用は、書いた言葉を衰えていく頭で考えること。台所で「なぜ人間は料理するのか」、雪掻きしていて「雪国の不便さが心身を支える」、パチンコしていて「お金で買えない幸せって何か」なんて。
ママヨさんが東京に出かけたので、かねてから「出来るようになりたい」初体験をドキドキ・ワクワクやってみる。昨日の公式裏ブログ『長期の「作ってみる」』にタクワン完成物語(それほどのものでないが)書いたが、初洗濯機使用、初地中海ヨーグルト作成、初掻き揚げが出来るようになった。この1週間、うたた寝してないのも「頼れる人がいない。甘えてる場合でない」と強く心に留めているからだ。世間的には極くあたり前のささやかな家事だが、一皮剥けたというか、少し人間的な幅が広がったというか、前より自信がついた感じ。
波風氏の私見だが、楽しいこととはいつかやってみたいことをやれること。同じことでも、やらなければならないことと、やってみたいことでは気持ちが全然違う。この歳になると買いたいものが年々少なくなり、初対面の人や初体験のイベントも少なくなりあっても出かけるのが億劫に。
「やってみる楽しさ」の源泉は好奇心。掻き揚げ作りを心から「幸せだなあ」と思うのは、はたからすると馬鹿みたいだが、好奇心の対象は人それぞれ。この心の持続が、楽しい暮らしの根本。大事なのは、「面白そうなこと」を自分の価値観と好奇心で自分でやってみること、そういう人を「楽しい人」と言えるのじゃあないかなあ、まだ身体の動く今だから言えるのだが。
ブログに書いた言葉を考える習慣が今月で13年に。こんなに続くとは思わなかった。来年は仮寿命の72歳に到達予定。更新の仮寿命を割合真面目に考え中 画像は昨日の掻き揚げ風景。ママヨさんがこんなふうに揚げこんなふうに置いていた。ガスコンロが自動で油温180℃キープしてくれる、便利な時代になったね。