波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

「買い物」の効用

2017年02月16日 | 日記・エッセイ・コラム
1に、自分と家族の栄養状態と食べたいものをわかるようになること。第2に、我が家の経済と食料品保存の状態を具体的に把握できるようになること。第3に、世界の経済や流通の実態を消費の最先端で理解できること。最近の意識的な『買い物』で実感、夢遊病者みたいな店内散歩だと永久にわからない効用。
 
日の公式裏ブログ「波風食堂、準備中です。」の『マーボ豆腐』も『ネギもち』も、書いてはいないが「親子丼」の三つ葉、「チャーシューサンドイッチ」の甜面醤、「担々麺」の練り胡麻も、前記3つに照らした推理と判断が必要なのだ。台所状況を知らなければ買い物には行けない。ママヨさんにレシートを出して気持ちよく清算してもらうことだって無理。
 
馳走の意は、心を尽くして客をもてなすと辞書に。そうなら、普段の食事も「ご馳走」でありたい。中味というより心、自分の心に何かしらありがたい気持ち、そっと自分で自分をもてなしたい。「ご馳走」は料理の気配りを表現している。そうなら、『買い物』はご馳走の前半部分、調理は中間部分、食べる楽しみが後半部分だ。買い物しない料理に、ご馳走はあり得ない。
 

 
画像は到来物のタラバガニ。包まれていた新聞を開き、夜の台所の床に置き急いで描く。昨年秋以来のイラスト  映画館で「この街の片隅で」見て来る。こういうのが動画になり、ついにこの国の端でも上映。原作と少し違うが生活感、人間性の表現、何より音声と色彩が素敵だ。ずうっと「自己教育力」という言葉を感じて見ていた。11月にこの映画のことを裏ブログで書いていた料理の前段の「買い物」に奥の深さを感じ、どこかに書いておきたかった。
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