バランスのとりかた
気が付くと、3日連続でゲオに来ていた。と記憶で書き出してみたものの、本当かなとレシートを見てみたら5日連続だったことが分かり、さらにその2日前に行っていたようなので、1週間のうち6日間、ゲオに通っていたということになる。レシートによると、3日前に『ここは今から倫理です。』(雨瀬シオリ、集英社、2016~2018年)の3巻を買った以外は、全て漫画のレンタルで利用していた。そうなのだ。わかっているのだ。仕事の負荷が一定量を超えると、私は漫画を「消費」したくなるのである。
・・・・●・・・・
大学時代に大変お世話になった先生は閉じられた空間が大の苦手で、基本的に飛行機に乗ることができない人である。最近まで紋別でお勤めだったが、お仕事の関係で東京や名古屋へ行くことが何度もあり、そのたびに車と船で移動されていた。そんな先生が仕事の関係で日本とフランスを頻繁に往復することになり、何度も飛行機に乗らなければならなかったことで精神的に参ってしまった。先生は精神的安定を保つために、それまで一切やったことがなかった相撲を始めた。現在も続く某大学相撲部はこうして生まれた。
・・・・●・・・・
自分の精神的負荷はそこまでではないものの、ここ何週間か、通常の業務に加えていくつか苦手な仕事をしてきたため許容量を超えたらしい。時間的には漫画を読んでいる場合ではないのだがやむを得なかったのだろう。気付いたらゲオに通っていたので、意識的にというよりは勝手にバランスをとっていた、ということなのだと思う。転びそうになって腕が反射的にバランスを取ろうとするようなものだと理解している。「消費」なのでどうしてもいい加減な読み方になり漫画には申し訳ない。だから一応ここで書いておくが、今回の仕事を乗り切れたとしたら、それは『空挺ドラゴンズ』(桑原太矩、講談社、2016年~連載中)のおかげなのである。
【波風立男氏談】コメの学習帳がここ最近5回も続いてる!多忙なコメさん、こんなことしていて良いのかな?という思いと嬉しいので今日のカット。