NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

英語と言うよりむしろ日本語?

2016年11月15日 23時28分06秒 | 勉強方法
「英語の4技能」って言葉をみなさんは聞いたことがあると思います。
このブログにも何度か書いていますが英語を
「読む」「書く」「聞く」「話す」という分野に技能を分け
入試ではそれぞれを評価しようということになります。

今までは、英文が読めて(意味がわかる)
単語や英作文が書けて
リスニングで言ってることを聞き取れる

という3分野が重要視されていたのですがそこに
「話す」スピーキング(speaking)を導入して
話せるようになることも評価の対象にします!
ということになりました。

この4つの技能をバランス良く
学ばなくてはいけなくなりました。


まだ出題傾向や試験そのものを外部の検定試験などに頼るとか
本格的に決まっていないのでなんとも言えませんが
「読む」と「話す」については、英語以外の能力
つまり「日本語の力」も同時に付けておかなくてはいけない
ということを忘れないようにしたいです。

英語で書く、英語を聞き取る というのは
英語そのものの学習だけで十分ですが
どんな内容が書いてある長文なのか、何を話せばいいのか
これらは母国語(日本語)で感じる部分なので
しっかりした日本語の力も付けておかないと
太刀打ちできなくなってしまいます。


日本人は10年以上も英語を学んでいるのに
どうして話せないんだ?ってよく言われます。

たしかに話す練習をしていないとか、
話さなくても何の不自由もない
だから身についていない、ということが考えられます。

ですが、その理由の1つに僕はいつも
「じゃぁ、日本語では話ができるのかい?」
っていうことが突っかかっています。
そもそも日本語の問題でもあるんじゃないかな?って。

たとえば、自由について、あなたの考えを
150単語程度の英語で話してください!
と、聞かれたとして、
まず日本語で言えますか?ってことです。


これはもう、英語の学習ではないですよね。
日本語で考えながら英語でも考えるって癖をつけないと
もしかすると、こういった試験には対応できないかもしれない
と、考えています。



何度も言いますが、どんなスタイルで
スピーキングの評価がなされるのか分からないので
憶測の域は脱しません。

まず、この文を読んでください。

Grandma took out her little notepad and
slowly wrote a note to the nephew,
"How are they?"

などと、音読で話す能力を測るのかもしれませんし
この文章に対する質問を英語でされ英語で応える
という内容のものになるのかもしれません。


英語がどんな内容の問題になるにせよ
今1度日本語で表現する練習、小論文や作文にも
間違いなく注目されていくことになると僕は考えています。


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