NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

学力の上がり方、キーワード

2008年03月02日 22時38分44秒 | 学習塾経営
上の図はわかりやすくするために少々大げさに書きましたが
身についていく学力向上のグラフです。

グラフの左側、つまり勉強をやり始めた頃はグングン伸び始めます。
学習塾を変えたり、学年が変わったり、先生が替わったり何かが
変化することでもこの左下スミの0の位置からのスタートと考えて
良いと思います。

個人差はあるとしてもだいたいはこうして最初は学力が目に見えて
ついてきます。

問題はその先です。グラフの踊り場になっている部分です。
この辺りでは、学力テストの点数が上がったり、下がったりしながら
しばらく横ばいの時期が続きます。
本人も保護者の方もつらい時期になると思います。
我々、塾講師ももどかしく歯がゆい気分です。
実力通りの力が点数に現れてこないのでやる気も低下しかねません。

この時期はやっている自分が一番、現状をわかっていますから保護者としては
特に励ましの声が有効だと思います。
がんばっていないわけでないけれど、思ったように点数が伸びないので
少しあきらめムードになりがちです。
一見やる気がないのかと錯覚してしまいます。

ですからこの時期は叱ってはいけません。
いずれまた一気に伸びる時期が来ますからそれまで絶対に叱ってはいけません。

この時期に「励ませない」のであれば、そっと放っておくと良いと思います。
しばらくこの踊り場が形成されてたまには下がるかもしれませんが
じっと励ましてこらえてください。
そうすれば、ある時期を境に一気に点数が上がります。

グラフの2回目の右肩上がり部分が中学時代に出てくる生徒もいれば、
高校へ行ってから出てくる生徒もいます。

いずれもキーワードは「やる気」です。
人はやる気になったとき初めて「向上心」が目覚めてきます。
だからこそ「やる気」についてもっと我々は研究しなくてはいけないと
思っています。

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