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ドラマ上の1シーンと現実:CSIニューヨークから・・・


以前、紹介した海外ドラマ「CSIニューヨーク」の物語中、
被弾した馬の体内に埋まっている弾丸を、コンピューターが解析し、
立体プリンターでレプリカを作成するシーンがあり、驚かされたことがある。
(「CSIニューヨーク」に関する過去の記事)
これはドラマ上だけの話ではなく、
コンピューター上にしか存在しない立体を物体化するプリンターは実在する。
粉末状の原料に、インクッジェットプリンターで接着剤を塗布し、
固定化しながら、層を重ねていく。
これを繰り返して、より層を重ねていくことで立体化する。
応用化学や電子技術の発展によって可能になったものだが、
プリンタ本体や備品(インクや接着剤)も、割高(そんなレベルでは済まないかも?)で、
簡単に購入できるものだとは思えない。
もっとも、NYPD(ニューヨーク市警)は、全米で最大規模の警察組織。
その予算は、FBIを除けば、全米で最高クラス。
(世界最大級の警察組織と言っても、大ゲサでもない)
「CSIニューヨーク」は、物語だけど、まんざら、あり得ない話でもないのです。

「CSIニューヨーク」のシーズン3は、毎週(月)~(水)の昼から放送!


追記:
CGなどコンピューター上でしか、存在しない物質を立体化できるのは、
開発や設計に携わる技術者には、かなり魅力。
サンプルを外注する時間と手間を省ける。
応用技術として、研究されているのは、人工臓器の作成。
まず、立体プリンターで自然分解する高分子を枠組みする。
そこから、クローン細胞を培養する(・・・正確な表現ではないかも知れない?)。
臓器移植より、負担の少ない方法としても注目されている。






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