随分と昔。
今は、連絡のつかなくなった古い友人の1人と、よく飲み歩いていた頃の話。
繁華街では、若い女性が接客する飲食業がある。
近年では、それらの仕事や女性を舞台設定にしたドラマや物語もあるようだが・・・。
以前、その友人の進め(頼み・・・)もあって、その類の店に行ったこともある。
若く容姿に恵まれた女性に、お酌してもらうことで、
酒を美味く感じるものがいるのは、事実だが、
高い対価を、”色気”に頼った安易な接客で、得られるのが、
当たり前に思うのは、アマい発想でしかない。
もしくは、「東京の一等地にあるんだから、それだけでもありがてえもんだろう」
・・・とでも言いたげな態度に見えてしまう(ひがみすぎ?・・・ひがんでます!!)
接客で、“飲料”などの提供が望まれれば、手元だけでなく、
全体の所作には気を使わないといけない。
これは、男女問わずかも知れない。
氷から、グラス。
そして、酒のようなアルコール飲料。
最低限の準備もできていない店では、酒は飲みたくないのが、本音。
何故なら、顧客に対しても、提供する商品やサービスにも、”愛”がない。
”愛“・・・などと言えば、かなり大ゲサかな?
それでも、カウンターバーのような本格的な店では、
顧客への対応も、氷の扱いも、より慎重なものになる。
飲食店への満足感は、味とサービスに対する対価だと言い切ってしまえば、
それまでかも知れない。
金銭を払う側にしてみれば、満足がいかない”もの”に”べらぼう”な額がつけば、
手はともかく、口ぐらい出したくなる。
立地条件にともなう高額なテナント料などを、
口にするものもいるが、集客力やブランド効果を考えれば、
減価償却できない実力やサービスにこそ、問題がある。
それに、そもそも顧客には関係のない話。
それを、”マズい”ものを喰わせる言い訳にする店など、たかが知れている。