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シェリーとウイスキー、同じ樽?:スコ文研の定期セミナー


昨日、11/29(土)、「シェリーとシェリー樽熟成について」が行われた。
講師は、明比淑子先生。
スコ文研(スコッチ文化研究所)の方ではないので、貴重な講義だ。
シェリーは、スペインの酒精強化ワイン。
リキュールや蒸留酒と勘違いされていた人もいるが、”ワイン”である。

地理的にも、歴史的にも、スペインの酒は興味深く。
地理的には、海の向こうにモロッコ(アフリカ大陸)があり、
温暖な気候の地だが、緯度的には、日本と変わらない。
歴史的には、8世紀ごろ、イスラム支配を受けていた。
独特の建造物があるのは、イスラム文化の影響だろう。
ご存知のようにイスラム教は、飲酒を禁じている。
その支配下で、いかにしてシェリーの製法は、守られたのか?

・・・これは講義内容になるので記せないが、
明比淑子先生の著書「シェリー、ポート、マデイラの本」にも記されている。



ちなみに、今回の講義では、クブレーのウイスキーも出た。
”ウイスキー”のスコ文研が、何故、スペインのワインの講義を行うのか?
スコッチウイスキーの熟成には、”シェリーの樽”を使うものが多く、
それが味わいや香りにも影響を及ぼすからだ。
この樽に関しても、知らなければならないことが多くあり、奥深い。



14時ごろの銀座です。
天候に恵まれて、セミナー会場まで、迷わずにすみました。
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