戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

終わりの始まり

2015年07月17日 | 想うこと

色んなことがいっぺんに起きてしまったようです。

安保関連法案国会(衆議院)決議の翌日、新国立競技場案を白紙に戻すとなりました。

台風11号が四国から上陸し二日間西日本に居座っています。

そして、お笑い芸人の芥川賞受賞。

今朝のスポーツ新聞の見出しは、すべて芥川賞受賞のようでした。

まあ、出版不況の中、救世主となるかもしれませんから、わからぬでもありませんが。

世界を見渡せば、ギリシャのデフォルト回避かと思いきや、大規模な暴動が起きているようで、終始がつきにくくなっているようです。

ある意味、現世界の仕組みを作った”始まりのギリシャ”、が、その世界の終焉を表す”終わりの始まりのギリシャ”、になろうとしているのかもしれません。

スピ系大御所のはなしでは、安部政権は、安保関連法案成立とTPP成立でおわるということでした。

世界の通信社が流す写真においても、安部さんの映っていないものが多く流れていて、今年後半には退陣するのかも、といわれるところもありました。

昨日までの、反安部勢力による大騒ぎをみていると、そうなるのも仕方ないかな、と思っていましたが、今日、潮目が変わったようにも思えます。

といって、何の根拠もないのですが・・・。

この先どうなるのか。

いや、どうしたいのか、ということが問われているのでしょうか・・・。

 

 

 

 

 

 

 


今更の・・・いや・・・いま、さらっと革命的なノリでもって

2015年07月15日 | 想うこと

ものの見方が変わる、というか、その人の世界観に影響を与える映画があります。

それはなにも映画だけでなくても、小説でも、絵画でも、音楽でもあるのでしょうが、私の場合、映画が多いです。

それも、大人になってから、いや、歳をとってから観た映画に影響を与えられるのです。

何度もこのブログで記しましたが、『タイム』は、最近では一番影響を受けました。

いかに大衆は搾取されているか。

マネーの奴隷になっているか。

そんなものは100年前と変わっていない、といえるのですが、自由経済主義の名の下に、より巧妙に幅広く浸透されています。

どこにも、ブレークスルーなどないのです。

ですから、最近やたら話題の、実は20年も前の映画なのに、『美しき緑の惑星』、題名が曖昧ですが、もてはやされています。

私も、ノートブックパソコンで、時々絵が停まってしまうなかで、観ました。

未だ、というか、徐々に影響が発酵されてきたのか、私的には、空を見上げる時が増えてきました。

できれば、スクリーンで観てみたいと。

カットされているシーンもあるとかで、完全版を綺麗な画像で観てみたい、と願っています。

まじに、切断されるかも・・・。

そして、三日ほど前に、『ファイトクラブ』を観ました、ビデオで。

まったく知りませんでした、ああいう内容の映画だとは。

心理的に解釈するならば、統合、がテーマですが・・・

題材は、一種の革命を示唆しているのですから、10年くらい前の映画だと思いますけれど、すでにアメリカ社会は限界にきているのでは、と思ってしまいました。

中産階級が壊滅的な打撃を受け、先端企業に就職した若者もまったく未来を描けない、現実があるのを、その後の映画、ドラマが示しています。

日本も、それに追従している感じがあり、昨今の安保関連法案反対デモも、若者が主だとか報道されていますが、無縁ではないような気がするのです。

閉塞感など、私の前の世代から、半世紀以上も前からあるものでして、諦念感から大人になるものだとばかり思っていましたが・・・

ひょっとして、変われるかも・・・それはガス抜きなのかもしれませんが、どこまでも懐疑的な世代ですから・・・でも、マジに変えられるかも、と考えたりするのです。

行き詰まった感が、大きくなってきましたから。

 

 

 

 

 

 


一過で、いっか。

2015年07月14日 | 想うこと

先週までの天気が嘘のような、猛暑日になりました。

たぶん35℃を超えたでしょう。

町中の気温ですが、昨日のアンダーパスの温度は、37℃を示していました。

その昨日より暑いような気がします。

日に日に暑くなっていきます。

夜も二日続けて、部屋の中はですが、熱帯夜になりました。

エアコンもなく、寝苦しくなりました。

先週半ばまでは、今年の夏は冷夏か、と思っていたのですから・・・。

それと・・・地震が頻発しています。

震度5くらいの地震が日本全国至るところで起きているようです。

一週間おきに起きているような気もします。

そして、西の島、噴火口も二つできてしまい、拡大し続けているようです。

これは・・・

伝説のムー大陸が浮上してきたということでしょうか・・・

そんなアホな、的な話ですが、日本列島全体の地殻が活動的になっているのは間違いないようです。

火山に、地震、頻発しています。

しかしある博士に言わせると、もともと日本列島は、このくらい頻繁に火山活動があったようです。

たまたま、ここ100年くらい静かだったのだと、いうはなしです。

その静かな時代に、高層ビルや、原発を造ってきたということでしょう。

都市部では、地震が来たときに、エレベーターが停止し閉じこめられる危惧が大きくなっています。

助けに来てもらえなければ開かないわけですから、考えると怖くなります。

そして何より原発。

高山は安全かと思いきや、もし、原発銀座といわれる敦賀に大きな地震でも来れば、京都も高山も放射能に見舞われます。

日本には、放射能被害から免られる安全地帯は、無い、ということでしょう。

これからの時代、火山の噴火、地震と巧くつきあっていく智恵が必要なのだろうと考えます。

起きるものなのだと。

それと、台風。

大型台風が近づいていますが、ある説によると、台風や大雨に見舞われるから、日本は深刻な水不足にならないのだと、いうはなしもあります。

雨にしょっちゅう降られるから、山々や森などが水を蓄えられるのだと。

台風はとうぜん恐ろしいものですが、台風一過の爽やかさには、大きな意味があるのでしょう。

 


酷暑だろう

2015年07月12日 | 想うこと

涼しすぎるなどと書いていたら、三日連続の夏日になり、今日は真夏日になってしまいました。

昨日は、郡上市で36℃ちかくまで上がったそうですが、高山も、今日は酷暑になりました。

すこし外を歩いただけでも汗だくになってしまいます。

気温の急上昇です。

梅雨は終わったのでしょうか・・・。

それでも、三連台風の最後、11号が列島直撃のコースで北上しているようで、来週後半から風雨が強まるそうです。

油断はできません。

 

 

 


どんだけ~ハラスメント

2015年07月10日 | 想うこと

暑いですね~、

て書くのは、久しぶりですね~、です。

真夏日になったでしょうか。

いきなりですが。

飼い猫のパリも、タイル床にドテッところがり伸びています。

夏ですから、当たり前なのですが。

さて、昨日、久しぶりにテレビで放送されているドラマを観ました。

連続ドラマをリアルタイムで観るなんて、『ブザービート』以来のことです。

北川ケイコちゃんのブレークしたドラマだったですが、けっこうはまって観ていました。

ただし、最終回だけ、しょーもない、的なことになりましたが。

それ以来、ドラマを観たわけです。

といって初回ですが。

『エイジハラスメント』、咲ちゃんの主演ドラマです。

といって、まったく観る気などなく、というか、そもそもそういうドラマが始まることなんか知らなかったのですが・・・

放送直前に、知り合いが出演しているとメールがあり、それならばと見始めたのです。

最初のシーンに、セリフ有りで出る、ということなので目をこらして観ました。

確かに、座っていて短い一言を言い、立ち上がる、というワンカットでした。

ぼんやり観ていたら分からなかったでしょう。

それで、いいやと消しても良かったのですが、他のシーンでも映っているかもしれないと見続けていたら、いつのまにか、真剣にドラマを観ていました。

面白かったのです。

脚本が良いですね。

登場人物も個性的で面白いですし、けっこう感情移入させられます。

次回も観てみようかと思っています。

それにしても、脇役で出ている女優さんたちが、少し前まで、咲ちゃんのようにチヤホヤされる役をやっていた、というのがなんとも切なくていいですね。

 


梅雨盛り

2015年07月09日 | 想うこと

雨が続きます。

ひょっとして、7月に入ってから、まともに晴れた日というのはないのではないでしょうか。

しかも涼しい。

酷暑になるより良いとは思いますが、それにしても涼しい夏です。

締めっぽくて、色々なものにカビが生えてきています。

それでも、大雨にならなくてありがたいのですが。

 


コイントスで敗れたり~

2015年07月06日 | 想うこと

女子ワールドカップ決勝戦、残念でした。

結果は惨敗だったですが、あのアメリカから2点も取れたんですから、頑張りました。

最初の15分でしたね、何があったのか、陽が当たっていたせいもあるのでしょうか。

巌流島の小次郎のようでした。

結果、引き立て役になってしまったのが悔しいです。

なでしこジャパンのみなさん、お疲れ様でした。

さて、先週の土曜日、演劇の公演を観に行きました。

KEWA JAP公演、『走れ! オセーロ』、です。

会場は、高山別院庫裏ホールです。

夜、7時からの公演を観劇しました。

客席には、120名ほどのお客様が入ったそうで、たいへん賑わっていました。

舞台には黒のパンチがひいてあり、後は大黒を使い、タッパが低いこともあり引き締まった感がありました。

舞台装置はカラーの箱が積み上げてあるだけのシンプルなものですが、時間空間を自由に超える話だけに、効果的だったと思います。

6人の役者は個性的で、かつ役にはまっていたため、魅力的にみえました。

時に歌あり踊りあり、照明も音響も的確に効果をあげていました。

作品の印象なのですが・・・

これはあくまでも私個人の感想なのでとお断りしてから、記します。

劇の途中、主人公とトレーナーの二人芝居の場面があります。

即興劇のようなコントで、公演中、観客に一番うけていました。

大いに笑いを取れた場面でした。

ですが、私は、少しですが焦れてしまいました。

はやく話を進めてほしいと。

あの場面が典型的なのですが、ある意味、お客様を選ぶ芝居になっていたかもしれません。

劇の構造は、一人語りが中心で、それにいくつかのエピソードが重なって進行していくスタイルです。

話は簡単にいって、ある若い男がマラソン大会に出場する話です。

各エピソードとは・・・(一度観ただけなので、間違っていたらごめんなさい)

女性を好きになりランナーになったエピソード。その女性がDVの妹の家に居候になっているエピソード。駅伝で色男にトリックをしかけられ負けたため、その男がライバルになるエピソード。その色男と情婦のエピソード。カルトの信者がテロを起こすエピソード。走りを強化するための、コーチとのエピソード、等・・・。

それらが同時に進行していき、劇終盤のマラソン大会で大団円を迎えるわけです。

最初の30分はとても面白く、どんなものをこれから見せてもらえるのかと、期待しつつ観ていました。

しかし後半、いくつかのエピソードが思わせぶりで終わってしまい、物語が、言葉は悪いですが、中途半端で完結してしまった、感じがありました。

この物語はどこに着地点があるのか。

それは、走ることがメインテーマになっていますが、ゴールが見えないままで、作品が終わってしまった印象があります。

ただ考えるに、作者は、最初からそれを求めていない、というか、描こうとしていなかったのかもしれないということです。l

物語としての完成度よりも、作品全体のイメージを優先させたとでもいうのでしょうか。

一つ一つのエピソードを深めるのではなく、あくまでもさわりのままで混成し転がしていくのを見せたかったのかと。

特徴的なのはセリフで、リアルな会話を排除し、物語の進行よりも言葉遊びを優先させているところにも、お客様の感性を刺激し、翻弄することを主な目的として作られた作品であったといえるのではないでしょうか。

作品全体の雰囲気を堪能してもらう作品だったのでしょう。

そういう点では、若い人たちには、刺激的で魅力的な作品として大いにアピールしたと思います。

最初にも書きましたが、作品が始まり、しばらくはワクワクしながら観ていました。

それは、他では観ることのできない芝居が始まった気がしたからです。

しかも、照明、音響、役者の演技が一体となって、一場面ごと的確に表現されていました。

そういう点では、よく演出されていると感心しました。

それだけに、後半、話を纏める段になってくると、厳しくいえば、あくまでも私はそう感じたということですが、とってつけた感じが出てしまったように思いました。

特に、重要人物である、作品の裏テーマのカギを握る人物の描写が弱い、のが気になりました。

それは、しっかりと背景を描いていないことによるもので、それだと、演じる役者も困っていたのではないかと、勘繰ってしまうのです。

形を決めてくれれば良いのだ、ということもあると思います。

特に、映像を重視する演出ではそうなるでしょう。

ですから、しつこいようですが、あくまでも私という、物語の構成に拘る種類の観客から観た場合の感想なのです。

もういちど書きますが、若い観客にはうけていました。

皮肉でも何でもありません。

そういう点からでも、作り続けてほしいです。

頼まれてもいないのに、書きたいことを書いてしまいました。

作者がこれを読むかどうかもわかりません。

ただ、作り手でもある私がいつも思っているのは、この地では、作品は作りっぱなしで終わってしまうのが残念なのです。

反応がないのです。

ねぎらいの言葉はありますが、次ぎに繋がってくれるような感想はあまりありません。

ですので、書かせてもらいました。

関係者の皆さん、お疲れ様でした。

そして、これを読んで気に障ったら許してください。

 

 

 

 

 

 

 


校歌、響く

2015年07月04日 | 想うこと

斐太高校、勝ちましたね。

全国高校野球岐阜県大会、1回戦です。

長良川球場、開幕2戦目で、テレビ中継されました。

相手は、岐阜農林、息子が言うには、中堅クラスだということでしたが、4×3で勝ちました。

逆転勝ちです。

決勝点は9回表で、雨に助けられたというところもありましたが、裏をやはり雨の中で守りきりましたから、見事でした。

ピッチャーは良かったと思います。

コントロールがいいですが、なにより、マウンドでの雰囲気が良いですね。

背は低いのですが、よけいなお世話でしょうけれど、頼れるエースという感じです。

次の試合も期待しています。

それはそれとして、久しぶりに、校歌を聴きました。

長良川球場に流れたのですが、録音されている声が響き渡る良い声で、なかなかのものだと思いました。

もちろんプロの方に唄ってもらったのだと思いますが、そもそも斐太高校の校歌は、大昔に作られたということもありますけれど、朗々と歌われるのに適した校歌です。

今風の校歌ではありません。

ですから、球場などで聴きますと、迫力があって良いものだと思ってしまうのです。

もっとも、我々の年代だけかもしれませんが。

球児たちも唄っていましたが、皆さんがなって唄い、大いに外していました。

「そそり立ちたる、乗鞍の山~」

思い返せば、私たちが覚えさせられたときも、両手を後ろに組んで、乗鞍岳に向かって唄うつもりで、がなりました。

未だ、体育会系部活だけかもしれませんが、おっと体育祭でもでしょうが、伝統的な歌い方は守られているんだと感心しました。

 


涙って

2015年07月02日 | 想うこと

サッカー女子ワールドカップ、準決勝戦、日本×イギリスの試合、8時から観てしまいました。

いい試合でした。

後半は特に興奮してしまいました。

1-1からの後半アディショナルタイム、すでに残り30秒切っていて、日本のワンチャンスで終わるというとき、オウンゴールで決まってしまいました。

相手ディフェンスは、ゴール前ボールを持ったのですが前を向いているため、自軍ゴール上に蹴るしかない、というボールが、アンラッキーにも、(日本はラッキー)ゴールバーに当たり、ゴールに入ってしまいました。

日本の勝利です。

あれで決められなかったら延長戦になっていたはずです。

イギリスは交代3枚使っていますけど、日本はあと2枚残っていました。

イギリスはそろそろ足が止まりかけていましたが、日本は十分走れそうでした。

と考えれば、断然日本有利の延長戦になっていたはずです。

私的には、仕事を延長して観戦していましたから、あれで決まってくれてありがたかったです。

それにしても、なでしこジャパンの強いこと。

チームが良いのか、戦略がいいのか、監督が良いのか、もちろん全部いいのでしょうが、すばらしいです。

特に、キャプテン・宮間選手の、フリーキックの正確なこと。

今日も、ごく普通にPKを決めましたが、本田選手より巧いんじゃないですかね。

で、思ったのは・・・

日本の、男子チーム対なでしこジャパンで試合をしたら、面白いだろうに、ということです。

もちろん、シロートの戯言ですが、観てみたい気がします。

ところで、オウンゴールをしてしまったイギリスの選手、試合後、号泣していました。

監督をはじめ選手たちが慰めていまして、私も気の毒になってしまいましたけれど、これが男子だったら違いますからね。

特に、中南米の男子だったら、暗殺されてしまうかもしれません。

国に帰りにくくなってしまいますからね。

女子は、やっぱり泣いてしまうのですね・・・。

 

 


運が溜まる

2015年07月01日 | 想うこと

駅前の土産物屋さんに、鉄パイプとビニールで拵えた庇がついています。

その庇の角に、ツバメが巣をかけました。

いま現在、ヒナも大きくなり飛ぶ練習をしています。

私それを見て、店主に、「ツバメが巣をかけましたから、この店の運気も上がりますね」、と言いました。

すると、店主、「運気が上がればいいが、ウンが一杯落ちていてね」、と返してきました。

見ると、巣の下に、水を張った桶が置いてあり、そのなかに糞が一杯落ちていました。

糞が水に浮いているのです。

聞くところによると、地面に糞が落ちるとハエがたかるので、水桶を置いているのだ、ということでした。

なるほどと・・・見た目はあまり良くないかもしれませんが、蠅がたかってしまうと困りますから。

ツバメの飛んでいるお店は、観光客も悪い気はしないでしょうから、良い傾向だと思うのです。

ウンは確かに落ちていますが・・・

水桶に、”ウンが溜まっています” から、よろしいのでは。