昨日、伊勢神宮の内宮へ初詣に行きました。
正月も10日、それでも、大変な賑わいでした。
神宮から離れた市営の駐車場も、昼過ぎには満車でして、5分ほど待って駐車できました。
いまから22年前、生まれたばかりの息子を背負ってお参りにいったことがあります。
まるで木こりが薪を背負うように、後ろ向きで背負って境内を歩いたのです。
赤ちゃんである息子は後ろを向いているため、私の後ろを歩いている方々にあやされながら、行きました。
そんなことを思い出しつつ、妻と二人で、境内をしずしずと進みました。
お参りする方々は、年配の人が多いかと思っていたのですが、若い人が多いのが目立ちました。
しかも、みんな作法を心得ていて、手水舎でも、鳥居をくぐるときにも、作法通りなさっていました。
昨今のスピリチュアルブームの影響もあるのでしょうか、感心なことです。
私の方が教えられるようでした。
さて、正宮の石段を上がると、一羽のカラスが鰹木の上にとまって私たちを迎えてくれました。
八咫烏でしょうか。
わけありませんが、厳粛な気持ちでお参りさせてもらいました。
後は別宮を二社まわり、神宮を後にしました。
参道の商店街も、書き入れ時から少し過ぎたでしょうが、すごい賑わいでした。
私たちはそこで『伊勢うどん』を食し、暖を取りました。
思ったのは、高山に来た観光客は『高山ラーメン』を食しますが、私たちも同じであったと。
極端なはなし、味よりも、まずはその地の名物を食したいのです。
そういう点では、『高山ラーメン』という名称は、あれは『中華そば』で違うんだと主張していましたが、良かったのだと考え直しました。
麺がどうの、スープはこれじゃないと、などという蘊蓄は、観光客には必要ないのです。
その地の昔からある、一般的なものを食せば満足なのです。
ですので、私たちも、ごくごく普通の、伊勢うどんを食べました。
それから帰路についたのですが……
行程は、滞在時間、1時間半でして、行き帰りに9時間かかりました。
伊勢の遠いこと……。