ヤンキースが地区優勝しました。
といって、ヤンキースのファンであるわけでもないのですが、その優勝を決める試合、ヤンキース対レッドソックス、日本でいえば、巨人阪神戦のような永遠のライバル同士の試合ですが・・・
先発が、黒田と松坂でした。
黒田は7回まで投げ、2失点、勝ち投手になりました。
松坂は・・・2本のホームランを浴び、5失点、3回でノックアウトでした。
明暗が分かれたのですが、その別れ方が極端というか、感慨深い結果になりました。
黒田は、今シーズン16勝を挙げ、チームで唯一ローテーションを守りきり、主力投手になっての優勝でした。
松坂は今年が契約最終年で、この試合がたぶん、レッドソックスでの終わりになるでしょう。
マウンドでうなだれている松坂の姿は、胸に迫るものがありました。
しかもその引導を渡した監督が、バレンタインだったというのも因縁めいたものを感じます。
そのバレンタイン氏、ヤンキースが優勝を決めてナインがグランドで祝福し合っている姿を、ベンチでじっと見つめていました。
何を思っていたのか分かりませんが、印象深い姿でしたが、今日、解任が決まりました。
敗れ去った者たちの姿がとても切なくて、思い出深い試合となったのです。
さて、勝者の黒田、考えてみれば、高校時代は控えだったそうですが、諦めない姿勢がここまで上ってきたわけでしょう。
そして、優勝を決めても、ただ 「ホッとした、今日は休みたい」、 と述べるにとどまるだけで、その謙虚な姿こそ、真のエースだと思わせました。