戸惑い八景

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しんのえーす

2012年10月05日 | 想うこと

ヤンキースが地区優勝しました。

といって、ヤンキースのファンであるわけでもないのですが、その優勝を決める試合、ヤンキース対レッドソックス、日本でいえば、巨人阪神戦のような永遠のライバル同士の試合ですが・・・

先発が、黒田と松坂でした。

黒田は7回まで投げ、2失点、勝ち投手になりました。

松坂は・・・2本のホームランを浴び、5失点、3回でノックアウトでした。

明暗が分かれたのですが、その別れ方が極端というか、感慨深い結果になりました。

黒田は、今シーズン16勝を挙げ、チームで唯一ローテーションを守りきり、主力投手になっての優勝でした。

松坂は今年が契約最終年で、この試合がたぶん、レッドソックスでの終わりになるでしょう。

マウンドでうなだれている松坂の姿は、胸に迫るものがありました。

しかもその引導を渡した監督が、バレンタインだったというのも因縁めいたものを感じます。

そのバレンタイン氏、ヤンキースが優勝を決めてナインがグランドで祝福し合っている姿を、ベンチでじっと見つめていました。

何を思っていたのか分かりませんが、印象深い姿でしたが、今日、解任が決まりました。

敗れ去った者たちの姿がとても切なくて、思い出深い試合となったのです。

さて、勝者の黒田、考えてみれば、高校時代は控えだったそうですが、諦めない姿勢がここまで上ってきたわけでしょう。

そして、優勝を決めても、ただ 「ホッとした、今日は休みたい」、 と述べるにとどまるだけで、その謙虚な姿こそ、真のエースだと思わせました。

 

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