今朝、教科書を忘れたから持ってきてくれ、と息子が学校から電話をしてきました。
私の頃は、教科書を忘れたときは、しょっちゅう忘れましたが、隣の子に見せてもらったものです。教科書を二人の机の真ん中に置いて。
ですから、忘れてもしかることは出来ませんが、持っていかなければならないことが、問題なのです。
といって、持って行ってしまいますが・・・。
甘い親だと反省もしますけれど、今時はどこでもこんなようです。
もっとも、忘れ物をしない生徒も大勢いますから、忘れないにこしたことはないのです。
それで、学校へ行った私は、息子の下駄箱に教科書を入れました。
授業中だったとみえて、玄関には誰もいませんでしたが、下駄箱を見ていたときに、自分が中学の時に学校の玄関に入り、上履きに履き替えるイメージが臨場感を持って湧いてきました。
懐かしい想いとともに、なぜか閉塞感も伴っていました。
外履きから上履きに替えるという行為は、中学校の世界、ある意味その学校の支配下に入る、ということを象徴していたように思えます。
中学が嫌いだったわけではないのですが、中学校というのは自由が利かなかった、という思いがいまだ強く残っているのです。