普通のおっさんの溜め息

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組み手争いに終始する柔道からの脱却(2)・男子73キロ級の試合

2012-07-31 14:53:48 | スポーツ
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昨日は組み手争いばかりの柔道は日本の柔道ではないと書きましたが、昨夜の柔道男子73キロ級では私が心配したとうりの組み手争いに終始する試合で終わりました。
昨年の世界選手権覇者の中矢力が、準決勝でオランダのエルモントを判定による優勢勝ちで下し、決勝進出を決めた。
 昨年世界選手権決勝の再戦となった一戦。2分過ぎ、中矢は得意の寝技に持ち込むも決めることができず。エルモントも投げで返し、一進一退の攻防が続いた。両者ポイントなく、延長戦にもつれ込んだ。
 延長、疲れがみられるエルモントは手を出さず。1分26秒、エルモントが指導を取られ、中矢が優位に立った。その後も中矢は技を続け試合終了。判定は3-0で中矢が勝利した。

 私もテレビを見ていましたが、試合中二人とも相手の両袖口を抑えているので、お互いに殆どこれと言った技が掛けられず、最初から終わりまで中矢選手が強引に得意の寝業に持ち込もうとするのに、エルモント選手が何とか逃げるの繰り返しの試合。
 最後には疲れたエルモント選手への中矢選手の一方的な攻めに終始し当然の優勢勝ちとなりました。
 試合中の解説では、中矢選手は寝業一本では世界で勝てないと、立ち技にもトレイニングを励んできたそうです。
 彼としては立ち技で崩して、流れるように得意の寝業に持ち込んでの一本勝ちを目指していたのでしょうが、結果的には体力勝ちに終わったのは、彼に取って金メダルを逃したと同様に残念だったろうと思います。
昨夜の水泳では200m背泳で男女2選手の銅メタルに続いて、女子100m平泳で(記録の良くない人に与えられる)「1コース」を泳いだ鈴木聡美さんも銅メタルを獲得する、視聴者の胸ドキドキの試合。
 柔道でも選手が持てる力を発揮できるように、スリル満点の試合になるよう、組み手争いに終始する柔道の見直しをすべきと思います。
 最終的には体力差で勝負がついた男子柔道男子73キロ級勝者の中矢選手本人もも不本意だったろうし、第一にあれが道の理想の形とは柔道界の人達も思っていないと思うのですが。

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