普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

菅さん不信任案提出の疑問

2011-05-31 16:00:35 | 自民党
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 昨夜の「たけしのTVタックル」で今問題になっている、菅さんの不信任案提出の動きに就いて批判が集中していました。
・不信任案提出自体にも、今のように緊急事態にこのような政争が許されて良いのか。
・不信任案可決して国会解散、総選挙などしようにも、被災者が離散して所在が掴めな状態で選挙など出来るか?
・不信任案可決しても菅さんがみすみす負けると判っている総選挙に打ってでることはない、そして菅さんに代って民主党内から首相に代ったとき、自民・公明はどう対応するのかと?
と言う誰でも判る批判が出ました。
原発事故とその対応の責任
・不信任案提出の最大の理由は原発事故対応の拙さが言われています。
 然し今回の海水注入継続の報道に見られるように、政府と東京電力の責任の割合は、原発と言う密閉空間で起こった事故発生の責任はほぼ99%は東京電力の責任、菅政権の責任はその指導不十分、今回の海水注入継続の報道に見られるように事故発生後の対応の責任はほぼ95%は東電、残りはそれに振り回された政府の責任、情報提供の遅れの責任は、、ほぼ80%は東電、残りの20%はその指導を怠り、国民への影響を考えて情報の総てを開示しなかったり、遅らせたりした政府の責任です。
 かっての政権与党で自民党はそのような理由だけで、不信任案を提出して国民は納得すると考えているのでしょうか。
 上記の様な批判にどう答えて行くのでしょうか。 (産経世論調査:野党が今の国会で内閣不信任決議案を提出することは理解できる;思う45.6、思わない47.1)
不信任案提出に関する疑問
 この菅さんへ不信任案提出自身に就いての疑問があります。
・不信任が採決されるのか
 今日のテレ朝でも同社の現場記者2人が成立しないだろうと言っていました。
 私も民主党バブルに乗って当選した人達が何事がなくても次期衆院選の落選の可能性が非常に高いので、菅さんから解散して貰っては困ること
 解散しなくても党の決定に反対して党幹部からの除名などの締めつけにあえば、次期の選挙ではなお一層不利になる危険を冒しても不信任案に賛成する人がいるか
 それで反菅勢力や自民党が考えている以上に減る可能性が高いことから同案は成立しないような気がしますが。
・自民・公明不信任案が不成立の後の対策
 谷垣さんがこの案の提出におよび腰なのはこの点と言われていますが、もし成立しなければ、次の一手は参議院の問責決議案を成立させ、参議院での審議を拒否するそうですが、今の日本の非常事態の中で国民の支持を得られると思っているのでしょうか。
 後の自民党にとっての希望は民主党内の分裂だけですが、民主党のスポンサーを自認する鳩山さんが出ることはないと言われていますし、唯一の頼みは小沢グループだけですが、小沢さんに最後まで就いて行く人は何人いるでしょう。
 そして党を割る名人の小沢さんそのようなことを分かっても意地でも党を割るでしょうか。
・不信任案成立して政権交代があるのか
不信任案が成立して、菅さんが辞職することはあつても、菅さんが頭に来て判断力をなくさない限り、みすみす負けると判っている解散・総選挙に打ってでも可能性はないような気がします。
 そして前述のように総選挙をしがたい国の事情もあります。
 それで菅さんに代って民主党から誰がでれば、自民・公明は後任者を追い落とすことさねば自党に政権は廻って来ませんがどう対応するのでしょう。
・不信任案成立した時の後継者の名前が全く判らない
 これは私が前々から言っていたことですが、先にあげたテレ朝のコメンテーターが言っていました。
 民主党内では、小沢さんか、またはそのの意のままになる誰か対菅さん側、中立派の誰かを選ぶのに内紛状態になることは容易に予想されます。
 外野から見れば前にも書きましたが、公判を控えている小沢さんが首相になっても、小沢さんの意のままになる人を立てて後でリモートコントロールなることは、野党やマスコミ、世論の反発もあり考えられないことから事実上不可能のように見えますが、果たしてどうなるのでしょう。
 それでは自民党はと言えば今日の産経の世論調査では、日本の首相にふさわしいのは:石破茂6.3、石原伸晃2.6、谷垣禎一1.9(いずれも%)となっていますが、自民党はそれでも谷垣さんを首相候補に押すのでしょうか。
 もっとも前に書いた理由で菅さんは総辞職しても、解散はしない可能性が大きいので、この予想はいらぬお世話になる可能性が高いと思います。
結局不信任案提出で自民党の得るものは、民主党の分裂と言う後ろ向きの可能性だけです。
自民党は不信任案提出するなら堂々と後継者の名前をだせば、少しはその動きも前向きなものになると思うのですが。
・不信任案より実力者を民主党内閣に送り込み自民党政治を実行
 私は前のエントリーで以下のように、不信任案を出すより、
 自民党は亀井さんの言うように、復興本部でも何でも良いから、石破さんなどの実務家を送り込み、民主党政権と一歩離れた立場で本部を運営するなどの条件を呑んで貰う代わりに、不信任案を引っ込めるくらいのネゴをして良いようなに気がするのですが。
 それが民主党政権の延命に繋がっても、長い目で見れば自民党に良い影響を与えると思う。
と書きました。
 その後の報道で石破さんは今でも民主党の玄番さんと政策の調整を進めていること、
 そして不信任案提出の慎重姿勢でいること
が報じられているのを見て、石破さんは正に私のアイディアの適任のような気がします。
 今日これを書きながら、山岡鉄舟、勝海舟、西郷隆盛の会談による江戸城無血開城の話しを思い出しました。
 今の日本の難局で、このような人は出ないのですかね。
 然も仲介の山岡さん、勝、西郷さんはそれぞれの属する藩のトップではない人です。
 そして三人の話しを受け入れた徳川慶喜、新政府の幹部達。
 三人のように日本のために私利私欲、党利党略を投げうって、国のために働く人、そして国のためならそれを受け入れる政党のトップの出現など夢物語ですかね。
 本当に誰もいないのですかね。

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福島原発事故原因の検査チームへ保全の専門家を

2011-05-30 07:10:44 | 電力、原発

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枝野幸男官房長官へ(2)
 昨日の投書で学者と素人ばかりの原発事故の調査委員員では事故後の対応の検討は出来ても、原発では一番肝心の事故を起こさないための調査は素人ばかりで何も出来ないと指摘、これで事故発生の原因まで調査対象に入っているのか判らないと書きました。
 然し今朝の
・委員会の下に30人の事務局を設置し、三つの調査チームに分けて政府や東電の関係者などから事情を聞く方針を固めた。
・調査対象は〈1〉事故の発生原因〈2〉政府と東電による事故対応〈3〉過去の原子力政策や法制度、政府機関のあり方の3点とすること
・各チームに各10人程度の事務局員を配して調査にあたらせること
・各チームは検察官や省庁関係者らで構成すること
の報道で、調査対象に事故の発生原因も入っているので安心しましたが、その調査メンバーに予定されている検察官や省庁関係者は、元保全技術・管理者の立場から言えば全くの素人で、事故発生の基本的原因の突き止めることは出来そうにありません。
事故対応や、法制度や政府の在り方などは、始めから結論はほぼ推測出来ますし、検討委員会の委員や、予定されている事務局員でも処理できると思います。
然し事故原因は今まで全く議論もされていないこと、その一方で今後の原子力行政、いま停止している原発の運転再開に直結する、一番重要な検証事項です。
それを検察、省庁関係者と言う私から言えば素人で何処まで問題の核心に触れることが出来るでしょうか。
 是非昨日の提案のように、「日本プラントメンテナンス協会」、「日本能率協会」などの生産管理専門団体(経済産業省でも良く知っている筈です)の中からまたはその加盟会社の中から保全技術、保全管理専門の技術者を出来るだけ複数入れる線でご検討下さるようお願いいたします。


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学者と素人ばかりの原発事故の調査委員会委員

2011-05-29 10:55:32 | 電力、原発

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枝野幸男官房長官へ
 東京電力福島第一原発事故の調査・検証委員会の委員が正式決定したそうで。枝野さんが発表されたそうです。
 委員長は失敗学で有名な畑村洋太郎・東大名誉教授
 委員は尾池和夫(前京大総長)▽柿沼志津子(放射線医学総合研究所放射線防護研究センターチームリーダー)▽高須幸雄(前国連日本政府代表部特命全権大使)▽高野利雄(元名古屋高検検事長)▽田中康郎(元札幌高裁長官)▽林陽子(弁護士)▽古川道郎(福島県川俣町長)▽柳田邦男(作家)▽吉岡斉(九大副学長)
だそうです。
学者と素人で事故原因の究明ができるか
 私は元保全技術・管理者として大企業に勤務し、その間大事故も経験したことがありますが、このメンバーを見て福島第一の運転・保全関係者の立場に立っての感想です
・原発や工業技術の素人が半分近く占めているが何を目的にしているのか
 若しこの委員会が事故発生後の対応に就いての委員会だったら、このメンバーでも何とか対応できると思います。
 然し私は原発は事故をまず起こさないことが先決で、一旦起こしたら最後だと思って書いておりますので、前の理由で委員会を設置したのなら、このままこの提案を廃棄して下さい。
・学者や素人など現場を知らない人ばかりなので他に知られたくないボロが何とか隠し通せる
・現場を知らない学者や素人から見当違いのことを指摘されてあとの対応に困る
・現場の担当者で一番怖いのは、現場を熟知している人が設備や運転・保全のやり方の不備を指摘されること、現場が何を隠したいか現場のやり方を熟知している人に現場を見られ指摘されることです。 (若し私が現場を案内されたら、現場の案内しないところを見るでしょうし、海水に触れない配管の錆び具合や、弁やフランジからの洩れを見たり、保全の記録の流れを見たりして、全体のメンテナンスの状況を推察するでしょうが、学者や素人がそこまで気が廻るでしょうか。)
・逆に現場が建前はとにかく心の中で希望しているのは、現場の人達の気づかない弱い所を指摘して貰いたいことです。
 正に上記のメンバーを個々に見ても、そして委員を決定した政府の立場から見ても、不適任な人ばかりのような気がするのですが。
 事故の原因は、報道によれば炉心冷却用の緊急電源が動かなかったこと、外部電源が働かなかったこと、事故後にベントの開放が遅れたこと、などなどがあります。
 これは原子炉工学など高度の技術でなく、今で言えば工業高専程度の技術で処理できる問題ですが、学者や素人では手におえないことです。
 その対応に就いて現場の人達が見落としていても、他社の専門家が見れば傍目八目で気づくこともあります。
 その点から言って、原発でなくても(原子力村から委員会参加の批判もあるそうなので)似たような設備(石油、石油化学工業など)を持つ企業からの運転・保全の専門家を是非入れて欲しいものです。
 もう一つの問題は古い原発なので、運転開始後により進歩してきた技術を如何に取り入れるか、それに関して現場の人達がどのように対応してきたか、そしてその現場の意見をどのように東電本部が対応してきたかなどは、前記メンバーでも或いは気づくとは思いますが、保全管理専門の技術者が入ればより適格な問題点の指摘ができると思います。
 その点から言えば「日本プラントメンテナンス協会」や「日本能率協会」などの内かそれに加盟しているの企業の専門家も導入してはどうでしょうか。
委員会が事後原因の指摘だけでなく前向きの提案ができるか
 いきなりの私の今後の対策です。 (但し政府の介入なしという条件で提案です。)
・原発担当者同志の相互訪問と協力(競争の厳しい他の企業に比して自由にできる)
・原子炉周辺の設備、機器、配管の設計・保全、緊急時の対策等の基準の制定(詰まりノウハウの共有、他の企業に比して自由にできる)
・原発トラブルとその対策のノウハウの共有(自分達のボロを公表することに抵抗が或るので、ある程度の政府の介入が必要かも)
 現場の人達ならこれらの前向きの発想は直ぐにでも出ると思うのですが、上記のメンバーではとても出そうにはありません。
 その点からも先に上げたような機関かそれに加盟している企業の専門家を入れる必要があるとおもいます。
 その他には東京電力の体質、現場と東電幹部たちのコミュニケーション不足の問題については前記のメンバーから指摘されるでしょうし、マスコミに出ている委員会の独立性やその方向性批判などに就いては特記するまでもありませんので省略します。
 ただ前に書いたように、この委員会が原発事故防止の目的もあるのなら、数人の保全技術・保全管理の専門家の投入は、前記委員会の成否を決定する重要なポイント思いますので、是非ご検討されればありがたいと思うのですが。

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後に誰がなるか判らない・菅降ろしの動き

2011-05-28 11:46:57 | 自民党
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6・3決戦へ自公、来週中に不信任案提出民主すでに50人超の同調確実     
・自民、公明両党は27日、幹事長・国対委員長会談を行い、来週中に内閣不信任決議案を衆院に共同提出する方針を固めた。
・6月1日の党首討論、2日の衆院本会議での菅直人首相による主要国首脳会議の報告を踏まえ、提出する方向で調整しており、採決は3日となる公算が大きい。
・民主党ではすでに50人以上が同調する意向を固めており、成立の可能性は十分ある。・仮に不信任案が否決された場合は、首相の「大幅延長」という対抗策を封じるために、会期末(6月22日)を前に参院で首相の問責決議案を可決させ、参院審議を止める構え。

 また別の報道では、民主党の安住国対委員長は内閣不信任決議案への対応に関し、民主党議員が賛成または欠席した場合、除名処分とする方針を示した。不信任案が可決された場合は「(菅直人首相に)衆院解散を進言する」と強調し、党内の反菅勢力と野党をけん制した。そうです。
[私の意見]
自民党へ

・自民・公明は今の時期に仮に不信任案が否決された場合は、首相の「大幅延長」という対抗策を封じるために、会期末前に参院で首相の問責決議案を可決させ、参院審議を止める構えだそうですが、マスコミ、世論がどう反応するか考えているのでしょうか。
・未曽有の大震災と原発の事故、菅さんの福島1号機への海水注入への介入の空回り報道など、日本国民だけでなく世界の注目を集めているなかの菅さん降ろしの政争をやるなど、野党第一党の自民党員は恥ずかしいとは思いませんか。
民主党と自民党へ
・この動きの一つの原因は前回の衆院選の民主党バブルで当選した民主党一年生議員の次回の選挙による危機感だと言われています。
 外野の私から見れば、バブルが弾けた今、そして鳩山さんの大チョンボ、鳩山・小沢両氏の「政治と金」で野党時代の「クリーンな民主党」のイメージが無くなった今、菅さんの政治上の不手際を除いても、彼らの殆どは落選すると思うのですが。
 万一、今解散されれば、不十分ながら国難に挑む菅さんの足を引っ張ると言う悪役のイメージが加わるのですから落選の可能性は限りなく高くなるので、解散は絶対に避けて貰わねばなりません。
 執行部からの除名などの脅しも、解散ほどはないが選挙基盤のない彼らにとって大打撃です。
 反菅勢力のいう50人がこのような大きなプレッシャーの下で、実際にはどれだけの人が不信任案賛成に廻るかは判りません。
 だから原口さん、樽床さん、小沢前環境相などは両院議員総会要求を開いて菅さん降ろしに繋げようとしています。
 詰まり自民・公明から言えばの不信任案提出の戦略が成功する確率はそれだけ減ることになります。
・一方民主党の不信任案賛成に廻る人達の唯一の希望は、小沢さんが代表になるか、彼の息の掛かった人が代表・総理になるしかありません。
 8月頃公判が予想されている小沢さんが総理になるなど前代未聞のことです。
 といって彼が黒幕で操り人形のように首相を動かすなど、自民党の二の舞になること、その自民党の体質が嫌われて、民主党が政権に就けたことを忘れています。
 そんなことを野党は勿論、マスコミ、国民が許すでしょうか。
後釜が誰か判らない菅降ろし
・ここで一番問題になるのはになるのは、菅さん降ろしは良いとしても、その後釜を誰にするかと言う話しが全く出てこないことです。
 若し不信任案が成立しても、菅さんも民主党も負けると判っていて解散をして、折角転がり込んできた政権を手放すなど考えられません。
 もし民主党が菅さんに代わる人を首相に推薦したら、そしてその人が自民党の政策と大きく離れている人になったら、またその人に不信任案を出す時期を考えるのでしょうか。
 自民党が考えねばならないのは、菅さんが解散をしないとき(多分絶対にしないと思いますが)の対策です。
 自民党は不信任案を提出するのなら、後任の首相候補を示すべきです。
 当然のことですが自民党から例えば石破さんかその他の人(国民からの信頼のない谷垣さんを除く)、国民新党の亀井さん、それとも自民党のお気に入りの民主党内の誰か。
 そうすれば菅降ろし劇に対して国民の関心を呼ぶことになります。
 民主党内の菅降ろしグループも、小沢さんか原口さんか知りませんが、対抗上誰かをださねばなりません。
 そうすれば菅降ろし劇に対して国民の関心を呼び少しだけオープンな動きになります。
 然し私のアイディアには欠点があります。
 詰まり自民・公明と民主党内の反菅グループが同床異夢を抱いていることが明らかになり、連携が崩れることです。
 言いなおすと、与野党のどちらも危ない橋をお互いに目を瞑って手を繋いで渡ろうとしているのです。
自民党へ
・自民党から言えば、不信任案可決→国会解散→自民党復権の夢を(漠然と)描いているのかも知れませんが、今の非常事態でのんびり選挙が出来るか、こんな時期に解散に引きずり込んだ自民党への批判も集まるのは間違いなく、勝っても国民の自民党政権へ全面的な支援を得るとは行かないと思います。
 読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」で宮城県で震災復旧に取り組んでいる自民党の三田村さんが「自民・公明の不信任案提出の動きなどなど別世界のようだ」と言っていました。
 不断は首の捻ることが多い、共産党、社民党の今時の不信任案提出や菅降ろしの批判も今回だけはなるほどと思わせました。
自民党の仕事の出来る人を内閣に送り込む
 私は前にも書きましたが、自民党は亀井さんの言うように、復興本部でも何でも良いから、石破さんなどの実務家を送り込み、民主党政権と一歩離れた立場で本部を運営するなどの条件を呑んで貰う代わりに、不信任案を引っ込めるくらいのネゴをして良いようなに気がするのですが。
 それが民主党政権の延命に繋がっても、長い目で見れば自民党に良い影響を与えると思うのですが。

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原発の海水注入、実は吉田所長が独断で継続

2011-05-27 10:41:50 | 電力、原発

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 東京電力福島第一原子力発電所1号機の炉心を冷やす海水の注入が、東日本大震災の発生翌日に一時中断していたとされる問題で、東電は26日、「実際には海水注入は継続していた」と発表した。
 同原発の吉田所長が、事態の悪化を防ぐため必要と判断し、東電本店の意向に反して独断で継続したという。
 と言うとんでもないニュースが入って来ました。

海水注入、実は原発・吉田所長が独断で継続で見る東京電力の発表の変遷。
・統合対策室は21日、海水注入中断の経緯を公表。その中で、東電は3月12日午後7時4分に海水の試験注入を始めた後、原子炉の再臨界を懸念した官邸の意向に配慮し、7時25分に独断で注入を中断。その後、首相の指示を受け、8時20分に再開し、55分間の中断が起きていたとしていた。
・実際には、官邸詰の東電社員から「首相の了解が得られていない」との連絡を受け、東電は東電本店と第一原発を結んだテレビ会議で中断を決定。吉田所長は、この場で反論はしなかったが、独断で注水を継続した。
 午後8時20分に注水を再開したとの連絡が、吉田所長名で入ったため、東電は中断が起きたと判断した。
・東電は今月24、25の両日、吉田所長らに聞き取り調査を実施。吉田所長は事実を明かした理由について「国際原子力機関(IAEA)の調査もあり、正しい事実に基づき評価が行われるべきだと考えた」と説明したという。
 東電の松本純一・原子力立地本部長代理は「最初に公表した調査結果は、本店の関係者と、本店に残っているメモだけを基にした」と調査が不十分なまま公表したことを認めた。

その他の読売の記事。
・事故対応は本来所長の権限だが、本店側は政治主導に固執する菅政権への配慮を優先しようとした。現場指揮官の「反旗」は一体何だったのか。
・東電が科学的妥当性よりも首相官邸の意向を重視しようとしたことは、東電の体質とは言え、首相がこだわる政治主導の危うさを見せつけた。
・吉田所長の人物
 柏崎刈羽原発の震災の復旧、福島第一を知り尽くしている。
 細野さん:人を引っ張って行く人。事故対応に欠かせない人
 青山繁晴さん:現場の作業に細かく気配りし上手に統率
 東電関係者:本店などとのテレビ会議で現場の状況を無視した指示に対して、「現場を見てから判断しろ」と厳しい口調で主張、その一方で本店の言うことを聞かない、自信家

[私の意見]
事故の責任

菅さんには厳しい意見もあり、私も何度も批判して来ましたが、今回の福島第一の責任に就いては、当初から密室状態の原発を抱える東京電力に90%前後の責任があり、自民党から引き継いで来た原発政策推進の責任は別として、政府側の責任はその残りくらいだと言って来ました。
 今回の発表は正にそれを証明するものですが、ただでさえ大事故に混乱する東電に対して政治主導の名で事故対応に介入してなお一層混乱させた菅政権、特に菅さんの責任は免れないと思います。
東電の体質
 私は多年保全技術、管理者として勤めてきた経験から下記の理由などから想像される東電の利益第一、お役所的体質、そして現場と会社トップのコミュニケーションの不足など指摘してきました。
・Wikipeidiaで見る東電関係の原発事故の数や検査記録の隠蔽などの記録が飛び抜けて多いこと
・福島第一が日本でも古い原発であること、従って福島第二を含む後発の原発の改良の情報(例えば福島第二では緊急電源装置が原子炉建屋にある)が福島第一でも入って来ている筈なので、当然運転や保全の改善意見(上記設備があるタービン建屋第一の防水対策など)が東電の幹部に届いている筈なのにネット情報ではそれが無視されていたように見えること。
・後日吉田所長が青山さんを事故処理の真っ最中に福島第一に入れてて防潮堤の強化を訴えたこと
・事故後前記の報道のように、本店の指示に反発することがあったこと。
正に今回の発表で私の想像した現場と会社トップのコミュニケーション不足が明らかになりました。
今後の原発の在り方
私は上記の理由から、福島第一の事故の教訓は活かして、原発の運転・保全の完璧を目指すべきで、福島第一特有の事故と、菅さんの浜岡原発停止要請で勢いを増している原発の全停止の動きで今の経済危機をさらに加速させるべきではないと思います。
そして今後の問題として原発や代替えエネルギーのバランスを取りながらじっくり考えて行くべきだと思います。

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菅さん降ろしの動きに就いて

2011-05-26 17:12:26 | 菅内閣
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昨日のNHKで珍しく政局の動きをイラスト入りで放送していました。
・城主の菅さんがG8のサミットへフランスに言っている間に、何故か民主党の小沢さんと渡部恒三さんとの合同誕生会が行われた。
参加者160名の大集会。
そこでは反小沢色の強い前原さんが司会を勤め、「今後とも小沢さん」のご指導をお願いしたいと挨拶するなど、菅さん降ろし臭いがプンプン。
小沢・渡部両氏による関係修復をアピールする挨拶。
小沢さんが上機嫌で郷土民謡を歌うなど。
・民主離党意向の横粂さんが内閣不信任案がでれび賛成を表明の会見
・自民党幹事長の石原伸晃さんの菅さん追求の記者会見と谷垣さんの弱腰姿勢
・そして最後に国民新党の亀井さんの「今頃菅降ろしなどする時か、歴史の批判に耐え得るか」と言う趣旨の発言。
で暗にNHKの菅さん降ろしの批判を姿勢を滲ませたのでしょう。
[私の意見]
・鳩山さんを担ぐ議員へ
・昨日は本屋で佐々淳行さんの「彼らが日本を滅ぼす」と言う本を見ました。
 たまたま開いたペーシでは鳩山さんが普天間基地問題を暗礁に乗り上げさせ、日米関係を悪化させたこと、一旦表明した議員辞意を撤回したことなどの、場合に応じて都度変わる意見などコテンパンに書いていました。
 私も人にレッテルを貼るのは嫌いですが、鳩山さんを「歩く公害」と言う人の気持ちは良く判ります。。
 前に書いた誕生会でも、鳩山さんが祝辞を述べたそうです。
 また小沢さん、輿石さんと菅さんの震災対応批判をしているそうです。
 私の好奇心から言えばあれだけの大失敗をし、民主党の支持率を一挙に下げ、多くの国民から信頼を全く無くしている鳩山さんに議員達は何を期待しているのか、知りたいものです。
 誰でも良いから何故鳩山さんが彼らにとって必要なのか教えて貰いたいものです。
 まさか彼の豊富な政治資金だけの繋がりだけではではないと思いたいのですが。
・小沢さん支持グループへ
 ネット上では、陸山会の土地購入を巡る、元秘書3人の公判で、弁護側の切り札とされる水谷建設の水谷功元会長が、小沢事務所への実裏献金について「私がすべて手配した」と述べる一方、焦点の04年分の5000万円が小沢事務所に実際に提供されたかどうかは「分からない」、5000万円の提供先は大久保被告だったと前社長から報告された、「事件が明るみに出て石川議員に渡したことをと知り、びっくりした」と証言しため、小沢さんは追い詰められたとの話しが流れています。
 これに対してそれを運んだとさせる運転手が証言を翻したとして喜んでいた小沢さん支持の人達は沈黙を保ったままです。
 小沢さんは石川さんがそれまで追い詰められても、俺は知らなかったと言い張るのでしょう。
 そのような腹心の部下まで犠牲にしている人を信頼出来るのですか。
 罪を総て部下に被せて自分の権力を行使する人だから大物と言うのでしょうか。
 これでは昔の政治の世界では通るか知れませんが、現在これが通るのはヤクザの世界だけです。
 小沢さんグループの人達は支持率の低下は菅さんの所為だと責めていますが、鳩山さんと小沢さんの「政治の金」の未処理により、野党時代のクリーン民主党のイメージを大きく損ないその支持率低下に大きく貢献しているのに目をつぶっています。
 8月には小沢さんの公判があるそうです。
 弁護団の戦略では公判は長く続くのは間違いないでしょう。
 その間小沢さんは「自分は知らなかった」と言い続けるでしょう。
 そして自分と民主党のイメージをさらに傷つけて行くでしょう。
 それでも民主党は小沢さんの政治力が必要でしょうか。
・自民党へ
 ネット上では谷垣さんの菅政権追求の弱気発言に対して、民主党を離党した横粂一年生議員より意気地のない谷垣自民党総裁とか、菅政権を倒す前に谷垣さんを倒せと言う自民党支持の人のブログが流れています。
 私は内閣不信任案をだすのなら、菅さんは駄目なら誰が良いか野党第一党の自民党として具体的に名前を上げるべきだと思います。
 何故なら不信任案が通っても菅さんが、今のように緊急事態に余程判断力が狂ったときしか議会を解散する訳がないこと、もししてもそうさせた自民党の責任も問われるからで、それが不信任が成立の可否とともに、谷垣さんの菅降ろしの追求が弱腰になっている一番の理由と思うからです。
 後は菅さんを降ろして、民主党政権のままトップを誰にするかしか考えられないからです。
 その場合は次期首相のアンケートで何時も最下位近くにいる谷垣さんでは駄目だと思うます。
 私は自民党からなら、石破さんかそれに継ぐ誰か、民主党内の菅降ろしグループと協調するのなら自民党の考えに一番近い国民新党の亀井さんしかいないのですが。
 今こそ谷垣さんの決心をする時だと思うのですが。
 それにしても自民党の若手が出した自民党改革案の中で、首相経験者の公認をしないことには驚きました。
 当然に派閥の領袖から反発がでているそうです。
 私は安陪さんは首相として、麻生さんは党内の幹部としての再出発を、多くの「心ある人達」が望んでいると思うのですが。
自民党批判の理由の一つは国民と党本部の遊離です。
 若手政治家はもっと一般の人達の考えをもっと知るべきだと思うのですが。

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JR東海会長・葛西敬之 原発継続しか活路はない

2011-05-25 12:18:56 | 電力、原発

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 昨日の産経ニュースに「JR東海会長・葛西敬之 原発継続しか活路はないの記事が載っていました。
 私の眼から見て全くの正論で葛西さんの勇気ある発言に感心しましたので、その概要(青字)を纏めました。 (なお黒字はそれに就いての私の意見です。)
全文に就いてはブログの紙数無制限、データが消えない特色を活かして・津波による福島第1原発の被災により日本のエネルギー政策は最後通告を突きつけられた形だ。
・現場の映像や風説に恐慌を来した人々が原発反対を唱え、定期点検を終了した原子炉の運転が再開できない状況で、このままでは1年余りのうちにすべて停止してしまうだろう。

日本は風に流されやすい国民性を持ち、それがしばしば国の政策に大きな影響を与えることが大きいようです。
 占領政策に基づいた憲法が独立後も未だに変わらないこと、先進国に比して安い消費税など、国政や国の経済に大きな影響を与えています。
今回の菅さんの浜岡原発停止の発言で反原発の動きが国中に拡がっています。
 「一事が万事」と言う言葉があります。
 原発問題で言えば、廃炉の後処理、今回の事故のようにことが起これば一大事になることがそうです。
 然し今回の福島原発の事故発生の「一事が万事」として他の原発に必ず起こるのでしょうか。
 私は今までの東電傘下の原発事故が突出して多いこと。東電の隠蔽体質、福島第一の耐用年数を過ぎた1号機のように、他に比して古いこと。その後の技術の進歩に伴う設備の改善、強化されたか不明なことなどなど他の原発と違うような気がしてならないのですが。
 その様な事実の究明もされたまま、反原発の動きが拡大しそうなのが日本の今までの行き方です。
・被災地域を復興のために日本経済が力強く活力に満ちていなければならない。そのために電力の安定供給を瞬時も途切れさせてはならない。
・原発停止を求める人々は火力発電や再生可能エネルギーの活用に活路を求めよと主張する。しかし質・量・コストいずれの点から見ても一部補完以上の期待はできない。
・原発を止めれば電力供給の不安定化と電力単価の高騰は、企業の業績悪化、設備投資・雇用の縮小、経済の停滞・空洞化、税収の減少、財政の悪化、国債の信用崩壊などの連鎖は日本経済の致命傷となりかねない。
・原子力発電は自前電力を確保する国策の切り札として推進されてきた。原子力を利用する以上、リスクを承知のうえで国はそれを正面から問うべきだった。
しかしながら見たくない現実には目をつむり、考えたくない困難には心を閉ざす敗戦後の日本の弊風の中でリスクはできるだけ当事者の腹中に収め、必要性と利用価値のみをアピールする形でしか進め得なかった。今回の災害がもたらした原発危機の淵源はここに発する。

「見たくない現実に眼をつむり考えたくない困難には心を閉ざす」のは、平和主義者、護憲論者、そして原発反対論者などに良くある傾向です。
 だから例えば平和主義者が原発反対論者になる傾向が多いようです。
 これは政治の世界でも言えることでが、少子高齢化、消費税、膨大な国債問題など面倒なことは後回しにしてきました。
 それにしても、狭い国土で然も山地の多い日本で、風力発電、太陽光発電がどの程度に展開できるのでしょうか。 (山地での風力発電に伴う自然破壊に就いては 「写道 : 白滝山 風力発電」をご覧下さい。)
地熱、水力発電とそれに伴うダムの建設など(特に今の民主党政権は今までの政策を180度転換しなければなりませんが)の開発なども限度があると思うのですが、葛西さんの指摘のよう厳罰反対論者は「見たくない現実に眼をつむり考えたくない困難には心を閉ざして」いるとしか思えませんが。
・しかしすぐにでも現場の安全対策に生かせる貴重な教訓も得られた。それは初動における迅速な決断と果断な処置が被害を最小限に食い止める鍵を握るということだ。これを活かして日常の訓練により十分に習熟しておけば同じ災害に直面しても今回の事態は避けられる。
昨日のテレビでは日立、東芝など原子力機器に力を入れてきた企業が今後の方針を出していますが、日本は優れた技術の上に、得意に管理手法に加えて葛西さんが指摘するように、今回の教訓を活かして事故発生後のノウハウも世界に売り込むべきだと思います。
・冷静に現実を見れば結論は自明である。今回得られた教訓を生かして即応体制を強化しつつ、腹を据えてこれまで通り原子力を利用し続ける以外に日本の活路はない。
葛西さんも同じ意見と思いますが、一挙に原発の廃止は出来ないとしても、安全なエネルギーの開発とそれに伴う原発の漸減は出来るだけ進めるべきだと思います。
・政府は稼働できる原発をすべて稼働させて電力の安定供給を堅持する方針を宣言し、政府の責任で速やかに稼働させるべきだ。今やこの一点に国の存亡がかかっていると言っても過言ではない。本件については与党も野党もない。日本の政治家として、声を一つにして国民に語りかけ、日本経済の血液循環である電力の安定供給を守り抜いてほしい。この一案件だけに限った挙国一致内閣があっても良いのではないかと思う。
菅さんも福島、浜岡以外の原発の存続を認めているようですが、彼がその点で今後どの程度のリーダーシップを発揮するでしょうか。
 それより彼が世論に流されてふらつきそうな気がしてならないのですが。
 何しろ福島瑞穂さんのように、葛西さんが心配する危機的な状態の日本で、菅さん浜岡原発の停止に「ぴょんぴょん飛び上がって喜び」、原発全廃を進言する政治家が党首としてやって行ける日本ですから。
 私も挙国一致内閣が出来ると良いと思いますが、今の民主党や自民党にそれだけの危機感がある様にはとても見えない様です。
 何とかならないのですかね。

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「JR東海会長・葛西敬之 原発継続しか活路はない」全文

 津波による福島第1原発の被災により日本のエネルギー政策は最後通告を突きつけられた形だ。
 一方では、現場の映像や風説に恐慌を来した人々が原発反対を唱え、定期点検を終了した原子炉の運転が再開できない状況である。全国54基の原発プラントはこれまで総発電量の約30%を発電してきたが、既に7基がこのような形で運転停止となり、このままでは1年余りのうちにすべて停止してしまうだろう。
 もう一方には地震・津波・原発事故で損害を受けた人々を支援し、被災地域を復興するという大事業があるが、そのためには日本経済が力強く活力に満ちていなければならない。経済の血液循環とも言うべき電力の安定供給を瞬時も途切れさせてはならない。
 相剋(そうこく)する2つの現実のはざまで日本はまさに進退窮まってみえる。
 原発停止を求める人々は火力発電や再生可能エネルギーの活用に活路を求めよと主張する。しかし質・量・コストいずれの点から見ても一部補完以上の期待はできない。
 今日の原発は50年に亘(わた)る関係者の営々たる努力と数十兆円に上る設備投資の結晶であり、それを簡単に代替できる筈(はず)がない。原発を止めれば電力供給の不安定化と電力単価の高騰を招き、それに続く企業の業績悪化、設備投資・雇用の縮小、経済の停滞・空洞化、税収の減少、財政の悪化、国債の信用崩壊などの連鎖は日本経済の致命傷となりかねない。
 これまで原子力発電はクリーンで低コストの自前電力を確保する国策の切り札として推進されてきた。原子力を利用する以上、リスクを承知のうえで、それを克服・制御する国民的な覚悟が必要である。国はそれを正面から問うべきだった。しかしながら見たくない現実には目をつむり、考えたくない困難には心を閉ざす敗戦後の日本の弊風(へいふう)の中でリスクはできるだけ当事者の腹中に収め、必要性と利用価値のみをアピールする形でしか進め得なかった。今回の災害がもたらした原発危機の淵源(えんげん)はここに発する。
 しかしすぐにでも現場の安全対策に生かせる貴重な教訓も得られた。それは初動における迅速な決断と果断な処置が被害を最小限に食い止める鍵を握るということだ。緊急時の責任体制と対処方法を明確に定め必要な資機材を適切に配置し、迅速な動員体制を整え、日常の訓練により十分に習熟しておけば同じ災害に直面しても今回の事態は避けられる。
 日本は今、原子力利用の前提として固めておくべきだった覚悟を逃げようのない形で問い直されているのだが、冷静に現実を見れば結論は自明である。今回得られた教訓を生かして即応体制を強化しつつ、腹を据えてこれまで通り原子力を利用し続ける以外に日本の活路はない。
 政府は稼働できる原発をすべて稼働させて電力の安定供給を堅持する方針を宣言し、政府の責任で速やかに稼働させるべきだ。今やこの一点に国の存亡がかかっていると言っても過言ではない。本件については与党も野党もない。日本の政治家として、声を一つにして国民に語りかけ、日本経済の血液循環である電力の安定供給を守り抜いてほしい。この一案件だけに限った挙国一致内閣があっても良いのではないかと思う。


菅さんと班目さんと谷垣さん

2011-05-24 14:45:03 | 外交・安全保障
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 斑目さんの海水注入と再臨界の関係に就いて報道順で纏めて見ました。
・斑目さんはこの報道があったとき、「再臨界の恐れなど言うはずがない」、「この様な誤報が取り上げられるのは私に対する侮辱だ」と言っていた。
 実情は班目さんの発言内容を政府・東京電力統合対策室が公表する前に、安全委側が内容の誤りを指摘したにもかかわらず、同対策室はそのまま発表していたことが分かった。
・斑目さんの官邸への抗議の結果、官邸の記録では彼の発言は「再臨界の可能性はゼロではない」と変更。
・斑目さんはそれでも、この件に就いてを調べる機関を作り経緯を明らかにすべきだと主張。
・国会審議では谷垣さんの質疑に対し、「再臨界の可能性はゼロではない」と返答、然し海水注入の必要性については最初から助言していたと主張。
 彼は次に菅さんの海水注入問題関与に就いても追求しましが、菅さんから旨くはぐらされたようです。
・国民新党の亀井さんは海水注入をめぐり班目氏が「再臨界の可能性はゼロではない」と述べたことに関し修羅場でそんなことを言うべき言葉ではない」と痛烈に批判し、菅さんの更迭を進言したのに対し、班目さんは「辞めさせてほしいが、ここで辞めたら末代の名折れだ」と言ったそうです。
・産経はその社説の海水注入中断 首相の行動徹底検証せよ
「報告が上がっていないものをやめろとかやめるなとか言うはずがない」と、自身や官邸で協議していたメンバーによる中断指示を否定した。
 だが、注入を知らなかった首相が激怒したために、東電が作業をストップさせたとの証言もあるという。「言うはずがない」との説明では到底不十分だ

と指摘しています。
・今日の某テレビでこの件に就いて放送、東日本大震災関連の法案と自民党の対案を一括で審議の国会のこの様なことばかり取り上げて、国民はどう思っているだろうかと批判していました。
[私の意見]
・斑目さんの発言

斑目さんの一連の発言を見ていると、彼の「再臨界の可能性はゼロではない」の発言への変更は、官邸側からの要請、悪く言えば政局に大きな影響を与えかねない彼の発言への圧力か、彼のその事情を考えた妥協のように見えて仕方がないのですが。
・谷垣さんは斑目発言を追求するのなら、斑目さんに「再臨界の恐れなど言うはずがない」と「再臨界の可能性はゼロではない」の意味の違いを追求すれば彼の本音が聞かれるし、ことによると、私が想像するように彼への官邸側の圧力と言う不祥事も聞かれたかも判りません。
・谷垣さんの国会審議
谷垣さんは菅さんの海水注入関与に就いてもはぐらかされたままに緒わっようです。
 然し昨日の審議からみると谷垣さんは後記の様に、菅さんと海江田さんの返答におかしいところがあるのに気付きませんでした。
 それは彼が良い意味でも悪い意味でも紳士過ぎるからと思います。
 私の持論ですが、政府追求には喧嘩の上手な人を当てるべきです。(そう言う私も喧嘩に弱いことを自認しています。まず気が弱いことそれにじっくり考えるのは好きですか、相手の出方に直ぐ対応できる頭の回転が鈍いことで、喧嘩に弱い人の弱点が良くみえるのです。)
谷垣さんは昨日の国会の審議では小さなことは人に任せて、自分は堂々し自民党の対案の説明を国会とそれを通じて国民に知らせるべきでした。
・菅さんの海水注入への関わり
菅さんはの「報告が上がっていないものをやめろとかやめるなとか言うはずがない」といって谷垣さんの攻撃をはぐらしました。
 然しその後海江田さんが、問題の会議の終了後東電に海水注入の命令をだしたと言っています。
 菅さんの説明と海江田さんの返答を総合して考えれば、官邸での会議に当たっていた人達、特に菅さんと海江田さんは、東電は海水注入の準備が終えて政府から注入の指令を待っていたと考えていたことになります。
 そうで無ければ海江田さんが海水注入の命令をだす訳がありません。
 時間にすれば問題の55分の空白時間に、それまで海水を入れていた時間を考えると1時間半に近い時間まで何もせずに。
 斑目さん達は会議中も海水でも何でもよいから水を切らさないように何度も言っていたはずなのに。
 ここは産経が指摘したように、注入を知らなかった首相が激怒したために、東電が作業をストップさせたことを知っている海江田さんが海水注入の命令をだしたと考えるが一番自然な見方で、会議に参加している人達は皆海水注入をしていることを知っていたことになります。

余り信用できない菅さんの説明とそれを追求できなかった谷垣さん。
緊急事態を前にして実りのない国会審議。
政治家の皆さん頑張って下さい。

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菅さんの決断・民主党が元の万年野党に

2011-05-22 16:45:59 | 外交・安全保障
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 昨日の「オバマさんと菅さんの決断」のエントリーで「福島第一原子力発電所1号機に対して首相の意向で55分間海水注入中断を指示した」ことに触れましたが続報がでました。
 菅さんの判断は原子力安全委員会の班目委員長り進言に基づいていると言われていますが、斑目さんは「再臨界の恐れなど言うはずがない」、「この様な誤報が取り上げられるのは私に対する侮辱だ」と言ったとい報道されています。
 ここまで言われて菅さんはどう反応するのでしょう。
 たまたま今朝の「フジテレビ」の「新報道2001」でもこのことを取り上げられており、細野補佐官が苦しい答弁を強いられていました。
 これに対して、ネットイヤーグループの代表をしている石黒不二代さんが「今は関係者の責任を問うことより、何故福島第一で今回の事故が起こったかを検証することが先決だ」と言っていました。
 私も彼女の意見に大賛成です。
[困った菅さんの発言]
 私は前々から今回の事故発生の原因はは少なくとも90%は東京電力の責任だ。その理由は原発と言う密閉状態ではその情報がその気になれば外部に殆ど出てこないからだと書いて来ました。
 それに東京電力の隠蔽体質が大きく関わっています。
 福島1~2号機以後の技術の進歩に先発の1号機以下に東電が如何に対応してきたか、技術の進歩を見た現場の運転、保全の人達からの意見が会社幹部、トップの技術陣にどれだか反映されたかは、総て東電の責任です。
 その点で過去の政府機関の原発の建設と、それ以後の原発指導の責任は免れないとしても、その割合は遥かに東電のそれより小さいと思います。
 これは菅さんの責任に就いても言えることで、日本政府の首相としての責任はともかく菅さん個人としての責任はありません。
 然し事故発生から政府が関わることになって以後の事故収束の責任に就いては、東電と同等程度の責任を持たねばならないと思っています。
 私に言わせれば素人の菅さんが助言者の意見をどうとったか判りませんが、彼の事故収束の方法へ指示は形はどうであれ、その責任は菅さんにあるのは間違いなく、報道にあるように国会の審議で追求されても仕方かないのでしょう。
 然し私が考えるの菅さんの一番大きな責任は、前述の石黒さんの言うように、福島第一の事故発生の原因が究明されることなく、浜岡原発停止の要請をしたことです。
 当然のように原発を持つ地域の首長の多くは定期検査中の原発再開については、福島第一と地域の原発がどう違っているのか判らないので再開を容認出来ないと言っています。
 そして起こったのは全国的な電力量不足の見込みです。
 勿論、節電は電力量が十分でも考えなねならない良いことですが、唯でさえ経済活動が低迷している中、それに大震災の大きな影響の中で、全国的の電力量不足のための、減産を強いられる可能性があるのは日本経済への悪影響はどれ程になるのでしょいう。
 これこそ菅さんと一部の少数の大臣たちの責任です。
 何故なら決定に当たっては関係者の殆どが知らないまま、そして現場の首長さんの言うように福島第一と他の原発の違いを明らかにしないままに、いきなり浜岡原発の停止の要請をしたのです。
 菅さんの発言を受けて反原発の動きが急に全国に拡がりました。
 首長さん達がうっかり動けないのは当然です。
 しかも浜岡原発の再開条件として津波対策の完了が上げられていますが、共産党が指摘したように「最大の地震のすべてを勘案した安全審査がまだ終わってない」のなら、地震の対策の完了までを開始条件にに加えるべきだと思うのですが。
 菅さんが言うように津波対策だけで良いのなら、浜岡原発に襲う巨大な津波が静岡県に展開する大きな工場群や数十~百万の住民に襲いかかることまで考えるのが当たり前と思うのですが。
 菅さんの福島第一の海水の停止検討の指示、浜岡原発の停止要請など、少し古くは増税→雇用拡大→内需拡大路線の提唱など、政治主導の名の元の思いつき政策には困ったものですね。
[民主党再生の道]
 「新報道2001」は菅さんの発言の問題から、事故に対する情報の公開に移り、細野さんは「今後は情報の規模がはっきりしないときは、少し大袈裟な報道な報道をして見たい。」今後の菅さんの責任問題については「私は現在の事故の対応に専任しているので、政局に就いてはコメントを差し控えたい」と発言していました。
 司会の須田哲夫さんは半分お世辞でしょうが、「細野さんは率直な方だがら、今後も正確な情報を出して頂きたいと」言っていました。
 私も民主党の野党時代から、テレビの露出度が多かった若手の政治家の良く勉強しているし率直な発言をする人達には感心していました。
 もっとも彼らの納得させる発言も党に帰れば裏切られることが多かったですが。
 彼らは民主党の広告塔として、そのイメージアップに繋がっていました。
 私は彼らが政権党として経験してきた、野党並のマニフェストでは政権党では通用しないこと、官僚達を能力を100%かそれ以上の力を発揮させる政治主導の在り方、鳩山さん、小沢さんの「政治と金」の対応を誤ってクリーン民主党のイメージを壊した失敗など多くの経験をしたと思います。
 そのような事は対外的には言えずとも心の中では判っている人も多いと思います。
 民主党政権はこのままでは次の選挙に負けるでしょう。
 それは党に取って自党の在り方を見直す党にとっても国にとっても良いチャンスだと思います。
 多くの国民に大きい期待を抱かせた若手の政治家を事実状の中心とする民主党に生まれ変わって欲しいと思います。
 然し仮に野党となって鳩山・小沢・菅などの古い勢力が盛り返したり、お互いに勢力争い、足の引っ張りあいをしていたら、民主党は今まで通りの万年野党に帰ることになるかも知れないことを良く考えて置くべきだと思います。

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オバマさんと菅さんの決断

2011-05-21 14:30:01 | 外交・安全保障
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オバマ米大統領が19日、ワシントンの国務省で中東政策に関する包括演説を行った中で、中東和平交渉を巡っては、第3次中東戦争以前の停戦ラインである東エルサレムを含む西岸、ガザ地区とイスラエルの境界をパレスチナとイスラエルの将来の国境交渉の出発点とすべきだとの考えを表明。中断している交渉の早期再開に向け、双方の歩み寄りを呼びかけた。のに対して、
 イスラエル首相府は同日声明を出し、オバマ米大統領の発言に対し、イスラエルの防衛が困難になる」として、同戦争で占領したヨルダン川西岸からの全面的な撤退を拒否する姿勢を示した。
 声明は「パレスチナ国家はイスラエルの犠牲で成立しない」と主張し、西岸に建設した大規模なユダヤ人入植地がパレスチナ領に組み入れられることを受け入れない立場を明確にした。
 イスラエルのネタニヤフ首相は20日、ホワイトハウスでオバマ大統領と会談予定で、こうした懸念を伝えるとみられる。
そうです。 青字はいずれも読売新聞より)
 これを伝えたテレビではイスラエルは米国内のユダヤ勢力と呼応して米国会にロビー活動を展開するだろうと言っていました。
 米国はユダヤ勢力の選挙への大きな影響力を考慮して、過去何度も国連の安全保障理事会でイスラエル批判の議決に対して拒否権を行使して来たと言われています。
 それが米国のアラブ諸国への対応の不公平感を助長し、いつ終わるとも知れないイスラム原理主義者のテロ攻撃を産む一つの大きな原因となっているのは間違いないでしょう。
 もしオバマさんの勇気ある主張が通れば中東和平への大きな第一歩の前進となるでしょう。
 オバマさんは2012年のアメリカ大統領選挙への出馬を表明しています。
 オバマさんの主張に対して共和党はどう出るのでしょう。
 ユダヤ勢力のロビー活動は成果がどの程度上がるのでしょうか。
 それに対して米国民はどう言う反応を示すのでしょう。。

 一方菅さんは浜岡原発の停止要請に対して野党から厳しい攻撃を受けています。
 要請の影響で全国の原発の再開が遅れたときの電力不足への対応、法的根拠がない原発停止要請に伴う中部電力へ援助のために資金支出の法的根拠、果は浜岡原発再開の条件は津波対策の完成となっているが津波か地震そのものどちらを恐れて要請したのかなのかなどなど。
 今朝の読売新聞によると福島第一原子力発電所1号機に対して首相の意向で55分間海水注入中断を指示したそうです。
 そして解説では、この中断が事態の悪化を招いたと書かれています。
 天下の首相が現場の具体的な運転方法まで口をだすなど驚くばかりです。
 桜井よし子さんは菅さんに就いて、菅氏は自分は「原発に詳しい」と思い込んで、この大災害の最中、原発について勉強しているようですが、呆れてしまいます。国の先頭に立つリーダーとして大きな視点で国づくり、復興への道筋を考えれば、もっとやるべきことがあるはずです。
 にもかかわらず菅氏がそうしないのは、結局、彼は市民運動家であり、大きな枠組みで物事を見ることができない、つまり「国家観」がないからです。
と書いています。
 オバマさんは91961年生れの大統領、菅さんは1946年生れの議会制民主主義による首相の差はありますが、それにしても、オバマさんと菅さんの決断の価値の差はどうして出てきたのでしょう。
 桜井さんの言うように菅さんの国家観の不足でしょうか。
 国家の危機には英雄が現れると言いますが、誰が自分から名乗りでるか、他が押すかどちらでも良いが、我と思わん人はいないのですかね。
 私はしっかりとした考えを持ち、農村問題や安全保障に詳しい、説得力のある石破さんなどが良いと思うのですが、誰か他にいないのですかね。

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福祉国家・実はデンマーク株式会社か?

2011-05-20 17:17:03 | 外交・安全保障
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 昨夜のNHKの「クローズアップ現代」で「職業訓練で雇用を生み出せ」と言う番組がありました。
 その概要は、東日本大震災で、従来から失業率の高止まりに悩んでいた日本は、かつてない危機に立っている。
 期待されているのが「職業訓練」だが、雇うほうと雇われるほうの考え方、それとそれに金を出している国の政策のミス・マッチで肝心の雇用の回復にはなかなかつながっていない方が多い。
 その一方では、福祉国家で有名なデンマークでは国・企業・労組が一体となって失業者を訓練し、環境分野などの成長産業に移動させるという戦略をとっており、産業の新陳代謝を活発にしている。
言うものです。
 つまり、デンマークでは自国の得意分野の風力発電など、国が企業側と相談した上、国として今後進むべき産業分野を決定し、国、企業、労働組合と相談した上で、職業訓練の方向とその具体的な方法を定め、その卒業生を適切な企業に当てはめて行こうとするものの様です。
 これを良く考えると、日本の高度成長期に通産省が工業分野の進む方向を決め、そのガイドラインのもとで企業その活動を拡大して行き、外国から日本株式会社と揶揄されたのに良く似ています。
 詰まりデンマークは、高い失業率に悩む人達を国の進めようとする方向の企業に当てはめて、間接的に企業を支援しようとするデンマーク株式化会社的な運営です。
 これは別の見方から言えば同国の高福祉高負担と言う社会主義的な政策と繋がる考え方でしょう。
 これが出来るのは後記のようにGDPが3位の経済規模の日本の進む方向に対して他国の批判がでるのに対して、デンマークは50位と言う経済小国のため、他国からの干渉なしに出来るのかも知れません。
 然し一人当たりGDPで見ますと日本は27位に対してデンマークは5位の数字をみますと日本も今後の方向、雇用政策だけでなく経済政策全般に就いて考え直す必要があるかも知れません。
 日本は小泉さん時代に米国の年次計画要望書に添って経済の自由化を、企業の個人責任として企業間の自由競争を進めてて来ました。
 その一方では、中国の台頭に伴う、日本企業の競争力低下防止のため契約労働者の自由化もすすめてきました。
 私は当時から契約労働者の保護と無闇な増大を防ぐため、雇用保険や失業者の救済のための基金に就いて雇用者に負担させるなどの保護処置を取るべきだと訴えて来ました。
 事実は企業の個人責任は良いが、企業のトップは「企業活動による社会貢献」の企業理念を忘れ、実質的に安い契約労働者を無制限に雇い、安い労働力を求めて中国などを工場を写し、産業の空洞化をもたらしました。
 昨日の番組でも取り上げて居ましたが、雇用保険に入っていない契約労働者の雇用訓練に就いて、政府は特別の基金を設置するなど、納税者からみれば企業はおんぶに抱っこの有り様です。
 私は少なくも行き過ぎた自由主義市場経済などあり得ないと思って居ます。
 その総本山の米国はその広大な領土を他国に開放しようとしません。中国、ロシヤ、ブラジル、インドなど皆同じです。
 そしてその国の統治者は自国の利益を最優先させるのは当然の話しです。
 だから米国ですら、何かと理由を突けてジャパンバッシングをします。
 中国の元の価格を下げようとしません。
  広域な領土を持つ経済大国と自由競争など狭い国土の日本にはハンディキャップが大きすぎます。
 今の日本の唯でさえ低迷していた経済の上の大震災で大きな打撃を受けています。
 お隣の韓国では李明博大統領の強いリーダーシップで発展を遂げています。
 竹中平蔵さんのは「いまこそ李明博の“政治主導の”経済政策に学べ」で次のように書いています。
  技術力の高い日本と低コストを武器にする中国のあいだにある韓国の現状を打破すべく、環境、最先端エネルギー産業、先端保健医療産業など、高付加価値の産業を掘り起こし、支援。「世界最強のIT産業を背景に、IT融合技術を利用した成長の原動力となる産業を育成し、国の経済の牽引車の役目を果たさせる。研究開発の投資をGDPの5%に拡大するために、R&D投資に対する予算支出の拡大。研究開発資金に対する税額控除を7%から10%に拡大する旨を打ち出している。
 詰まり李明博さんは竹中さんの言うグローバル化に対応するために、韓国株式会社の社長として国を動かそうとしているのです。
 日本はその経済規模に比して狭い国土しか持って居ません。
 その日本も広域な領土を持つ経済大国とグローバル化の波の中で、韓国が狭い国土の日本の真似したかっての戦略、日本株式会社戦略で戦うしかないと思います。
 リーマンショック後は、内需や輸出のいずれに頼るかの議論はありましたが、日本は今後どの産業分野に進むかの方向を具体的に示されて居ませんでした。
 そして日本株式会社の社長である首相は日本の進む産業分野を傘下の日本企業に示し、指導、協力するしか道がないような気がします。
 然し現状は政権党の民主党のマニフェストの経済政策を見て下さい。
 中小企業対策が全体の経済政策の約半分。
 それに発注する大企業の政策らしいのは只一つ。
 それを指摘されて4つの目玉政策が経済政策だと言う始末。
 そして今の日本は大震災に何時収拾するとも知れぬ福島原発事故。影を落とす少子高齢化。膨大な国債など難問は山程。
 果たして日本はどうなるのでしょう。
 日本が今こそ必要なのは、強いリーダーシップを発揮する政治家と思うのですが。

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NHKの余りにも酷い戦前の学校教育の映像

2011-05-19 11:05:28 | 情報、マスコミ
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 NHKの連続テレビ小説「おひさま」はもう40回にもなるそうです。
 私も丁度朝食の時間で家内のお付き合いでみていましたが、主人公の井上真央さんが教師になり小学校に赴任してからの、学校内の職員室の場面が何となく引っ掛かっりだしました。
 何故か戦前の日本の教育批判をしているように見えて来たからです。
 その極端な例が昨日の放送です。
小学4年生に棒で殴り掛かる教師
 体操の教師をしている教師が動きの鈍い生徒を怒鳴るまでは良いのですが、持っている1m以上の棒振りかざしたので、生徒もを護るために真央さんが生徒に覆いかぶさりました。
 当然に棒は彼女の頭を強打して彼女は人事不省になりました。
 戦争直前を小学校、高等小学校、旧制の工業学校を過ごした私に取って見聞きしたことのない激しい暴力行為です。
 私は児童・生徒の立場でしたから、職員室での教師がどんな話しをしていたかに就いて知りませんので、とやかく言う資格はありませんが、私の狭い経験からして教師の児童への体罰についてのNHKの映像は明らかに行き過ぎていると思います。
 何故なら私の産まれ育った北九州地域は無法松や川筋気質で知られ、最近では残念ながらヤクザの抗争で知られるように荒っぽい気質の人が多い所で知られています。
 また戦時中は九州男児と言われるように、九州には全国有数の勇猛な軍隊があることで知られており、従って「忠君愛国」の精神も「軍国主義的考え」も他地域に比べて強い所だったと思います。
 その様な地域ですが、大の大人を気絶させるような棒で小学校3~4年生を強打するような狂人染みた先生は居ませんでした。
戦前の体罰
・小学校の体罰
 廊下に立たせる、時には水の入ったバケツを両手に持たせる、余程酷いときは平手打ち。特殊な例としては、児童に自習をさせて置いて騒ぐ子に持っている本で頬を叩く神経質な教師、教師の持っている小さな鞭で頭を叩かれで筋状のこぶが出来た人を知っています。
 私の母など家庭訪問の時は悪いことをすればどんどん体罰をして教えて下さいと言っていましたが。
・高等小学校(今の中学校)の体罰
 上に加えて、時々生徒を講堂に集め教師が説教、特に悪い生徒に平手打ち
 教師の中には皇室のことになると涙を流して話する熱血教師や、日本礼賛の教師もいましたが。
・工業学校(今の工業高等学校)の体罰
 小学校、高等小学校のような体罰や歴史教育はなし。
 指導教官による軍事訓練、兵営宿泊。
 指導教官の当時の硬派軟派の生徒への拳固での制裁、柔道教師が生徒への平手打ちときには投げ飛ばし
・軍隊での体罰
 なお私は現役で招集されましたが、入隊して隊では中隊長からの命令で体罰禁止。
 然し、隊員がたるんだ時や「虱を出した」時などの腕立て伏せや、規則違反をしたとき、指示を怠ったときの平手打ちの体罰は半分は公然のように時々ありました。
 然し棒で殴るなどの酷い体罰は全くありませんでした。
連続テレビ小説にも自虐史観?
 NHKはこのような多分ありもしない、人の生命に関わるような酷い体罰の映像を何故流したのでしょう。
 念のために同年配の人達にも訊いてみたのですが、誰もこのような酷い体罰は見たことも聞いたこともないと言っていましたが、NHKはこの様な事実があったことを調べてみたのでしょうか。
 NHKは政治関係の番組では良く自虐史観などと批判されます。
 いくら作り事の小説でも、何も知らない若い人達に誤った戦前の印象を持たせることの意味を良く知っているのでしょうか。
 それとも知っていて意識的にありもしないことをでっち上げたのでしょうか。

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風力発電は万能か

2011-05-18 06:20:53 | 電力、原発

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 昨日ネット上で私の住む北九州の対岸の下関市の白滝山の風力発電の写真を載せたブログを見つけました。
白滝山の惨状(2): 日本に巨大風車はいらない 
写道 : 白滝山 風力発電 などなどです。
 もし自然エネルギーにご関心がお有りの方は是非覗いてみて下さい。
 その内後者の白滝山の地もとの方のコメントを一部紹介して見たいと思います。
 きょうは、皆さんに見て貰いたい物があります。
 私の住む豊北町の有名な山です。
 山口百名山の中でも上位に位置する、我が町の宝「白滝山」です。
 標高668メ-トルの素晴らしい自然が残る名山です。
 長閑な田舎の風景に連なる白滝の山々の写真。

 そしていきなり尾根の添って無残に作られた長々と連なる二列の風車建設用の道路と建設予定位置の削られた山肌を曝した写真。
 前のブログでは、100m超の巨大風車を建てるためには100t、400tのクレーン車が必要になる。44mのブレードを運ぶためのトレーラーは新幹線運搬用と同じ特殊車両が使われる。 と説明をしていますが、そのための広い道路と広場がいるのでしょう。
 そして著者のコメント。
 皆さん・・・これが果たして山でしょうか・・・???
木はCO2(二酸化炭素)を吸収して、光合成でO2(酸素)を供給してくれます。
 これだけの量の木々を伐採して、長い月日を掛けて築いて来た自然環境を破壊して
 本末転倒も甚だしい事です。
 野鳥の会・NPOも 断固 反対しています。此処は渡り鳥の「渡りのル-ト」です。
 各地で「バ-ド・ストライク」と言う言葉を聞いた事がありませんか?
 風力発電のプロペラに鳥達が巻き込まれて死んで行く事です。
 自然を破壊し、生き物達をも巻き添えにして・・・・・
 初めて私がこの写真を見た時・・・
 山肌を伝う 幾筋もの 山の涙に見えました。
 悲しくて、言葉が出ませんでした。
 人の手で自然を破壊するのは容易な事です。
 1度、破壊された自然は その姿に戻るまで 何百年と掛かります。
 この現実を目を見開いて 受け止めてください!!
 町民の皆さん 我が町の財産白滝山・・・・・・
 これが現実ですよ!!!

[私の意見]
・山の多い日本では大規模な風力発電は山地に頼らざるを得ない
・巨大な風車を運ぶために搬入路の新設により広大な森が伐採される
・最近の異常気象。大雨により道路や建設地からの土砂の流出または地滑りの発生
・台風の多い日本では風車の破損の確率が高い
・それで道路と建設地と言う自然破壊の状態を残したままにして置かねばならない
・それかと言って平地に建てれば、良く言われる騒音や低周波音による健康被害が起こります。
・その他には良く言われるように、発電量に変化が大きいこと
・然し一番の問題は、私は何よりも日本人特有の自然に対する美的感覚が風力発電建設の大きな障害になると思います。
 それともう一つは日本の観光地は雄大と言うより、小規模な繊細な景色で有名な所が多いようです。
 そのような自然の中の高さ100m近くの巨大な風車を見て、これがよい景色だと思う人は殆どいないのと思います。
 唯一の例外と思われるのが、福島県郡山市にある65,980Kwと言う全国一の出力を誇る布引高原風力発電所です。
 写真を見る範囲では広大な高原に巨大な風車が建っており、観光名所として売り出そうとしているようです。
 そして平原のせいか白滝山ほど自然を荒らした跡も目立たないようです。
 私の住む周辺地域で言えば阿蘇の外輪山の高原が考えられますが、低周波音の放牧の牛に対する影響はどうなんでしょう。
 いずれにしても日本では風力発電が盛んな欧州ほどの広大な平地を求めるのは難しいような気がします。
残るのは海上、無人島か人工島でしょうか。
 自然エネルギー推進の人達の多くは環境問題にも熱心な方が多いと思います。
 もし私が紹介した写真を見ておられなければ、是非見て頂き、風力発電と環境保護のバランスに就いて考えて頂きたいような気がしますが。
 私は結局は風力発電を含む自然エネルギーの活用と原発の漸減をしながら、より安全な別のエネルギー資源を開発して行くという平凡で困難な道しかないような気がするのですが。

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原発政策決定には福島第1事故の原因究明が先決

2011-05-17 09:47:05 | 電力、原発

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・経済産業省原子力安全・保安院は16日、九州電力玄海原子力発電所がある佐賀県玄海町で、岸本英雄町長や町議らに、東京電力福島第一原発事故を受けた玄海原発の緊急安全対策について説明した。
 保安院側は「福島と同程度の津波に襲われても玄海は安全」と主張したが、町民らからは疑問の声も上がった。(読売新聞より)
 このテレビ放送の中で、岸本町長は今回の説明を一応評価するが、これでは不十分と言い、議員の一人は「福島第1と玄海原発とどう違うか説明がないと玄海の再開をどうするか考えようがない」と言っていました。
・原子力発電所の立地と立地予定地の14道県で構成する原子力発電関係団体協議会では、国に対して
 >中部電力に浜岡原発の運転停止を要請した経緯や根拠を示すこと
 >福島第一原発の放射能漏れ事故の原因究明や、原発の電源喪失時に備えた対策の充実度などについても説明
を求めたそうです。
・一方昨日の衆院予算委員会の集中審議話題の主なものは
>事故直後の政府と東京電力の対応
>東電の賠償策
>今後の政府の工程表
>被爆調査
などが主なもので今後の原発政策の在り方に就いて、田中康夫さんが福島第1の事故原因の究明を言い、共産党の笠井亮さんが浜岡原発の耐震政策が無視されていること指摘しただけでした。
・今後夏を迎えての電力不足と休止中の原発の稼働問題は緊急の問題です。
 そのためには福島原発と他の原発の違いを明らかにしなければ前に進みません。
・今後の保障問題に就いても、政府がどの程度東電の責任の割合をはっきりしなければ、話しは前に進みません。
 そのためにも福島原発の事故の対応の仕方だけでなく、何故事故が起こったかを明らかにして置く必要があります。
 私は多年設備保全に関わった経験からすれば、石油、化学のような危険物を取り扱う企業はまず事故を起こさないことが基本であるべきだと思っています。
 まして原発のような超危険物を取り扱う企業はなおさらで、企業のトップから従業員に至るまで一旦事故を発生すればお終い位の強い意志で運転、保全に当たるべきだとおもいます。。
 先にも少し触れましたが、政府の今回の事故の原因追求の委員会をつくるそうですし、自民党や田中さんは政府とは独立した機関を作るべきだと主張していますので何らかの事故原因の究明が始まりそうです。
 然しこの委員会が始まっても事故原因がどれだけ究明されるか判りません。
 そして昨日の国会の討議のように事故後の処理に問題が集中するのかも知れません。
 原発を持っている地方の首長は自分達の持っている原発と福島第1がどう違うのか知りたいと思っているのに。
 原発の安全神話のインチキ性を言われていますが、企業も従業員も絶対事故を起こさない安全な原発のために、不断から設備の改善、強化を図るべきですが、東電と福島原発の現場はこの点で抜かりはなかったのでしょうか。
 今回の福島第一の事故の基本原因は冷却系の故障だと言われています。
 これは私が毎度書くことですが、原子力学者ではむしろ不得手なことですが、現場の高専、大学での工学系を出た人達に取っては十分に対応できるし、しなければならない設備です。
 だから私の経験からしても、東電の今までの隠蔽体質などから見ても、1号機のように日本最古に近い危険な設備を持つ現場の人達の意見べきたと思うのですが。
 特に後発の原発の情報が入るたびに自分達の持つ日本最古に近い設備に対する改善の意見は当然に出てくる筈です。
 例えば女川原発の敷地の15メートル、福島第2が緊急電源設備を原子炉建屋の中にいれたなどなど。
 福島第1の吉田所長が事故の対応の忙しいときに、同原発を訪れた第三者である青山繁晴さんに何故防潮堤の設置を訴えたか判るような気がします。
 この現場の意見がどれだけ、トップに吸い上げられたかという、現場、本店と技術系 の幹部クラスのコミュニケーションの不足が今回の事故の一因になっているような気がしてならないのですが、今後の事故究明機関の討議で是非取り上げて貰いたいものです。

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参照:">原子力事故調査委員会発足・でも現場の意見は取り上げられるのか


余りにも浮世離れした小沢グループ

2011-05-14 15:30:18 | 外交・安全保障
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最近の小沢グループの動き
 今日の産経新聞の小沢氏の「菅降ろし」シナリオ始動 自民にも働きかけの報道の概要です。
・通常国会の会期末に向け、民主党の小沢一郎元代表が描く内閣不信任案同調による「菅降ろし」シナリオが始動。複数の小沢氏の側近議員は党内で同調者の署名集めを始め、自民党幹部に不信任案の早期提出を持ちかけている。小沢氏は菅直人首相の早期退陣に弾みをつけたい考えだが、思うように首相を辞任に追い込めないことへの焦りの表れともいえる。
・小沢グループの中核メンバー:「不信任案に一直線で向かうべきだというのが小沢さんの本音だ。首相を今月下旬の主要国首脳会議に行かせないため、来週前半にヤマを設定している」
・側近議員の一人は小沢氏の心中をこう推し量る。首相の党代表解任決議案の提出を念頭に、5月の大型連休前の両院議員総会開催を模索してきたのと同じように、5月中旬に不信任案可決の期限を設定することで、倒閣の機運が高まるのを期待しているようだ。
・谷垣氏周辺は「多数派工作に焦る小沢氏の情報戦では」といぶかしんだが、ここ数日、複数の小沢氏側近が、自民党幹部らに猛烈なアプローチをかけているのは事実だ。
・ただ、資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で刑事被告人となっている小沢氏への党内外のアレルギーは根強い。
・署名を拒否した議員:「ポスト菅をどうするかのシナリオもなく、小沢氏が新党を作るかどうか分からないまま不信任案に同調するわけにはいかない」
・別の議員:小沢氏側近の動きを「ヤマ場は野党が不信任案を出す会期末直前なのに、情勢が見えていない」と批判。
・署名した中堅議員:「小沢さんも焦っているのかな。首相は政局だけの人だから手ごわいぞ」

最近の日本の状況
・先が見えない被災地への復興
・国の農漁業者補償、被災地の買い取り
・災害復旧のための十数~数十兆の国費の支出→金融環境の激変
・東京電力の体制見直し、債権処理と金融機関の債権放棄
・福島第1に続いて浜岡原発の停止→電力量不足に伴う→工場の稼働率の低下→経済の沈滞
・福島1号機のメルトタデウン→原発収束工程表の大幅な遅れ→何時までも帰れない原発
・全国的な被災者への協力や節電への協力姿勢
上記の様な大問題が震災前からの経済の沈滞の上に襲いかかっています。

浮世離れした小沢さん支持グループ
 最近の小沢グループの動きと日本の状況を並べただけでも、彼らの動きは余りにもかけ離れた別世界の密閉空間で動いているような気がします。
彼らの発言を見ると彼らが菅さんばかり見ていて、国民や国のことを見ていないような気がします。
 彼らは小沢さんのためでなく、危機状態にある国のために動いているのかも知れませんが、それなら尚更その動きが日本復興の足を引っ張らないように慎重であるべきと思うのですが。
 彼らの真意は判りませんが、少なくとも彼らは唯でさえ低い民主党の支持率をさらに下げようとしていること、被災地のことを憂え、節電にも協力しようとしている多くの彼らの選挙区の人達が、自分の選んだ議員が今の時期にこんな動きをしているのを見ています。
 その結果は次の選挙では小沢さん支持の議員の大多数の落選の可能性が100%近くまでに増すのは間違いないでしょう。
 彼らが本気で国のため、少なくとも小沢さんのために身の犠牲を払ってでもどちらかに忠義を尽くすと言うのなら、致し方ないと思いますが。
 外野から見ればどう見ても気がおかしくなっているとしか思えませんが、果たして彼らは何を考えているのでしょうか。

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