普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

支離滅裂の民主党

2010-01-31 12:01:57 | 鳩山内閣

 前々から思っていたのですが、民主党は考えて見れば全くへんてこな党で、大袈裟に言えば魑魅魍魎(ちみもうりょう)の集まりに近い党のような気がします。 (魑魅魍魎の集まり:虎や猪の形をした山の神、水の神、木石の化け物の集まり) 

[支離滅裂の民主党] 赤字は民主党の良いところ黒字は首を捻る所です。)
右翼から左翼までの鳩山政権と支持団体
・自民党の右派にいても可笑しくない国会議員から、 輿石さん他の(ばりばりの左翼で自民党から目の敵にされている)日教組出身国会議員
・支持団体の連合は良いとしても、(民主党のかなりの数の国会議員が嫌っている)日教組を支持団体に持ち、その大会でおべんちゃらを言う鳩山さんや小沢さん
・何故か知らないが在日本大韓民国民団を支持団体に持つ(日本の政党の)民主党
(国民への約束である公約から外したのに)外国人参政権を同民団でけでなく韓国大統領まで約束する小沢さん
・国民新党は良いとしても民主党と基本的な考え方の違う社民党との連立
玉石混交の公約と政策と運営
・国民の大多数から支持を受けている政治主導の行政改革の公約
・明らかにばら蒔きと判るマスコミや批評家からほとんど支持されていない、子供手当て、農家の戸別所得保障制度、高速道路無償化の目玉政策
・公務員経費2割削減を言っているが事実はその経費を地方自治体に移すだけのまやかしの公約
・殆ど無策の経済政策、理念先行の外交・安全保障政策
謳っている透明でクリーンな政治と現実の格差、
・自民党時代のケタ違いの数字の政権与党である鳩山さんと小沢さんの政治資金疑惑
 党内で小沢さんや鳩山さんの資金疑惑では沈黙(これで透明でクリーンな政治?)
・党内でもかなりの人達が反対している、公約にもない外国人参政権を国会に提出の動きに対して党内の議論もない(何が怖いの?)
・野党時代にテレビに出演していた、そして多くの国民から好感を持って迎えられていた若手政治家の意見と党内の実際の動きの食い違い
(政権獲得後にめっきり減った)率直で判り安い民主党の若手政治家の発言と、小沢さんの選挙の勝利優先の発言の落差
・土地改良の団体が夏の参院選で自民党公認の候補を立てることにしたとたん、予算を半分に削る一方、民主党支持団体の陳情は幹事長室を通じて実現について稲田朋美さんからこれを受託収賄として批判される一方、官僚の国会答弁の禁止など国民を頷かせる主張する小沢さん
・マニフェストにあるからだけの理由で、八っ場ダム建設中止を衆院選の時の地域へのPR活動もせず(候補者さえ立てなかった)法律に基づく地方自治体への説明も無しにいききなり政策を決定する前原さん

[民社党と民主党の比較]
 私は民主党の動きを見るたびに昔の民社党を思い出します。
 私が住んでいた北九州市では選挙の時は企業、従業員を上げて民社党の候補者を支援して居ました。
 企業の立場から言えば、共産党、社会党系で企業と対決姿勢の組合より、企業と協調路線を引いている組合を支持基盤にしている民社党候補者を支援したのでしょう。
 勿論、民社党は反共産は勿論、その出身母体である社会党とはキッパリ一線を敷いていました
 そしてその路線も党名の示す通り、資本主義と社会主義をミックスした政策を持って居ました。
 そして現在に続く社会環境の変化の流れのように、社会福祉政策と言う社会主義的政策の導入は避けられない環境になりかけていましたので、その政策は世の中に受け入れられていました。
 民社党として不幸だったのは、当時の政権政党の自民党にその政策を丸呑みされてしまい、その存在意義が無くなって、遂には解散になって仕舞いました。
 そして昔の民社党を見た私から言えば、民主党の路線は民社党のそれと殆ど変わらないと思います。
 ただ大きく違うのは民社党は小さな政党でもありましたが、その組織も路線もはっきりしていましたが、民主党は大きな政党になったためかも知れませんが、その組織もごった混ぜ、その路線も理想と選挙目当ての政策が入り交じって玉石混淆状態で、民主党が日本をどのそ方向に導こうとしているのかさっぱり判りません
 その点で言えば自民党は落ちぶれたとは言えまだ大きな政党ですが、割合に判り易い組織ですしその動きに批判はあるとしてもかなりはっきりしています。
 だから自民党が政権に復活してもその方向は大体推測できますが、民主党は政権を取った今でも政治主導の行政改革を除いて何をしようとするのかさつぱり判りません。
 唯一つはっきりしているのは政局至上主義のスケールで見れば、上記の大部分の疑問の解釈ができることです

[政局至上主義で日本の方向を誤らせるのか民主党?]
 伝えられる所によると、小沢さんは民主党を圧勝させ、その民主党も小沢グループの勢力下に置いた後で、独裁的な力を発揮して、政権交代できる日本にしたいようです。
 そのために党利党略、あらゆる政略を使っての批判に耐えても、選挙に勝てば、そして政権与党を我が物にすればもうこちらのもの、そして自分の政策を押し進めることができれば、最終的には日本のためになると考えているのかも知れません。
 それこそ政治家のロマンでその遂行に全力を上げようとするのは当然です。
 然し然し日本全体として見た時、それで良いのでしょうか。
 政局至上主義のために日本の方向を誤らせて良いのでしょうか
・一度通したら廃案にするには大きなエネルギーのいる外国人参政権付与法案
・蟻地獄のように落ち込むかも知れない日本経済
・米国一辺倒から中国一辺倒になるかも知れない日本経済と外交
・小沢さんの事実上の独裁政治

などなど心配性の私の心配の種は尽きないのですが、政権与党の民主党の人達、特に若手の議員達はそうはさせないのか、または目的達成のためには手段を選ばないでも良いと思っているのでしょうか。

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貴乃花親方の大相撲改革

2010-01-30 10:01:51 | スポーツ

  昨日、鳩山さんの施政方針演説をしばらく聴いていましたが、余りにも理念先行で、内容の殆どない演説にうんざりして途中でテレビを切ってしまいました。
 本来なら私の感想を書きたい所ですが、大手新聞各社も批判的な社説を乗せていますし、私の意見も大同小異なので、今日は予てから思っている大相撲のことに就いて書いて見たいと思います。
 大相撲についてはいつものお騒がせの朝青龍の暴行問題
、貴乃花親方の理事選挙立候補のために二所の席関一門からの脱退または破門などが話題になっていますが、私が取り上げたいのは朝青龍を始めとする外国人力士の活躍と日本人力士の故障の問題です。
 初場所は横綱の朝青龍 13勝2敗、白鵬 12勝3敗、大関の 日馬富士 10勝5敗、琴欧洲 9勝6敗、魁皇 9勝6敗、琴光喜 1勝7敗休場、関脇の把瑠都 12勝3敗、千代大海 0勝4敗(引退)の成績で終わりました。
 ここで目立つのはマスコミで良く言われる外国人力士の活躍と日本人力士の不甲斐なさですが、私がそれ以外に気付いたのは、
魁皇、千代大海、琴光喜などのベテラン力士の故障の多さ
・モンゴル出身力士の早い相撲と多彩な技の切れ
です。
 私は日本人力士の不甲斐なさの原因は小錦、曙、武蔵丸などの外国人力士による力士の大型化に伴う故障の続出と、体力に任せた寄り切り、押し出しの流行と、大型力士に対応するための「はたき込み」などの日本人力士の相撲の単調化にあると思っています。
 力士の大型化は当然の様に力士の故障の多発に繋がります。
 その典型的な例が小錦に勝ちながらその280kgの体重に押しつぶされた多彩の技を持つ舞の海の早期引退です。
 相撲の単調化と有望力士の故障の多発は大相撲をすっかり面白くなくしてしまいました。
 それを救ったのはモンゴル相撲で鍛えた朝青龍始めとするモンゴル出身の登場です。
 まだ若い彼らは故障も少なく故障しても直ぐに立ち直り、その技の切れと相撲の速さで、一気にトップまで登り詰めました。 (白鵬・魁皇戦の前に地もと力士の魁皇が何時ものように呆気なく負けると思って居ましたが、彼に似合わぬ素早い動きで白鵬を破ったのには驚きました。私は日本人力士が今の白鵬を破るには彼より早く仕掛けるしかないと思います。)
 それに対する故障ダラケの上位の日本人のベテランの力士、体力に任せた寄り切りなど遅い相撲でモンゴル力士の昇進を加速させました。
 然し今のままでは好調のモンゴルの力士も加齢とともに、いずれ日本人のベテラン力士のように故障に悩まされる ことになるかも知れません。

 そこで提案です。
力士に体重の制限を設けること
  基本的には医学的に許される範囲の(当然に)最大限の体重に抑えることです。
  良く昔の名勝負としての「栃若」の相撲を良く見ますが、二人の体型は相撲用語で言う「ソップ型」で、今の安美錦より遥かに痩せていましたし、次の時代の「柏鵬」戦でも二人とも安美錦の体格より劣っていました。
 それでも彼らの相撲は名勝負として今でも放映されています。
 相撲協会は相撲を面白くするため、外国人力士にころころ負ける故障ダラケの上位の力士を作らないためにも体重の制限を考えたらどうでしょうか。
力士の相撲の技の向上に努める
  相撲の基本は押し相撲だと言うのも判りますが、やはり舞の海や朝青竜のような技を持つ力士を養成しなければ、(モンゴル出身の力士を除けば)押し出し、寄り切り、「はたき込み」ばかりの相撲では飽かれしまうと思います。 (なおついでですが、上位の力士が下位の力士への立ち会い早々の「はたき込み」を禁止するか、それで勝っても星を半分にしたら良いと思うのですが。)
 日本の柔道界でも体力に勝る外国人選手に対抗するために、 (体力のある選手を養成しようとして?)一時期停滞したことがありますが、やはり日本人選手は柔道本来の技に戻るべきだとして、立ち直って今の状況になっています。
 朝青竜のような万能力士の養成も大切ですが、それだけでなくて「吊り」専門で一昔クレーンと呼ばれた明武谷、「左四つからの投げや吊り」の鶴ヶ嶺などの業師、牛若丸と言われた前述の舞の海、「がぶり寄り」の琴奨菊など特異な技を持つ力士がもっと現れたら、どんなに相撲が面白くなるでしょうか。

 貴乃花親方は理事選挙立候補の理由を訊かれて、「ベースにあるのは手前どもの力士育成。そこから波及する何かを見つけ出し、力士としての心得を作り上げていく」と言ったそうですが、相撲を面白くするために、力士の故障を減らすための体重制限や、多彩な技やスピードを持つ力士の養成など考えて貰いたいと思います。

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どうする鳩山政権・普天間基地移設

2010-01-29 11:31:37 | 鳩山内閣

 普天間基地移設問題が名護市長選挙が終わり、鳩山さんの約束した5月の期限を前にしていよいよ現実問題となって来たようですので、これに関する読売の報道を並べて見ました。
 普天間移設「ゼロベースで検討」…首相言及
・首相は25日夜、記者団に「ゼロベースであらゆる可能性を検討し、ベストな選択をしたい。あらゆる可能性がまだ含まれている」と述べた。
・5月末までに日米合意案をまとめることができない場合の政治責任を問われると、「万一みたいな議論は私には不要だ」と強調し、退路を断つ考えを示した。
・岡田外相も25日夜、「一つの民意が示されたからきちんと受け止めたい。ただ、基地移設問題は本来、国が責任を持って決める話だ」とした上で、政府・与党の検討で新たな移設案が見つからなければ、現行計画が再浮上することもあり得るとの見方を示した。

 これに関して平野官房長官は26日に普天間移設、地元拒否なら法的決着もとまで踏み込んだ自分の考え述べて問題になっています。
・「合意が取れないと物事を進められないものなのか」
・「できる限り地元の皆さんの理解を得ながら決めるが、(地元自治体の)合意がなかったら物事が進まないのか。十分検証したいが、法律的にやれる場合もある」
・「地元の合意が取れるというのは、いろいろなパターンがある。合意に拘束されないケースだってある」

 これに対して鳩山さんは「名護市民、沖縄県民の理解も求めて最終的な結論が出されるべきだ。強引なやり方ではなく理解を求めるように行いたい」と述べた。そうです。
 これらの発言に就いて読売は同じ報道の中で、基地の移設先選定をめぐっては、対象となる自治体との調整の難航が予想される。平野長官はこうした困難な調整をすでに想定し、土地の強制収用や特別措置法などの活用を念頭に置いているとの見方が出ている。説明をしています。
 これらの平野さんの発言の反響の大きさに、27日には官房長官、普天間移設の自治体同意を否定せず
で、「(移設先の)理解を求めることは、絶対必須なことだ。これまで否定したつもりはない」と釈明しながらも一般論として、「手続きも含めて、法律でやらなくてはならない部分もある」と改めて指摘した。ただ、「沖縄県民の負担軽減と危険除去が最優先だ」と述べ、地元の理解を得るよう努力する考えを強調した。そうです。

[私の意見]
 平野さんや岡田さんの言う事には筋が通っていますが、沖縄の人達がそんなことを言うのなら何故選挙前に言わないのかと言っているそうです。
 何しろ鳩山さんが何かと言えば「民意、民意」、「沖縄の人の気持ち尊重すべきだ」とばかり言って、私も何度か書いたように、民意も尊重するが国全体を見ている政府としての意志もあることを言わなかったからです
 鳩山さんの発言をそのまま信用した沖縄の基地反対の人達はすっかりその気になってしまったのです。
 そして移転先の名護市長選挙で反対派が勝利した矢先に平野さんの発言が出たのですから彼らが怒るのは当然です。
 何故平野さんが沖縄県人の神経を逆撫ですると判っている発言をしたのは、反対派(勿論沖縄県内外の移転先自治体の人達)の意見ばかり聞いていては鳩山さんが約束した5月までの決着がつかいと思ったのでしょう。
移転先決定のスケジュール
・移転先の選定(殆ど可能性のない嘉手納基地を主張する国民新党、グアム移転を除く)
・連立の国民新党、社民党の説得(揉めると思いますが、結局はこの問題に鳩山政権の命運が掛かっていると言う他ないでしょう)
・移転先の仮決定
・米国との折衝(米国が直ぐに合意してくれれば良いですが)
・移転先の地方自治体の説得(合意を得るのは不可能か、数々の条件を提示して合意を得るのにかなり時間がかかる)
 そのあらかたのスケジュールを考えると、鳩山さんの約束の5月まで決定出来そうそうにないとはっきりしてきたことが、平野さんが率いる検討チームの関係者の「反対を押し切ってでも」と言う結論になったのだと思います。
 この様な事態になったのは、基本的には今後の日米関係、日米同盟の在り方、具体的には米国の基本的な戦略、戦術の検討、それにたいする日本の防衛の戦略、戦術の検討から導き出されるべき普天間基地問題について、その手続きを省略していきなり沖縄の人達の気に入るような民主党の公約をPRしたこと、特に政権獲得後の鳩山さんの県民にとって耳触りの良い発言の繰り返しが今の状況を引き起こしたのだと思います。
 私は日本のためには沖縄県でどうしても駄目なら、県外で米国賛成し地方自治体も受け入れて呉れるような移転先が決まれば良いと思っています。
 然しその逆になり、平野さんの言うような考え方で、土地の強制収用や特別措置法などの活用して強引に進めるか、それかといって鳩山さんの5月の決定が前の普天間基地の決定のように、また「先伸ばし」になっては鳩山政権の支持率ががた落ち、下手をすると鳩山さんの辞任にまで追い込まれるか知れません。
 このような二進も三進も行かない、鳩山政権に取って蟻地獄のような状況になりそうなのは民主党と鳩山さんが撒いた種だと思います。
 ごく普通に民主党の立場に立って考えれば、政権を取るまで具体的なことが何も判らなかったこともあり、政策の持続性重視の面からも、進行しつつある普天間基地移転をそのまま進め、前に書いたような基本的な問題を政権与党の立場で見直し、そして予てからの民主党の主張を取り入れながら、外交、防衛政策の見直しをすべきだったと思うのですが。
 いきなり基地移転の具体的な問題に取り組み、その批判に政権が代わったのだからとか、日米関係の在り方が変わるのは当然だと言うのは、物事の順番が違うし、日本の政府としては無茶なやり方のような気がしてならないのですが。

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自民党の再生なるか?

2010-01-27 11:15:37 | 自民党

 24日に開かれた自民党大会について読売新聞は概略次のように報じています。
・自民党大会は、政権奪還に向け、民主党への対決姿勢を前面に押し出した。
・谷垣総裁は「鳩山政権は『民主党革命』を標榜しているが、これはすでに『裏切られた革命』というべきだ」など約15分間の演説の随所で、政府・民主党を「鳩山不況」「小沢独裁」などと激しく攻撃した。温厚さを一変させた気迫に、いつもは谷垣氏に辛口の党幹部も「闘う姿勢が示せて良かった」と評価した。
 自民党が戦う姿勢を示したのは良い事ですが、それより先ず考えねばならないのは次の参院選で勝つためには、先ず低迷しいてる自民党の支持率を上げることです。
 そのためには何故自民党が国民から見放されたかを考えることです。

・谷垣執行部は大会で、民主党との違いを打ち出すことに総力を挙げた。新綱領では「政治主導という言葉で、与党のみの判断を独裁的に押し付ける国家社会主義的統治と断固対峙」とうたい、民主党の取り組みが弱い財政再建や憲法改正を基本政策の柱に掲げた。運動方針では、与党が次期衆院選後まで封印した消費税率引き上げも明記した。
 「与党のみの判断を独裁的に押し付ける国家社会主義的統治と断固対峙」するためにどうするのか、そのために政治家が出来ることは国会で攻撃するだけでなく、その本来の仕事である国家主義的統治をさせない政策を打ち出すことと思うのですが。
・自民党内に谷垣執行部への批判がある現状さえ、「自民党は自由に何でも言え、小沢氏に怒られるから団結する民主党との違いが如実に出ている」と、セールスポイントに転じようという空気だ。
 今の小沢問題で一種の危機状態にある民主党内の沈黙よりも、自民党の方がはるかに自由の状態にあるのは評価できますが、衆院選大敗の一因となり、地方県連から批判を浴びた、選挙前の大混乱への反省はあるのでしょうか
・しかし、(小沢さんの資金問題と言う)「敵失」に乗じた反転攻勢の行方は不透明だ。自民党の支持率はなお20%に過ぎず、34%の民主党に水をあけられている。大会前日の全国幹事長会議では「支持率低迷は政策にある」との指摘が出た。鳩山政権は「事業仕分け」など、霞が関改革を進めるが、自民党側は改革案を提示しないままだ。県連側は「誰でも分かる政策を五つ、六つ出してほしい」と注文した。
 前にも書いたように政治家・政党は政策で勝負すべきですが、後の自民・民主両党の政策比較の所でもう一度考えてみます。
・党改革がすっきり進まないことも、有権者の支持が回復しない要因と見る向きが多い。参院選比例選候補の「70歳定年制」一つとっても、党大会に先立つ23日の党会合で厳守を求めた江藤拓衆院議員に、尾辻参院議員会長が「説教される必要はない。いつでも刺し違えるぞ」と反発するなど、世代間の意識差は大きい。

 読売は世代間の意識差と書きましたが、私はそれに加えて大きなのは自民党有力者と国民の意識差と思います。
 自民党が求められているのは、国民に密着した政党だと思います。
 自民党はそのためにどうあるべきか考えるべきです。
 舛添さんは「私が首相なら閣僚の7割は民主党から選ぶ」と言ったそうですし、私も鳩山政権の政務三役が良く勉強しているのに感心しています。
 然し、自民党は若手の養成を怠り、ベテランの有力者や族議員で内閣を動かして来たのがいまの状態になっていると思います。
 少子高齢化ではありませんが、自民党は将来を考えた時に新陳代謝をすべきで、少なくとも比例選候補の「70歳定年制」はしっかり護るべきだと思います。
・夏の参院選の目標も運動方針に「第1党の座の奪取」と掲げたが、「意気込みを示しただけ」(党幹部)というのが実情だ。民主党の単独過半数獲得阻止が現実的な目標になるが、地方県連には「敗北すれば党は分裂だ」との危機感も出ている。
 自民党が弱小政党になるかならぬかの大事な時期に、また党幹部の不規則発言です。
 この人は前にも書いた衆院選前の前の大混乱への反省をしているのでしょうか。

[民意から遊離した?自民党の政策]
  そして読売は自民・民主の党大会で示した方針の比較を出しています。(括弧内は今までの世論調査から類推した一般の国民の支持率(択一)です。)
自民党の政策
 早期の憲法改正(30~50%)
 社会保障と少子化対策のための消費税値上げ(30~50%)
 在日米軍基地の再編と地もと負担の軽減(30~50%)
民主党の政策
 税金の無駄遣いにメス、国民の暮らしを護る政策(40~60%)
 雇用、環境、景気、地域を柱とした戦略的財政経済運営(60~80%)
 政治主導、国民主導の仕組みを整備(60~80%)
 括弧内の数字は勿論大雑把なもので異論のあるところと思いますが、全体としてみると、民主党の政策の方が遥かに自民党のそれより国民に対するアピール度があると思います。
 自民党幹部は県連が言うように「誰でも分かる政策を五つ、六つ」何故ならべなかったのでしょう。
 
私は前に「民主党は当面は国民から大きな支持を受けている政治主導の行政改革を中心にし、その他の件は政権運営の経験を積むまで経済、安全保障など自民党の政策の継承をしその不具合点の修正、民主党の政策の良い所を順次取り入れ入れ換えをすべきだ」と書きましたように、自民党の政策には問題があったにしてもそれなりの良い所もあったと思っていますし、今でも民主党の政策と勝るとも劣らない政策を持っててると思います。
 上記の比較の様に、自民党の政策は少なくとも当面の国民の期待に応えていない様です。
 その基本的原因は何かと言えば、自民党の感覚と国民のそれに大きな差があることです。
 自民党が指摘し、国民が最近心配し始めている「与党のみの判断を独裁的に押し付ける国家社会主義的統治と断固対峙する」ための具体的な政策を何故打ち出さないのでしょうか。
 自民党は前回の衆院選で大敗の大きい一因が自民党国会議員と国民の遊離にあったことを、とっくの昔に忘れているような気がしてならないのですが。

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鳩山さんと前原さんへ

2010-01-26 10:06:41 | 鳩山内閣

 今日は自民党に関する書き込みを書こうと思って居ましたが、昨日のエントリーの「足元を見直せ鳩山政権」に関する動きが国会周辺で起こりましたので少し触れさせて頂きます。

[鳩山さんの普天間基地発言]
 沖縄県の米軍普天間飛行場の同県名護市への移設に反対する稲嶺進氏が、同市長選で勝利したことに関し、鳩山首相や岡田外相、平野官房長官らが25日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画をなお排除しない可能性に相次いで言及した。(読売新聞
より)のテレビ報道には驚きました。
 岡田さんや、北沢俊美防衛相はこれに類した考えを前から言っていたような気がしたのですが、平野さんまで新しく言い出したこと、特に鳩山さんが沖縄県人達の民意、民意の繰り返していたのに、名護市民の民意がはっきりした今になって、改めてこんな言い出すなんて。
 私は鳩山さが民意、民意ばかり言うのに対して、「沖縄県人の民意だけでなくて、国としての意志もあることを触れるべきだ」と何回か書いた記憶があるのですが。
 当然、嘉手納基地を主張する国民新党、グアム移転を主張する社民党からの反発は勿論、野党の人達は鳩山さんが民意、民意と煽って置いて何で今頃と鳩山政権に噛みついています。
 テレビの放送に依りますと名護市長選で反対派が処理して盛り上がっている沖縄権の反対派からも強い批判が出ているようです。
  もしまた名護市に逆戻りの結論が出たときや、鳩山さんが何度も約束した5月末までに結論が出なくなった時に鳩山政権の支持率はどうなるのでしょうかね?
 鳩山さんのその場限りの調子良すぎる発言はなんとかならないのですかね。

[前原さんの八ッ場ダム問題発言]
 昨夜テレビを入れると、自民党の町村さんが八ッ場ダム問題を取り上げて、地方分権と言うが、関係地方にも相談なくいきなり工事中止するのは可笑しい、お詫びするなら地もとの意見をきくべきだの質問に対し、前原さんが肝心の八ッ場ダム問題に触れずに、「財政赤字を膨れ上がらせて、バラマキの公共事業をやってきたのはどの政党、政権か。(歳出の)抜本的の中での八ッ場ダムの見直しだ。自分達のツケを放っておいて、今の政権に文句を言わないで欲しい。」とだけ言って席に戻りました。
 町村さんが「何かあれば前政権のせいだという論理は拙劣だ」と言う間も前原さんは委員長の指名のないのに突っ立ったまま。 (余談ですが町村さんは前原さんが質問に答えてないと何故食い下がらなかったのでしょうかね?)
 委員長が時間がないので言うのに、前原さんは「一言だけ、委員長!」となおも食い下がっていました。
 丁度片付け物が終わってテレビの前に坐った家内が、「前原さんはどうして突っ立ったままでいるの?」と私に訊いてきたほど、おかしな光景でした。
 昨日、前原さんはマニフェストにあるから八ッ場ダム中止と言うが、「民主党政策集INDEX2009」 (これは外国人参政権のように明らかにマニフェストと違うことが多く記されているので公式化のマニフェストではない)には書いてあるが、少なくともテキスト版の民主党のマニフェストや読売新聞の民主党公約の纏めにもないこと、しかも選挙中に地もとの選挙区で立候補者を社民党に譲ってため、民主党からの地もとへの説明が無かったと書いた私から見れば、前原さんの筋違いの返答は、町村さんから一番痛い所を突かれて逆上したとしか思えませんが。
 前原さんは小沢さん問題で閣僚の立場もあり控えめながらも割と筋の通った発言をするなど、私の好きな民主党員の一人ですし、前原さんが代表になったときに、「政府の攻撃をするときは喧嘩の上手い人を立てること、代表は絶対に関わらないこと」と投書した経験(残念ながらガセネタ事件で自分も政府攻撃に参加して代表辞任につながりました)もあり、これからも是非頑張って貰いたいと思っていますが、今回の関係都県の相談のないままの八ッ場ダム問題の取り扱い(川内ダムは地もとの大多数が中止に賛成)、昨日の国会の筋違いの答弁などで自分の足元を掬われないように、もう少し慎重であって欲しいと思っています。

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足元を見直せ鳩山政権

2010-01-25 16:40:59 | 鳩山内閣

[普天間基地問題]
 昨日の名護市市長選に普天間飛行場の移設受け入れ反対を訴える稲嶺進さんが当選しました。
 これに対して読売新聞
鳩山首相は選挙結果を普天間移設先決定の判断材料にすると明言しており、受け入れ反対派の稲嶺氏が勝利したことで、名護市辺野古に移設するとした2006年の日米合意の実現は極めて困難となった。選挙結果は、在日米軍基地の再編計画全体の行方にも影響を与えそうだ。と指摘しています。
 これは予想された事ですが、別の言い方をすれば、今度の市長選で鳩山さんは(自分から好き好んで)退路を断たれたことになります。
 残るのは次のことしか考えられません。
・小沢さんの言う沖縄の他の島(これも沖縄の人達の考えを尊重すると言う鳩山さんの発言に勢いづいている人達の反対で非常に難しい。)
・社民党の言うグアム移転(従来からの日本政府の方針の継続を主張する米国政府が余程のことではないと譲歩しない?)
・残るのは県外への移設だけですが具体的な手順の
・米軍の運営に支障のない移設先の決定
・米国政府との折衝
・移設先の首長との折衝、地もと住民の了承を得るための折衝
など考えると、鳩山さんが約束した、あと4ヶ月で決定出来でしょうか?
  私は日本のために出来ることを願っていますが、防衛省ではとても間に合いそうにないと悲鳴が上がっているそうです。

[八ッ場ダム問題]
 昨夜のテレビで国土交通相の前原さんと地元住民の間で八ッ場ダム建設中止に就いての初の意見交換会がが行われた模様が報道されて居ました。
 然し結局八ッ場ダム建設:初の意見交換会 国交相と地元、平行線
の報道のような結果に終わりました。
 そこでは地もと住民の「説明もなく中止と発言するのは独裁者の発言だ」、「地方分権と言いながら関係都府県の意見を聞かないし地もと住民の意見も聞かないままいきなり中止するのはおかしい」と言う中止反対意見が相次いでいました。
 それに対してダム建設中止はマニフェストに書いてあるので中止の方針は変えないと前原さんが言っていました。
 然し事実は
・民主党マニフェストのテキスト版にはダムや公共工事の中止については記述なし(PDF版にあるのかも知れませんが。読売新聞の各党の公約集にも記述なし。)
民主党政策集INDEX2009
には全体で約350もの約束の中に「大型公共事業の見直し」川辺川ダム、八ッ場ダム建設を中止し、生活再建を支援します。の記述があります。
 地もとの人達が「民主党政策集INDEX2009」の350もの公約の中から詳細を調べもせずに「説明もなく中止と発言するのは独裁者の発言だ」と言うのは筋が通らないと言うのでしょうか。
・普通で考えれば、民主党は選挙のときに候補者をたててこの問題を地もとの人達に訴えるのが普通と思うのですが、衆院選では殆ど全ての選挙区に民主党候補者をたてているのに、八ッ場ダムのある群馬5区では民主党からの立候補を見送っています。 (偶然かどうか判りませんが、川辺川ダムの選挙区にも民主党から出ていません。)
 ネットで調べましたらその理由として、
民主は「政権交代すれば中止できるのだから、(社民党と)共闘して過半数を取るほうが大事だ」(石関貴史・前衆院議員)。
と言う報道を見つけました。
 随分乱暴な話しで、上記の事実から見ても前原さんがマニフェストにあるからと言って強引に中止するのも無茶だと思います。

[鳩山政権のばらばらの政策]
 昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」では原口総務大臣と橋下さんが出ていましたが、地方主権の問題や外国人参政権についてのパネルからの攻撃で原口さんもたじたじになっていますした。 (原口さんも同番組のレギュラーだった関係であまりトゲのある言い方ではありませんでしたが。)
 全体の意見の流れとしては民主党政権は日本の在り方さえはっきり示していないのに、地方主権や外国人参政権など言っているからおかしくなっているのだ と指摘でした。
 普天間基地の問題も沖縄県民の意志の尊重も大切でしょうが、沖縄県民を含む国民の全体の利益を考えた政府の意志がどうあるべきかを優先すべきだと思います。
 普天間基地問題で地もと住民の意志が国の在り方まで変えるかも知れないというのに、その意志の決定まで外国人の意志を反映させようとしている外国人参政権を今国会に上げようとしているばらばらの民主党の政策
 八っ場ダム問題も鳩山政権が進めている地方分権の問題を考えれば、地もとの意見も聞かずに、いきなりのダム建設中止などは出来ない筈だし、未曽有の経済不況の中で「コンクリートから人へ」の考えに基づく子供手当てなど専門家から殆ど評価されない政策よりも、即効性のある現行の公共事業を継続(民主党は逆に同事業を削減して景気の足を引っ張ってています)、当面の危機を乗り切ったあと、「コンクリートから人へ」の政策を進めるべきだと思います。
 普天間基地の問題も同じ考え方で、自民党政権の建てた方向で当面進め、それから日米同盟の在り方など基本的な問題にじっくり取り組んでも遅くはないと思うのですが。
 然し鳩山政権の殆ど評価されない経済政策、問題だらけの安全保障政策に加えて、鳩山さん、小沢さんの問題が起こってもまだ、国民は鳩山政権を支持し、マニフェストの変更しても良い(詰まり問題の公約は止めろということ)と依然として国民は鳩山政権に優しいことを世論調査は示しています。
 その最大の理由は、国民は鳩山政権に政治主導の行政改革を是非実行して貰いたいと思っているのです。
 それで提案です。
 鳩山政権は先ず、そして全力を上げて政治主導の行政改革に集中し、その他の政策は自民党政権の政策の継続と不具合点の修正に重点を置く事。
 そしてそれが落ち着いたら民主党本来の考え方に政権の実務経験を取り入れながらより良いものにすることだと思います。
 民主党は政権の実務経験がないままに余りにも一度に何でもかんでもやろうとして問題を起こしていると思います。
 自民党の立ち直りが遅れている今、鳩山政権の少々の軌道修正の余裕はあると思いますし、それについての国民の支持も得られると思うのですが。

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小沢さん問題と民主党の若手議員

2010-01-24 11:08:49 | 鳩山内閣

 小沢さんが今回東京地検の事情聴取に応じたこと、その後記者会見が行われその概略が報告されましたことは良いことだと思います。
 然しその内容は小沢さんが被告発人としての事情聴取であったこと以外は特に目新しいことはありませんでしたし、問題の資金洗浄と思われる複雑な資金捜査も全く小沢さんが関知していないと全ての責任を秘書の石川さんや大久保さんに押しつけたのも、鳩山さんを含むいつもの多くの問題を起こした多くの政治家のやり方と同じパターンに終わりそうな気配です。
 この件に就いては昨日まで何度か取り上げて来ましたし、各社の社説も私の意見と大同小異なので省略したいと思いますが、次の点だけは聞いて下さい。
・一部報道にあったように、この件で政治生命が終わったと嘆く石川さんに彼のお父さんが「死ぬなよ」と言ったことが今更のように思い出します。
・昨日の毎日放送の「情報 7daysニュースキャスター」でビートたけしさんが4億円の資金の中で、家族名義の口座から引き出した資金3,6億円について私が昨日触れたように、「相続税がどうなっていたのか」とコメントしていました。
・そして今朝の同じ毎日放送の「サンデーモーニング」で金子勝さんが民主党に言いたいとして「衆院選の前にも西松建設問題があったが、国民はそれを我慢しても政権交代を選んだ。然し今回は政権交代が実現したのだから状況は全く違う。民主党は自浄能力を発揮すべきだ。」と言う趣旨のコメントをしていました。

[民主党は自浄能力発揮を]
 鳩山さんと小沢さん、もしくはそのどちらかは忘れましたが、「両者ともそれぞれ(「政治と金」)の問題があると判って私たちを選んでくれた。」と言っていました。詰まり選挙による禊ぎは済んだと言わんばかりの発言をしていました。
 私は鳩山・小沢さんの意見より金子さんの意見の方が正しいと思います。
 そして金子さんが言うように民主党が自浄作用を発揮して、鳩山さん、小沢さんの二人か、そのいずれかを引退させると、民主党の支持率は当然落ちるでしょうが、次のような考え方もあると思います。
・自民党以来の金権政治に飽き飽きしている国民が、政権与党の自浄能力を支持して思ったほど支持率が落ちない。
(政権交代論者の私としては残念ですが)自民党の今の支持率からみて、次期の参院線では、民主党の支持率低下にも関わらず、民主党の勝利に終わる可能性が高い。
 勿論、私は自民党の一刻も早い復活を願っていますが、上に書いた理由で、それより先に多くの国民が期待しているクリーンな民主党になって欲しいと思います。

[民主党若手の奮起を]
 昨日の読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」でゲストから今回の小沢問題で散々言われていたのを民主党副幹事長の細野豪志さんが神妙に聞いていいました。その彼が席を外す前に塩川正十郎さんが「細野さんのような民主党の若手の奮起を皆期待しているので、頑張ってくれ」と声をかけていました。
  私も前に長島、長妻、安住、前原、野田、細野、渡辺周の各氏など(外部からの批判を巧くかわす一部の官僚出身を除く)若手の議員達の正直で(野党時代の)率直な発言をする人達が中心とする民主党になって貰いたい」と書いたことがあります。
  私も民主党が彼らが中心になってクリーンで判りやすい政治をして貰いたいと思っています。
 今回の小沢さん問題で、小沢さんの行動が合法か否かは別として、小沢さんのやり方が少なくともクリーンでないのは民主党員を含む多くの人たちの感想だと思います。
  金子さんが言うように今回の問題を期に民主党若手議員が党内の自浄の為に立ち上がって貰いたいと思うのですが、果たしてどうでしょうか。

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首を捻る検察批判の動き

2010-01-23 11:31:06 | 鳩山内閣

 最近は小沢さんと検察の問題が国会やネット上でも盛んに取り上げられています。
 私もこの問題を取り上げる時、なるべく公平で考えられるように、新聞は読売から産経、その対極にある朝日の記事を参照し、テレビも広く浅く見るようにしていますし、ネット上の意見も双方の立場の方たちの意見も見るようにしています。
 そこで気になるのは、前にも取り上げましたが民主党の、「捜査情報の漏えい問題対策チーム」の結成がその儘進むと→検察の厳重な情報漏洩の禁止→一般に何も知らされないままの現役国会議員の逮捕→日本の暗黒国家化の問題の形成の恐れがあることです。
参照検察批判を始めた民主党 

 それともう一つ引っ掛かるのは、民主党員やネット上の検察批判の立場の人達のマスコミは検察側の情報リークで踊らされていると言うのは良いとしても、その情報が筆や口の勢いだろうと思いますが、ガセネタと言わんばかりの言い方や書き方を見かけることです。
 これは公平に見れば、検察からのリークが多分あったのは間違いないでしょうが、自分達に都合の良い情報だけとは考えられても、ガセネタであれば将来それが明らかになれば、検察の信頼がた落ちになるのでそう言うことはないと思います。
 検察がもし自分達の都合の良い情報ばかり流すのなら、小沢さん側もそれを支持する人達も自分達の都合の良い情報を流せば良いと思います。
 検察に踊らされていると言われる、マスコミも乏しい情報源探しに躍起になっている筈でから、もし小沢さん側からの情報があれば直ぐに飛びついてくると思いますし、今までのマスコミもそのように動いているようです。
 問題は小沢さん側としては当然に自分達がやった事ですから、一番良く知っている筈でしかも当然正確な情報を持っている筈ですが、自己防衛のために無闇に何もかも言えないことも多いと思います。
 然し今のような情報過多の時代は、それがしばしば物事の方向を決める世の中ですから、民主党も検察批判者も検察に対抗して、小沢さん側からの情報を基に反論すべきだと思います。
 結果として検察側からと思われる情報ばかり流れている状況なのに、検察批判者側は小沢さん側に対してもっと情報を流すべきだと要求すべきですが、民主党に検察批判者がわにも余り強く主張する動きが見えていません。
 朝日新聞
に依れば検察には、小沢氏は、父親の遺産を妻と息子3人の各名義で預けていた信託銀行口座から98年と01年に引き出して自宅と事務所に保管していた計約3億6千万円、93年に出版し72万部を超えた著書「日本改造計画」(講談社)の印税収入の残り約9千万円などにより、04年の土地購入時には4億数千万円と十分な資金があったと主張する見通しだ。と報じられていますが、小沢さん側はこのことを新聞報道ではなくで、自分から公表すべきだと思います。
 そしてこの報道(この情報が正しいとして)だけを取り上げても、小沢さんは父親から貰った自分の遺産を何故家族名義で預けていたのか?または遺産は家族が個々に貰ったものか?小沢さんが相続したものを家族名義で貯金して居たとしても、法的には家族の資産ですから、その授受のさいの贈与税はどうなっているか?など国民に説明すべきことは多いと思いますが。
 また昨日の政治バラエティ番組で金美齢さんが4億と言うお金なら銀行口座の移動だけで済むのに現金を動かすのは異常だ。これだけ見ても胡散臭いと言っていましたが、小沢さん側は身にやましい事がなければ、この件も国民に説明すれば良いと思うのですが。
 貧乏人の私の貧弱な知識から見ても、大金を解約したり降ろす時は、本人の確認が必要なので家族各自で金を降ろして、石川さんが言うようにそれを一纏めにした現金を小沢さんから貰ったのでしょう。
 それにしても石川さんはその金を何故また4分割して預けたのでしょう?
 これも検察が流したと言われ
る、土地所有は陸山会との「確認書」、作成日を偽装の問題などと共に国民の疑惑を晴らすため、小沢さんや石川さんは検察には勿論、国民に説明して身の潔白を示すべきだし、何でも検察が悪いとする人達もそのことを小沢さんや石川さんに求めるべきだと思うのですが。

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谷垣さんと鳩山さんの初対決

2010-01-22 10:48:19 | 自民党

 昨日の国会で始めての谷垣さんと鳩山さんの対決がありました。
 私は前々から谷垣さんの国会質問に就いて書いて来ましたので、各社の報道の内、谷垣さんの質問の評価を中心に拾って見ました。

朝日新聞の「脇の甘さ」対「詰めの甘さ」? 初の党首対決は凡戦
・谷垣氏は論戦の中で再三「今日のところはそれぐらいにしておきましょう」を連発し、委員会室には失笑が漏れた。小沢一郎・民主党幹事長の土地取引問題についても、別の若手議員に譲るなど突っ込み不足が際立った。
・論戦を終えた谷垣氏は「鳩山さんの答弁は融通無碍。とらえどころがなかった」と記者団に語った。
産経新聞の党首直接対決 重い空気漂う 執拗な谷垣氏 耐え忍ぶ首相 

・谷垣氏は、首相や民主党の小沢一郎幹事長に絡んだ「政治とカネ」の問題に持ち時間の半分を使い、執拗に質問を続けた。ただ、首相が我慢の答弁に終始していた上に、谷垣氏の「人の良さ」が出た面もあり、激論に発展することはあまりなかった
・谷垣氏が首相の追及に躍起になったのには、24日に自民党大会があることも影響している。産経新聞・FNNの最新世論調査では、「党首力」で谷垣氏は首相に大きく水を開けられた。今回の直接対決で「党首力」をアピールして、党大会を乗り切りたい思いもあったようだ。
・「お人よし」と言われる谷垣氏は、弁護士らしく理詰めで言質を取っていく作戦をとった。それだけに、迫力に乏しい感は否めず、初対決を見ていた自民党議員は「尻切れトンボみたいになっちゃった」と偽装献金問題などへの追及がまだ甘かったと指摘したほか、公明党からは「もっと経済や景気の問題をやってほしかった」という苦言が出た。
 それに対して読売新聞は解説記事の中で
谷垣氏は首相の進退に関わる発言を引き出した直後話題を変えてしまった
・淡々と質問する谷垣氏に予算委に駆けつけた自民党議員から「なんだよその質問は」、「もっと突っ込め」と野次られた。
・もともと谷垣氏は首相との政策論争を望んでいたようだ。
・谷垣氏の今後も国会論争の先頭に立つ決意を示したのに対して、ある党幹部は「追及出来ない総裁に党首討論なんかやらせても無駄だ」と語った。
と書いています。

[私の感想]
 私もテレビで谷垣さんの質疑の一部始終を見ていました。
 谷垣さんが、一番内閣を窮地に追い込んだと私が思ったのは、天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見が特例で実現した問題です。
 彼の天皇陛下が如何に政治に関わらせられないためにどう考えるかの憲法解釈の質問で、平野官房長官の発言がブレまくり、最後には平野さんがはグーの音も出ないまでに追い込んだのに、最終的には「外国要人との会見など、天皇陛下の「公的行為」のあり方に関する政府の統一見解を出すよう求めた」だけに終わったのに首を捻りました。
 何故なら、政府の返答が混乱状況にある時こそ、小沢さんの天皇陛下は内閣の助言に従うべきと言わんばかりの発言、鳩山さんなどの日中友好(これは単なる親善だけでなく政治の問題でもあります)のため天皇陛下が特例で謁見されたことは有意義だとの問題発言に踏み込むとばかりに思ったからです。
 内閣としては、政府の統一見解を出すまでの間、統一見解と小沢・鳩山発言の整合性を考える余地を与えることになるからです。
 私は自民党に谷垣さんは堂々と鳩山政権に政策論争を挑むべきで、鳩山、小沢両氏の「政治と金」の問題など政策以外のことは喧嘩上手の人を当てるべきだと書き自民党にも投書しました。
 まさに心配性の私の考えた通りになっているようです。
 谷垣さんが民主党の党大会は大政翼賛会のようだと批判したのに、鳩山さんがここぞとばかりにその発言の批判をしていました。
 自民党総裁がこの程度の発言で済みましたが、仮にもっと重大な失言をしたら、民主党野党時代の菅さんの「談合3兄弟」や前原さんの「ガセネタ発言」のように代表の発言が党自身への大きな打撃になりかねません。
  こう言った喧嘩には相手に言質を取られずに、相手の弱点をぐさりと刺すような、そして相手がコテンパンになるまで執拗に攻撃できる喧嘩上手を選ぶべきでした。
 そして先の天皇陛下の謁見問題でもし一般の議員が質問するなら、「小沢さんの中国代訪問団と引き換えに、鳩山内閣が一カ月ルールを破らせたと言う噂がある」くらい言っても大きな問題にならなかったと思います。
 谷垣さんは元政権政党の総裁として、政策論争に集中して、自民党として本来は政策論議を中心にしたいのだという(少なくとも表向きの)姿勢を国民に見せるべきです。
 何故なら自民党は次期の参院選に勝利または善戦するためには、自民党への支持率を上げることを忘れてはならないからです。
 読売新聞社と早稲田大学が16~17日に共同実施した面接方式の全国世論調査 
民主に失望しているとの答えは59%(前回37%)、民主が参院でも単独過半数を獲得する方がよいと思う人は35%、「そうは思わない」が54%と言うのに、自民に「期待している」は42%(同45%)、「失望している」は74%(同76%)の数字の示している事実を自民党も谷垣さんも良く考えるべきだと思います。

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世論調査で世論の形成する朝日新聞?

2010-01-21 10:46:05 | 情報、マスコミ

 18日の朝日新聞の世論調査の外国人参政権の賛否についての結果に驚きました。
 何しろ永住外国人に地方選挙で投票する権利を与えることに賛成する人が60%にのぼることが、16、17日に朝日新聞が実施した全国世論調査(電話)の結果わかった。「反対」との意見は29%だった。
 政府と民主党は、地方選挙権付与法案を今国会に提出することで合意している。民主支持層では賛成が70%とさらに多く、反対は23%にとどまる。
と言うのに同時期に行ったFNN産経の調査
によると参政権付与に期待する40.5%、期待しない46.7%の数字と余りにもかけ離れているのですから。(私はこの数字さえも首を傾げているのですが。)
 私は(とうの昔に止めましたが)親からの朝日新聞の購読者で朝日のやり方がある程度判ってい積りなので、世論調査の設問の仕方に問題が有るのではないかと思って「世論調査―質問と回答
を調べて見ました。
 その中で簡単な質問をしたのは、鳩山内閣を支持、どの政党を支持、参議院選挙比例区ではどの政党へ投票、鳩山首相の資金管理団体の偽装献金問題の責任を取って辞任するべきか、今回の予算編成で、鳩山首相はリーダーシップを発揮したか、今回の予算編成で、鳩山内閣の無駄を減らす取り組みを、どの程度評価するか、小沢さんの元秘書の石川衆院議員らが逮捕小沢さんのこれまでの対応に納得するか、小沢さんの政治資金問題をめぐる、鳩山さんのこれまでの対応に納得するか、小沢さんの政治資金問題で、あなたの民主党に対する評価するか、今回の問題の責任をとって、小沢さんは民主党の幹事長を辞職するべきか、鳩山首相は、偽装献金問題についての説明に納得したか
など今大きな問題になっているか、恒例の質問で質問の仕方により回答が異なってくることは余り考えられないと思います。
やや丁寧な質問
・鳩山首相は、ガソリン税の上乗せは廃止するという公約を改め、新年度もこれまでと同じ金額の税金をかけることにた。ガソリン税の上乗せを続けることに賛成?
丁寧な質問
 新年度予算案について選挙での公約を盛り込んだ結果、一般会計の総額は過去最大の92兆円になり、国の借金である国債の発行額は、過去最大の44兆円になった。この予算案をどの程度評価?
 それに対して外国人参政権法案に就いては、日本に永住している外国人が、地方選挙で投票できるようにする法案の、国会への提出が検討されています。永住外国人に地方選挙権を与えることに賛成ですか。反対ですか。と訊いています。
 外国人参政権については、ネット上では大きな議論になっていますが、一般の関心は余り高くないようで、この程度の質問の仕方で正確な世論が判るとはとても思えません。
 同じ質問をするのなら、そして鳩山問題や新年度予算案の様に丁寧な質問をするのなら、
・平成7年の最高裁判決で外国人参政権付与は基本的的には違憲だが、「傍論」で立法措置があれば地方選挙権付与は違憲でないしていること。
・在日韓国人への配慮、鳩山さんの「日本の領土は日本人だけでのものではない」に象徴される、税金を払っている以上外国人も日本人と同様に扱うべきと言う考えが賛成論者の根底にあること。
・一方では地方での参政権付与には今地方の首長は、日米の基地選定に大きな発言権があること、原発立地、外国軍艦の入港などの認可権を持つことなど国の安全保障やエネルギー政策などに問題があること。
などの多くの複雑且つ大きな問題を含むことを指摘した上で国民の意見を聞かねば、正確な意見は反映されないと思うのですが。
(なお産経の世論調査の報告を見ますと、他の項目と同じ様に、「永住外国人に地方参政権を与える法案の成立」と質問の項目を並べただけの報告なのでどの様なフォームで質問したか判りませんので批評の対象外にしました。)
 この件については「博士の独り言」さんの正当な調査になっていない、「朝日新聞」の調査」 
のエンリーに触発されて、朝日の関連記事を調べた結果、外国人参政権問題 転機に  の解説記事を見つけました。
 想像した通り、そして勿論外国人参政権付与の賛成の内容でした。
 朝日がこの様な重要で問題ダラケの項目を簡単な質問で済ませたのは、私が昔、同紙の(自社の主張を通すためには手段を選ばない)やり方から知り得たように、そして「博士の独り言」さんが推測されたように、わざと意識的に簡単な質問で済ませ、その結果を公表することで同社の思い通りの世論を形成しようとしているとしか思えないのですが。

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検察批判を始めた民主党

2010-01-20 09:52:01 | 鳩山内閣

 小沢さんのの秘書の政治資金規正法違反事件を巡る問題で民主党内で首を捻る動きが出ているようです。
・民主党が検察や報道への反発を強めている。小沢氏にきちんとした説明を求める声はほとんど上がらないなか、逆に捜査当局やメディアに矛先を向ける動きがあちこちで起きている。
・「石川代議士の逮捕を考える会」が発足。東京地検特捜部出身の郷原信郎弁護士を招いて検察の捜査手法などについて議論した。
  民主党が野党時代の小沢さんの西松建設問題で「国策捜査」だとした郷原さんがまた出て来ました。
・党役員会では、「捜査情報の漏えい問題対策チーム」の設置を決定。捜査情報が報道されているとして「国家公務員による守秘義務違反」を追及する構えだ。
・この動きに合わせて、党内では捜査当局の取り調べを透明化する刑事訴訟法改正案(取り調べ可視化法案)を今国会に提出することも検討され始めた。ある党幹部は「これで検察は下手に動けなくなった」と述べており、検察側を揺さぶる狙いは明らかだ。
・森ゆうこ、広中和歌子両参院議員ら約20人の議員が会合を開き、検察捜査の問題点を追及していくと確認した。
・原口一博総務相は「関係者によると」という報道は情報源が不明確だと取り上げながら、「少なくともそこを明確にしなければ、電波という公共のものを使ってやるにしては不適だ」と主張。
・一方、自民党の谷川秀善参院幹事長は(「捜査情報の漏えい問題対策チーム」の設置について)、「隠蔽する会、圧力をかける会でしょ。大政翼賛会みたいな話だ」。みんなの党の江田憲司幹事長は「民主党が自浄作用を果たすために所属議員は何をなすべきかという認識が根本的に欠如している」と語った。
(以上朝日新聞
より)
 この動きに就いて当然のように朝日新聞は「国会論戦―暗い民主主義はいらない
で、「政治とカネ」をめぐる与野党の泥仕合はおなじみの光景かもしれない。しかし、今回の一件が持つ意味合いは、これまでとは大いに違う。
 有権者が初めて自ら政権交代を実現させた直後である。多くの有権者は、かつての「金権腐敗」政治はもうご免だと願い、民主党に投票したはずだ。なのにまた同じことが繰り返されるなら、何のための政権交代だったのか。政党政治そのものへの失望が、今度こそ癒やしがたく深まりかねない。
 その危険を首相以下、政府与党の面々がしっかり感じているのかどうか、はなはだ心もとない。 典型は首相が小沢氏に語った「どうぞ戦ってください」との発言だろう。
と民主党を批判しています。
  一方産経新聞は「民主調査チーム 疑惑解明を妨害する気か
で、検察側の強制捜査に対し、産経新聞社とFNNの合同世論調査では「適切」が75%に上っている。そうした世論に耳を貸さず、「政治とカネ」をめぐる重大な政治不信について、検察とマスコミの問題にすり替えようとすることは許されない。
 こうした機関の設置について、党内で反対意見がまったく出ないのは異常だ。「小沢擁護論」で身動きが取れないのだろうか。
 事件は同党所属議員の逮捕に及んでいる。民主党が真っ先に行うべきは、小沢氏に詳細な説明を求めるなど、事実関係の調査を通じた自浄能力の発揮である。
と噛みついています。

[私の意見]
・民主党の動きでは原口さんの情報の出所を「”関係者によると”という報道でなくて、検察筋や被告や弁護団筋くらいはっきりしては」と言う意見位が限度で、後は党内の小沢弁護論の風潮に流された血迷った動きで、産経の指摘するように(世論を気にする)民主党らしくない国民から遊離した動きとしか思えません。
・私は前にも書きましたが、検察が情報を固く閉ざしたために、世の中の人達が誰も知らなままでいきなり、現役の石川議員や大久保秘書が逮捕され、鹿島などのゼネコンに立ち入り捜索が始まったら、どんなに怖い事でしょう
 検察の考えもその動きの理由も判らずに、この先、どこに一斉捜索が始まるのか、誰が逮捕されるのか??
 そうなれば、日本は独裁国家になり、恐怖政治の国になることになることを意味します。
 もし民主党が考えるように、検察が情報を固く閉ざした中で、小沢さんの秘書がいきなり逮捕されたら、民主党の人達は何と言うのでしょう
・やはり民主党のやるべきことは、検察の批判の前に、彼らが予てから主張する透明性を持った政治の推進だと思います。
 朝日の言うようら民主党は「暗い民主主義」を志向してはいない筈です。
 もしそうであるのなら、民主党のやるべき事は朝日や産経が主張しているようにはっきりしていると思います。
 昨日の産経のネット上の記事の中で、ある民主党議員が「鳩山さんと小沢さんを除いたら民主党議員は皆貧乏だ、二人が居なければ良いのに」と言ったが印象に残っています。
  悲鳴を上げた国会議員は民主党の人達が金持ちも貧乏な人も皆金に関しては奇麗でなければと言っているです。
 民主党の幹部の人達は、このような末端の人たちの声なき声を拾い上げるべきだと思います。

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金が日本の行方を左右する政治で良いの?

2010-01-19 18:04:27 | 鳩山内閣

  ネット上で小沢さんに関わる金の問題を拾って見ました。
・週刊現代の「小沢一郎の“隠し資産”を暴く」で、小沢さんの政治資金管理団体「陸山会」が都内などにマンション10戸、6億円以上(その後、さらに買い増しして現在は10億円超)を所有していることを調査報道で明らかにし、その全てが小沢氏名義であることなどから、小沢氏の実質的な「隠し資産」ではないかと追及。これに対して小沢さんは裁判に持ち込んだそうですが、地裁、高裁ともいずれも敗訴。週間現代の指摘が正しいことが判りましたが、この事実はマスコミで大きく取り上げられず終わりました。
・自由党の解党の当日に、小沢さんが党首だった自由党の政治団体改革国民会議に13億6816万円を寄付しており、国会で「政党助成金の返還逃れではないか」と追及されたそうですがこれもそのままに終わったそうです。
・水谷建設が胆沢ダム建設の下請けの謝礼として5000万円を小沢氏側に渡したと証言しているそうですが、当時は民主党が野党のため小沢さんに職務権限がないために収賄罪は成立しないそうです。
・西松建設の個人名を騙った不法献金では小沢さんの公設第1秘書と陸山会の会計責任者を兼ねる大久保隆規容疑者が逮捕されましたが、これは秘書のやったことですから、小沢さんがもし知らなかったら、それだけで終わるのかも知れません。
・そして今度は「陸山会」が購入した土地をめぐる事件で、大久保隆規被告と、同事件での逮捕者は会計事務担当だった民主党衆院議員、石川知裕容疑者ら3人再逮捕されました。  (テレビで見ましたが、石川さんのお父さんが彼に「死ぬなよ」と言ったそうですし、検察も石川さん逮捕の理由に彼の自殺のことも考慮したかの記者の質問にそれを否定しなかったそうです。)
  然し、この事件ももし小沢さんが知らなかったら、無罪になるでしょう。
 それに対して、小沢さんは彼の秘書のやったことは今までは形式犯の範囲で逮捕するのは前例がない、それは検察は小沢さんを標的にしているに違いないと言い、断固として検察と対決すると言っています。
 そして鳩山さんも小沢さんに対して「検察と戦え」ととも取れる発言をして批判の対象になっています。
 そして党大会で小沢さんの対決姿勢に対して、万雷の拍手。
 鳩山さんもおかしいですが、政権与党が検察との対決姿勢を明らかにしたの何か変な気がします。 (野党時代は小沢さん問題では国策捜査と言って検察を批判して居ましたが、与党になった今この手は使えません。)
 小沢さんが自分が言うように、法に掛からない範囲で蓄積した金を使って、秘書の宿舎を建てるほどの多くの秘書を抱え、その秘書を特定候補者の所に応援に出し、幹事長の立場を使って彼らに選挙資金を重点的に配分し、小沢チルドレルなど腹心の部下を増やそうとしています。 (勿論これに違法性はありません。)
 そして政権与党の民主党員は、圧倒的多数の支持者を持つ小沢さんの動きを無視出来ないどころか、彼に睨まれないようにしているようです。
 私は前にも書いたように、貧乏人の癖に金のことには弱いので、小沢さんやその周辺のやったことの正否は正直言って判りません。
 然し、ネット上で拾った上のことを並べただけでも、何かおかしい、何かを変えねばならないような気がしますがどうでしょうか?
 テレビでは多くのコメンテーターが小沢さんの意見に同調して、検察を批判していますが、そんなことで良いのでしょうか?
 金が物言う政治で良いのでしょうか?
 法に違反しないからと言って、法の精神違反すれすれの所で蓄財して良いのでしょうか?
 その様な政治家を大物だとして信頼して良いのでしょうか? 
 私たち選挙民は地盤、鞄、看板に釣られて投票して良いのでしょうか?
 私たちは今こそ自己責任の元で投票しなければならないと思います。
 そうしなければ、その結果は自分で背負わねばならぬことになるのですから。

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小沢さん、幹事長を辞任しては

2010-01-18 10:17:09 | 鳩山内閣

 小沢さんの資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る、元秘書の石川知裕衆院議員らが逮捕されたことを受けて読売新聞朝日新聞 が世論調査の結果を発表しています。 黒字は私の感想です)
 両者の調査結果の数字はほぼ同じですので、ここでは読売の数字を取り上げて見ました。
・鳩山内閣の支持率:45%(前回56%)
  一般に支持率が50%を切れば危険信号と言われていますが、果たしてどうでしょうか
・小沢氏は幹事長を辞任すべき:70%、その必要はない21%
 私は小沢さんは民主党のためにも日本の為にも辞めた方が良いと思います。
参照:独裁国家の道を進むのか民主党政権
 
・小沢氏が国民に説明責任を果たしているとは思わない:91%(前回91%)
 この数字は小沢さんや一部の批評家達が批判している検察より、小沢さんの方に責任があると人々は思っていることを示している数字だと思います。
・小沢氏に幹事長を続投させる考えを示した首相の判断:適切だと思う21%、そうは思わない68%
・今回の事件が鳩山内閣の政権運営に与える影響:非常にある42%、ある程度ある43%
 上記二件に就いて言えばもし鳩山さんが小沢さんを辞職させていたら、鳩山内閣への支持率低下は避けられないとしても、鳩山さんのリーダーシップ発揮でその低下は最小限に抑えられた数字になっていると思います。
 ここでは鳩山さんのリーダーシップが問われる所ですが、民主党内で圧倒的多数を占める小沢グループの存在を考えると不可能なような気がします。

・政党支持率:民主が34%(前回39%)、自民は20%(同16%)
・今夏の参院比例選での投票先:民主は28%(同35%)、自民は21%(同20%)
 注目すべきは、民主党は鳩山さんや小沢さんの資金問題があるのに、自民党への支持率が思った程伸びないことです。
 国会では両者への攻撃が中心となると思いますが、小沢さんの言うように「政治とは選挙」だの言葉を借りれば、二人への攻撃だけでは自民党の支持率はこの程度しかあがらないこと、詰まり次期の参院選では敗北が必至なことです。
 自民党が考えねばならぬのは、自党への支持率を民主党より上にすることです。
 そのためには衆院選大敗の原因を総括すること、そして私がいつも言うように、政治主導の行政改革への国民の期待を見落としたこと。
 その原因は自民党本部が国民とそれにいつも接している地方の議員から遊離してしていたことの反省です。
 なお朝日新聞はこの他に次のような件でも調査しています。
・鳩山首相の資金管理団体の偽装献金問題について首相の進退:辞任しなくてよい59%、辞任するべきだ
・これに対しする首相の説明:納得できない77%
 
 この数字は国民は世論調査で民主党はマニフェストの変更しても良いと言う人が多いように今でも民主党やそれを率いる鳩山さんに優しいことを示しています。
 正確に言えば国民はばら蒔きのマニフェストには殆ど期待していないが、民主党政権による政治主導の行政改革を期待しているので鳩山さんにもう少し頑張ってくれというメッセージのようです。
 然し、良く言われる民主党の経済政策や安全保障の問題、 (恐らく小沢さんとそのグループから出た)マニフストから消えていた外国人参政権の問題など、民主党や鳩山さんに優しいだけでは、日本の将来はないと思うのですが。
 今こそ私たちは鳩山政権の政策の細かいところまで、是々非々の立場でしっかり見て置かねばならない時期になっているのだと思います。
 テレ朝の今日の「スーパーモーニング」で鳥越さんが「今回の世論調査の結果は検察からのリーク情報で国民が踊らされているのだ」と言っていました。
  鳩山政権の人達は鳥越さんのような人達の発言を聞いて、まだマスコミが自分たちを支持していると思っていたら、情勢の判断を誤ることになりそうです。
 
(余談ですが、逆に検察から何も情報もなく、いきなり現職の国会議員が逮捕されるなどがあれば、どんなに怖いことかと思いませんか。)

[正直な民主党若手政治家の活躍を期待]
 それにしても昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」で、「日本が抱えるヤバイこと」のトップ2に鳩山政権と小沢さんの二つが上がり、鳩山政権の経済政策がコテンパンに批判されたあと、何故か判りませんが原口総務大臣が出席しました。
  当然パネルの人から彼への鳩山政権や小沢さんへの批判が集中したのですが、原口さんの立場上での苦しい答弁と困った顔が印象的でした。
 それでいつも思うのですが、テレビへの露出度の高い長島、長妻、安住、前原、野田、細野、渡辺周の各氏など(官僚出身を除く)若手の議員達の正直で(野党時代の)率直な発言をする人達が中心とする民主党になって貰いたいと思うのですが。
 民主党が野党時代にテレビで自民・民主の両議員の間に熱心な討論が交わされ、これなら懸案の政策も両党の間で何とか妥協できるのかと、思っていたのに民主党としては対決姿勢に変わってがっかりしたことが何度もあったのを思い出します。
 今でも小沢さんの締めつけがなくなれば民主党もかなり変わってくると思うのですが、果たしてどうなることでしょう。
 今回の鳩山さんの発言のように小沢さんに検察と戦えと言わんばかりの発言(後で釈明していましたが)に見るように、その場限りの発言をする政治家、小沢さんのように選挙で勝つためには手段を選ばない政治家に牛耳られていては、日本の将来は暗澹たるものに終わりそうです。

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独裁国家の道を進むのか民主党政権

2010-01-17 06:55:29 | 鳩山内閣

 産経・政治部長の乾正人さんが民主党議員は腰抜けかと言う民主党員の批判をしていますがその中で気になった部分を拾って見ました。
 いやはやびっくりした。
 石川知裕衆院議員が東京地検特捜部に逮捕されたことでも、民主党の小沢一郎幹事長が続投を宣言したことでもない。
 小沢幹事長の「続投宣言」も小沢氏の年来の政治手法からいって驚くに値しない。
 ここで幹事長職を辞すれば、事実上、罪を認めたと世間が受け取るのは間違いない。
 これまで営々として築いてきた「小沢神話」は一夜にしてかき消え、「小沢王国」が崩壊しかねないと判断したのだろう。
 鳩山由紀夫首相が傷ついた幹事長を励まし、続投を容認したのも当然といえば、当然である。
 5月に小沢氏が代表を辞任。直後の代表選で、鳩山氏が世論調査の好感度でリードを許していた岡田克也氏に勝利した経緯を思い起こしてみれば、よくわかる。
 「選挙のプロ」ぞろいの小沢軍団の支持なしには、鳩山氏の勝利はなく、むろん鳩山政権誕生もあり得なかった。
 一般に鳩山政権は、政府と党が対等に近い力をもっている「二重権力」構造といわれるが、そうではない。鳩山政権の実態は、党と国会を掌握している小沢氏が実権を握る「小沢政権」であり、鳩山氏は表紙にすぎない
 マニフェスト通り、ガソリン税などの暫定税率を廃止しようとした藤井裕久前財務相の辞任の理由は表向き「健康問題」だが、関係者によると、昨年末、小沢氏の主張通りに暫定税率維持が決まった直後に財務相は辞意を首相に伝えている。
 首相が幹事長に「どうぞ戦ってください」と三権の長としておよそ非常識な発言をしても恥じないのは、「表紙」としてそれ以上のことを言えないからである。
 では、何にびっくりしたのか。民主党の国会議員たちのあまりの腰抜けぶりに、である。
 党幹事長の秘書と元秘書2人が相次いで逮捕された事態は、誰がどう考えても異常である。オフレコで聞けば、「小沢さんは辞めるべきだ」「鳩山さんはもっとしっかりしてほしい」と語る民主党議員は結構いる。しかし、実名でのコメントを求めると、「それは勘弁してほしい」となる。16日の党大会でも批判ひとつ出なかった。
 「検察ファッショだ」と思うのであれば、新党大地の鈴木宗男代表のように、堂々と異議を唱えればよい。そうでもなく、「ノーコメント」と逃げまわる議員がほとんどなのである。日ごろは威勢のいいことをテレビで吠えている若手・中堅議員ほど口をつぐんでいる
 そんなに小沢一郎という政治家が怖いのか。渡部恒三元衆院副議長は「戦前の大政翼賛会のようだ」と嘆くが、その通りだ。いざというときに物言えぬ政治家に、とても国政は任せられない。

[私の意見]
 産経の乾さんが指摘したように、民主党大会の様子は確かに異常でした。
 小沢さんが検察と戦う言った時の万雷の拍手。
 戦前派の私はついドイツのヒトラーの演説に応える怒濤のような聴衆の拍手と歓声の映画のシーンを思い出しました。 (当時はこの種の報道は映画館で見るしかありませんでした。)
 これが自見党大会なら、このような重大事件のときに派閥のボスがこんなことを言えば、必ず反対する勢力からの批判の声が上がるのですが。
 そして政権与党が(彼らが信じる)間違った方向に行くのを自動的に修正していたものですが。 (彼らが信じると書いたのはときたま外野から見れば派閥争いにしか見えないこともあったからです。)
 然し今回の場合は明らかに小沢さんの方にも少なくとも、民主党の掲げた「クリーンな政治」から正反対の事件を起こし「民主党の顔に泥を塗った」ことに対する反省と、一般の党員からの批判があって当然だと思うのですが。
 事業仕分けの時も小沢さんのクレームで担当者の引上げ、小沢さんに反対する勢力の冷遇、選挙資金も小沢さんの好みの人に高額の資金の提供。
 全国からの請願などの幹事長室一本化で、自民党の野中さんの率いる全国土地改良事業団体連合会の請願の却下など、自民党の支持グループや、自民党推薦の首長を持つ地方自治体の締めつけの噂などなど。
 一方、問題の多い日教組大会でおべっか染みた演説をしたり、主義主張の全く違う社民党との連立を組んだり、外国人参政権付与をちらつかせて、韓国人からの支持拡大を図るなど見え見えの勢力拡大策。
 一政治家として自分の主張実現のために、反対する勢力を蹴落とし、その影響範囲を拡大しようとするのは致し方ないとしても、小沢さんが国の方向まで変えるほど力が強くなったときは大問題です。
 その時の党として独裁的な手法が行き過ぎようとしたときに牽制したり、指導者に問題があれば自浄作用が働くシステムがあって、民主主義政治が正常に機能すると思います。
 然し国会では民主党が圧倒的勢力を誇り、民主党内では小沢チルドレンを始めといる台勢力、いまや小沢さんの勢力を無視しては何も出来ない状態です。
 そして小沢さんの排他的、独裁的き手法
 そのために小沢さんに批判的な立場の人も彼がどんなことがあっても何も言えない政権与党の民主党員
 渡部恒三さんは、民主党大会を大政翼賛会と言ったそうですが、心配性の私はヒトラー率いるナチスの再来、独裁国家の出現とまでまさか行くとは思いたくありませんが、日本はそのすれすれの所まで行きそうな気がしてならないのですが。
 そんな小沢さんにブレーキを掛ける政治家は民主党にはいないのでしょうか
 テレビなど見ても今回の問題で検察権力の批判をする人もいるようですが、それよりも遥かに大きな権力を持つ政権与党、その中で大きな権力を持つ小沢さんの批判は忘れてならないと思うのですが。
 国民もマスコミもいつまでも民主党に優しくしていては、経済・安全保障問題で大きな、そして何時までも越えられない壁に突き当たりそうな気がします。

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注記:独裁者wikipediaより)
   近代に入って、法律上国民または有識者に選ばれた形になっているが、現実には一人の人物に権力が集中し、その者が国政を操っている状態を独裁制、そしてその権力が集中した人物のことを独裁者と呼ぶ。
  問題は、独裁者の判断が偏狭または不合理であっても、それを止める方法が合法的に存在しないことにある。システムとしての独裁制には、独裁者の暴走へのチェック機能が存在しないことが問題点となり、常に暴政に変貌する危険を秘めている。


正念場の自民党

2010-01-16 06:55:19 | 自民党

 民主党の石川知裕さんに引き続いて小沢氏の「名代」大久保容疑者と、石川容疑者の“後輩”池田容疑者が逮捕され急に自民党が勢いづいているようです。
・自民党の谷垣禎一総裁は「今後、さらにその先にある大きな闇の解明がなされることを期待する」とコメントした。18日召集の通常国会直前という絶好のタイミングでの“敵失”に自民党など野党側は俄然勢いづいている。
・谷垣氏は平成21年度第2次補正予算案の審議から始まる通常国会を見据え、「政府与党は、審議に応じられる前提として、十分な説明を果たすべきだ」とクギを刺した。
・大島理森幹事長は「石川議員は小沢幹事長の(資金管理団体の)会計責任者としての逮捕なので、(小沢氏は)監督責任について明確な責任と説明を果たさなければならない。鳩山首相も小沢氏から事情を聴き、代表としての説明責任、倫理責任を果たすべきだ」とコメント。疑惑追及のターゲットを、民主党最大の実力者である小沢氏の問題に絞ろうとしている
。 (産経新聞 
 より)

[私の意見]
 自民党の作戦としては当然小沢さんほかの参考人を招致を要求すると思いますが、これに対して民主党の山岡賢次国会対策委員長は前々から、自民党が鳩山首相の親族や民主党の小沢幹事長の国会への参考人招致を求めていることについて、「そんなことをいくらやっても国民生活はよくならない。国会の場をワイドショー劇場にしてもらいたくない」と述べ拒否する考えを示しています。
 彼の発言は自民党から言わせれば、民主党に取って都合の良いことばかり言っているとしか考えられないことですが、まるで間違ったことを言っている訳ではありません。
 昨日のテレビでも山岡さんは民主党の会議で「参考人招致は全会一致が原則なので、そのようなことはさせない」と行って居ました。
 与党が衆参両院とも多数を占めて今の情勢で、自民党はどういう作戦を取れるのでしょうか。
 自民党がやれることは参考人招致を与党ににより許否されてとき、野党として出来るのは審議拒否かそれに類する行動しかありません。
 自民党政権時代と違って鳩山政権に優しい一部マスコミは、今の厳しい経済情勢の中で予算を通さねば日本は大変なことになると言っています。
 自民党政権のときも小沢さんが強引な国会運営を強硬して批判を浴びていましたが、鳩山政権での自民党の審議拒否は更に厳しい批判を浴びる ことになるかも知れません。
 そして世論調査で見るようにまだ国民の多くは鳩山政権に同情的です。
 一方自民党には党の再生とそのための参院選の勝利か善戦が目の前の問題として横たわっています。
   良く考えて!!自民党の国会対策
でも書きましたが自民党政権時代と違って鳩山政権攻撃は諸刃の剣で、下手をすると自民党がマスコミからの批判と言う返り血を浴びる可能性があります。
 今日の民主党大会、検察、マスコミの報道、世論の動きを見据えて作戦を誤らないようにすべきだと思います。
 自民党としては、そして日本に取っても自民党の再生は是非実現しなければならないと思います。
 鳩山政権への政治と金の問題の追及とともに、鳩山政権が日本の行く道を誤らせないように、堂々とした政策論議をして自民党の存在感を示すべきだと思います。
 与党が多数を持つ衆参両院でどのような動きをするか難しいところと思いますが、谷垣さんの適切な判断に待ちたいと思います。
 今回の民主党の敵失は、自民党の正念場でもあると思います。
 くれぐれも敵失の勢いに乗ってその判断を間違えないように願いたいものです。

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