普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

会議乱立・菅さんのリーダーシップは?

2011-04-29 15:06:55 | 菅内閣
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「ダイアモンド Online」で今まで民主党寄りの発言が目立った財部誠一さんの
菅政権の「会議乱立」が招く震災復興への致命傷」の記事を見ました。
流石の経済ジャーナリストだけあって的を射た文章であること、そして私もこの問題に就いては何度も書いて来ましたので、その後半部分の概要を紹介し、最後に一口コメント書く事にしました。

震災直後から生産再開に向けて怒涛のように動き出した現場の熱情、製造業の圧倒的な復原力、大企業の現場からは日本復興の手応えを感じることができる。
[“政治主導ごっこ”はもうやめよ、会議乱立が示す政権のリアリティのなさ]
 逆にお粗末を極めたのが政治だ。菅は小沢封じ込めに躍起になり、小沢は菅政権打倒の揺さぶりをかける。国難に際してなお党内政局にエネルギーを費やす民主党政権はもはや常軌を逸している。東日本大震災の本当の悲劇は、こんな連中が政権を担っている時に震災が発生してしまったことである。
 正直言って企業社会のモラルの高さと比較すると、政治家という生き物の愚劣さには言葉を失う。
 なかでも菅直人とその取り巻きたちの愚劣さは異常だ。
 国難に際して、菅政権が機能しない理由は明白だ。アンチ官僚、アンチ大企業、アンチ小沢への執着だ。個人であれ、企業であれ、国家であれ、存亡の危機に際しては小異を捨て一致団結、あらゆる知恵と力を結集して事にあたるにきまっている。
 だが菅政権はそれを断固拒否して、素人大臣による“政治主導ごっこ”で震災がもたらした危機をさらに危機的にしている。
 緊急災害対策本部、被害者生活支援特別対策本部、被害者生活支援各府省連絡会議、被災地の復旧検討会議、災害廃棄物処理の法的問題検討会議、原子力災害対策本部、原子力被災者生活支援チーム、福島原発事故対策統合本部、原子力発電による経済被害対応本部、電力需給緊急対策本部、復興構想会議、復興実施本部(仮称)等々、数十にも及ぶ会議の乱立は、この政権のリアリティのなさを象徴している。
 この期に及んで官僚をパージし、自分たちの都合いい時だけ、役人を使うことで役所全体の力が著しく棄損してしまっている。一部の役人が忙殺される一方、何もやることがなくイライラしている中堅、若手がごまんといることにも気づいていない
 民主党最大の支持団体で連合のある幹部から菅直人にはレッドカードが出されている。
「野党もすべて巻き込んだオールジャパンでやるしかない。総理のポストを自民に渡して政治の力を結集すべきだと菅総理に伝えてもまったく聞く耳を持たない。あの人はどうしたら自分が総理であり続けられるか。それがすべてに優先している」
 だがこの連合幹部によれば、腐りぶりは自民党も似たり寄ったりだとも言う。
「総理のポストを自民に譲ってはどうかと言ったとたんに、今度は自民党内でもめ事が始まる。谷垣総裁をそのまま総理にするわけにはいかぬということだ」
[一刻も早い菅政権の退陣と官僚を最大限に生かす政権誕生を望む]
 震災復興への筋道がまったく見えてこない最大の理由は官邸の機能不全だ。会議乱立が役所にどれほどのダメージを与えているか。ベテラン官僚が率直に語っている。
「たくさんの組織等が設けられましたが、どこがイニシアティブを取るのかわからず、それぞれに官僚も張り付いてお世話をしなければならないため役所の力をそがれてしまっている。復興会議も事務局は前日までメンバーもわからないままシナリオ書きをしている状況で、委員それぞれのご意見を咀嚼して調整し政策として一つにまとめるようなイメージとはほど遠い。このままでは6月に報告書をまとめても、言いっぱなしで政府の政策に必ずしも反映されないおそれすらある。結局のところリーダーに、信念を持って引っ張り責任も取るという姿勢が欠如しているため、官僚は誰の言うことを聞いて良いかわからなくなっているというのが現実だ
 この国難を乗り越えるために、官僚を使いこなさず、企業に不信の目を向け続ける菅政権は一刻も早く退陣させなければいけない。私は震災前まで、出来の悪さに目をつむり、それでも民主党政権を支持していくことが日本の民主主義を育てるためのプロセスとして大切ではないかと考えてきた。だがそんな悠長さはもう終わりだ。
 一刻も早く菅直人を総理の座から引きずり降ろし、オールジャパンの政治体制を作りあげることが急務だ。その際、政治主導はご法度だ。腐った政治家連中は、またスタンドプレーに走るだろう。とにかく今は役所の能力を最大限まで引き出す。それこそが、日本復興への一番の近道である。 (中略)
 クライシスの只中での政権交代など、本来ならあってはならない。しかし政権担当能力をここまで欠いた政権の存続は、日本をさらなる危機へ巻き込んでいく。幸いにして民間企業は逞しい復原力を発揮している。霞が関をフル稼働させられる「普通の政権」への一日も早い移行を望むばかりだ。

[私の一口コメント]
・そう言えば昔「政治家は何もせぬほうが経済活動が上手く行く」と言う話がありましたね。
・官僚は悪といわんばかりのレッテルを貼ってきた今までのマスコミ報道。そのレッテルで物事の本質が見えてこなくなったのが総理以下の民主党政務三役です。
・麻生さんは流石、元経営者らしく、「官僚は上手く使うものだと」と当たり前のことを言っていました。私流に翻訳すれば官僚を活かして使うべきだと思うのですが。
・「政治主導の行政改革」で売った民主党が「政治主導で自ら手を出して」官僚の士気を落としてしまいました。
・そんな民主党にたいしてバラ色のイメージを国民に与えてきたマスコミの責任は?

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政治空白を避けるために

2011-04-28 11:22:09 | 外交・安全保障
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 産経で森喜朗元首相 内閣不信任案で「政治空白」回避せよ という対談記事が載っていましたのでその概要を紹介し、私の賛成する所はそれ対する私の意見を付記しました。
・村山富市元首相は偉かったな。決断力もあった。小里貞利さんをすぐに震災対策担当相に任命して現地で陣頭指揮を執らせ、自分は首相官邸でドンと構えてね。
・村山さんは就任直後の衆院本会議で自衛隊合憲と日米安保堅持を明言したでしょ。僕はすぐに官邸にお礼に行ったんだけど「首相と社会党委員長とどちらが大事だ。聞くまでもないじゃろ」って。立派だったよ。

と言う事は村山さんは社会党の政策は国のためにならないと思っているが、彼は委員長として、社会党を維持するために国のためにならない党の主張を黙認していることになります。
それよりも村山談話が今も日本の足を引っ張っているのを考えると、自民党が政権維持のために村山さんを担いだのは問題だと思います。

・それと菅直人首相を比べちゃ失礼だけど。歯がゆいよね。日本国の下落ですよ。
民主党の人たちは個々を見ると個性もあり立派な人も多い んだよ。でもチームワークがない。まだ完全なチームになってないのに「何とか枠」で春の選抜に出たって感じかな。

私も良く勉強しているし、率直な多くの民主党の若手議員が党の主力になることを期待しています。安陪さんの時も書きましたが、民主党は一度下野して、政権党としての玉石混合の党の体質、公約や政策運営、政治主導の在り方など基本的に見直して、政権党のして恥ずかしくない党として、再度政権獲へ挑戦する方が党のためにも日本の為にもなると思います。
・平時ならいいけれど、東日本大震災という大アクシデントが起きたら政官民一体でやらなきゃならんでしょう。それを「政治主導」と言って役人をバカにして今頃になって助けを求めてもね。会議をいっぱい作っても解決しませんよ
政治主導の基本原則は多数のプロ集団の官僚達を有効に扱いそのの士気を上げること、彼らの意見を良く聞いてその妥当性を判断し正しい決定をすることなどなどですが、その前提無しに政治主導といって自分達が自ら細かい事まで手を出してきたし、また今でも出しているのが現状です。
今の内閣が存続すること自体が「政治空白」なんですよ。だったら辞めてもらうのが一番となる。
・自民党若手は参院で首相の問責決議をやろうと言ってるけど菅さんが無視したらどうするの。それで震災関連法案を次々に出されたら参院は無視できますか。「野党は何やってるんだ」になっちゃうよ。
・辞める気のない首相を交代させるのは大変なんだよ。しかも時間をかければそれこそ政治空白を生む。さっとやることだ。わかりやすい方法でね。
・つまり内閣不信任案しかないでしょ。平成23年度1次補正予算案は成立させる。内容に問題はあるけど被災地のみなさんに迷惑をかけちゃいけないから協力してもよい。
・その代わり、それが終わったら自民、公明両党が責任をもって不信任案を出す。
「否決されたら信任されたことになる」と心配する人もいるけど、その時はその時だ。それが民主主義のルールでしょ。
・少なくとも民主党にヒビは入る。それは大きいよ。自民党に選択の余地ができる。もしかしたら参院もよりねじれる方向に変化するかも知れない。だからやっぱり大きな変化を示す時だと思うよ。
・こんなこと言うと「小沢さんと組むのか」と勘ぐる人がいるけどまったく別次元の話。そもそも僕は何度も裏切られた人間だ。
・小沢さんは表舞台に出ようとは思ってませんよ。言葉はよくないけど『座敷牢』のような立場に置かれてるんだから。
(果たしてどうでしょう?)
・内閣不信任案が可決されれば首相指名では自民党は谷垣禎一総裁を当然推すことになる。もしかしたらどの候補も過半数に届かないかもしれないね。そうなりそうだったら与野党が真剣に協議して新しい首相を決めればいい。1年間の期間限定で与野党みんなが話し合いのテーブルについて震災復興策を進めていけばいいじゃない。
少なくとも自民党は国民に人気のない谷垣さんより、石破さんのほうが良いと思います。私の本音は安陪さんが一番と思っていますが、少なくとも民主党の天下の元では余りにも考え方が違うので素人ながら現実的ではないような気がします。
 一番現実的なのは連立与党の亀井さんが適任だし、民主党内からも反対がでないような気がしますが。
・大震災の影響ですぐに解散はできない。それに「1票の格差」訴訟で最高裁大法廷が「違憲状態」と判決を下したでしょ。選挙制度だって超党派で話し合わなければならないんだよ。
・とにかくもう政治空白は許されないんだからオールジャパンでやるしかない。

[私の意見]
・自民党へ

 森さんは当然に自民党の立場から話しているようですが、私も同じ立場で言えば、森さんの言うように菅政権打倒ばかり言って政治空白を造るより、国会でもっと自民党らしい実のある議論をしてその存在を国民に知ってもらうこと。
オールジャパンの表舞台には石破さんなどの実務者をたてて、谷垣さんは次の衆院選勝利の可能性が高くなった今、政権陥落の大きな要因となった、自民党の体質の見直し、政権を取った時と、族議員の問題や党の森さんを含む大物議員の在り方など、見直して行くべきだと思います。
・民主党へ
 森さんが言ったように自民党はその危機に当たっては、政策が丸反対の社会党から村山さんを担ぎだしました。
 今民主党に残っている首相候補で党の主役で無傷にいるのは、岡田さん位しかいません。然し彼は鳩山・小沢グループから責任を問われています。
 それで菅さんが駄目なら、思い切って亀井さんや石破さんを首相に頂いてはどうでしょうか。
 民主党の主力の人達から考えれば、自民党→社会党の差に比べれば無視し得るほどの考え方の差しかありません。
 昨日も書きましたが、菅降ろしに動いている人達は菅さんの後継者として誰を推薦するかを発表する時期に来ているのだと思いますが。


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浮世離れした鳩山・小沢グループの動き

2011-04-27 11:33:12 | 菅内閣
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・何を血迷ったか小沢グループ
 東日本大震災の被災者支援の特例措置を定めた税制特例法案が22日、衆院本会議で全会一致で可決されたときの報道です。
 民主党の小沢一郎元代表に近い議員らがガソリン価格高騰時に課税額を一時的に引き下げるトリガー制度凍結が盛り込まれた税制特例法案に反発し造反した。本会議を欠席したり採決前に退席した議員が出たほか、本会議場で菅直人首相に抗議文を手渡す議員が出るなど、菅政権への批判が民主党内でも強まっていることを改めて印象づけた。
 彼らはトリガー制度凍結が「被災者の痛みになる」として、衆議院の全会一致、詰まり自民党から共産党まで賛成した法案に対して、小沢グループの人達はこの法案に反対したそうです。
 何故なら、同法案は、被災した土地建物の11年度分の固定資産税を免除するほか、自宅損壊の場合、住宅ローン減税の適用を継続、自動車関係税の免除、被災した企業への法人税還付、被災地向けの寄付金への優遇措置の拡充など被災民を考慮した項目が盛り込まれているのです。
 全体のバランスから言えば民主党員であれば賛成するのは当然で、僅か一つの問題を取り上げて反対するのは、小沢さんを外した「菅さん憎しで因縁をつけている」としか考えられないのですが。
 少なくともこの法案に反対した人達の次の選挙での落選の可能性が100%近くまで上がったと思います。
 彼らはこんなことを百も承知で被災民の立場から反対したのなら彼らのバランス感覚の無さを示すだけです。
・もし小沢さん復活したら
 25日の参議院の予算委員会を見ていると民主党の増子輝彦さんがまるで野党の様に菅さんに執拗に食い下がっていました。
 そして小沢一郎元代表の起用など挙党一致態勢の確立を求めました。
 私の想像では彼は小沢さんの復帰を一番言いたかったのかも知れません。
 鳩山・小沢グループの人達は小沢さんの東北復興を担当して辣腕を振るってと貰うことを考えているようです。
 然し彼には自分の政治資金集めと権力拡大のためには手段を選ばないと言う印象が定着しています。
 これに関して24日の「たかじんのそこまで言って委員会」で震災復興に関して、司会の辛坊治郎さんが「こんな時にこんな話をするのはどうかと思うが」と言う前置きで、民主党の国会議員が被災地を周りながら、(農業・漁業の復興策でなく)土木工事に関して何処の仕事をどのゼネコンで、金額が幾らと20兆円の資金をあてにして決めて廻っていると言う話が広まっているといっていました。
 私はこの話がガセネタか否かは別にして、これを聞いて直ぐにその党員が小沢さんかその配下の議員を想像しました。
 勿論、小沢さんは今までの印象を払拭して、公平無私にやって呉れるかもしれないと思いますが、余りにも彼の今までしたことの印象が強すぎて、菅内閣も野党も彼の復帰を認めれる人はいないと思います。
 それこそ政治家に必要な人徳の問題で小沢さんは時間をかけて自ら(彼の言う)疑惑を払拭するしかないし、当面にその時間はないと思います。
・鳩山・小沢グループなど64人の勉強会の動き
 以下は産経新聞ほかの新聞記事の切り抜きです。
鳩山さんの演説: 内容省略。何故なら私は他の多くの国民と同様に発言がブレ捲くった鳩山さんの発言を全く信用していません。
政治評論家の森田実氏の演説:「菅首相は最悪だ。鳩山氏に戻ってもらった方がずっといい」と語ると盛大な拍手。
鳩山さんや森田さんの演説を聞いて拍手した人達はまだ鳩山さんを信用し彼の力を買っているのでしょうか。
私は鳩山さんがいるだけて、その集まりの質が低下すると思っているのですが。
原口一博さんの演説:統一地方選敗北を踏まえ「責任は誰が取るのか。あいまいにしたままで前に進めるのか」と執行部を批判。
 外野から見れば敗戦の責任は民主党全員にあると思います。
 前記の鳩山さんの大チョンボ、鳩山さんと小沢さんの「政治とカネ」の処理の拙さで、野党時代のクリーンな民主党のイメージの悪化、識者から全く評価されない4Kと言われる目玉政策、原口さん所管だつた天下り禁止の筈が出向と言う名に変わる、省内の人事停滞で台形になった組織、唯一の売り物の政治主導でも勘ちがいして政務三役が自分で手を出して、官僚の士気を落とすなど、菅さんの政治の失敗と比較しても、鳩山・小沢時代の失敗とどっちもどっちと思うし、国民は鳩山・小沢時代から菅・岡田時代の実績を総合して見ていると思うのですが。
 そして日本と民主党政権の危機に当たっての党内対立がまた民主党支持を落とす原因とんなっているのも間違いないでしょう。
 報道や解説によれば、民主党内で本人にその意志が無い限り、代表を任期途中で替える制度はないそうですし、国会解散に追い込んでも、東北地方の事情や国会議員定数の憲法違反の判決とうで、総選挙はできないそうです。
 前どこかの記事で見ましたが、反菅グループが菅さんの後継の話しになると、座が静まり帰ったと書いてありましたが、話しがここまでくれば、彼らは交代する人の名前を上げるべきです。
 鳩山さんはないでしょうし、裁判を控えている小沢さんも?原口さん?田中真紀子さん?
 私は前から書いているのですが、考えつくのは連立を組んでいる亀井さんしかいないような気がするのですが、果たして。
 今回の民主党党内のごたごたをみていると、麻生政権末期の麻生降ろしを思いだすのでずが、あの時に地方の支部がら本部への批判が報道されていました。
 それにしても、今回の統一地方選挙で敗北した民主党の地方支部は党内のごたごたにたいしてどうしているのでしょうね。
 地方の幹部が辞職するだけで党の本部に何も言ってこないのですかね。
 地方分権が公約の民主党ですから、地方は地方、本部は本部だと言う訳ではないと思いますが。


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今の日本が欲しい頼もしいリーダー

2011-04-26 06:44:01 | 自民党
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 昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」では三宅久之、森本 敏、桂ざこば、勝谷誠彦、宮崎哲弥さん達のレギュラーの他に小泉さん時代の首相補佐官の飯島 勲さんに、元経済産業省の岸 博幸さんなどが加わって「菅さんは無能でも仕方がないが、それを自分で認めてないのが問題」だなど、菅内閣や民主党のボロカスの批判の後、頼もしいリーダーは誰かと言う話しなりました。
 そこで出たのは小泉さん、石原さん、安陪さん、平沼さん、桜井南相馬市市長でしたが、飯島さんの推した安陪さんに話題が集中しました。
飯島さん:短期間で多く業績を上げた。
 官僚組織を良く知っている。
森本さん:しっかりした理念を持っている。
勝谷さん:自民党内で一番求心力がある。
岸さん:現役の政治家では最高の人だ。
三宅さん:今考えられるのは安陪さんしかいない。
 教育基本法、(憲法改正に必要な)国民投票法など成立させ、防衛庁を省に昇格させたた。
 但し国会答弁をする前に辞めたのは拙かった。
 取り巻きを悪かった。
 そんなこともあってもっと時間を置いてからの登場の意見もあるが、今はそれを待てない時期だ。
飯島さん:安陪さんは前の失敗の経験を良く学んでいる。
勝谷さん:安陪さんは前と違った種類の優秀な若い人達を持っている。

[私の意見]
私は安倍さんの再研究(ビジョンを持った首相待望論)
始め何回となく安陪さんの良い所と悪いところを書いて来ましたのでその概要を纏めて見ました。 (参照:カテゴリー→安陪内閣)
安倍さんの考えと実績( 先の番組で言われたことは省略
・主張する外交への転換のための情報機関の整備(を言ったが残念ながら成果なし)
 私は安陪さんの言った情報機関の設置の卓見が実現しておれば、民主党政権の米国と対等の外交にツールとして使えるし(米国から殆どの情報を貰っておいて対等な付き合いなど考えられません)、原発事故の国内外での風評被害に防止にも大いに役立っている筈だと思うのですが。
・小泉さんの時ぎくしゃくしていた中国、韓国の関係改善
・社会保険庁解体法
・攻めの農政(中国へコメ輸出開始)
など他の首相なら何年もかかる仕事を僅か1年足らずでやってきた。
安倍さん失敗の原因
・年金問題。地方や社会格差、医療崩壊など小泉改革の負の遺産が出始めた(私は施政方針の小泉改革の継承でなくて、見直しまたは脱却にすべしと書いたいたのですが。)
・下記のような対応の拙さや政治手法の幼さがマイナスになって作用した。
・問題閣僚を異常に弁護し、安倍政権のクリーンなイメージを悪くし、マスコミに自民党打倒のキャンペーン(参院選中の赤城さんの絆創膏報道などの)の材料を与えた。
 これは安陪さんの責任ではありませんが、NHKの慰安婦模擬裁判報道に関しての朝日新聞の誤報への安陪さんと中川さんからの批判で、二人から痛めつけられていると思っている朝日新聞が安陪さんの天敵となったこと
・国民投票法案などの強行裁決の目立つ国会運営
 参院選に彼が通した法案の数の多さを自慢して、国民に強行採決の多さを思いださせた。
・選挙では小沢さんを取るか自分を取るかと言って、敗戦→続投宣言で攻撃のまととなった。
 以上を総括して言えば安倍さんが、
(三宅さんが指摘した)所謂お友達内閣で裸の王様状態になったこと(私は安陪さんが孤立しないように、自分の言う情報機関の考え方を内閣にも取り入れるべきと何度も書いたのですが。)
・慌て過ぎ急ぎ過ぎたこと。
・前に書いたように政治手法が幼かったこと。
・人が良すぎて小泉さんのような必要な時の同志を切る冷酷さ がなかったこと。
などの処理のしようによってはどうでもなる問題で失脚して仕舞ったような気がします。 そして最初に書いたエントリーで、
 私は彼が在任中に、一度首相を経験したあと、一度(円満に)下野して再度より大物の首相として、再起すべきだとブログに何回か書いたが、あのような辞め方ではもう完全に政治生命を断たれたのだろうか。
 私としては、自民、民主に適当な人が出ない場合、彼のように政治家として人柄が善くてビジョンを持つ人が、雌伏何年の後に再起することを願っているのだが。
と書きました。
 文藝春秋の官僚が選んだ現在までの5人の首相の中で、安陪さんは麻生さんとトップに選ばれましたが、三宅さんも言った辞め方が影響して麻生に継ぐ評価になっています。
 私も三宅さんの言うように、今こそ安陪さんの出番それも麻生さんの自民党の要職と言う強力なタッグを組んでの表舞台の出現を期待しているのですが、彼を前面に押し出す出すフィクサーは居ないのですかね。

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これで纏まるのか復興構想会議

2011-04-24 10:08:38 | 外交・安全保障
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2回目の復興構想会議での被災地の各県知事の発言です。
・達増(たっそ)拓也岩手県知事が議長の五百旗頭真さんが提唱した復興税創設に就いて「日本全体の消費を低迷させたり、経済の地盤沈下を起こさないように取り組むべきだ」と語り、復興財源捻出に向けた安易な増税路線を批判。
・村井嘉浩宮城県知事は、恒久的な「災害対策税」創設を求め、国と被災自治体による「復興広域機構」設立も提唱。
・佐藤雄平福島県知事は(復興策以前に)福島第1原発事故の復旧を一元的に所管する組織新設を求めた。(産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110423/plc11042322370018-n1.htm より)
 一方、読売新聞によれば五百旗頭真議長さんは、23日夜のNHKの番組で、規制緩和や税の減免措置などを行う被災地域が対象の特区を創設の案を示したそうです。
 菅さんや五百旗頭さんの言う地方の意見を中心にして会議を纏めると言う基本方針は、3県の知事の意見はばらばら、これで歴史学者の五百旗頭さんはこれをどう纏めるのでしょう。
 確かに10~15兆と言う巨額の費用を要する復興に当たって、財源抜きで夢物語のような大きな構想をするのは可笑しいと五百旗頭さんが復興税を言い出したのは道理にかなっています。
 然し素人の私でも書いてきたように、国家の財政や経済環境に大きな影響を与えるかもしれない費用を支出するのに、経済学者が多くのメンバーの中でたった一人と言うのは何故でしょうか。
 昨日の読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」でも竹中平蔵さんもマクロ経済学者がいないことを指摘していました。
 芸術家、哲学者、僧侶、小説家などメンバーのバラエテイーに富んでいるのは良いのですが、その意見をどのように纏めて行くのかその方向が全く見えません。
 然も復興構想会議で出たアイディアをどの様に活かして行くのか、上部機関や政府との役割分担など決めねばならないのですが。
 そのの具体策として亀井さん提唱の復興本部、内閣から話しの出ている復興院など出ていますがどうなるのでしょうか。
そして今のねじれ国会では全体の体系を野党に認めて貰うためには、野党の協力を如何にして得るかも問題です。
 一刻も猶予のならない事態、そして世界各国を注目しているなかで、先に引用した産経新聞のタイトルの「復興税早くも迷走」所でなく、日本が迷走しないように願うばかりで 最終的には、考えるのにも、決断するにも、実行するにも総て「人」によると思うのですが。
 私は人心を完全に失った鳩山さん、思いつきの菅さん、裁判を控えている小沢さんの民主党から「人」が居なければ、石破さん、亀井さんなどのように、批判はあるかも知れないが、それなりの信念を持つ実務派の人が(立場はどうであれ)事実上の指導者としての出番と、それを支える金融、経済の専門の竹中さんや、高速道路民間化で頑張った猪瀬さん達のような官僚などの反対勢力を押さえる力を持つ人達の登場が必要だと思うのですが。


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東北地方へ旅して応援しよう

2011-04-23 16:11:37 | 外交・安全保障
 今日は素人の小ブログの特権を活かしてやや無責任なエントリーです。
 何しろ東北地方を旅行したり、風評被害に泣く同地方の青果物を買って応援したくても、遠く離れた九州でのしがない年金暮し。
 やれる事と言ったら臍繰りをはたいて義援金基金への寄付だけ。
東北地方に観光に出掛けよう
 現役時代、新潟県へ出張した時、たまたま五月の連休直前だったのを利用して、磐越西線で東北地方へ廻ったことがあります。
 勿論急ぎの旅で山好きの私は会津磐梯山と蔵王を観光バスで訪れるのが主な目的でした。
 まず驚いたのは五月と言うのに猪苗代湖畔の満開の桜。
 磐梯山を見ながらの五色沼探勝。
 会津磐梯山スカイラインの観光バスの運行開始日に当たったようで、乗客は私だけ。そして遠慮する私に練習だと言って横に座って細かく説明してくれた親切ににガイドさん。 バスの休憩中に登った吾妻小富士。
 緑の多い仙台の街並み。
 新緑の松島。
 残雪の蔵王の山頂からみたお釜。
 バスの窓から見かけた多くのこけしを飾ったみやげ物店などなど、
九州人として今でも強い印象が残っています。
 報道に依ればこれも風評被害でしょうが、福島原発から100キロメートルも離れていると言う福島県の観光地はガラガラで中には倒産の危機一歩前の旅館などもあるそうです。
 話しによれば福島原発の影響の全くない宮城県の観光地もガラガラの由。 
 一昔、山登りに熱中して旅する機会が多かった私からすれば、今度のゴールデンウィークこそ本来なら人ばかりで込むはずの所を静かに観光できるという絶好のチャンスはないような気がします。
 そして東北に観光に行くのが東北地方の支援に繋がるのですから。
 駆け足旅行の私が行けなかった温泉や日光などの名所もここかしこ、テレビが取り上げていた福島県に限っても、私が行った以外でも、野口英世記念館やや白虎隊で有名な鶴ヶ城など名所旧跡が多くあるのですから。
 東北の復興を助けるために東北へ旅しませんか。
 そしてゴールデンウィークと言う絶好の機会を活かしたらどうでしょうか。


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NHKの世論調査を読む

2011-04-22 11:20:01 | 外交・安全保障
 数日前のNHKの「暮しの中のニュース解説」で「東日本大震災と国民の視線」と言う東日本大震災後の国民の考え方を調査した世論調査をもとにした解説がありました。
 その解説は可なり妥当と思われますので(正確に言えば私の意見とほぼ同じなので)、以下にその数字と合わせて解説員の解説(以上青字 と私の意見黒字 を付記しました。

・管内国の支持率:27%(前回21%) (以下%を省略)
 支持する主な理由:こういう非常時に内閣が代わったら復興対策が遅れる、今は続けてもらうしかない
解説:菅内閣の支持率が上がったのは、頼り無い菅さんだが、もっと頑張って欲しいと国民の気持ちの現れかもしれない。
 政治的な空白を作らずに、とにかく復旧・復興を急いで欲しいという 声が下支えしている、然し支持しない人が支持する人の2倍を超えているので、厳しい政権運営が続くことに変わりはない。
・大震災や原発事故での政府の対応:評価しない、震災対応(55)、原発事故(68)
・今後、原子力発電所をどうすべきか:増やす7、維持 43、減らす 32、廃止 12 解説:この結果に就いて、温室効果ガスを出さない原子力発電所が「地球にやさしい」と言われるようになったことと、無縁ではないという専門家もいる。
・政権公約の見直し:賛成 60、反対14、
 解説:大震災前は見直しに躊躇があった与党支持者でも、元々見直しを求めていた野党支持者や無党派層と変わらなくなった。
 民主党内の一部には、「政権公約を見直すならば菅総理は退陣すべきだ」と主張する議員もいるが、世の中の流れは決しているようだ。

読売の世論調査でも
子ども手当やめ復興に…民主支持層85%賛成 しているそうです。
 そのような私に言わせれば民主党政権に優しい人達が、公約の見直しを認めているのに、マニフェスト見直しでの財源確保許されぬと反菅勢力のメンバー48人の連名で、「国民との約束に反するもので許されない。財源は国債整理基金特別会計の剰余金を充当すべきだ」と首相に申しいれたそうです。
私は何度も永田町が国民と遊離していると書いて来ましたが、リーダー格の川内さん、松木さん始め皆が、小沢さん問題で目が眩んで世の中の動きが見えなくなっているような気がします。
 国民は国のために政権党の公約を見直せと言っているのに、川内さん以下は民主党政権を護るために公約を護れと言っているとしか思えないのですが。

・震災復興のための増税:賛成32、反対 26、どちらとも言えない38
・各党の支持率:民主党が19・2、自民党が23・3%
解説:民主党は政権交代後、最低の支持率で、逆に自民党は野党になってから最高の支持率だ。
民主党はとにかく復旧・復興、原発事故対策に全力で当たることが全てだが、自民党も、国民が「協力して国難に当たって欲しい」と求める中で、どう振舞うかが問われそうだ。
 日本の政治は、暫くは大震災と原発事故への対応が全ての判断の軸になりそうだ。

前にも何度も書くのですが、今の民主党政権の惨状で自民党の支持率が30~40%に上がっても可笑しくないのに、この程度で留まっている理由を自民党はしっかり考えるべきです。
[私の意見]
 国民は震災や原発事故の対応や菅さんのリーダーシップに不信感を懐きながらも、今のような緊急事態では、頼り無い菅さんを担いででも、政治的な空白を作らずに復旧・復興を急いで欲しい。
 その為には(大震災前からも世論は言っていたのですが)民主党政権の公約を変えても良いと言っています。
 それに対して谷垣さんは未だに菅さんと民主党政権の下野を言ってといます。 
谷垣さんも、自民党も世論におもねる必要はないですが、如何にして政治空白を造らずに政権交代をするのか、菅さんが駄目なら誰を推薦するのか決めて、一刻も早い復旧・復興を目指すののか、元政権政党のプライドと党の再建に賭けて具体的の政策とその手順を国民に示すべき だと思うのですが。


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もし原発を廃止したらどうなる?

2011-04-19 15:09:42 | 電力、原発

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 昨日テレビを入れると参議院で社民党の福島瑞穂さんが福島原発の問題を取り上げて菅さんに質問していました。
 菅さんは彼女の原発廃止の執拗な主張に対して、菅さんは彼女の意見も参考にして、今後の原発の在り方を考えて見たいと通り一遍の返答をしていました。
 たまたま同じ日の英字新聞輪読会でもし原発が無くなったらどうなるかと言うAPの記事がありましたのでその要点を紹介します。
 タイトルは「Japan disaster complicates moves to clean energy」です。

・環境保護活動家:「日本の核危機で起こった世界的原発抑制の要求は、各国が本腰をいれて風力、太陽光などのクリーンエネルギー、再生可能のエネルギーなど利用しない限り、地球温暖化の戦いに取っては悪いニュースになるだろう。」
 「若し各国が地球温暖化に役立つ原発を廃止すると、気候変動の主犯である化石燃料に頼することになり、今回の悲劇は原発推進、反対の両派に決定的だ打撃を与えるだろう。」
・グリンピース:「原発、化石燃料のどちらかを選べというのは間違った選択だ。我々は再生可能なエネルギーを必要としている。我々は後戻りするか前進するしかない。」
・国連の気候変動の担当者:「科学者達の言う産業革命前のレベルから2℃を上がるのを防ぐための量の、僅か60%にすぎない温室効果ガスを削減するとした各国の約束は2020年までに果たさねばならならない。」
 「化石燃料への後戻りは気候変動に悪い結果、極氷冠、氷河の融解と海面上昇などをおこすだろう。」
・IEAの環境経済学者:「2035年まで、原発は360ギガワットの電力量を予測していたが、事故の後、原発の停止や段階的廃止の圧力のためにその予測は半分に減らされた。」
 「そのギャップは再生可能なエネルギー、石炭、ガスなどで埋められることになり、その結果2035年まで今までの5%だけ余計の炭酸ガスが放出とれることになるだろう。」
 「2℃低下のドアは固く閉ざされ、エネルギーのコスト上昇、安全保障、多様化が削がれる一方、炭酸ガスの放出は増加するだろう。」
 「世界のリーダー達は日本の災害を教訓にして原発廃止の方向に急ぎ過ぎているようだ。我々が福島から総ての情報を得れば、政治家達は経済的な観点からまた違った見方をするはずだ。」
・日本の環境保護運動者:「原発停止のギャップを短期間だが大きく化石燃料で埋めることが2020年までに25%の温室効果ガスの削減の公約が20%した達成できなのではないかと心配だ。」
・菅首相:「代替えエネルギーが今後の柱になるだろう、我々は再建に向かって前進するに当たって、太陽光、バイオマスのようなクリーンなエネルギーで世界をリードしたい、を廃止しないようにすべきだ。」
(以下中国の対応省略)

[私の意見]
福島瑞穂さんへ
 原発反対を言うなら対案を出すべきです。
・水力発電:ダム建設など福島さんも反対の筈
・地熱発電:現状以上にどこに立地があるのでしょうか
・太陽光:費用の問題を除いては、今後積極的な普及を図るべきと思いますが、原発廃止に伴う電力量の減少を埋めるためにどれだけソーラーパネルが要るのか考えたことがあるのでしょうか。 
・風力:低周波の人に及ぼす悪影響は良く知られたことです。また風車設置に伴う環境や観光立国の日本としての景観破壊に就いてどう処理するか提案すべきです。
・上記以外の再生可能なエネルギー:原発に比して余りにも発電量が小さすぎます。
・化石燃料の利用:前に資料にあるように、原発廃止の最大の問題点です。
 福島さんも小さい政党と言え党首ですから、先の代替えエネルギー問題に加えて、温室効果ガスの増加の可能性に就いてもどうするべきかに就いての意見を発表すべきです。
菅さんのバイオマスの利用
 バイオマスの利用に就いては原発廃止に関連した発言だと思いますので、バイオマス燃料と思って問題点をかきます。
 いずれにしてもこれを燃やせば炭酸ガスかでること。
 木材を除いてはこれと言った自然資源がないこと。
からまた何時もの菅さんの思いつきの発言のようでこのような発言で世界をリードなど出来ないと思います。
IEAの環境経済学者の「世界のリーダー達は日本の災害を教訓にして原発廃止の方向に急ぎ過ぎているようだ。我々が福島から総ての情報を得れば、政治家達は経済的な観点からまた違った見方をするはずだ。」の発言
 私はIEAの学者の意見に大賛成です。
 私は注記のように元保全技術者・管理者の立場から、
・今回の大事故はやりようによっては防げたのではないか、
・または原発の性格上どのような対策をしても防げ無かっのか、
を今までの建設から運転、保全の経過や、無事停止した女川の状況と比較するなど、詳細に分析して、廃炉に伴う処理など原発としては避けられない問題を含めて総合的に解析して、今後の方向を検討を進めるべきだと思います。
 その点福島瑞穂さんの原発反対論者がここぞとばかり反対したい気持ちは判りますが、いきなり結論を出すには、APのレポートが指摘したように事の重大性を考えると早すぎます。
 然し福島さんのように、原発の実情も判らずに原発反対を唱える人が出て国の方向を誤らせぬためには、マスコミや学者などが(注記に記した私の意見を含む)福島第一の実情をそろそろ調べる必要もあると思うのですが。


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*注記:核と言う超危険物を扱う原発の廃止または継続を考える前に
・経済的に許し得る限りの最新の技術を採用して建設すること
・運転・保全が協力して徹底的に原発の運転とメンテナンスをすること
・建設後も設備を経済的に許し得る限り改善して絶えず考え得る最強の原発にすること
・日常的に危険に曝されている運転、保全に携わる人達の改善の意見を取り入れること
など当然のことを、福島原発の関係者が果たしてどう処理して来たかを確かめる必要があると思います。


国難を前に党利党略に明け暮れる永田町

2011-04-18 11:43:59 | 外交・安全保障
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[今の日本]
 昨日のテレビです。
・大津波で倒されながら花を咲かす桜の木
 それを見ながら涙する人、再起を誓う人
・高台の桜の下で乏しい酒と食べ物を囲んで絆を確かめあう避難民の人達
・原発危機に対してハイパーレスキュー隊の危険を冒して放水作業のドキュメンタリー
・原発の復旧作業へ招集された下請け作業員の、国のためと家のためのバランスを取ると言う心の葛藤
・原発周辺の住民に6~9カ月間の避難を余儀なくさせる原発事故回復の工程表の発表
・地盤沈下で生じた新たな課題
・G20の日本に対する危機感
・クリントンさん来日さらなる支援約束
[今の永田町]
・各党の幹事長クラスによるフジテレビの「新報道2001」からNHKの「日曜討論」に移っての身も蓋もない議論の繰り返し
・鳩山・小沢グループの倒閣の動き
・鳩山さんと石原自民党幹事長の会談
・首相と民主党の下野を求める谷垣さん(民主党下野の為には今の緊急事態でも総選挙が必要?)
 さすがの永田町も余り派手な動きをしていないようですが、日本の現状と永田町の動きは全く背離しているような気がします。
 その動きを米国もG20も見ています。
 今の緊急事態の日本で政治家としてやらねばならぬことスピードです。
 菅さんも菅内閣も頼りないですが、鳩山さんも、問題だらけの小沢さんも、自民党の谷垣さんも頼りないですね。 (*注1)
 権力も責任もない外野から見ればやらねばならぬこと、そして出来る事があるような気がするのですが。
 今日本に必要なのは強いリーダーシップを持つ人を選ぶことです。
 私は石破さんや国民新党の亀井さんの名を書きましたが、数ある政治家や一般の人達の中には知恵も決断力もある人も何人かはいるような気がするのですが。
 そしてそのリーダーを名目は何でもよいから、実質的に政治の中心に置くこと。
 政治家ならそれ位のことは直ぐ考えつくと思うのですが。
 但しこれには大きな条件があります。
 党利党略抜き、(先に書いたハイパーレスキュー隊の人達や、無名の下請けの従業員のように)無私の精神を持って公のことに尽くす立場で考えることです。
 もし自選他薦を問わず、リーダーになろうと言う人がいて、その意見の発信の手段が無ければ、マスコミがその力、特にテレビを使って、その人を盛り上げてはどうでしょうか。
 その力はかっての小泉さんを盛り上げて大勝、、安陪さんや麻生さんに対する反対のキャンペーンで大敗させたことで判るように大きいものです。
 マスコミは引退して評価が上がった麻生さんを蹴落として、民主党を大勝させ、同政権を暴走させた贖罪の意味でも、その力を今度は本当に国のために力を発揮してはどうでしょうか。 (*注2)
 まずは国民の意識と遊離しない、地に足をついた、叡知と勇気を持ったたリーダーシップを持てる人を選ぶ事、そして出来れば彼に対するマスコミのバックアップを期待したいのですが。
 過去の経験からすれば、私の期待は甘すぎる気もしますが、とにかく政治家に頑張って貰うしかないのですが。


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*注1:朝日の世論調査をどう読むか
・政党支持率:民主17(19)自民19(18)(括弧内前回数字)
 自民党は完全に行き詰まり状態の民主党とほぼ同じ支持率ですが、谷垣さんはこの意味を良く知っていると思います。
 まさか自民党が野党になったため、自党の政策が報道されないからだけとは思っていないでしょうね。
衆院選の比例区ではどの政党に投票?
 民主18(19)、自民30(25)

 鳩山さんと小沢さんは、この数字を菅さんや岡田さんの責任だと言っていますが、その本当の理由は、鳩山さんの大チョンボ、小沢さんの「政治と金」の対応も、この数字に大きく貢献していることを忘れてはいないでしょうね。
 もしこの事実を表には出さずとも、少なくとも心の中で判っていなければ、政治家としては致命的な欠陥と思いませんか。
*注2:麻生さんの評価
 文芸春秋の官僚へのアンケートでは最近5人の首相の評価の中では麻生さんがトップを占めています。
 その評価の理由です。
・景気対策への評価
・日本の成長産業を消費増大へ向けた、エコポイント制度、ハイブリットカーへの減税の成功
・インドと経済・安全保障関係の進展などの外交政策
・参院選後の厳しい世論、国会情勢のなかで、リーマンショック対策を無難に纏めた

この様な麻生さんをマスコミは彼の漢字の読み違いキャンペーンで大敗させたのです。

原発問題の本質は・東京電力かそれとも

2011-04-17 11:33:31 | 電力、原発

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[マスコミへお願い]
 福島原発事故に関連して、マスコミ゛ではまるで日本の原発総てに問題があるかの様な議論が行われています。
 然し公平に見て今回の大事故が福島原発や東京電力特有のものか、原発全体に亙るものか分けて考えるべきだと思います。
 何故なら、仮に原発反対の立場から言っても、今すぐ全国の原発総てを止める訳にはいけないのですから。
 今までは新聞、テレビは国民へ与える影響を考えてか、福島原発や東京電力への直接批判は避けているようでしたが、「事故レベル7」の発表と言う最悪の事態になった今、今回の事故の本質を究明しなければ、国民の不安を増す事になるような気がします。
 それで原発の運営の直接の当事者の視点からの問題の解析も必要だと思ってこの提言をしました。
[核と言う超危険物を扱う設備の建設・運転・保全の在り方]
・経済的に許し得る限りの最新の技術を採用して建設すること
・運転・保全が協力して徹底的に原発の運転とメンテナンスをすること
・建設後も設備を経済的に許し得る限り改善して絶えず考え得る最強の原発にすること
・そのため建設後明らかになった技術や、日常的に危険に曝されている運転、保全に携わる人達の改善の意見を取り入れること
 このことに就いては当然過ぎることで、誰も異論のないことと思います。
 問題はこの当たり前過ぎることが行われて来たか否かです。
[一般の製造業での取り組みと原発の取り組み?]
・一般の製造業では他社との厳しい競争社会ですから最新の技術を取り入れるのは当然として、それを補う物として改善活動など自主管理活動で、現場からの提案を受け入れ、そしてその前提としての従業員のやる気や問題意識を高めるための人事管理を強化してきました。
 その一方では関係企業の間でも出来る限りの情報交換をして来ました。
 電力業界は事実上の独占企業で技術上の秘密を護る必要はないのですから、この情報交換はもっと頻繁に行われて居たはずです(と元製造業にいた私は思うのですが。) 増して核と言う超危険物を扱う原発同志の情報交換は常識的に考えても当然だと思いますが果たしてどうでしょうか。。
[報道やネット情報による福島第一の動き]
・福島第一はWikipediaによればGEから教えて貰いながらの建設だったそうです。
 当然にあちこちから不具合なところが出てくる筈で、運転・保全からも必ず改善の意見はあった筈ですがどう処理されたのでしょう。
・これもWikiでの記述ですが、福島第二では配管材料としてのステンレス鋼のSUS304からを応力腐食割れな強いSUS316に替えたそうですが、福島第一はどうしたのでしょう。(今回の事故で放射性のある水漏れの可能性が高く、それ現場を悩ませています。)
・女川で津波を考慮して立地を15メートル高くした。福島第二では緊急発電機を原子炉の建屋に設置した。
 福島第一の運転・保全の人達は上記の情報を聞いて、津波による建屋のある水漏れの危険性に気付き、今更建屋をどうする訳にも行かないので、緊急電源装置の入っているタービン建屋の耐水性の強化を考えた筈です。
 何故なら水漏れの結果がどんな恐ろしいことになるかは皆知っている筈ですから。
 然しネット情報では、建屋の配管の貫通部の水漏れ対策の提案に対して、費用が掛かり過ぎると言う理由で提案を拒否されたそうですが、果たして事実は。
 タービン建屋の浸水の事実だけははっきりしていますが。
 一方徹底的なメンテナンスの必要性に関しては、
・1号機の耐用年数を越えての運転を許可する条件で、政府機関が上記の強化を指示した数週間後に、福島第1原発で新たに33機器で点検漏れが見つかったことが報告されたことは経済産業省の記録に残っています。
・なおネット上ではどこかの保全関係者が書いたと見られる「耐用年数を超えた1号機でも定期検査の期間の延長を図っている」と言う、保全管理者としては信じられないレポートを見ました。
[東京電力の体質]
 私は福島原発の事故に報道を見て私の元保全技術者・管理者の感から東京電力の体質が、現場のメンテナンスに大きく影響しているのではないかと思って調べて見ました。
 事実はWikipediaの「原子力 事故」(現在消滅)では全国の原発の事故の約3割は東電の柏崎と福島原発の事故と、その隠蔽の記事を見ました。
 その後の報道や雑誌の記述から、東京電力の自衛隊や消防に一日二食のごろ寝の取り扱い、ユーザー側にも相談しない計画停電の発表などなどのお役所体質、本店と現場の離反、本店側からの現場に対する一方的な事故対策の指示などなど、元保全担当者から見れば、唯でさえ厳しい現場、原発と言う密閉社会の中で、事故の起こる前から現場の運転、保全の人達が如何に苦労しているか判るような気がします。
 製造現場では自主管理活動で、現場の個人の意欲を高め、その能力を引き出そうてしているのに。
 然し以上は総て乏しい情報の中での私の推測が入っていますし、現場出身の私の現場贔屓の傾向もあるかも知れません。
 マスコミは、一度現場の運転、保全の人達の立場に立って(勿論その批判も含めて)福島原発の問題を解析してみては如何でしょうか。
 そしてどの範囲までが福島原発の特有の問題なのか、全国の原発が抱えている問題はどの範囲か、を明らかにして頂くことが原発問題の本質を突く一助にはなると思うのですが。


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しっかりしてよ谷垣さんと自民党

2011-04-16 17:30:25 | 自民党
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谷垣さんは14日の記者会見で、
「首相自ら出処進退を判断するときに来ている。今日までの東日本大震災への対応を見ると、これ以上、この体制でいくことは国民にとって極めて不幸だ」と述べ、首相の早期退陣を求めた。
 首相退陣後の体制に関しては「憲政の常道は何かよく考えたい」として、首相退陣と民主党の下野を求め、自身が政権を担う構えがあることを示した。
 (産経新聞より)
そうです。
・民主党の下野が意味するもの
 ここで一番引っ掛かるのは谷垣さんが民主党の下野を求めたことです。
 今までのやり方で考えられるのは、衆議院解散、総選挙ですが、今の様な国難でのんびり選挙などやっていては、日本はどうなるのでしょう。
 そしに諸外国の日本に対する信頼性きガタ落ちになるのは目に見えています。
 谷垣さんの「憲政の常道は何かよく考えたい」と言ったそうですが、選挙を経ずして民主党が政権を放棄して、衆議院第二党の自民党政権に政権を譲るのか、議会制民主主義の憲法に違反するような気がするのですが。
 第一にこの国難こそ民主党政権の信頼回復の時期と信じているときに、政権を投げ出さないことは、安陪さんから麻生さんまで同じ事を民主党から言われても、衆院選まで政権を維持してきたことを考えれば、自民党自身もこんなことを知り過ぎながら言っていると国民に思われても仕方がありません。
 谷垣さんは自民党の体質に飽かれ、嫌われたのが自民党の敗因の一つであると判っていながらその反省がまるで見えない「みんなでやろうぜ」をキャッチコピーにするなど少しピントがずれているような気がするのですが。
 自民党は政権復帰のためには、首相に相応しい人の世論調査で最下位付近常連の谷垣さんを替える必要があると思うのですが。
・菅さん退陣を主張するのなら
 もう谷垣さんのもう一つの主張は菅さんの退陣ですが、最大野党で、元政権与党ですから、菅さんに代わる特定の人名を与野党や一般の人達の中から挙げて見てはどうでしょうか。
 私は穏当な所として政権与党にいて、自民党の主流派の人達と共通認識をもっている国民新党の亀井さんをにら良いと思うのですが。
・復興本部参加拒否 その亀井さんが提唱する菅さん本部長、亀井さんが副本部長の復興本部への参加を谷垣さんに話したところ、かれは会議の位置づけな権限が不明確だと拒否したそうです。
 党内では大連立反対の意向が大勢を占めているそうです。
 然し党としては、なんらかの形で政権に強力するといっているそうですが、もっと前向きに会議の位置づけな権限に就いて、条件、例えば亀井さんを本部長にする、重要な地位に副本部長に石破さんや、財政金融問題に竹中さんなどの大物の参加など自民党から条件を付けてはどうでしょうか。
 これを是々非々の強力、はっきり言えば自民党の気に入らないことは反対などしていては、最近のテレビの論調から見て、それがこのような国難にと自民党批判に繋がりかねないと思うのですが。
・何で今頃大チョンボの鳩山さんとの会談?
 いきなり小さな話で申し訳ありませんが、報道に依れば自民党からの呼び掛けで鳩山さんと元官房長官の平野さん、自民党からは石原さんと伊吹さんが、民主党内の情勢に就いて会談したそうです。
 最近の報道では鳩山さんが動くたびに、批判や揶揄の種になっているようですが、大チョンボ、発言がブレ捲くりの鳩山さんと話しをするなど、自民党の値打ちが下がるような気がするし、自民党のプライドにも関わることです。
 民主党の党内情勢など鳩山さんを通じなくても判るような気がするのですが。
・しっかりしてよ自民党
災害にもジット耐える、地域の人達のために、災害や原発復旧に時に生命の危険を冒してでも頑張っている多くの人々に対して、理由は何であれ今国難に際しての政治家、政党の動きは完全に異質です。
 今の民主党政権の惨状をみるに付けて、自民党は自党の支持率が、民主党と殆ど変わらないことを深刻に考えるべきです。
その一因がマスコミ報道にあると思いますが、自民党にも責任はないとは言えないのも事実です。
少なくとも現状ではせめて支持率が40~50%くらいまで上がらなければ、日本国民はお先真っ暗になるだけです。


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福島原発特有の事故が独り歩き

2011-04-15 11:31:21 | 電力、原発

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 最初に文芸春秋で東京電力のレポート記事を見ましたので、小ブログながら責任上、私の過去の記事の比較を書いて見ました。
 これによりレポートの指摘と当たっているところは太字、レポートで触れていないがほぼ正確と思われる記事はそのまま、私の認識の違った所は青字の太字、書いていて自分でも信じられないことは青字で書いています。
*福島原発と女川原発の比較
・運転開始日 
 福島: 71年~79年
  第一は耐用年数が過ぎていた。
  その延長仕様の条件として、設備の改善とメンテナンスの強化を出されたが、その数週間後に(正に今回のトラブルの最大原因となった)ポンプやディーゼル発電機を含む冷却系の設備の33カ所の検査をしなかったことを認めた。
 女川: 84年
・立地
 福島:津波の高さを最大約5・6メートルと想定して設計。事実は津波の高さは約10メートル。
 女川:三陸沖地震津波や宮城県沖地震の経験から津波想定高さ9・1メートル
で、14・8メートルの所に立地。事実は1メートル地盤沈下し、津波高さ14メートル。

・外部電源:
 福島:不明。一系統のみ?
 女川:3系統
 (後発の女川の情報は入ってきているはず、普通だったら東電はこの情報から建屋の防水対策の見直しや、外部電源の複数化をする筈。)
・会社の体質
 東京電力:柏崎、福島などのトラブルに対し29件?に亙る隠蔽報道
 出世コースは総務系統の人達のみ? (</font color="green"> (文春は事実は総務の企画中心、レポートは両者の確執がトラブルを増幅させたと書いています) 
現場と会社のトップの離反 
*今後の原子力発電所の在り方
・原発は最新の技術とそれ迄の原発の内外の経験を駆使しして建設、メンテナンスする
 福島原発は日本最初の原発でメーカーのGEから教えて貰いながらの建設だった。
・経済的に許し得るあらゆる限り緊急設備を設置する
 緊急電源として、外部電力の利用とディーゼル発電機の利用の二つの対策だけで十分か。緊急用発電機だけ高所に置く、外部電源を二系統にするとかの対策など。
世界で珍しい50Hzと60Hzの電源周波数の統一か変電所の強化
・徹底的なメインテナンスを行う
・建設後も改善できるところは出来る限り改善して行く
 1号機の場合の様な状況で建設されたのだから改善の余地はあり過ぎるほどあった筈。
・現場の運転、保全部門での整備改善運動を徹底する
 津波の圧力や海水の浮力に耐え得るように機械並みの強力基礎とアンカーボルト使用
 建屋の防水、配管の止め方、振動の防止など現場技術者の技術や運転員の常識でも改善できる
・改善善提案の良いものは総て採用するために、現場と本社のトップ、設計部門との風通しを良くする (レポートは「現場感覚の欠如」と表現)
お役所的な体質を持つ企業に原発などの危ないものを持たせるべきではない
・そのた何度も繰り返し現場と本店の離反、東電の隠蔽体質、お役所以上に役所的な東電など書いて来ました。
その他どのエントリーで書いたか忘れましたが
・配管の建屋貫通部分の防水対策を提案されたが金が掛かり過ぎるとして本社から拒否をされた
・耐用年数を過ぎているのに通常は定期検査の期間を縮めるのに、逆に延長する動きがあった

など保全経験者としてとても考えられないので?つきで書いた記憶がありますが、事実はどうなんでしょう。
 訪問された皆さんはもう、私の言っていることが当たり前のことだとお気づきになっていると思います。
 徹底的なメンテナンス、得られた情報を元に出来るだけの設備の強化、改善、そのための会社の柔軟な体質の必要性などなど。
 然し昨日のNHKの地方版が取り上げた原発問題では、このことは全く触れずに、いきなり原発の今後の在り方に就いて学者の意見を訊いていましたし、学者も福島原発が抱えている問題について全くの説明がありませんでしたし、一旦造った以上どうしようもないような言い方をしていました。
日本の製造業では本社で設計された機器や工場を改善活動で改良して大きな業績に挙げてきたことを忘れています。
 今回の事故は東京電力の体質と、日本最古に近い1号機を含む福島原発特有の問題が多くあります。
それを全ての原発が持つような問題ととらえ方をしています。
 また他の原発も似たような問題があるのなら、その問題点を取り上げて指摘すべきです。
 社民党の福島さんも、自然エネルギー利用の強化を菅さんに申し入れたそうです。それに対して青山さんはデンマークの例を上げて、景観の破壊と低周波の音の悪影響、木や草を燃やすエコ燃料発電の二酸化炭素の増加と、それだけで足らずに原発に頼っている他国から電力を購入している事実を指摘しています。
 ことはこのように、いきなり原発全体の在り方まで問題が膨らみかけています。
 原発廃止ですべてOKならそれで良いのですが。
福島原発の事故発生のときは、マスコミはその報道の及ぼす影響を恐れて、女川が問題なく停止したのに、福島が失敗したことを挙げての福島原発と東京電力の批判を避けて来たようです。
 然し私を含むネット上の反対の「事故レベル7」の宣言で、もう行く所まで行き着きました。
 これからは福島原発の問題点を洗い上げて、今回のことは福島原発特有の事故であること、他の原発は大丈夫なこと。
文春のレポートも徹底的な東電の体質批判の最後には「原発運営再考の時」として纏めています。
 もし私が言うような原発を持つ電力会社に東電と同じような体質があるのなら、直ぐに直すこと、また直せることを指摘して、国民の心配をなくし、そして国の方向を誤らせないようにするのが学者達やマスコミの役割だと思うのですが。


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民主党子ども手当て見送り・今度は自民党の番だ

2011-04-14 17:52:45 | 外交・安全保障
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 私は8日に菅さんが考えている「復興構想会議の前にやるべきこと」で次の様に書きました。
・議長に内定している五百旗頭真さんの言行に批判があること
・西岡参院議長はその前に「首相が復興方針を示して具体的に取りかかるべきだ。」と言っていること
・与野党の政治家達は「かやの外」の復興構想会議で決まったことに対して、実行部門の誰もがまともに取り上げてくれないことになるかも知れないこと
・五百旗さんが阪神・淡路大震災の復興に関与したのが、議長採用の理由と言うが、今回は青森から茨城に亙る被害、地震、大津波と原発事故と言う災害の範囲も原因も広範囲に亙る大問題で然も、津波に耐える農業、漁業、工業など産業立地や居住地の在り方と言う日本の国政にまで影響する問題、然も復旧費用は十から十数兆に登るという(最近では20数兆の話でている様です)経済環境の変化を考えねばならぬことを考えれば学者の彼五百旗さんがには荷がおもすぎること。
・小沢さんの出馬の話があるが「政治と金」の問題を抱えていることから、まず政治家や国民からの彼への信頼がないこと。(彼が目の前にしている裁判はどうなるのでしょう。司法も国のために裁判を延期するのかも知れませんが。)
・被災地の復興の問題を取り上げる前提として、地元の意向を尊重、膨大事業を処理するためには官僚組織のフル活用、野党の協力を得るためにはバラマキ撤回が大前提だと言う読売の社説。
・私はこの種の組織には識見もあり実務にたけた石破さん、小泉さん時代に実行力を見せた竹中さんなどを組織に組み入れるべきと書きましたが、全体を纏める人となるとこれと言って思いつかないこと
など問題点を書きました。
 その後の展開と私が思いだしたことです。
・私は民主党内の事ばかり考えていましたが、政権与党の国民新党の亀井さんのことを忘れていました。
 私の考えでは今の与党でこれと言った大物の政治家は小沢さんと亀井さんだけです。
 然も亀井さんは自民党時代からの積極財政派で、今回の復興の仕事では最適の人で、然も最大野党の自民党とはコネもあります。
・亀井さんは菅さんの思いつきの連続に「バカ足すバカはバカだ」と言っているそうなので、亀井さん出馬の話しには直ぐ乗ってくると思います。
・問題は私の推奨の竹中さんとは犬猿の仲です。
 然し竹中さんの今回の件では最初から10兆に登る資金の投入を主張しています。
・自民党は民主党のばら蒔きの4Kに加えて、菅さんの1Kを除くことを主張していますが、今回民主党は復興財源を優先のため子ども手当、10月以降廃止を決めたそうです。
 自民党も判っていると思うのですが、幾ら民主党政権がアップアッフプしていても、プライドに賭けても5K総てを引っ込める筈はありません。
 これに拘って国難に対して無理押しをしていると、批判は自党に廻ってくることも自民党は知っていると思います。
 4Kの内今回の災害に関して言えば、例えば被災家族の学費補助財源確保の名目で高校無償化の見送りなどもう一つの公約を見送れば自民党も手を打つべきだと思います。
 菅さんの問題は私の案のように、亀井さん出馬すれば少なくとも復興問題に関しては菅さんが亀井さんに一任し、菅さんは表立って口を出さない位の条件を付ければ良いと思います。
 何故なら菅さんが首相の地位を放棄すれば、政治生命を立つこと、菅さん自身が今こそ自分の地位や民主党の地位回復の絶好の機会と考えているので、辞任することは余程のことはないと、自民党も良く判っている筈です。
 若し亀井さんが今回の復興に成功すれば、彼だけでなく民主党の成功になることですから、菅さんも了承するしかないと思います。
 連立政権の復興計画に手を貸すのは民主党政権の延命に手を貸すようなものだ、などとケチ臭いことを言っていては、自民党の評判が落ちるだけです。
・亀井さん出馬にはもう一つの問題があります。
 自民党は与党が12日の衆院本会議で郵政改革特別委員会の設置を決めたことについて、「震災対応で全面的に協力してきたのに、(野党が反対する)委員会設置を強行したのは許せない」と反発(読売新聞より)していることです。
 郵政改革の見直しは実質的に亀井さん率いる国民新党の悲願で、民主党も彼らの支援を得るために提出したのは明白、自民党は郵政改革推進の立場です。
 然しこれなどは大事の前の小事で、郵政改革特別委員会などの運営を暫く凍結すれば済む事です。
 勿論亀井さんの日本復興に向けての機関の長の就任などは、私の思いつきで、文藝春秋で官僚へのアンケートで次の総理大臣に相応しい人として、石破さんが選ばれていましたが、亀井さん、石破さんを含む誰かよい人を自民党から推薦してはどうでしょうか。
報道に依れば、自民党内でもこの問題に口を銜えて見ていれば、埋没するかも知れないと言う話が出ているそうです。、
民主党が党として一番の目玉政策の子ども手当てで一歩退いたときこそ、自民党がこの問題に取り組む前向きの姿勢を示すべきだと思うのですが。


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福島原発の事故評価がレベル7??

2011-04-13 15:19:05 | 電力、原発

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 原子力安全・保安院が、東京電力福島第一原子力発電所の事故の評価を、国際的な尺度で、これまでのレベル5から、「史上最悪」と言われた旧ソ連チェルノブイリ原発事故と同じ最も深刻な「7」へ引き上げたのには、原発とは遠い九州にいる素人の私でも驚きました。
 然も保安院の「現時点までの放射性物質の放出量は、チェルノブイリ事故に比べて1割前後で、被曝量も少ない」と違いを強調したのですから。
 読売の社説によれば
 チェルノブイリ原発では、爆発的な核反応が起きて原子炉が全壊し、火災も発生して約10日間、放射性物質が欧州などを中心に、広範囲かつ大量に飛散した。
 福島第一原発では、核反応は地震直後に止まっている。原子炉の機能はほぼ維持され、核燃料も応急的な注水で冷却できている。放射性物質の空中への放出量も、建屋爆発当時に比べ減少した。

と言うのに。
 その発表の風評被害、特に外国のそれは測り知れないものになるでしょう。
 今まででさえ外国人の引上げ、外国での日本製品の売れ行きの減少が起きているというのに。
 外国ではチェルノブイリ並みの「レベル7」の発表が独り歩きして、読売が解説した現状や、保安院の「現時点までの放射性物質の放出量は、チェルノブイリ事故に比べて1割前後」の報道など完全に無視されてしまうのでしょう。
 当然のように、菅さんの記者会見でも、福島第一原子力発電所事故について安定化に向かっているとの見方を強調したのに、原発事故の暫定評価が「レベル7」に引き上げられたことに関する質問が相次いだため、菅さんは
「どこまで(放射性物質が)広がっているかを調べた上での専門家の判断だ。私が知った事実関係で、都合が悪いから、と隠すように言ったことはなかった」と原子力安全・保安院などの判断を尊重したと説明に追われた。(読売新聞より)
そうです。
「私の感想」
・このような発表の仕方では、私を含む国民達は誰も保安院の発表を信用しないでしょう。
 諸外国では尚更だと思います。
・然も発表した両機関の数字が2倍も違うのですから。
・然し残念ながら「レベル7」は外国では確実に、日本でも特に首都圏や東北地方で多分程度の違いこそあれ独り歩きをするでしょう。
・この発表の仕方を見ていると地震学者や気象庁の今までの津波の予測を思い出します。
 詰まり予測の程度を過大に発表するのは安全サイドで良いのですが、彼らの過少に発表してそれが外れた時の責任の追求を避けたいと言う、自己保身の気持ちが入っているのではないでしょうか。
 今回の大津波は確かに予測は当たり、残念ながら大きな惨害をもたらしました。
 大津波の予測発表の最初から、東北海岸の様子をテレビで見ていて、テレビでは早く避難しろというのに、画面ではいまで同様に僅かな水面の上昇と車が何時ものように走っている。私も娘や孫も早く車も逃げれば良いのにと話していました。
 そして突然の大津波の画面。
 詰まり彼らの何時もの大きめの予想が、津波に対して訓練を受けている東北の人達にさへ、文字通り「狼少年」の話そのままに働いて、私どもが見た車の人達は、どうせまたいつものように予想より小さいのだと思わせたのかも知れません。
 勿論原発事故はざらにあることではありませんが、専門家達が5→7へのいきなりのレベル上昇の発表は、彼らの情勢に応じての判定レベル変更の時間がなかったものか、外国の圧力(*注記)によるものか、それとも私が心配するように自己保身の気持ちが入っているのか、それとも国民に言えぬ何かの大きな理由があったのか判りませんが、そのいずれにしても何となく可笑しいような気がしてならないのですが。
 政府も原子力の関係者も情勢の解析が難しいと思いますが、国民にも外国にももう少ししっかりした事故の解析と報告ができないものですかね。 (8.00現在記、*追記参照)
(*注記)レベル7は米政府の見解と一致…ルース大使 

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*追記:朝から午後のテレビでは、私が心配したように(勿論誰でも思うことですが)諸外国のテレビの「レベル7」だけ焦点を当てた報道、福島原発周辺地域や首都圏の人達のの困惑の報道や「レベル7」制定の経緯の説明。
・その中で某学者は今回の「レベル7」は事故当初から判っていたことで、新しく考えられている「計画的避難地域」発表との整合性を持たせるために、政府から要請されて、両機関が発表したのではないかと言っていましたが、この説も眉唾物のような気がするのですが。(
15.00現在記)


統一地方選の結果が教えること

2011-04-12 11:41:33 | 菅内閣
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 自粛ムードの中の統一地方選が終わりました。
・石原さんと東国原さん
 そして石原さんのいきなりの都知事当選確実の報道で少しほっとしました。
 と言うのは小泉さんの時の衆院選、安陪さんのときの参院選、麻生さんの時の衆院選などのマスコミ、特にテレビに煽られた結果の首を捻る選挙結果になりはしないかと心配していたからです。
 そして最終結果も私の最初の感想通り、前回の参院選以上に、大災害の中の選挙で多くの国民は自らの考え方で投票したようです。
都知事選では東国原さんの言うように、マスコミが選挙のことを取り上げて呉れなかったのが一番の敗因のようで、もし大災害がなければ、自民党が心配していたように、可なりの接戦となったのかも知れません。
 東国原さんはまた何かの機会に政界に復帰するでしょうし、彼なりの頑張りを期待すしています。
・民主党の敗北
 マスコミが言う民主、自民両党の対決型の3知事選では民主党全敗、県議選でも敗北。
 早速党内から菅さんや幹事長の岡田さんに批判が出ているようです。
 勿論菅さんの思いつき発言など困ったものですが、外野から見ると、識者から全く評価されないばら蒔き政策、デフレが続いているのに経済無策、天下り禁止の筈が出向と名前を変えるなど、選挙公約のボロが次々、鳩山さん「国外、少なくとも権が」大失敗、野党時代のクリーン民主党のシメージを裏切る鳩山、小沢さんの「政治と金」の処理の拙さ、党内野党の発生、などが選挙結果にも大きく影響していることを忘れて、菅さんの指導力とか岡田さんの選挙戦術など追求ばかりして、有権者の民主党政権への気持ち変化など、本質的なことを忘れていては、民主党の将来はないと思います。、
・地域政党の明暗
 橋下さんの「大阪維新の会」は、府議選で過半数を獲得し、大阪、堺両市議選でも第一党などの善戦に比して、河村たかしさんの「減税日本」はある程度の議席は確保はしましたが、橋下さんほどには振るいませんでした。
 それは橋下さんの府の財政改善や、府や市の議員の取り込みなどの堅実な政策に比べて、河村さんの議員達の説得不足に加えて、減税など口当たりの良い公約が、今の非常事態の選挙では却ってマイナスの効果を産んだのかも知れません。
 橋下さんのこの結果でも敗北宣言したのに、昨日の「たけしのTVタックル」で河村さんの言い訳。河村さんはまだ甘いような気がするのですが。 
・自民党の敵失による勝利
 読売は社説で地域政党の活躍に対して、だが、それは「大阪都構想」や「住民税減税」への積極的支持というよりも、既成政党に対する不信の裏返しだろう。と書いています。
 上記のような民主党の敗因を見れば、普通なら大勝しても可笑しくないのに、自民党の今回の結果では、多分党内でも余り満足していないと思いますが、反省の余地があるような気がします。
 まず当面は今の国家的な危機に対して、元政権与党として野党第一党として如何にあるべきかを考えると。
 そして長期的には自民党政権陥落の理由を総括して、党の体質を国民の期待に応えられるものにすることです。
・マスコミ、特にテレビへ
 自民党政権時代に、良く「経済問題で政府が何もしないほうがうまく行く」とマスコミが言って居ましたが、今回選挙中の災害の報道ばかりしていたことが、今回のような割合適切な選挙結果を産んだ ように見えます。
 これからの選挙、特に政権交代の可能性が大きくなった今では、政権党批判ばかりでなく最大野党の政策も公平に取り上げ、公平に批判するなどして貰ったらと思うのですが。
 小泉さんの時の刺客報道、執拗な安陪さんの時の絆創膏報道、麻生さんの時の漢字の読み間違いなど、もういい加減に止めたらどうでしょうか。
 もしマスコミが民主党政権の批判をする前に、野党時代にその政策をもっと徹底的に批判していたら、日本の為にも今日の民主党政権の惨状は幾らかは避けられた かも知れないと思うのですが。


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