普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

沖縄の人達と普天間基地問題

2010-04-30 14:21:29 | 外交・安全保障

  今日はこれと言ったテーマが無いので、私がたまたま見たブログとTwitterで知った話しをそのまま(いつものくだらない意見抜きで)紹介します。

[沖縄の人達の米軍基地に対する意識]
  英語が苦手なえいと@ののんびりお気楽アメリカ日記 
と言う米国にお住まいの女性の方のブログがあります。
  沖縄米軍基地に反対の方が国防についてどうお考えなのか、伺ってみたいものですね。
  本当に米軍基地が撤退してしまっていいと考えておられるのでしょうか…?
  もしよかったらアンケートにお答えくださいますでしょうか?
  沖縄の方は できましたら地域を「沖縄」と入れていただければありがたいです。
  沖縄県民以外の方のご意見もぜひ! お伺いしたいのでよろしくお願いいたします。
とアンケートを募集されました。
  そしてそのアンケートの結果を出しておられましたので、それをそのままコピペさせて頂きました。
  沖縄の方のご意見をピックアップしてみます。
*「賛成「現状では基地は仕方がない」」 : 過去の歴史を見ても防衛力のない国は悲しい結末を迎えています。国内平和を重んじ武力を持たない国に (女性/30代/沖縄) *「反対「自衛隊が沖縄を守るべき」」 : 本土では報道されませんが米兵によるひき逃げや強盗が日常茶飯事で起きています。ご存知でしょうか? (男性/50代/沖縄)
*「賛成「米軍は国防に絶対に必要」 : 憲法9条を改正しない限りは、中国の脅威が迫る今米軍は必要不可欠!米軍が抑止力になってるのはあきらか! (女性/40代/沖縄)
*「賛成「米軍は国防に絶対に必要」」 : 経済自立をしていない沖縄。基地はなくなるはずがないと、たかをくくり、理想論を並べる県民。 (女性/40代/沖縄)
*「賛成「自衛隊を在留=米軍は不要」」 : 与那国に自衛隊を! (男性/40代/沖縄)
*「賛成 : 米軍基地返還の前に、憲法改正・スパイ防止法制定・自衛隊増強・経済対策が必要 (男性/30代/沖縄)
*「賛成「現状では基地は仕方がない」」 : 憲法を改正して自衛隊を軍隊にして欲しい。自国は自国民で守る方が良いと思います。 (女性/30代/沖縄)
*「賛成「現状では基地は仕方がない」」 : 我が国は、我が国民で護るのが理想 しかし、その気概ができないうちは仕方がないと思います。 (男性/40代/沖縄)
  そして、なんと8人中 基地に反対されている方は1人でした。
  もちろん、正しい統計にはなってませんけど沖縄の方にも「基地賛成派」は存在するってことですよね。
(以下省略)
と書かれていました。
 これを見ると反対の一人も米軍でなくて自衛隊が守れと言っています。
 アンケートに答えられた範囲では心ある沖縄の人達の自国の防衛意識は一般の日本人より高いようですね

[米寿の沖縄の女性の話]
 またTwitterで沖縄県民緊急フォーラム呼びかけ人の一人の米寿を迎えた仲村俊子さんの印象的な「開会の挨拶」
を知りました。
  鳩山総理を取り巻いている人々は安保廃棄を今まで目指して戦ってきた日教組。
  43年前の彼女が私が現役の時に見たポスターは「沖縄を日本革命の拠点にしよう」。
 43年かけて、彼らは着々と沖縄の人達を洗脳していった。基地があるから戦争になる。だから基地撤去だと。
 多分多くの方が聞かれていると思いますが、もし彼女の話しを聞いておられない方がおられましたら是非聞いて見て下さい。

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鳩山さんの腹案が明らかに?-でも

2010-04-29 10:33:37 | 外交・安全保障

 普天間基地問題で閣僚任せにしてきた鳩山さんが動き出したので彼の腹案がなんとなく明らかになってきたようです。
 朝日新聞は辺野古に桟橋滑走路、徳之島へ最大1千人移転も 首相案 
でその内容と問題点を明らかにしています。
(1)徳之島空港の2千メートルの滑走路を利用。周辺を一部埋め立てて、ヘリコプターの格納庫や兵舎などを建設。普天間のヘリ部隊約2500人のうち最大1千人を移すか、訓練を移転する
(2)辺野古沿岸部を埋め立てる現行案に代わり、海底にくいを打つ桟橋方式で1800メートルの滑走路を建設する
(3)米軍嘉手納基地で行われている外来機の発着訓練を鹿児島県内の無人島や、本土の自衛隊基地に分散移転させる
問題点
・徳之島は地元の反発が激しい上、普天間から200キロも離れているため、米国も難色を示している。
・国外移設を主張している社民党は辺野古への新基地建設にも反対しており、連立3党が合意できる「政府案」としてまとめられるメドはない。首相が期限としている5月末までに決着できず、首相の進退を問う声が高まる可能性もある。
・辺野古を抱える名護市の稲嶺進市長は「海にも陸上にも新しい基地をつくらせない」と主張しており、理解を得るのは困難だ。
・昨年の衆院選で「最低でも県外」と訴えた首相が、「約束違反」との批判を受けるのは必至だ。

・その他朝日は社説で鳩山さんの対応が遅すぎると指摘
・産経の社説も浅瀬案は過去の協議でも浮上したが、「海面下が空洞状になり、テロの恐れなど安全面で問題がある」との理由で米側が難色を示し、地元も「埋め立てなどと比べて仕事にならない」と歓迎せず、結局は現行計画に決まった経過も忘れてはならない。と指摘しています。

 考えて見ればこの普天間基地の移転問題は岡田さんの嘉手納基地統合案、北沢さんの現行案、社民党のグアム案、ホワイトビーチ案、国民新党提案のキャンプ・シュワブ陸上部案+徳之島分散移転案と時間が無い中で随分と回り道をして、鳩山さんの言う5月末の期限直前に鳩山さん腹案となりました。 (もう変わらないでしょうね?)
 民主党は選挙では国外、少なくとも沖縄県外を訴え、政権を取った後も鳩山さんは沖縄県民の民意を尊重すると言い続け、一旦は厳しい環境にも関わらず日本の為として、キャンブ・シュワブ海上案を受け入れた沖縄県民も、国外、少なくとも県外を訴える民主党政権の誕生と、鳩山さんの民意尊重の繰り返し発言に、県外移設可能だと思いこんで仕舞いました。
 そして最終的には大筋は今まで反対してきた自民党政府の現行案の修正と言う恥ずかしい決定に加えて、せめても基地の一部の機能を県外の徳之島に分散移転するということで格好をつけることになりました。
 しかもその実施に当たっては、鳩山発言のお蔭ですっかりその気になったのに、また県内に話が戻ってすっかり硬化した沖縄県の人達の強い抵抗がまっています。
 鳩山さんは今までの民意尊重ばかりの発言だけでなく、「民意は出来るだけ尊重するが国全体のことも考えねばならぬこと、そのためには沖縄県民や県外の人達も国の安全保障のために是非協力して欲しい」と訴えるべきだったのです。
 そして紆余曲折を経て現行案の修正に戻る大回りの間、米国との関係をおかしくさせ、鳩山さんはオバマさんの信頼を失い、米国のマスコミから一国の首相がルーピーと呼ばれるほど馬鹿にされる結果になりました。

 私は何度かこの問題に就いて、普天間基地問題は、当面は外交の継続性からも現行案を継続し→その後民主党なりの考え方で、日米関係の在り方を再検討し→その結論から今後の沖縄県内の基地問題を検討すべきだったのに、政権が変わったのだからと、現行案と違う(実は何も決まっていないのに)名護市以外への移転をいきなり取り上げたことから問題がややこしくなったと書いてきました。
参照:迷走する普天間基地問題

  
こんなことは素人でも判ることですが、鳩山政権は公約だからと言っていきなり走り出し、一部マスコミは政権が変わったのだから方針が変わるのは当然だと言って、鳩山政権を動きを支持しました。 (最近はこのことを言った人は皆口を噤んでいます。)
 然し、前にも何度も書きましたが、この問題をややこしくさせた最大の責任者はその場限りの、耳触りの良い発言ばかり繰り返した鳩山さんです。
 そして次に責任のあるのは、彼のその場限りの発言に苦言を呈しなかった与野党の政治家と、一部のマスコミ特に鳩山政権支持の批評家です。
 然し過去のことを言っても仕方がありません。
 私は鳩山さんや関係閣僚が頑張って、日本のためになんらかの落とし所を早く見つけて貰いたいと思っています。

鳩山さんへ
 少なくとも基地問題に就いては、今までのその場限りの奇麗事の発言は止めて、国のためにある程度の犠牲を払ってでも、何とか協力してくれと心底から関係地方の人達に訴えるべきだと思います
 勿論、移転に伴う保障問題や土地の振興策も大切ですが、鳩山さんの心からの訴えがなければ、解決は難しいような気がします

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小沢さん起訴相当の検審の議決への反応

2010-04-28 16:47:23 | 鳩山内閣

 小沢さん起訴相当の検察審査会の議決がでました。
 丁度その日に、「鳩山さん無罪!!でも残る疑問」を投稿し、何はともあれ鳩山さんは無事無罪決定。そして鳩山さんと同じように「知らなかった」と言い続ける小沢さんもまた同じ道を辿るのでしょうか?と書いたばかりでした。
 そんな私が小沢さんの問題そのままスルーするのはいくら小ブログとは言え、無責任のような気がして小沢さんの問題も書く事にしました。
 とは言ってもこの件では読売、朝日、毎日、産経が全ての社説に取り上げているので、私がこれ以上書くのは止めて、検察審査会の決議に対する一般とテレビでの批判を中心に取り上げてみたいと思います。
Twitter
  昨夜のTwitterではほぼ90%近くが審査会の決議への批判でした。
・検察の鳩山政権の改革潰しの陰謀
・マスコミの情報操作で洗脳された審査会の人達
・昨夜のNHKで決議支持者の発言の報道ばかりで、批判者の発言が少なかった
・疑わしければ起訴しろというのが、市民感覚?
などなど、何しろ自分の自身の意見も書かずに、「拡散」とかで人の書いたものをそのままコピペするのですから、一気に同じ意見が拡がるのでしょう。
  それが今日は一転、審査会支持の意見が約70~80%。
 事件発生の日の(意見の正否は別として)付和雷同型の発言から、次第に自分自身の意見を書き込む(つぶやく)のがTwitterの傾向のようです。

今朝のテレ朝のスーパーモーニング
・田中喜代重弁護士:検察は小沢さんの秘書の石川知裕さんは資金操作の許可を得ていたと言う証言を得ていたが、証拠不十分で無罪としたと解説。
・鳥越さん:「決議の中で絶対権力者の小沢さんに無断で秘書が資金の流れの隠蔽工作をする必要も理由もないと言うには論理の飛躍がある。議決の内容は、証拠にもとずかない感情的・情緒的な判断だ。」 (決議の言葉尻を捉えたもので、秘書達が小沢さんの了解を得たことは決議でもはっきり書いてある。検察が立件できなかったのはそれを証明する物的な証拠が無かっただけ。それを証拠がないと攻撃すれば審査会の存在価値がなくなる。)
落合恵子さん:「マスコミによって誘導された小沢は悪というイメージに影響されただけ。日本は怖い国。」、「これには我々のマスメディアの報道の仕方にも影響があると思うが。」 (後半部分は賛成、私も前から報道や批評の公平を期するためには、反対側からみた報道や、批評するにも「スーパーモーニング」で言えば鳥越さんと反対の意見の人も必ずいれること。落合さんもマスコミによる国民誘導はしないように、自分の出演するテレビ朝日に申し入れるべき。)
森永卓郎さん:「違う意見があるはずなのに、11人の全員一致なんて気持ち悪い。」  (逆に無作為に抽出された11人全員の意見が一致した重みもあると思うべき。)

テレ朝の午後の「ワイドスクランブル」
(テレビ朝日の解説委員の)川村晃司さん:検察審議会の決議の中の絶対権力者の表現を取り上げて、鳥越さんの全く同じ論法で審議会の在り方を激しく攻撃。
大沢弁護士:検察の特に政治に関わる恣意的なやり方を正すために、市民感覚を持つ審議会制度が出来た
と両者で激論。
(下記のように同じ番組内で意見の対立があるのは報道の公正性を保つためには良い事。然しどう考えても大沢さんの意見が正しく、川村さんの意見の方が偏っている。)

[私の意見]
・マスコミ、特にテレビへ
 Twitterでの意見はブログなどの意見に比べると、意見の傾向の振れが大きいようです。
  そして国民の意見は今のところマスコミ報道で形作れて行きます。
  増して政治に関心のない人達がマスコミの報道、特にテレビの報道で大きく動かされるのは、小泉さんの郵政改革での大勝、安倍さんの政治と金の選挙で大敗と大きく振れる傾向がどうも固定化しそうな気がします。
 こんどの参院選も鳩山政権も最大野党の頼り無い現状では、僅差の勝負になるか大差で終わるか全く判らない状況のようです。
 そしてそれに大きな影響を与えるのはマスコミ報道とくにテレビの報道です。
 麻生政権の時のマスコミ特にテレビのバッシングは眼に余りました。
 そして麻生さんは大敗しました。
 然し鳩山政権は政治主導の行政改革では国民の期待に応えていますが、国の盛衰や存亡に関わる重大な経済、安全保障の政策ではもうボロボロ。
 それに比べるとあれだけマスコミか攻撃された麻生政権の政策の方が(公明党提案の定額給付金、国立マンガ喫茶などはありましたが)総体的に見ると遥かに鳩山政権のそれより優れていることが判ってきました。
 選挙の結果はマスコミ、特にテレビの麻生政権への異常な攻撃もあり民主党大勝。
  その結果の世論調査では、民主党に勝たせ過ぎたと言うのが6~70%
 報道関係者は日本の将来のために、もっと公平、正確な報道をすべきだと思います

・谷垣さんへ
 それにしてもガタガタの鳩山政権への不満の吐け口が(旧態依然で支持率が一向に上がらないところみると)自民党へ不満の形で向けられているような気がします。
 そして首相に相応しい人として谷垣さんに対しては1%の支持しかないのは、谷垣さんの指導力に疑問符を投げかけられているような気がします。
 特に今度離党したけれど、参院選に自党員や支持者が立たないところでは、自民党支援を表明している与謝野さんや舛添さんの除名処分を見ると、参院選で連立政権の過半数を阻止するという当面の目標ももう投げているような気がします。
 谷垣さんは自党だけで参院過半数を取れる目算を立てているのでしょうか。
 野党第一党としての反民主勢力を纏めるという責任を考えているのでしょうか。
 そして自党の支持率向上のためにどうすれば良いか考えているのでしょうか。

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鳩山さん無罪!!でも残る疑問

2010-04-27 10:09:46 | 鳩山内閣

 鳩山さんは政治資金収支報告書に虚偽記入をした罪で有罪判決を受けた勝場啓二・元公設第1秘書の共犯として告発されていましたが、検察審査会で不起訴相当の議決が出て、無事無罪となりました。
 それに対して読売は、規正法「政治家に好都合」…審査会が異例言及と 、
首相「不起訴相当」に与党「説明不足」の声で次のように関係者の声を書いています。
・検察審査会:母親からの巨額の資金提供を「知らなかった」と言い続ける首相に「素朴な国民感情として、考えがたい」 (報道によれば審査会の調査では周辺の関係者からは鳩山さんが「知っていた」と証言する人が出なかったそうです。)
 「選任さえ問題がなければ、監督が不十分でも刑事責任が問われないというのは世間一般の常識に合致しない」として法改正を求める
・野党側:関連資料の国会提出や集中審議などを要求し、首相を厳しく追及する方針
・鳩山さん:「当事者の立場からは何も申し上げるべきではない。すべて厳粛に受け止める」
・山岡さん: 「よい結論だった。今後の国会運営はその結論に沿った進め方をする」
・社民党の重野幹事長:「国民目線では疑問、懸念は感じる。首相は懇切丁寧に説明するように心がけていかないといけない」
小沢さん:
「1年間の強制捜査によって、結果として潔白が証明された。検察審査会は冷静に受け止めて判断いただければいい」

[私の疑問]
 検察審査会では鳩山さんが「知らなかった」と言う証明が出来なかった事から不起訴相当の議決が出たことになりますが、「普通のおっさん」を自称する私の庶民の立場からこの問題を考えて見ました。
・もし勝場元第一秘書が善良で彼が言うように鳩山さんの忠誠を尽くす人だったら
 鳩山さんの母親からいきなり勝場さんに直接月に1500万(年間1億8000万円、総計で計12億円以上)の資金を渡されていたそうです。
 最初は1500万だから鳩山さんに報告しなくても1年にもなれば、1億8000万円にもなったのに気付き、普通の人なら鳩山さんに報告して、鳩山さんを喜ばせたいと思うのが普通の対応の仕方と思うのですが?
 もっと気がつく人なら、鳩山さんが知らずにそのまま放って置いたら、鳩山さんの母親の立場に立てば、「我が子が人から金を貰ってもお礼の挨拶も出来ない子」と思われないように、是非報告しておかねばならぬと思う筈ですが?
 そんなことも出来ないか、しないのはもし勝場さんが善人としたら、彼と鳩山さんの仲が冷えきったものだったとしか考えられませんが?
・もし勝場さんが、母親から鳩山さんが貰った金を自分が調達したもののように扱い、自分の功績のように報告する悪人だったら
 彼自身も「鳩山さんの政治資金が集まらないので、故人献金などの操作をして自分の功績にした」と言っていますし、鳩山さんが勝場さんを馘にしたのも説明がつくようです。
 然し、12億円もの金を自分で稼いだかのように扱う悪人が、鳩山さんがいくら忙しくても何時かはあると思われる親子の会話で12億円の話が出て彼のやり方がばれると思うのに、完全犯罪?を期するためには何故その対応(詰まりなんらかの形で鳩山さんに報告ておく)をしなかったのでしょうか?
 それとも(悪人であるとした)彼が期待した通りに本当に鳩山さん親子の間で12億円の話は全く出なかったのでしょうか?
 私のようにしがない年金暮らしでは想像もつかない、親子の対話もなく、大金が右から左へ流れて行く浮世離れした大金持ちの世界があるのでしょうか
・検察審査会の立場
 前述のよう周辺の関係者からは鳩山さんが「知っていた」と証言する人が出なかったのが不起訴相当の決議になったそうですが、「知っていた」と証言する人が出なかった」と言う情報はどこから得たのでしょうか?
 素人の集まりである彼らに、検察が知っている以外の情報をどうして得られるのでしょう?またそのための権限や機関を持っているのでしょうか?
 考えられるのは、その情報源は(不起訴相当の結論づけた)検察しかないような気がします。
 増して、マスコミも政界も審査会の結論を大きな関心を持って待っていることを審査会の人達も報道を通じて知っています。
 そして彼らの結論如何では政局に大き影響を与えることも知っています
 東京地検が鳩山さんの事情聴取もせず、上申書の提出で済ませたことのは、政権に特別の配慮をしたのではないかと憶測を呼びました。。
 だから検察と同じように、審査会の人達も不足する情報の中では不起訴相当の決議しか出来なかったのでしょう。

 何はともあれ鳩山さんは無事無罪決定。
 そして鳩山さんと同じように「知らなかった」と言い続ける小沢さんもまた同じ道を辿るのでしょうか
 金持ちの世界(報道の範囲では鳩山家だけかも知れませんが?)が庶民とは浮世離れしていると同様に、数が全てに物を言う政治の世界、何か問題が在れば全て秘書の所為にして生き延びる政治家の世界も国民と浮世離れしていて良いのでしょうか?  (10.00現在記)

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民主党も自民党ももっと頑張ってよ!!!

2010-04-26 07:02:06 | 鳩山内閣

 一昨日の読売新聞の「編集手帳」で今の自民党を落語の貧乏長屋に例えて、厳しく批判していました。
  党内屈指の政策通の与謝野さんの柱が抜け、幅広い人気を誇る舛添さんの外壁がはがれ、自民党長屋の傷みは目を覆うばかりである。衆院選に惨敗し自民党はみずから何をあらため、どう生れ変わったか-答えに窮しよう。改築や修繕を怠った咎めが離党の雨漏りである。長屋が風に飛ばないように落語にあるように谷垣さんも、重石代わりの異名を貰わぬように気合を入れて直さねばなるまい。それにしても、である政権党は政策の迷走に注ぐ迷走で野党第一党を助け、野党第一党は実力者の離脱で政権党を助ける。麗しい互助精神では気が滅入る
 2大政党による持続可能な政権を期待している心配性の私としては気が滅入るというより、読売が指摘している状態では、今後の日本がどうなるかを心配しています。
 自民党の現状の分析と今後の期待する方向に就いては23日の「舛添新党と自民党
にで書いており繰り返しになりますので省略します。
 鳩山政権に就いては昨日、今日の報道だけを取り上げても、
辺野古埋め立て、首相が全面否定 政府はくい打ち方式の浅瀬案検討
 
沖縄の負担軽減を…県内移設反対9万人集会 
小沢氏と前原氏 高速道路の新上限制で全面対決
子ども手当に外国人殺到、自治体職員怒りの声 困難な「確認作業」
2万円?満額?金券?子ども手当で民主大もめ 
などもうボロボロの状態ですし、私も一昨日のブログに「鳩山政権の公務員制度改革で経費増大?」で民主党公約の「公務員経費2割削減」 (実質は地方へ権限移管→公務員の転勤→地方の負担する経費を交付金で支払う→国の負担する経費は変わらない)どころか経費増大になってしまうことを書きました。
 一昨日の産経のweb版で某大学の女性の助教授が主として自民党の批判をした後最後に一言、民主党は民主党らしさを取り戻せと書いていました。 (私の検索能力不足で原文を紹介できないで済みません。)
 私は民主党らしさとは何か考えてみました。

[民主党らしさ]
・古くは岡田さんの元で選挙に不利となるのを知りつつ消費税増税を訴えて善戦した、真面目さと正直さ
・民主党の若手政治家の率直さ
 野党時代にテレビに出た民主党の若手議員と自民党議員の討論を見て、これなら捩じれ国会も何とか前に進むと何度も思ったものです。 (もっともそれが民主党内ではがらり違う意見になってがっかりするのが常でしたが。)
  政権を取った後の政務三役がマスコミや野党から民主党の問題点を突っ込まれて、何とか返答をしたものの、明らかに現れている困った顔(同じ若手でも少数ですが顔色も変えずに白を黒と言い来るめる人もいますが、私はそんな人達は民主党らしくないと思っています。) 
 金美齢さんから小沢さんのことをどう思うかと訊かれて「言い難いことを訊かないで」と断った原口さん
 即時廃止を訴えていた後期高齢者医療制度が政権を取ってみれば、同制度が明らかに高齢者のためには有利な制度であると判って、批判を受けながら保留し続けている長妻さん
・政権を取ってはっきり判った政務三役が良く勉強していること(前に書いたように国会で国立マンガ喫茶を野党から攻撃されている間中一言も発言しなかった当時の文科大臣とは大きな違いです。)
・逆に民主党らしくないのは小沢さんのように自民党の悪いところを引きずっているひと、社会党左派に近い人や日教組や出身の輿石さんなど。
 勿論、私は彼らの一部の人達が持っている外国人参政権付与などの考え方に反対だし、野党時代攻撃ばかりして対案を出せと言われても出せなかったり、子ども手当て、高速道路無料化、農家の戸別所得保障制度などのばら蒔き、自民党政府の政策の穴ばかり突いた言わば野党の政策で政権党としては穴ダラケの政策など批判の余地は数えきれないほどあります。
 然し今の若手の民主党の政治家が、(古狸か狐にならず)今のままで良く勉強し、真面目さ、正直さ、率直さを保ち続け、 (近い将来か遠い将来か判りませんが)民主党の中心となれば、そして自民党が立ち直ってくれれば、日本も何とか良くなる方向に進むと思うのですが。
 
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鳩山政権の公務員制度改革で経費増大?

2010-04-24 12:07:55 | 公務員制度

[公務員制度改革で省庁内の公務員の数増大?]
 22日のテレ朝の「スーパーモーニング」で行政刷新担当大臣の枝野幸男を呼んで、官庁関係の無駄摘発に取り組んでいる玉川徹さんとの間で、鳩山政権の公務員制度改革によると、今までの事務次官を頂点とするピラミット型組織から台形組織になり民主党公約の公務員経費の経費2割削減どころか大幅な経費増になることの問題点を取り上げて居ました。
 そしてそれでも足りないと番組担当か玉川さんが思ったのかも知れませんが、翌日の23日も同じ台形の図面を使って玉川さんがパネルの人達に説明していました。
 つまり公務員の地位が上がって行く度に余剰人員がでるが、天下りできないことと、と言ってその全員を退職させる訳にいかずその余剰人員を省庁内に留めざるを得ない事、地位が上がる度に余剰人員の数が減るので、最終的には官僚組織が台形になって仕舞うの言うのです。
これに就いて紹介されたコメント
枝野さん:台形になるのは仕方がないがなるべく尖った形になるように努力している。
みんなの党の渡辺喜美さん:自民党時代に行政改革の担当をしていた時、民主党の有力幹部から余剰人員の7割は省庁内に残るだろうと聞いた。
自民党の世耕弘成さん:民主党の公務員制度改革法案には余剰人員対策の降格とそれに伴う減給制度が抜けているので、余剰人員分だけ公務員経費が増えてしまう。 (渡辺さんはこの件で法案には2,3年後に実施となっているのは官僚の握りつぷしの常套手段だと言っていました。)
コメンテーターと玉川さんの意見:民主党は自治労と言う大きな支持母体を抱えているので、鳩山政権の公務員制度改革も限界があるのではないか。

[私の意見]
鳩山政権の公務員制度改革の一番大きな問題は
・「スーパーモーニング」でも指摘されたように、自治労との関係が抜けきれないこと
天下り禁止の公約のトラウマに囚われ過ぎていること
公務員に一番求められている士気の向上どころか減退に繋がっていること
 世耕さんの言うように本人にたいした瑕疵もないのに地位が上がれば、降格とか減給になれば公務員の士気が落ちること
三つにあると思います。
天下りの問題
 天下りに伴う問題も色々あり、また天下りで旨い汁を吸っている人も多いそうですが、天下りをした人達の中にも頑張ってて給料並みまたはそれ以上の仕事をしている人もいると思います。
 そう言う人達まで部署がないからと言って行く宛て先もないのに肩たたきをしたり、一般企業で言う窓際族にさせて腐らせたりするのは、余りにも勿体ないと思います。
 そしてそのような上司を見ている若い若い公務員が、いくら一生懸命に仕事をしても、上司のようになりはしないかと、心配して士気を落として仕舞ったり、今までのように優秀な公務員希望者が減るのは、国に取って最大の損失になると思います。

[私の提言]
・外郭団体(ここでは政府から資金が出ている団体)の徹底的な合理を行い、それが済んだ団体にはあっさり「天下り」を認めるべきだ。
・合理化には事業仕分けも良いがもっと徹底的な査察を行うこと、その為には生産性向上などを専門にしている日本能率協会などの外部団体を起用すること
・多数の外部団体の査察は順次行うには時間が掛かるが、同団体や監督官庁から自主的な改善提案を出させ、それが有効であれば外部からの本格的な査察結果がでるまで、天下りを容認する。(勿論、自民党政権時にあったようにゼロ回答するか、良い加減の提案しかない団体への天下りは禁止する。)
・外郭団体には監督官庁と一般企業で言う連結決算をするなど、管理を厳しくすること
・退職金に就いては一度限りとする
・外郭団体で定年を過ぎた人達の給料は地位に関係なく、基本的にはボランティアベース(例えば月給10万円程度)とする。
 それを拒否した人は辞職させる。

[私の提案の詳細]
・私の提案の利点は台形型組織により公務員経費の増大を防ぐことと、提案を政策に反映できることで公務員の士気の向上に役立つこと。
・今の鳩山政権の政治主導の行政改革は、良い所も多くありそれが国民が政権への期待感を持たせている唯一の理由です。
 然し、公務員の管理の基本は彼らのやる気もたせるべきなのに、天下り禁止などの政権の基本的な方針や、政務三役の官僚に対する接し方を見ていると、公務員の士気を無くすほうへ向いているような気がします。
・私の提案も彼らの改善提案など彼らのやる気を前提に考えています
 私の考えと鳩山政権がやっていることとどちらが正しいか論議する必要もないと思います。
・私の言う徹底的な査察とは民間企業では昔から行われいた方法ですが、典型的な手法を上げれば、専門家による職員の動作の流れ、帳票の流れからの仕事の効率の分析、原価意識の調査などを職場に一週間かそれ以上も入り込んでの調査です。
 それを補う(実は主体的であって欲しいのですが)のが職場からの改善提案です。
 そして改善活動に欠かせないのは職員の士気と原価意識です。
 現在、事業仕分けが行われています。
・たまたま昨日は私もいくらか関係のあった国際協力機構(JICA)の事業仕分けがありその結果が新聞に出ていました。
 運営費交付金=縮減▽有償資金協力=現状維持(審査機能強化)▽取引契約関係=縮減▽職員宿舎=縮減
 私もJICAの詳細の内情など知る由もありませんが、外部から見ていても上っ面だけの仕分けに終わり、JICAが抱えている問題の核心に触れていないような気がします。
 例えば、日本が途上国政府の要請で資金提供して、施設を作ったのに地域の住民の反発から反日感情が生れたり、施設を作った後のメンテナンスが悪くて放置されて投下された日本からの資金が無駄になったりなど事業仕分けで指摘された以上に大きな問題があると思うのですが。
 私の経験からも(私がお世話になった団体に迷惑が掛かるかも知れないので言えませんが)上記以外でもJICAの本音では(監督官庁の外務省への遠慮で言えないが)事業仕分けで是非取り上げて貰いたいことが多くあったと思うのですが。
 やはり本当に合理化するには、内部の事情を一番知っている外部団体や監督官庁自身から前向きの提案を出させるか、それで足りなければ上っ面の事業仕分けだけでなく、外部の徹底的な査察にまつしかないような気がします。
 そのようにならぬためには、公務員の士気を高めること、そのためには民主党はその公約に囚われずに徹底的に合理化した外部団体には天下りを認めるしかないと思います。

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舛添新党と自民党

2010-04-23 15:44:16 | 自民党

 舛添さんがとうとう自民党を離党して新党を立ち上げました。
 これに就いて自民党からは勿論マスコミ、ネット上特にTwitterなどから平沼・与謝野新党と同様にぼろくそに言われています。
  その批判の内容は、
1.それに参加した人達の政策の違いがあるとその党自体が何を考えているのか判らない
2.反民主政権を称えるのなら自民党に留まって一致団結すべきだ
の二点のようです。
1.政策の不一致の問題
  政策の違いを言う人達はこれを言う前に大きな問題に目をつぶっています。
 民主党と鳩山政権、それと自民党の組織の問題です。
・民主党は自民党でも右翼と言われる人から、最左翼に近い日教組出身の議員がいます。
・鳩山政権では民主党と全く理念が違う社民党でも徹底的な教条主義者の福島さんがいます。
 またがりがりの郵政改革反対論者で旧大蔵省の事務次官を天下りさせたり、郵貯の上限を引き上げた亀井静香さんがいます。
 そして彼は国債を増発してでも積極財政を主張しています。
 鳩山政権は徹底的な天下り禁止を訴えてきましたし、野党時代は郵貯の上限は現行よりも引き下げろし主張していました。
 政権の基本方針は事業仕分けが象徴するように、基本的には引き締めの方針ですし、子ども手当てに象徴されるように、福祉面では力を入れても、多くの批評家から経済政策は皆無に近いと言われています。
・自民党では党内改革を訴える人達から悪評高い族議員、裏で政権を操ってきた領袖がいます。
 政策面でも行政改革に熱心な中川秀直さんから、旧来の政官業の協力に拘る人達もいます。
・それに比べて舛添新党や平沼・与謝野新党の党員の政策の食い違いは民主党・鳩山政権、自民党に比べれば対して大きな問題ではない思います。
 両党とも反民主を称えているのですから、党員それぞれの得意分野で鳩山政権の不備な点を突いて彼らに日本の行く道を踏み誤らせないことが出来る筈です。

2.一致団結の問題 
・民主党や鳩山政権の構成の多様さは批判されても仕方がないと思いますが、彼らが党内に集まり、連立を組んだ最大の理由は自民政権打倒と政権維持の一点で大同小異ならぬ「大異」に眼を瞑り「大同」に就いたのだと思います。
 自民党でも党員の持つ政策の多様さも似た理由でしょう。
 族議員も派閥の領袖も色々批判されていますが、彼らの行動も自己保身のためだけでなく、それなりの信念をを持って行動したと思います。
・詰まり政治は議員の数がもの言う世界ですから自民党、民主党、鳩山政権のその最終目的の政権獲得やその維持のために結び付くのは止むを得ないのでしょう。
 その点から言えば反民主を称えるのなら大同団結をすべきだと言う批判は当たっていると思います。
・然しこの分裂を招いた責任は離党した人にもあると思いますが、離党を余儀なくさせた自民党幹部により大きい責任があると思います。
 その事実は鳩山政権の支持率の急落に関わらず、自民党支持率の低迷が全てを物語っていると思います。
 私は何度も書き自民党にも投書しましたが、
・族議員、派閥の領袖による内閣のリモートコントロールの自民党の体質に愛想つかされたこと
・鳩山政権の政治主導による行政改革への国民の圧倒的支持に気付かな
かった、(最近の世論調査でも5月に普天間基地問題が決着が就かなくても鳩山さんが辞める必要がない50%を僅か切るのを見ても判ります。)自民党幹部と国民の意識の離反
・党内改革に手を着けられずに「みんなでやろうぜ」と言う谷垣さん

にあると思います。

[自民党へ]
 終わったことをとやかく言っても仕方がありません。
 来る参院選で自民党単独でが過半数を占めることはほぼ全く無理なことは外野から見ても判ります。
 それで当然の話ですが民主党政権の暴走を抑えるためにできることは、同じ志を持つ他の政党と手を組んで、連立与党の参院過半数を阻止することです。
自民党の先ずやるべきことは
・自党の支持率を上げること。そのためにやらねばやらぬ事をすること。
・そして反民主の勢力の中心になることです
・自分は政治のベテランだとして反民主を称える他の小会派の攻撃をしていてはそれこそ小沢さんの思う壺です。(自民党の人達は皆そんなことは素人から言われなくても判っている筈です。)
自民党が考える反民主の大義のためには少々離党者に癪に触っても彼らと何とかして組むべきです。
 自民党の某ベテランの議員が自民党は今後三回位選挙の洗礼を受けねば生まれ変わらないと言っていました。
 谷垣さんには選挙民から問題議員を淘汰して貰うしか党内改革の道はないのですかね

[舛添さんへ]
 私は舛添さん同じ北九州市、しかも同じ区の出身ですから、彼を応援したい気持ちはありますが、彼の発言には首を捻ることがあります。
 今回の場合も新党を立ち上げる、党首は勿論私だの発言を聞いて誰がそうだそうだと思うし、就いて行こうと思うでしょうか。
 しかも形は改革クラブに参加と言うのですから、マスコミの批判を浴びるのは当然です。
 元改革クラブの人達で彼に就いて行くことを決めたのは、マスコミの言うような何らかの打算があったのかもしれないし、それがなくなればどう動くかわからないと思います。
 普通の思慮のある人なら、改革クラブの人を党首にして、自分はその下の要職に就くと思うのですが。
 それでもその人気度や発言力から言って舛添さんが党の主導権を握ることになるのですから。
 彼がもし政治の世界のトップを目指すなら、如何にして自分に人望が集まるかを研究すべきだと思います。
 彼が国民にそれなりの人気があるのはその実力の他に、テレビに良く写っていたゴミ袋出しをする姿で、庶民性を国民の感じさせたのも大きな要因があると思います。
 彼がなお一層の政治家の支持や国民の人気を得たいのなら、政治家としての実力に加えて今回で言えば時に控えめな態度を取るなど、本人の資質などにもあることを知るべきだと思います。 
(13時現在記、彼の記者会見を見落としましたので)

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党首討論・こんなことで日本はどうなる

2010-04-22 11:06:48 | 鳩山内閣

 昨日の党首討論の放送予定を見て一日中家にいる私としては(何となく忙しい皆さんに代って見ておかねばならないような感じがして)少し重たい気分でテレビのスイッチを入れました。
 論旨が支離滅裂、責任転嫁が目立つ鳩山さんと、追及不足の谷垣さん。
 どちらも首相としての支持率が10%を切るだけの人達の論戦。
 こんな事で日本が一体どうなるだろうかと、いつもの老人の心配症が出てきて、見ている内に次第に侘しくなったのを我慢して最後まで見ました。
 党首討論ではマスコミからもう少し政策論議をすべきだと言う批判がありますが、今日は谷垣さんの鳩山さん攻撃の手法、つまり喧嘩の仕方について考えて見たいと思います。
 と偉そうなことを書きましたが、じっくり考える事は好きですが、咄嗟の反応が鈍い私、そして気が弱い私は喧嘩が一番の苦手です。
 然しそんな頭の回転の遅い私でも討論を聞いている内に鳩山さんの返答に幾つかの矛盾点があるのに気付きました。
・谷垣さんが鳩山さんへ「そろそろ腹案を明らかにすべきだ」との指摘に対して「地元よりも、まず米国に理解されるかどうか、水面下でやり取りしないといけない。米国が理解を示さないなら、地元に迷惑をかける」と答えた。
 事実は米国は地もとの賛同が日米合意の前提条件であることが伝えられています。
 だから鳩山さんの言うように米国の理解が先で地もとが後では、永久に話が進まないことになります。
 谷垣さんは何故この点をさらに突かなかったのでしょうか。
・谷垣さんは「徳之島は案なのか、案ではないのか」と再三迫ったが、首相は「ご容赦願いたい」と明確な言及を避けた。
 その一方で、鳩山さんは海兵隊が持つ抑止力に関し「役割は大きい。だから沖縄からあまり遠くまで海兵隊を移すことは適当ではない」と発言。

 鳩山さんは沖縄の負担軽減のため他県への負担拡散を党首討論でも何度も言っているのですから、沖縄から遠くない県と言えば、鹿児島県しかありません。
 谷垣さんはこの点を突いて徳之島でなかったら鹿児島県の何処を考えているのかと追及して、鳩山さんにぐうの音も出ないまで追い詰めることが出来たのですが。
 その他も、鳩山さんの「普天間の危険性の除去が一番大事だ。結果としてそれが普天間返還につながるよう、最大限の努力をする」と約束の移設先が見つからなかった時の言い訳までしていました。
 然し一番徹底的に追及すべきだったのは、小池百合子さんがTwitterで「旧政権に任していればあのまま、普天間返還されずに2014年の期間がずるずる先延ばしされていた」(党首討論での鳩山発言)総理がFACTを掴んでいない証拠です。誰かが正しい情報を入れないと、とんでもないことになる例。
と書いていた鳩山さんの発言です。
 
 鳩山さんはこの件に関して、いつもの持論の「前政権は辺野古の海の埋め立てが出来なかったではないか」そしてそのまずるずる進めば、「普天間返還されずに2014年の期間がずるずる先延ばしされていたかも知れないし、日米安保がおかしくなったかも知れないと思い、「エイヤッで」辺野古反対をきめた、あの選挙で勝利させていただいた。辺野古の海を埋め立ててはならないという沖縄県民の意思だった」と言っていました。
 これこそこそ、自民党の政策に触れた問題でマスコミの言う堂々とした政策論争になる所でしたが、谷垣さんは何故か鳩山さんの発言を無視して、他の攻撃のテーマに移ってしました。
  鳩山さんから言わせれば、谷垣さんがこのことで何も言わないのは、鳩山さんの意見に同意して前政権の非を認めたことになると思うのですが。
  この件に付いては石破さんも国会の質疑で言って居ましたが、埋め立て前の環境調査待ちで着工寸前だったそうです。
 谷垣さんは
 辺野古への基地の移転の反対していたのは県民のごく一部だったこと、
 沖縄県全体としては、沖縄県知事や当時の名護市長を始めとする沖縄県民の国のためを思っての苦渋の決断だったこと、
 そこで衆院選が始まって民主党がこれと言った具体案もなく(そう言えば民主党が野党の時、与党から対案を出せといつも言われていましたね。)、「国外すくなくとも県外」と言う耳触りのよいこと言い出したのが、今日の混迷を招いているのだと反論・追及が出来たのですが。 (どのマスコミもこの問題のこじれた最大責任は鳩山さんと言っています。)
 然し事実は谷垣さんは普天間基地問題もそうですが、それ以外にも攻撃目標を拡散させて鳩山さんを逃げきらせてしまいました。
 討論終了後の民主党席の拍手は、外野の眼からみれば安堵の拍手のように聞こえました。
 谷垣さんは政権攻撃の目標を政策より、鳩山政権の政治と金の問題と普天間基地問題の攻撃に絞っていたようですが、それならそれで鳩山さんがどの言い方で逃げようとすることは判っているのだから、それに対する攻撃方法を考えておくべきでした。
 その為には石破さんを始めとするその道に詳しい人や喧嘩の上手い人達など人材もいると思うのですが。
 それと攻撃は鳩山さんが返答に詰まるまで一点集中でぐいぐい押して行くべきでした。
 もし谷垣さんが別の政治的な意図があって、鳩山さんに武士の情けを見せたのなら話しは別ですが、外野から見ると谷垣さんも数々の離党者が出ていてそんな余裕はないと思うのですが。

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藻から石油を産む研究と日本

2010-04-21 07:31:10 | 鳩山内閣

 昨夜のNHKの「クローズアップ現代 夢の植物で新エネルギーを作れ」と言う番組がありました。
 その内容は概略次のようなものです。
 日本では、石油の収量を1.5倍に品種改良したサトウキビを使い、その増収分を利用する方法や、“石油”を生産する特殊な「藻」を使う方法など、これまでになかったバイオ燃料が次々と開発されている。
 米国も次世代バイオ燃料の実用化を急いでいる。中でも注目されているのが「藻」。この研究は全て国からの投資で行われ、ビル・ゲイツら著名な投資家や政府の支援を受けたベンチャー企業が後楽園の数倍のプラントを建設。ボーイング社も協力して試験利用に乗り出した。官民が一体となって取り組む米国。
 一方、日本では 筑波大の渡辺信教授は石油抽出に最適な藻を発見し、世界的に注目を浴びている抽出法を発表したが、彼は大学に割り当てられた研究予算の一部を使用して細々と研究をしている。
 渡辺さんには世界から共同研究の申し入れや、会社への招聘などのオファーがあったが「日本が燃料輸出国になる日を夢見て、さらに効率のいい培養法を開発し、十年以内に実用化したい」としてその全てを断った
 渡辺さんは環境エネルギー政策研究所と協力して、個人的に日本中から共同研究の同志を集めてプロゼクトを立ち上げた後、政府もやっと資金の提供をしてくれるようになった。 (参照:藻からバイオ燃料を抽出/新たなエネルギー源に期待

 この放送を見て色々考えさせられるところがありますが、これに関する2チャンネルの書き込み 
の内真面目そうなものを拾って見ました。
・ルーピー政権は温暖化対策のための技術革新とか言いつつ何もしないからな
・エネルギーを握れば世界を執れるからな
・日本は技術後進国だなwww
・原発や化石燃料に頼らない新環境エネルギー政策に金を注ぎ込むべきだよな
・日本はバブル崩壊後に、自然エネルギーに力を注いでいればな、まぁまぁその当時は原油が馬鹿みたいに安かったからなぁ
・やっぱりこういうのは日本遅いんだよな
・一方民主党は節約で25%削減しますwwwwwwww、あほかといいたいわ
・大丈夫です、先を越されるだけだから
・日本で超現実的に頑張ってもお金貸してくれる人いるのかな?
・参院選で候補者が「藻の研究に集中投資します」と言っても誰も投票しないだろうな
・世界一になる理由は何なんですか? 2位じゃダメなんでしょうか?
・アメリカ様は省エネじゃなくてエネルギーもっと作ればいいじゃないか政策だからな。日本とは発想が違うねw
・まともな国がうらやましい・・・
・日本が開発すれば、水質汚染の改善と同時にやっちゃいそう
・アメリカは色々と思い切って予算つけるよな、日本も国策でやれや
・日本政府はホント投資がヘタ、ヒトゲノムにしろ OSにしろ スパコンにしろ 研究レベルでは世界一が狙えたのになぁ・・・
・国民の視点から考えて、そういう研究は必要ありません
・日本政府もこんな将来性のあるものに投資しろよ。 子供に金かけても経済成長しないよ。
・これは一企業だけじゃ無理だな 政府の支援が必要だ、そもそもエネルギー問題なんだ
・なんなんだこの研究体制の違い
・レンホウがもっと予算を削っているわけだがw
・民主政権であるかぎり、この国じゃ無理だなぁ。
・アメリカは方法人税は安い、そのかわり、寄付や投資がしやすいような税制、だから民間企業がデカいプロジェクトが出来るようになってる。日本は法人税が高い。寄付にも高い税金かける だから、企業が好きな研究にドカんと投資できない。 いつも「お上主導」になるようになってる。民間企業主導でデカいプロジェクトがしにくい。 まるで共産主義国家。
・二位じゃ特許は抑えられないって知って、れんほうは仕分けをしてるよな
・しかし、よく取材させるよなぁ 投資誘致目的の宣伝代わりだろうな
・一方日本は、中韓に子ども手当を支給した
・日本がどれだけカスな国かが分かるね。
・事業仕分け第2弾 48法人152事業が対象 「科学技術軽視」浮き彫り

[私の感想]
政治家たちへ

 日本は狭い国土、資源と言ったら人的資源しか無い国です。
 だからに日本が厳しい競争の中で世界に伍して行くためには、人的資源の養成と科学技術の向上しか生きて行く道はないのは誰でも判っています。
 だから教育と科学技術に関しては思い切った重点投資をすべきです。
 それなのに最近の例で言えば全国一律の学力テストで金を削り(国で実施した学校の数より自主的にやった方の数が多かったそうです。それだけニーズ゜があったのに。)、2チャンネルで散々揶揄されているように、事業仕分けでも科学技術関係の予算が削られています。
 財源がないのなら、民主党も最大野党の自民党も公約に掲げている国会議員の定数を削減は、両党が本当にその気になれば、直ぐにでも出来ることだし、国に取っても百利あって一害もない政策です。
 そして議員自ら身を切れば、公務員制度改革へも大きな推進力になると思います。
 これなどほんの一例ですが、まだ他にもやることが一杯あると思いますが、もう少し日本の将来を思って真面目にやって下さい。
 藻から石油抽出など国の将来を決めるかも判らない重大な事業の発展を、渡辺さんのように個人的な愛国心に頼るなど政治家として大変恥ずかしいことと思うのですが。

NHKへ
 また朝鮮の過去の問題を取り上げています。
 以前は台湾の問題で大きな批判を浴びました。 (これでは受信料収入が落ちても不思議はありません。)
 このような問題を取り上げて、日本の将来にどれだけの価値があるのかその意図が判りません。
 政治的な問題、立場でどうでも解釈できる問題よりも、誰も気付かないか良く知らない問題で、報道すれば誰でも納得できる今回の「クローズアップ現代」のような啓発的な記事をもっと増やせば、NHKの最大の関心事の受信料の増加に繋がると思うのですが。

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私のブログの基本的な立場

2010-04-20 16:56:08 | 鳩山内閣

 私のブログでコメントを頂いた中で、時々取り上げたテーマに応じてお前は何時から鳩山政権または自民党支持に鞍替えしたのだと言う批判があります。
 また、以前ブログ名を「無党派日本人の本音」としてとき、無党派を名乗っているのに、特定の政党や自民党政権支持するのはおかしいと批判されたことも何度もありました。
 それで私のブログを訪問された方のご便宜のために、私の考え方を纏めて見ました。
 私のような小ブログのことをとやかく書く価値は殆どないと思うし、読まれた方もそう思をれる方はどうぞパスされて下さい。
 
[私のブログ開設前]
 私は資本主義を受け入れ、それに社会主義的な思想を持ち込んだ、労資協調路線の旧同盟系労組を支持基盤とする民社党を支持していました。
 何故なら狭い国土を持つ日本は、完全な自由主義的な資本主義では外国に伍して戦って行けないこと。 (私は産学官一体の「日本株式会社」化賛成です。)
 労働者など下層階級の対策を無視しては今後の日本はないからと言う理由です。
 然し民社党は自民党との連立政権に参加後、自民党は民社党の政策の良い所を全て取り込んだために小党の民社党の存在意義がなくなって消滅しました。
 これは逆に言えば自民党も社会主義的な考え方を取り入れたのです。
 そして、自民党の一部と旧民社党や社会党の大部分が加わっている民主党も今の公約で見る通りに、基本は資本主義ですが、自民党より社会主義的な公約や運営が目立っています。
 だから両党とその政権には問題は多くありましたし、現在もありますが、政権交代が出来る良い環境が出来たと思っていますし、両党に対しても是々非々の立場に立っています。

[ブログ開設後・安倍政権時代]
評価:教育制度改革、憲法改正のための国民投票法成立(私は9条が問題があるのなら他の項目からでも見直すべきだと思っています。)、主張する外交とそのための(出来ないままに終った)情報機関の設立(鳩山さんの言う米国と対等の外交・安全保障を、米国頼りの情報で進めるなど夢と思います。)
批判と提言:小泉改革継承でなく、見直しまたは脱却、閣僚の「政治と金」の問題の対応の遅れ、情報蒐集システムを確立して裸の王様にならぬこと

[麻生政権]
評価:
リーマンショックから回復のための経済政策(たまたま昨日の麻生さんを出席の「たけしのTVタックル」でも彼の経済政策を評価していました。) 後期高齢者医療制度(批判していた民主党の長妻さんは当面継続を決定)
批判と提言:お友達内閣、勉強していない閣僚(国立マンガ喫茶の質疑では一言も言葉を発しない文科大臣)公務員制度改革の弱腰姿勢 (公明党提案の)定額給付金

[安倍~麻生政権時の提案]
「石油枯渇」 (石油価格冒頭) 、「米国への依存の見直し」 (ここでは米国のバブル崩壊前から同国の経済がおかしくなりかけていると言ってきたのですが)、「少子化対策」などの重要事項に研究するシンクタンクの設立

[鳩山政権]
評価:政治主導の公務員制度改革、良く勉強している若手政治家
批判:高速道路無料化・高校無償化・子ども手当て・農家の戸別所得保障などばら蒔きの公約、経済無策、普天間基地問題、公務員の経費二割削減の公約の実質は地方経費をに移すだけというインチキ公約、外国人参政権など一連の政策、物言えない政治家、選挙では何でもありの小沢さんに引きずり廻される鳩山政権などなど
 鳩山政権に対する批判が余りにも多い原因は、小沢さんの選挙優先の政策と、民主党の公約が自民党政権の政策の穴を突いた野党としての公約だからと思います。
 詰まり今の言葉で言えばニッチな政策(その適例が経済政策の殆どは中小企業支援策ばかりで、肝心の彼らへ発注する大企業の支援策は僅か一件しかない)ばかりで、国を背負う政権としての公約でないからだと思います。

[各党への期待と批判]
・民主党

 消費税増税を掲げて戦った岡田さん時代のように、真面目な政党に戻ること。
 民主党創設時のような率直で良く勉強している若手政治家中心の政党になること。
 日教組、社会原理主義に拘る人達を取り除くこと
・自民党
 大敗の総括をすること、何時までも支持率が上がらない原因の追及、そのための族議員や党の領袖による自党内閣のリモートコントロールの体質改善、若手議員の育成などなど
・公明党
 創価学会との縁を切ること(多分不可能?その場合は支持しない)
・共産党と社会党
 教条主義からの脱却、国民政党への転換(多分不可能?その場合は支持しない)
・国民新党、みんなの党、たちあがれ日本、日本創新党など
 国民新党を含めて、ねじれ国会、暴走国会での第三極として、是々非々を貫いて、国の方向を誤らぬようにして貰いたいし、その動きに対しては支持します。

[無党派日本人の本音のブログ名変更の理由]
 私は基本的には反自民や反民主などレッテルを貼ることが嫌いで、ブログ名にもわざわざ「無党派」の言葉を入れていました。
 その理由は一旦レッテルを貼ると、色眼鏡を掛けたの同じように、物事を真っ直ぐそのままに見えなくなるからです。
 然し私の「無党派」批判でふと気付いて私自身が嫌いな「無党派」と言うレッテルを自分自身に貼っていることに気付き、ブログ名を今のように変えました。 (この変更に対する批判もありましたが。)
 私は何時も言うように主な情報源は新聞かテレビ、それとネットしかない不勉強の「普通のおっさん」で、従って当たり前のことしか書けませんが、それでも前記のように、私のどちら側の偏らない、是々非々の当たり前の批判や提言のかなりの範囲が、意外と先見性を持っていること(アンダーライン部)に気付かれた方もおられると思います。
 当たり前のことばかり書いて、読んでもちっとも面白くない、またストレス解消にもならないと言う欠点もありますが、逆に言えば私のブログの存在価値がそこにあると思ってもうしばらく続ける積りですので、どうぞこれからもご支持とご教示、ご批判を宜しくお願いいたします。

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しっかりしてよ鳥越さん!!!

2010-04-19 15:16:05 | 情報、マスコミ

 今日は他のテーマを取り上げようと思っていましたが、テレ朝の「スーパーモーニング」を見て表記のようなテーマに変えました。
[行き詰まった普天間基地問題]
・徳之島での1万5千人集会の映像
・読売新聞の「実現できるのか」米大統領、鳩山首相に疑念
の報道の概要の紹介
 鳩山首相とオバマ米大統領との非公式会談で、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題をめぐって首相が「5月末決着」への協力を大統領に求めたのに対し、オバマ大統領は「あなたは「私を信じてほしいと言った。しかし、何も進んでいないではないか」と不満を表明。さらに、「きちんと最後まで実現できるのか(Can you follow through?)」と、日本政府の対応に強い疑念を示した。
(鳩山政権に優しい)鳥越さん:「マスコミは米国の事ばかり考えて報道する。もっと日本全体として基地反対と言う民意がある。このことをもっと報道して米国に訴えるべきだ。」
(割合に中立的な発言の多い)二反園さん:「鳩山さんは鳥越さんのような意見をオバマさんに直接言うべきだった。」
・鳥越さん:絶句。(多分ギャフン!!これで次の話題に移る)
・番組の途中で徳之島で大規模な反対集会に対する鳩山さんのコメントが入る。
  鳩山さん:「大変なエネルギーだ。一つの民意だと理解すべきだ。そういう民意も勉強させていただきながら、真剣に考えていきたい」と言って後の質問を無視して去る。
・鳥越さん:「鳩山さんが批評家のようなことを言っては困る。」
 私は二反園さんの言う事は正しいと思いますが、それは常識的に考えても、ぎりぎり4月に入っての会談でなく、最初の両者の会談のときに発言すべきだったと思います。
 筋論からいえば鳩山さんの言うように米国とは今後対等に付き合うと言うのなら、そのための具体的な日米の在り方を考え→その線に添って当面の問題の普天間基地の問題を考え→米国に提案すべきだったと思います。
 その前提もなくいきなり国外、少なくとも県外と言う具体的な問題を打ち出したのですから、直接担当の岡田さん、北沢さんが戸惑うのは当然です。(この頃鳥越さんは政権が変わったのだから政策が変わるのは当然だと無条件に鳩山さんを支持していました。どう考えても私の意見の方が筋が通っていると思います。)
 そして鳩山さんは首相になってからも、沖縄県の民意、民意ばかりを繰り返すのでなく、民意は尊重するが国も意志もあるのだからと言うべきだったし、県外の可能性ののあるときは、鳩山さんは沖縄県と同様に民意は尊重するが国としての立場もあるからと、直接に国民に訴え掛けるべきだと思います
(麻生さんの時のよう些事ばかり取り上げられ、麻生さんの全体的な考え方を報道されなかったのに比べ、鳩山政権にまだ優しいマスコミは彼の発言を取り上げて呉れる筈ですので、訴える機会はいくらもあると思います。)

[行き詰まった日本の政治]
 今日の朝日のweb版で、最近の世論調査
の数字が出ていました。
・鳩山内閣を支持?支持する25(前回32)
・どの政党を支持?民主党23(27)、自民党14(15)、支持政党なし47(46)
 (詰まりどの党の頼りにならないと思っている)
・参議院選挙の結果、民主党が単独で参議院の議席の過半数を占めたほうがよい?過半数を占めない方がよい 65 (国民は民主党政権の暴走を心配している)
・鳩山首相のこれまでの仕事ぶり?期待外れだ 53、 もともと期待していない 31
・鳩山首相は、移設問題を5月末まで決着できなかったら、首相は辞任するべき?辞任するべきだ 51、辞任する必要はない 40(鳩山内閣支持 25,首相の仕事ぶり批判 85でも鳩山さんを辞めさせたくない49%の国民),
・民主党や自民党に対抗できる、大きな政党ができたほうがよいと思う?大きな政党ができたほうがよい 52、そうは思わない 37(国民の期待に反してほぼ不可能?)
 全体的に言えば鳩山内閣は拙いが、それと言ってそれに代わる政党がいないのでお手上げと言う閉塞感が国中を覆っていると思います。
 そのような情勢の中では、第三の勢力のマスコミ、特に浮動票と称される層への強い影響力があるテレビの責任は思いと思うのですが。
 そのテレビでも恐らくニュース番組の中では、(視聴率でなくて)視聴者の数が多いのでは多分一が二を占めているテレ朝の「スーパーモーニング」、その中でリーダー的な存在の鳥越さんの発言の責任は大きいと思います。
 鳥越さんが本当に国のことを思い、(彼の好きな?)鳩山政権のことを思うのなら、鳩山さんが日本の行く道を誤らせないように、是々非々を貫いて良い所を誉め、悪い所は鋭く批判すべきだと思うのですが。
 テレ朝も鳥越さんのような偏った批判を続けるならば、公平な批評をする人と入れ換えるか、それが出来なかったら彼の対立する意見を持つ人も入れるほうが、公平の放送になり番組が活気づいて視聴率も上がると思うのですが。

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定年後の2~30年間をどう送りますか?(戦前派からの申し送り)

2010-04-18 17:52:17 | 少子高齢化

 昨日の「高齢者が考えた高齢化対策」で私の小さい経験と設備と人体の健康管理に就いての知識から得た、下記の様な提案をし、主として国と企業から見た問題点とメリットに就いて書きました。
私の提案と問題点(昨日読まれた方は青字の部分を読みとばして下さい。)
・定期的な健康診断が欠かせないこと
 健康に自身のある人達は受けないことが多い。
・検診や日常生活で身体に不具合が起こったら直ぐ医者に掛かること
 仕事の忙しさにかまけて、もう一つはそれが大きな病気の前兆であることを恐れてつい敬遠してしまう。
・その不具合も特に異常と思ったら、地域で名医と言われる専門医に見て貰うこと
 忙しさにかまけて、つい近くの一般医にで済ませてしまう。
 それが大きな病気の前兆であること気付かない。
・そのために病気の関する情報には何時もアンテナを張っておくこと
 毎日の残業などで新聞特にテレビなど見る暇が無い。
・喫煙や過度の飲酒など明らかに健康に悪いことはやめること
 飲酒など仕事上または所属場所のコミュニケーションを図る上でかかせない。
 喫煙や飲酒は自己責任で他から言われる筋合いではない。
・中高年になれば特に上記のことを厳守すること
 中高年の人達は多数の人達が責任のある仕事に就いていて、前記のことより仕事を優先にしがちだ。
 私の提案には大きな(恐らく最大の)問題点があります。
 それは本人の意識の問題です。
 私は少子化の問題に就いて書いたこともありますが、少子化の基本的の問題は経済問題を除いて一番障害になるのは当事者の今の若い人達の「子育てよりも自分の生活優先」、「子育てより自分達の生活を楽しみたい」と言う考え方です。
 参照: [静かな有事] 少子化…崩れる社会
の注記
 戦前、戦中では政府が「産めよ殖やせよ」と号令をかけましたが、今でできることは、産婦人科、保育設備の充実、男性の育児参加など環境の整備をするだけで、肝心の本人の意識改革など出来ないので、少子化は進んで行くばかりです。
 私の提言も分かりきったことばかりですが、(少子化問題よりは難しくはないと思いますが)、やはり当事者の意識が変わらねばどうにもなりません。
 私の健康は主として趣味の山登りのお蔭と思いますが、山に行くために休暇を取る人より、休暇返上で仕事をする人の評価が高くなるのは当然ですし、管理される方も今の競争社会では他人より優れた業績をあげようと思うのは当然です。。
 健康のためにアフターファイブに友達や部下達との付き合いをセーブするより、健康を無視してもそれを優先する人の方が評価されるのも当然です。
 更に問題なのは私は「中高年からの健康管理が重要だ」と言いますが、その頃の人達は仕事でも重要な立場になり、自分の仕事と健康のどちらを優先するかに悩むのは当然で、人によっては、老後には大して自分の力を発揮できなのだから、今仕事に全力を尽くそうと考える人がでるのも当然です。
 詰まり健康管理の問題は人それぞれの人生観、価値観などによって対応が変わってくるのは当然だし、他人がとやかく言うべきではありません。
 唯一つ言いたいのは、昨日も書きましたが、高齢化した団地に住む私の周辺では明らかに、若い頃のの不摂生の影響で、定年直後から70才近くで亡くなった人が余りにも多いことです。
 それでも良いと言うのも人生観かも知れませんが、多くの国に殉じた人達の話しを聞いてきた戦前派の私にとっては、国や企業のために殉じなくても、適当な所で折り合いをつけも良いと思うのですが。

[若い方へ老後の暮らしも考えてみては?]
 私は今まで健康管理のことを中心に書いてきましたが、もう一つの提案があります。
 健康面でも、人生に生き甲斐を持つためにも、(出来れば若いときから)頭と身体を使う趣味を持つことです。
 然し趣味に関する私の提案も最大の問題点は高齢者本人の問題です。
 何故なら人それぞれに価値観や信条があるからです。
 だから私は長い勤務が終わったのだから、もう楽に暮らしたいとか、好きな庭いじりなどして暮らしたいと言う人達を批判する気は全くありません。
 ただ、私が見聞きした経験から言いたいのはこれと言った趣味も、人生の目標もなくただ漫然として暮らしたいと言う人達に、どんな生活が待っているかと言うことです。
 私の住み始めた頃の団地は、退職間際かその直後の50~60代の人が殆どでした。
 だから団地生活が始まったころは、町内会の活動も活発で盆踊りや文化祭、老人会、公民館でのクラブ活動も盛んでしたし、ついでにそれに伴うゴタゴタなど活気がありました。
 然し高齢者の平均年齢が70才を越せば、町内の活動も衰えてきます。
 高齢化の進んだ団地は静かなものです。
 その人達は何をしているのでしょう。
 テレビを見ているか、庭いじりか、散歩か、家事か。
 家事と言っても子どもも孫もいない家庭で家事の量も極端に減ってきます。家の内外の掃除と洗濯と買い物。炊事も億劫になることと経済的にも安上がりになりスーパーやコンビニのパック料理で済ませます。
 中でもある意味で悲惨な人は会社の仕事中心にやってきた男性です。
 女性は自分達は定年がないと言って文句を言いながらも、炊事、洗濯など仕事やお喋りで時間を過ごせます。
 男性の中では料理に目覚めたり、掃除などで家事をしますが、ただでさえ少なくなった家事の全てを女性から奪うわけには行きません。 (と言うのは男性側の言い訳ですが。)
 後出来ることは家の中に籠もって読書かのテレビです。
 有名な脳科学者の茂木さんが言っていましたが、テレビを見ている時の脳の活動は完全に停止しているそうです、そして家で動かないための身体機能の衰え、これと言ってやることもない生き甲斐のない生活、そして私の言う不適切な健康管理。
 そんな生活の全てが老人ホーム入居、介護保険対象者への道を歩いていると思いませんか。
 高齢者やその予備軍の人達も大半は退職後も生き甲斐を持って働きたいと思っていると思いますし、私も経験から働けるだけは働いた方が良いと思います。
 そうでは無い人達も働かなくてもそれなりの生き甲斐を持つためにどうすれば良いか考えて貰ってはどうでしょうか。
 私が属している三つのクラブでも多くの人達がその活動に生き甲斐を感じて生き生きと暮らしている人達が殆どです。
 私も若いころからの趣味のお蔭で、クラシックギターのクラブでは伴奏、英字新聞ではアドバイザー的(と自分で思っている)な役割、川柳では報告をパソコンで清書と会計、山登りでは新人の道案内など、私の性格に合った裏方の仕事でほんの小さな生き甲斐を感じています。
 今の若い方達は厳しい競争社会の中で、健康管理や趣味どころではないと思いますが、一度立ち止まって退職後の長い2~30年をどう暮らして行くかを考えて見られては如何でしょうか。

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高齢者が考えた高齢化対策

2010-04-17 11:36:16 | 少子高齢化

 一昨日のテレ朝の「スーパーモーニング」で900兆に達しようかと言う国債と、破綻しかけたギリシャの財政に就いての放送がありました。
 その開発途上国並みの膨大な国債を産んだ一番大きな理由として、昔は経済成長を前提とした公共投資、現在は高齢者の増加に伴う社会福祉の強化が原因だと言っていました。
 これに対して該当者の一人でである戦前生れの私の話しを聞いて下さい。
 私は子どものころ虚弱で、「化け物屋敷」ならぬ「でき物屋敷」と言われていましたし、余りにも病気をするので母親に背負われて近くのお地蔵さまに願かけに言ったことを母から聞かされた記憶があります。
 そんな私が結果的には、
・定年後も80才までボランティア団体に勤務し、僅かながらも所得税を納め、
・現役中は盲腸の手術以外は健康保険の世話に一度もならず、現在も(月に一度の薬を貰うのに)健康保険税で納めた金額の2割程度の給付しか受けて居ない。
 過去何度か中程度の手術を受け、これからの病気のことを考えても、生涯で考えれば、納付した金額の半分も給付を受けてないことになりそう
・介護保険も残り少ない余命を考えると、保険のお世話になるとしても、ほんの僅かの給付で終わりそう(私は勿論掛け捨てで終わりたいと思っていますが。)
と国の財源不足の解消と、国債増加の主要原因である社会福祉の金額の減少のほんの少しですがお役に立っていると自惚れています。
 そう言う私は、ブログで偉そうなことを書いていますが、現役の間は我が身のことになると何のポリシーもなく、ほぼ健康で過ごされたのは単なる成り行きと少しの幸運であるに過ぎません。
 強いて言えば、私の現役時代の仕事が設備の保全の経験から、設備の健康管理と人体のそれと良く似ていることに気付き、定年後は下記の方針を守ってきたのが良かったような気がします。
 私は若い時から山登りが趣味で休みには天気が良ければ近くの山、年に数回は数日から2週間程度の休暇を取っての山登りをしていました。
 然し、中年になり仕事の責任が重くなって大きな山行きの機会が少なくなり、次第に重い荷物を持つ機会が減ったのが幸いして、登山者に起こりがちな膝や腰の故障を経験しなかったのが、80才を越した今でも低い山ですが、登山を続けられられ、それが今でも健康を保っている理由の一つと思います。
 この小さな経験と設備の保全から得たヒントに基づく健康管理の提案とその問題点です。
[特に中高年になってから健康管理]
・若いころから何か自分に適した運動をすること
 競争社会では運動する暇などない、増してその為に休暇を取る人とそれを返上して働く人達の間に勤務成績に差がつくのは当然だ。
・定期的な健康診断が欠かせないこと
 健康に自信のある人達は受けないことが多い。
・検診や日常生活で身体に不具合が起こったら直ぐ医者に掛かること
 仕事の忙しさにかまけて、もう一つはそれが大きな病気の前兆であることを恐れてつい敬遠してしまう。
・その不具合も特に異常と思ったら、地域で名医と言われる専門医に見て貰うこと
 忙しさにかまけて、つい近くの一般医にで済ませてしまう。
 それが大きな病気の前兆であること気付かない。
・そのために病気の関する情報には何時もアンテナを張っておくこと
 毎日の残業などで新聞特にテレビなど見る暇が無い。
・喫煙や過度の飲酒など明らかに健康に悪いことはやめること
 飲酒など仕事上または所属場所のコミュニケーションを図る上でかかせない。
 喫煙や飲酒は自己責任で他から言われる筋合いではない。
・中高年になれば特に上記のことを厳守すること
 中高年の人達は多数の人達が責任のある仕事に就いていて、前記のことより仕事を優先にしがちだ。 (特に女性の場合は生理上の変化があり身体の異常と混同しやすいので注意)
 然し現実には私の周辺でも、若いころの飲酒が祟って肝臓を痛め癌になり死亡、喫煙をを止めきれずに肺癌、心臓が悪くて医者に止められている喫煙を続け路上で急死、心臓に持病があるのに近くの一般医で済ませていて急死など実際には多くの問題があるようです。 (私事ですが、私自身は定年後上記のように早期受診、名医による手術をでなんとか過ごしていますのに、私の娘は小学校の教頭と言う責任の重さにかまけて大きな病気の対処が遅れ亡くなりました。)
 私の提案は全て判りきったことですが、上記のように提案に付随する(特に本人の意識の問題など)解決困難な問題もあります。
  然し次のようなメリットもありますので何としてでも実行される価値はあると思います。
国からかんがえると、 
・高齢者の健康管理の費用は現状の高齢者のための社会福祉に掛かる費用に比べて遥かに少ない
・健康な高齢者の増加による社会福祉経費の減少分はもっと前向きな少子化対策に廻せる
・労働人口の減少を健康な高齢者で補うことができる
・高齢者の雇用増大→所得税の増大
企業から考えると
・労働者管理のややこしさを除けば、年金受給限度見合いの安い給料で技術経験豊富で、勤勉な、愛社精神や定着性のある労働者を雇う事ができる。
 これらのことを考えると、少々の問題点を克服し、少々の経費の負担をしても、国は国民の、企業は従業員の健康管理に力を入れない手はないと思います。
 民主党政権は高齢者の医療や介護に対する給付の増大の道を歩んでいます。
 これが必ずしも悪いとは言えませんが、もっと前向きに高齢者やその予備軍の健康管理や、退職後も生き甲斐を持って暮らせるような施策を取る、そして高齢者のための社会福祉政策軽減で浮いた金を、もっと前向きに少子化問題解決に向けるべきだと思います。

 なお私の提案の大きな問題点の一つには(前にも触れましたが)本人の考え方の問題がありますが、長くなりますので明日再度この続きを取り上げたいと思います。

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「たちあがれ日本」批判と自民党

2010-04-15 14:40:22 | 自民党

[たちあがれ日本の批判]
 今回発足した「たちあがれ日本」の評判が良くないようです。
 読売の世論調査では期待しない76%。
 その理由は政策の違う平沼さんと与謝野さんが一緒になるなど新党の方向が見えないと言うのは判りますが、新聞報道やTwitterの検索で見ますと、年寄りの集まりで何が出来るかと理由が最大のようです。
 特にTwitterを見ますと「たちあがれ」を「たちがれ」、「たそがれ」と呼ぶなどその殆どが批判的なつぶやきばかりです。
 然し、今の時代に必要なのは年齢でなく、若々しい考えを持った人で(幾らか年齢の影響はあるとしても)必ずしも年齢には関係ない と思います。
 若々しいとは何かと言えば学者ではないので、正確な定義は判りませんが、前向きの考えを持っている言うことも一つの要素だろうと思います。
 マスコミなどで時々報道されるように、将来の方向を問われて、(西も東も判らぬ所為もあるでしょうが) 「別に」と言う中学生より、いくら年をとっても何か新しいことをやりたいとか、自分の仕事に就いてより良い方法はないかと考える中高年の人達のほうが私から見ればはるかに若々しいと思うし、日本はそのような人達を求めていると思うのですが。
  私はTwitterのつぶやきはとにかく、与謝野さんたちの年齢について批判する政治家の中で、自分達が本当の若々しいのか、何か前向きの意見を持っているのか、その意見が通らないときはどうすれば良いのかなど考えない、または考えてもそれを党内外に発信しない政治家達(考えるのは私たち素人でも出来ますが、それを実現するのが政治家の仕事です)は果たして与謝野さんたちの動きを批判する資格はあるのかと思うのですが。

[自民党へ]
  これを自民党に限って考えますと、党の政治家たちは与謝野さんや舛添さんを批判する前に、自民党の持つ最大の課題に取り組むことだと思います。
 それは鳩山政権があれだけがたがたし、その支持率が急落しているのに自民党の支持率が依然として低迷していることです。
  自民党はその支持率の回復に対してどのような改善方法を考えそれを発信しようとしているのでしょうか(改善方法を持っていてもそれを党外に発信しなければ、その支持率が上がる訳はありません。)
 自民党の支持率低迷の原因は党では既に判っていると思います。
 その主なものだけ上げると
・小泉改革の負の遺産の手当てを怠ったこと
・公務員制度改革の国民の期待の大きさを見誤ったこと
・自民党の古い体質と政治手法に嫌気がさしていること
・そして衆院選直前の党内紛争
以上のことに全てに共通する国民と党幹部の意識の背離
・そのようなことを無視しているとしか思えない谷垣さんの「みんなでやろうぜ」の発言
 このようなことは分かりきっているのに、自民党からの対策の発信がないのをみれば、そして馬鹿の一つ覚えのように若返りを言うのを見れば自民党議員はその平均年齢以上の精神的な高齢化が進んでいるように見えます。
 自民党から何もその党内の改革の情報が流れてこないことを見れば、党はひたすらに鳩山政権の支持率の低下を願っているとしか思えません。
 然し前にも書きましたが、鳩山政権は鳩山さん、小沢さんの辞職と言う切り札を持っています。
 詰まり彼らが辞職すれば、党内の自浄作用が働いたと鳩山政権の支持率はあるいは上がるかも知れないのです。(自民党はマスコミも世論も民主党政権にまだ優しいことを知っている筈です。)
(追記:今日のテレビでも舛添さんも静岡の講演で、鳩山さんが普天間問題で辞職する可能性があるが、それで自民党が勝てる可能性があるがと言っていました。14.00現在)
 それに対して自民党はこれと言った切り札を持っていません。
 今日の読売新聞は自民党の公約の骨子を報道しています。
 その内容は民主党の政策の問題点を突いていますが、その政策だけで民主党の勝てると思っているのでしょうか
 私は自民党が参院選の勝利を望むのなら、党内の抱える問題に就いてどうするべきかを例え痛みを伴っても発表し実行するべきだと思います。
 そして谷垣さんはそれに向かってリーダーシップを発揮すべきと思うのですが。
 一部の批評家は自民党が立ち直るまで4~5年掛かると言って居ますが、私も今の自民党の動きを見ていると、このままでは何回かの選挙で私の言う精神的に老いた政治家達が振り落とされ、心身共若い政治家と次第に入れ代わるのを待つしかないような気がしますが、自民党はそれで良いのでしょうか。
(追記:午後のテレビで、谷垣さんは、今日の両院議員懇談会で、新党「たちあがれ日本」を結成した与謝野馨元財務相や、新党結成をちらつかせる舛添要一前厚生労働相らに対し「非情にならなければ(党運営を)乗り切れない」とリーダーシップ示すと言っていましたが、それで自民党の支持率が上がると思っているのでしょうか。14.00現在)
 外野から見れば、自党から候補者が出ない選挙区では自民党支援を明らかにしている「たちあがれ日本」と対立でなくて、協力すべきだと思うのですが。
 私は谷垣さんがリーダーシップを発揮して、誰かを切るとしたら麻生さん指示の公務員改革や出先官庁の統合の足を引っ張り自民党大敗の一因をもたらした族議員などの政治家と思うのですが。
 
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鳩山さんが10分間のオバマ会談で得たもの?

2010-04-14 15:58:03 | 鳩山内閣

 オバマさん主催の夕食会で米国側の10分間の鳩山さんとの非公式会談?の時間をとったことは、米国側の日米両国関係のきしみを内外に示すことを避ける苦肉の策だったそうです。
 しかし、マスコミは約1時間半にわたり実務的協議が行われた米中首脳会談との落差は明らかだと指摘しています。
 私はこの僅か10分間(テレビでは通訳が入るから実質約5分間といっていました)に何が話しあわれたか、新聞各紙の報道から調べてみました。
・改定50周年を機に日米安保条約をさらに強化する決意の再確認した。
・北朝鮮とイランの核問題にに関して、オバマさんが鳩山さんから「国際社会による追加的措置もやむを得ない」との言葉を引き出した。
 なお新聞には出ていませんが、テレビで日本が国連の安保理の議長国になるので、米国の核問題の方針に対する協力要請があったむね放送されていました。
・普天間基地問題で鳩山さんは「日米同盟が大変大事という中で、普天間の移設問題に努力している最中です。5月末までに決着したい。大統領にも協力をお願いしたい」とオバマさんに頼み込んだ。
 但し鳩山さんは「具体的な地名は私から一切出していない」、「大統領がどのような話をしたか、私の方から言うべきではありません。感触も申し上げられません」と話している。
 僅か10分間の話し合いですから、新聞などの報道洩れが合ったとしても、これ以上のテーマは話す時間はなかったのでしょう。
 それで結果的には各新聞が指摘するように、テレビで見るオバマさんと会談する鳩山さんの真剣の表情にも関わらず、普天間基地問題では(米国側の発表でこの問題に触れなかったので判るように)何の進展も得られず、逆にオバマさんは幾つかのポイントを稼がれたようです。
 産経は今回の会談について「鳩山さんが自ら招いた混乱と不信」、「自らの軽はずみな言動が招いた混乱の大きさに首相もやっと気付いたようだ。」と鳩山さんを酷評しています。 (私も何度も書くように、もし普天間基地問題が上手く行かなかった場合の最大の責任者はその場その場で受けの良い発言をしてきた鳩山さんだと思います。)
 普天間基地問題はいよいよデッドロックに乗り上げた感じです。
 私は5月末になっても最終の結論がでないとき、鳩山さんや同政権の人達がどのような言い訳をするのか気になっていましたが、朝日新聞
は次のように報道しています。
 政権内の一部は、すでにそんな状況を見越している。米の賛否は別に、5月末までに一応の政府案を米側に打診し、「回答を待つ」として時間を稼ぐ案も出ている。首相周辺の一人はすがるような思いを語る。「米側から『検討の時間が欲しいので、結論を先延ばししたい』と言い出してくれないものか」。 
 
勿論、私は国民の一人として、日本政府の体面に賭けても、このような無様な見え透いた結論でなく、該当地域の人達も国民もそして米国も納得できるような、しっかりとした結論をだして貰いたいと思うのですが。 

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