普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

何故「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われていた日本の会社が落ちぶれたのか?

2022-09-02 11:29:25 | 経済

   戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

   昔のVoiceで見た「令和の現実を見よ、平成の失敗を乗り越え「成熟した先進国」になるために」という「ユニクロ」社長の柳井正さんの意見「この七年間でもっとも没落した国は残念ながら日本だ」

 確かに新聞では昔は日本でも有数の会社の東芝が外国資本から買収の話。かってはテレビでは独占状態のシャープが台湾の「ほんはい」の傘下入いり。

「何故日本の会社が没落したのか」

 一頃は私の表題のように「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の本が出るほど日本にも全盛の時代もあったのです。当時はまだ多くの創業者まだおり、今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動。日本能率協会提案の「全員参加の生産保全」で提案された「自主的な提案、その良いものを製作に取り入れる管理者。当時は日の出の勢いの多くの会社。

「米国の作戦に乗せられ落ち目になった会社」

 然し日本の企業の力を恐れた米国は、日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから現実は要望書は日本へだけへの一方通行。小泉さんは米国の意向を忖度して、今まで日本を支えてきた前述の「企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主改善活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。そして現状を見るように米国の政策は大成功。当面の利益を求める物言う株主に足を引っ張られる会社の幹部たち。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、不祥事の続発などなど、それに中国の台頭など日本の経済力も大きく落ちました。

 そして起こったのはリーマンショック。大勢の人が解雇され技術者はその技術を下げて韓国などらに移住。彼らが開発したスマートホーンなどが日本の製品を圧迫。

 一方、経営者達たちは首になった人達の為にの救済活動を指をくわえて見るだけ。彼らへ援助のための資金を出したなど聞いたことなし。

「人件費より経費の見られた労働者の出現」

 さらに状況を悪化させたのは、誰のアイディアかも知れませんが、企業に持ち込んだのか臨時の従業者を経費扱いにする頭の悪い経営者にとっては食いつきそうなアイディアです。それで起こったのは全国的に広がる手抜きによる事故とその隠蔽、その発覚などの不祥事の続発。リーマンショックの時は私の属していた良い意味でも悪い意味でも何事にも慎重な三菱系の会社は無縁でしたが三菱自動車など2社も関与。

 当然のように企業への忠誠心による自主管理活動は、私は現役から引退していたので判りませんが、トヨタ以外の多くの企業では沈滞?

「中国の隆盛と日本の貧困化」

 日本のとって拙いことに中国共産党の資本主義取り入れです。その後中国の大発展と低賃金をを求めて日本から多くの商工業の会社が中国に進出。最近でも中国の1千人計画に日本の優秀な頭脳の参加。日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでの台頭による日本との格差の増大と、企業の中国進出に伴う日本の貧困化です。

当時の私の意見です。

 私は原点に戻って「企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」に戻るしか日本企業の生きる道は無いと思うのですが。

 私が持っている稲森和夫さんの本の「崩れ行く日本への緊急提言」の内私の同感する所を並べて見ました。つまり稲森さんはこの考え方で経営をしているのでしょう。

・経営者の王道を歩め

・官依存体質からの転換

・巨大企業は経済に何をもたらすか

・マネイジメントの革新こそ重要

・今こそ日本に帰るとき

・このままでは世界の孤児になって仕舞う。

・何故経営に哲学が必要か

・社員と共有する哲学が必要

・発展の言動力は倫理観

・才能を私物化してはならない

・企業と社会貢献

・発展する企業の発想

・思いやりにあふれた落ち着いた社会への転換

 稲森さんが亡くなられて意外な情報が流れてきました。

 中国ではアリババグループ、テンセントなどを初めとして前記のような稲盛さんの経営手法やその前提として基本的な社会への考え方が爆発的に受け入れられておりそれが中国企業の今の発展に繋がっているとの報道。

「私の意見」

 日本では稲盛さんの日本航空の支援と担当者の意識改革は知られていますが、その他には小泉さんの郵政改革を始めとする失敗の報告ばかり。今こそ日本企業の提案制度などの良い所、非正規社員の正規化などで会社の体力強化をすべき。その為の多くの稲盛さんの書籍を読むべきと思うのですが、「新資本主義」など明後日のほうを向いている岸田首相には判らないのですかね?

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稲盛和夫さんのご逝去がもたらすもの

2022-08-31 14:06:16 | 経済

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

 昨日twitterを見ていたら前原誠司さんのコメント発見

 去年まで、私の東京後援会々長を務めて下さった稲盛和夫様がご逝去されました。「政治にも競争が必要だ。強い野党を作らなければならない」と民主党を応援して頂きました。破綻した日本航空を再生させるため、CEOを引き受けて頂き、見事に再上場を短期間で成し遂げて頂きました。

 同日の夜はNHKが稲盛さんの企業経営のやり方とその精神が中国の関係者に与えたと放送していました。

 今日の読売新聞では一面では稲盛さんの死亡。他の面で日本航空の再生、民主党を救っていたの感謝の言葉。業種超え成長導く稲盛氏の理念3者にもの言葉。「情と理」の経営稲盛さん「コンパで哲学浸透の報道。

・twitterで見た意見

 稲盛和夫さんが逝去された。私の最も尊敬する人物の一人だった。生き方に迷ったとき、稲森さんの『生き方』を何度読み返したことか…。今年は石原慎太郎さん、安倍晋三さん、そして稲盛和夫さんと、日本の「精神的支柱」が3人も失われた。深い悲しみを覚える。

「過去の私の主張」

 岸田首相が「新資本主義」を言い始めたとき、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われたとき日米の交渉で「会社は投資者のもの」の考え、さらには非正規雇用の採用を押し付けられ以後沈滞の一途を辿っている。その対策は元に戻るしかない。その為にも会社の運営の名人の稲盛和夫さん,一人頑張っている豊田自動車の社長の豊田さんの意見を訊くべき書き、「内閣府のご意見募集」へも投稿したのですが。

追記:私が何時も通っていた「アシーネ」と言う書店には一番見えるところに何時も稲盛和夫さんの書籍3冊づつ、時に豊田社長の書籍も。それと話が逸れますが近い未来に問題となる新井紀子さんの「AI」本も必ず一冊づつ。「アシーネ」の社長の先見性は凄いですね。


稲盛和夫さんのご逝去がもたらすもの

2022-08-31 14:06:16 | 経済

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

 昨日twitterを見ていたら前原誠司さんのコメント発見。

 去年まで、私の東京後援会々長を務めて下さった稲盛和夫様がご逝去されました。「政治にも競争が必要だ。強い野党を作らなければならない」と民主党を応援して頂きました。破綻した日本航空を再生させるため、CEOを引き受けて頂き、見事に再上場を短期間で成し遂げて頂きました。

 同日の夜はNHKが稲盛さんの企業経営のやり方とその精神が中国の関係者に与えたと放送していました。

 今日の読売新聞では一面では稲盛さんの死亡。他の面で日本航空の再生、民主党を救っていたの感謝の言葉。業種超え成長導く稲盛氏の理念3者にもの言葉。「情と理」の経営稲盛さん「コンパで哲学浸透の報道。

 twitterで見た意見稲盛和夫さんが逝去された。私の最も尊敬する人物の一人だった。生き方に迷ったとき、稲森さんの『生き方』を何度読み返したことか…。今年は石原慎太郎さん、安倍晋三さん、そして稲盛和夫さんと、日本の「精神的支柱」が3人も失われた。深い悲しみを覚える。」

「過去の私の主張」

 岸田首相が「新資本主義」を言い始めたとき、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われたとき日米の交渉で「会社は投資者のもの」、さらには非正規雇用を押し付けられ以後沈滞の一途を辿っている。その対策は元に戻るしかない。その為にも会社の運営の名人の稲盛和夫さん,一人頑張っている豊田自動車の社長の豊田さんの意見を訊くべき書き「内閣府のご意見募集」にも投稿しました。

追記:私が一・二年前ころ何時も通ってた「アシーネ」と言う書店には一番見えるところにいつも稲盛和夫さんの書籍が3冊づつ、時に豊田社長の書籍も。それと話が逸れますが近い未来に問題となる新井紀子さんの「AI」の本も必ず一冊づつ。それにしても「アシーネ」の社長の先見性は凄いですね。

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今何故トヨタ自動車だけが好調なのか

2022-06-25 10:18:20 | 経済

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

今日独り好調のトヨタに就いてネットで調べて見ると下記のようなトヨタ九州 非正規を社員登用 熟練工育成 全部署で8割にという2010-01-07 の記事を見つけました、

 トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)は2010年から、非正規雇用者約900人を段階的に社員へ登用する。08年の景気の後退時に非正規雇用者の契約を更新しなかったことが「派遣切り」として厳しい批判を浴びたが、各部署の正社員の比率を最低でも8割程度に高め、長期的視野に立って熟練工として養成していく。インドや中国など新興国のメーカーの台頭で価格競争が激化する中、あえて技術力に裏打ちされた高付加価値車づくりへかじを切ることで国内生産拠点としての存在意義を高める。
 同社幹部によると、社員登用の対象は全従業員約7600人(09年12月末)のうち、契約に期限のある期間従業員約900人。09年末に数十人を対象に選考試験を実施し、今後も数カ月おきに登用していくという。
 同社は08年、世界的不況のあおりで大幅に減産。約800人の派遣社員の契約更新を見送った。批判を浴びたこともあり、在庫調整が一段落した09年には、直接雇用の期間従業員として約900人を採用した。
 今回、正社員化を進めることで、再び減産を強いられたときに柔軟な対応が取りづらくなるが、待遇の改善が労働意欲や帰属意識を高め、熟練が必要な新型車の生産立ち上げがスムーズになるといった利点が見込まれる。さらに、自動車生産では、キズの有無を手で確かめたり、ドアの締まり具合を聞き分けるなど、人の五感に頼らざるを得ない工程も多く、こうした技術の伝承がしやすくなるとしている。高級ブランド「レクサス」を生産するトヨタ九州は09年、最新型ハイブリッド車(HV)の「レクサスHS」と「SAI(サイ)」を投入。ともに発売から1カ月で目標を上回る1万台超を受注し、10年後半にはHVの比率が50%を超える見通し。同年には車両開発拠点を開設し、開発から製造まで一貫して担う体制づくりも目指すことから、トヨタ自動車幹部は、国際競争力の強化に向け「高性能車で需要を掘り起こす体制を整えたい」としている。
 上記の事実との関係あるか否かは解りませんが今のトヨタの政策です。トヨタ自動車には期間工から正社員になれる社員登用制度がある。実績としては過去五年間で1,620人。正社員登用は積極的に行われているため、採用緒人数は年々増加傾向にあり、昨今では年300~400人程が期間工から正社員になっている。これらのことからトヨタ自動車は期間工から正社員になりやすいメーカーだ。期間工から正社員になれる条件は今までの勤務成績が良いことなどなど。

「私の意見」

 もう一つのトヨタの強みは正社員の提案制度とその議論をする為の集会の開催。集会で気づいた新た発想も。上司の気付かなかった思わぬ意見などが採用されれば社員の意識の向上。その流れは全国的に広まりました。

 それを全国的に広めたのが能率協会の言うTPM(Total productive maintenance):全員参加の生産保全・全員参加の生産経営は 、製造業企業の生産性向上のためのマネジメント手法。日本国内においては、人材育成やトヨタ生産方式の前提としての役割が期待されているとの説明。つまりTPMはトヨタの発想から思いついたと言っているのです。

ついでに豊田社長の収入を調べて見ましたか貧乏人の私には桁が違い過ぎて止めました。当然に一般社員も他社に劣らぬのでしょう。

   私は前にも(言うだけで何もしないと言われている)岸田首相は事業の成功者のトヨタ社長と経営者の精神的支柱の稲盛和夫さんに会っては書いたのですが。

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