普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

私のコロナ対策の提案と現状

2020-08-15 12:15:39 | 政策

 私はコロナ問題で5月30日、6月25日、7月15日の3回にわたり概要次のような投稿をしました。しかし家の事情でその後の投稿が遅れましたが最近の現状との比較です。
 なおその後のPCR検査の普及でそれ以外の検査など省いています。
・Go to トラベル
 私の提案、本人の写真、検査の種類、合格の結果と検査実施機関の医師名と電話番号をしるした書類を駅や飛行場の県の担当者や宿の人に呈示。勿論このような面倒なことは旅行業者で今までの業務のほか検査の医師の選定など総ての手続きの実施。これなら何処からも批判が出ない筈。
 現実はGo toトラブルと揶揄されるほど政府の施策はマスコミからつつかれ回し。こんな時こそ県外に行く人にPCR検査を義務付けすれば何処へでも行けるし何処からも歓迎される筈。現状は沖縄などの感染者の大幅の増加。 
・野球、サッカー
 選手は総て私提案のPCR検査済み

 無観客から少数→拡大の傾向。
・PCR検査は飲食業とその客にも適用
 ソウシャル・ディスタンス不要。対面での食事も。カラオケ屋も接待つきの料理店もOK。PCR検査は「お客のためと言うより業者応援」のため。

 現実は経営者側も関係者全員の逐次PCR検査実施中。後はお客も贔屓の店の為にPCR検査を受けること。それに大阪の吉村さんの言う様に出かけるまえに塩水でもよいから嗽を何度もしておけばより安全。
私の提案の支給された一人10万円の中から検査、再検査費用を捻出すべき
 最近の動きは感染者の多数は若い人。10万円受領手続きの遅れ→詰まり10万円が手に入るほど若い人達の感染者の増加。7月24日の新聞では20~30代が6割、40~50代が割。老いた私のように、先々の生活や日本のこと考えるので無くて、今生きることが最優先の若い人達が10万円を当てにして検査も受けずに料理店行き→コロナ被害を増大。

 政府は10万円支給のとき「金銭的に余裕のある人は10万円をコロナ防止に使うべき」と注文を付けるべきでした。現実はテレビの橋下さんの意見に載せられて、与党内のアホ臭い提案争いで何の為の10万円支給か未だに判らず終い。これは前記Go to トラベルの批判と同様に、落ち目の安倍さん以下の政府の責任だと思いませんか。自民党の幹事長が「10万円で国民に元気が出た」と読売に投稿していましが、現実は元気がでたのは一部の若者が繁華街に繰り出した、コロナ感染を広めただけ。

「8月10日の読売の世論調査の結果」
・安倍さんのコロナウイリス対応に対する評価?発揮している17、そうは思わない78・Go toトラベルのの評価?適切10、不適切 85
・コロナ問題で国会をいそいで開くべき73、急ぐ必要はない23(政府の方針)
 それと政治家の多くは日曜夜の「Mr.サンデー」を見ている様ですが、テレ朝の番組も秘書などに見させて、その政府批判の(勿論為になる)要点を報告させては如何ですか?

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何故日本は無謀にも米国に宣戦布告したのか・空気に流される日本

2020-08-15 12:05:40 | 報道

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でもお互いに世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 私は表記のことを終戦記念日のある8月と年の初めの1月に繰り返し投稿しています。
 私が旧制の工業学校に在学中に生徒全員が集められ、校長から日本が米国に宣戦布をしたと告げられました。その時皆は「これで戦争は勝てるの」と派遣将校の耳に入らない様とひそひそて話し合ったものです。
 後の女性学者の指摘では当時の国民総生産、大砲、砲弾、工場の増産に繋がる粗鋼生産量はともに米国は日本の12倍。車の数、石油のの生産量は数百倍。だからら工業学校 の生徒でも心配するのは当然です。
 蘆溝橋事件から中国の奥地から南方地域の戦地の拡大と(戦争の勝敗に大きく影響する)戦線が伸びきった1941年のハルノートの全面的な戦線撤退の要求を期に、日本は都合の悪い情報を無視し米国への宣戦布告。その頃使われた「大東亜共栄圏」、「八紘一宇」の標語。当事者も心に引っ掛かりながら国民をその気にさせる標語。        
 然しその前にも日本が戦争を思いとどまる機会があったのです。
 1931年のリットン報告です。
 当時は満州での関東軍の暴走に対して国連は反日一辺倒、米国主導のABCDライン(米・英・中・オランダ)による日本への石油封鎖の中で、国連はリットン調査団をアジアに派遣しました。その結論は「樺太、朝鮮半島、台湾、満州の既得権益は認めるが、(関東軍主導による)満州国建国などそれ以上の権益拡大は認めない」というもの。当時の世界の考え方はこの程度なら国際法違反にならなかったのでしょう。しかも当時から軍部は関東軍の暴走に手を焼いていたのに。
 然し現実は松岡さんの国連脱退の演説に拍手喝采。当時の国士、壮士が国内外で活躍、少年クラブで「敵中横断横断300里」が出るなど、行け行けどんどんの空気に流されてこの好条件も蹴ってしまったのです。唯一良かったのは、国士たちが毛沢東など中国の要人を匿い戦後の中国との国交回復に大きく貢献したことです。 
 当時の日本政府の判断を誤らせたのは眼に見えないが圧倒的な力を持つ国中に漲る私の言ういけいけどんどんの「空気」でした。
 そして今も空気に流されて国の生存に関わる9条問題にまともに触れない日本。憲法がこれだけ議論されているのに、肝心の憲法学者の意見が全くと言って良いほど世にでない日本。9条の弱点を補うのが日米同盟という名の米国の保護国化、それでも9条を誇りに思う多くの人。その日本のウイークポイントをさらけ出して見せたのはアメカ第一のトランプさん。それに翻弄される安倍さんを揶揄するマスコミ。元は変えられぬ9条から出ているのに。
 温暖化の進行よる大きな自然災害の続出に対する最大で最も有効な手段の一つの原発問題も空気に流されてまともな議論も出来ない日本。福島第一の破壊にも「原子力安全神話」、「原子力村」の名に流されて、政府、国会調査団で素人同然か全く素人を選出。その事をネット上で批判したのは元保全技術者の私だけ、その結果はWikipedia から完全に黙殺。その事故原因の調査もされないまま出来た原子力規制委員会による原発の基準作成。その委員会の改善に手を出さぬ政治家。原発訴訟で裁判官から原発事故の調査されてないとの判断。菅さんによる大型太陽光発電で常識では考えられない倍増の単価それも十年固定。それに対する数人のネット上の批判。
 原発の停止のため火力発電所が温暖化ガスを排出( 原発事故後はテレビで温室効果ガスと地球温暖化は無関係だと大真面目で議論されていました。) 現在は日本は原発停止のため悪名高い石炭火力を止められず、温暖化合意の批准が遅れた自然災害先進国の日本。 繰り返しますが、原発だけでなく、九条、少子化など無難しい問題になると固まって立ちどまって仕舞う日本。
 冒頭に書いていますように、「どのような事でもお互いに世論に流されずに自分の頭で考えましょう。」と言うのが若い方達へ戦中・戦後の失敗を見聞きした私の最後の申し送りです。
 皆がそれぞれ良く考えて上での9条遵守、原発反対、少子化軽視なら良いのですが、大戦突入以前からの空気に流され挙げ句、無残な敗戦を経験したた日本。
 「空気の研究」の山本七平さんの言う様にまた皆が空気に流されて国の方向を間違えないことを祈っています。

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