普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

橋下徹の安倍首相への忠言を読む

2018-10-25 11:43:38 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でもお互いに世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 文藝春秋で表記の表題の文章を見ました。私の持論の与野党への是々非々の指摘。考えさせられる彼の持論は読みごたえある読み物でした。それでその概要とそれにに就いて私の考え(括弧内)を付け加えました。
・このタイミングでの総裁選は可笑しい。理由は現在の状態では自民党の総裁は総理大臣を選ぶことだ。英国のように総理大臣は選挙で選ばれる様にするべきだ。
(現実的には総理大臣選に向けて自民党内で今までのように総裁選を行い、今回の場合のように安倍さんが出馬。野党からの候補者と泡沫候補を加えての総理大臣選。結局は安倍さんが当選。橋下さんが後で書く様に「オムツをつけた赤ちゃんの野党」の敗戦は見え見え。英国や米国のように与野党が拮抗している国だから出来る話でしょう。)
・基本的には安倍政権の政治に賛成。理由は実行力があるから。現実として有効求人倍率、失業率低下など成果をあげている。それには管官房長官の功績が大きいと激賞。
(橋下さんの是々非々の発言に賛成。)
・麻生さんは辞めるべきだ。
(麻生さんは私の地もとですが、もし安倍さんが彼を切っていたら、マンネリ感が少し減った新内閣の支持率はかなり上がったはずです。)
・多くの国民は安倍政権の国民を舐めた態度を冷静に見ている。安倍さんはこれを認識すべき。内閣の支持の判断は野党より増しと言う総合判断によることを知るべき。
(新内閣後の支持率低迷が示しています。)
・野党は「オムツをつけた赤ちゃん」だ。安倍政権の他に選択枝がないのが同政権の安定支持率の要因。(野党の全部の支持率k合計が自民党の支持率の3分の1しかないのが示しています。)
 現在の野党は地方自治体の長となり野党は一皮も二皮も剥けて強くなる。中国共産党の強いのは幹部が皆地方で行政権を行使した経験があるからだ。
(大賛成です。その経験があれは政権を取った民主党の政治家が大臣となり、いきなり実務に口を出して官僚の反感をかうと言う大失敗することなかったでしょう。北九州市市長の北橋さんは3期を無事済まし4期を目指しています。問題は彼が労使協調の労組を支持基盤としていた民社党の出身であること。もし立憲民主党の支持基盤である憎まれ役の日教組、官公労の人やそれに頼っている政治家が市長になれば、自民、公明の議員の支持を得られず短命に終わるのは間違いがないと思います。野党は地方自治体の市長選などに安倍内閣に何が何でも反対でない適任者を選べば橋下さんの言うような成果が得られると思います。)
・憲法の改正より国民投票の是非を問うべき
 憲法改正案のように難しい問題に就いての国民の反応は、賛成、反対、よく分からないが3:3:3になるのが通例。
 安倍さんは憲法の中身が良ければ大丈夫と思うのは甘すぎる。モリカケ問題に関してして彼の慢心したした態度を見ている国民は国民投票で反対の方向に強く作用する。
・それより国民投票法の是非を国民に問うべき。それで国民の民主主義のレベルが上がる。私は大阪都構想で住民投票を行い失敗したが、その後の地域の選挙で松井大阪府知事や五人の名市長が生まれた。
(賛成です。然しもし安倍政権が国民投票法を提案しても、直ぐ憲法改正に結びつける野党の大反対。国民も同じ考えで結果も橋下さんの言う3:3:3の世論調査の反応は確実と思います。)
「私の意見」
 文芸春秋は橋下さんの文章と同じ本で「亡国の安倍政権の移民政策」の対談を載せていました。
 それに対して私は10年まえの2008年にに出された前川リポートで、
・年率2%の成長を維持するために女性や高齢者などを積極的に活用
・少子高齢化問題を放置すれば、今後10年間で労働力人口が約400万人減少し、経済成長率は1%程度まで低下すると指摘
・1.3前後で低迷している合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の人数に近い推計値)を、10年間で1.8程度まで引き上げる数値目標も盛り込んだ。
ことを紹介し文春が安倍さんの移民政策を批判ではなく、移民問題を産んだ歴代内閣の人口政策の批判をすべきと書きました。
 同じ文春は7月号で、「安倍恐怖政治が自民党を駄目にした」を出していました。著者は日本で三番目の議員歴を誇る中村喜四郎さん。内容は何が恐怖で何が自民党を駄目にしたのか指摘しないまま。内容も著者の経歴にしては私の様な素人が書く様なお粗末なものばかりて突っ込みすること数多。橋下さんの安倍さん批判と格段の差。
 詰まり私のようなズブの素人から基本的な間違いを指摘されるようなことを天下の文藝    春秋がそのまま出しているのです。
 文藝春秋は「橋下徹の安倍首相への忠言を読む」のように中立の立場に立ち、読者が安心して読めるような記事をもっと増やし、「亡国の安倍政権の移民政策」や「安倍恐怖政治が自民党を駄目にした」のような記事に就いては内容の間違いや言い足りないことを編集部でチェックしたらどうでしょう。まさか編集が考えたキャッチコビー??
 言論誌、文藝春秋もそうですが、自社の主張が正しくて自信があるのなら、その反対の立場の人の意見も取り上げて、最終の判断は読者に任せたら良いと思うのですが。雰囲気だけを盛り上げと本の売上を伸ばすだけ?世人を煽るだけ?それで社会の木鐸(世人を覚醒させ教え導く)?自社のプライドはどうしたのでしょう。
 文藝春秋にお願い同誌が取り上げた移民増加の基本的な原因で、そして難しい少子化の問題を取り上げては如何でしょう。参照:「亡国の安倍政権の政策?」

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前月号鑑賞「爺ちゃんに生き写しだと脅される」

2018-10-25 11:36:34 | 政策、社会情勢

川柳くろがね」2018年10月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評
「まっ白い半袖の子のふわふわと」 角 ひさ子
心象だろうか。分からない様で分かる句だと思った。雲がちきれたような白いしゃつの子供。

「五線譜に乗ってあなたと仲直り」 安倍 ももこ
仲直りのンサート?カラオケでしょうか。音楽が心をときほぐしてくれるなんて素敵ですね。

「引き時が下手で苦労が実らない」 坂本 美代子
うっ!真実がぐさり。引き時が大切。でも後継者を育てていなければ引くに弾けない。みんなの悩み。

「かりもの意見で急場切り抜ける」 中村 鈴女
はい、もちろん自分の考えとして言いました。藁にもすがる思いでした。後のことは知りません。

疲れるのに十分でした君の毒」 的場 しずえ
うふふ。痺れて喜んでいるしずえさん。その毒で五歳は若返ったみたい。感度が鈍いと痺れませんね。

「爺ちゃんに生き写しだと脅される」 広渡 憲峰
憲峰さんは爺ちゃんかなあ。だったら今月の一等賞。いやいや、なかなか詠めない愉快な句ですね。

第45回新春北九州川柳大会 ご案内
とき  平成31年1月20日(日)  開場  9時30分
ところ 北九州市立生涯学習せんたー  Tel 093ー571-2712
    北九州市小倉北区大門1-6-43  西小倉駅下車徒歩 10分 小倉警察署となり
課題と選者 (各題2句) 出句締め切り 11:30 開会 13:00
「気づく」  北九州 青木ゆたか 選
「カード」  佐賀  横尾 信雄 選
「ぐらぐら」 熊本 徳丸 浩二 選
「日溜り」 北九州 唐鎌 美鶴 選
「コラボ」 久留米 堤 日出緒 選
「香る」 福岡 萩原奈津子 選
「 髭 」 北九州 廣永 雅彦 選
会費 2,000円 弁当及び発表誌呈
賞 順位賞 (読売新聞西部本社賞 以下15位)
各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 句箋 4×21cmに各一句(無記名) 各題 2枚計14枚
封筒に住所・氏名(ふりがな)を明記して下さい
投句料:1,000円 (発表誌呈)
締切り:平成31年1月10日(木) 消印有効
投句先:806-0051 北九州市八幡西区東鳴水 4-2-17
安川 聖 Tel:093-621-6570
主催 北九州川柳作家連盟

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亡国の安倍政権の移民政策?

2018-10-17 11:06:20 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でもお互いに世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 文芸春秋の最近号に「安倍政権の最大の失政・亡国の移民政策」と言う記事が載っていました。
 内容は溢れる移民を抱える日本の問題点を多方面から取り上げていました。その問題の大きさは少子化問題に関連して移民の増加とそれに伴う問題を2006年から書いてきた私も良く判ります。確かに最近の報道でも安倍さんは「優秀な労働者を限定して」移民の増加を図っています。
 著者はその対策として
・今までのような物づくり中心では行き詰まること。
・(今までの自民党の政策である)優秀な人を入れること。
・移民を一定の職種に絞り教育してきたドイツと韓国に倣え
と書いています。
 対策はこれだけで解決する?これで安倍さんの亡国の移民政策?
 一番肝心なのには文春は何故この移民が増えてきたかの理由を書いていないことです。
「私の意見」
 10年まえの2008年にに出された前川リポートの概要です。
・年率2%の成長を維持するために女性や高齢者などを積極的に活用
・少子高齢化問題を放置すれば、今後10年間で労働力人口が約400万人減少し、経済成長率は1%程度まで低下すると指摘
・1.3前後で低迷している合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の人数に近い推計値)を、10年間で1.8程度まで引き上げる数値目標も盛り込んだ。
 詰まり
・10年前に前川レポートが少子高齢化問題を放置で労働人口の減少を予測していたこと、それに関して移民導入の可否が問題になっていました。
 現実は10年間で合計特殊出生率1.8の増加政策の失敗
 詰まり、端的に言えば10年前からの民主党を含む歴代政権の人口増加政策の失敗または無策が現在文春が取り上げている移民問題を起こしているのです。
 文春の言葉を使えば歴代政権の「亡国の人口問題の失政」です。
 私はその報告に関連して次のようなことを書きました。

・高齢者の活用
 年金収入を考慮した低賃金の高齢者の活用による企業のコスト減、生き甲斐をもった高齢者の健康増進→医療費削減など大きな効果が期待出来る。
・少子化問題
 少子化問題も、経済問題だけでなく、年金問題の将来、子供社会の喪失→社会訓練の出来ない無い子供の起こす諸問題、外国人労働者の導入に伴う日本社会の混乱など、多くの深刻な問題を含んでいる。
然し少子化の一番の問題は一番の当事者の女性の考え方の問題だ。何故なら専業主婦かキャリヤーで生きるか、またその両立、「育児より自分の生活優先」の若い人達が増えていることなど、出生率増加には当面の関係者の若い女性の基本的の個人の価値観のあり方について誰もどうすることが出来ないからだ。そんな時期に閣僚の「女性は産む機械だ」の暴言で、この微妙なそして重要な若い女性の問題に与野党とも触れないまま。だから少子化が止めども無く進んで来たのだ。

 私は安倍さんが万難を排して、フランスに倣って子供が生まれるごとに手当てを出したら良いと思うのですが。
 そのためにはフランスやシンガポールのなどの国の様に形は変わっても高福祉高負担にしなければ、現在の日本のように千兆を越す借金で何も出来なると思います。詰まり文春の言う様に移民だらけの国、民族間の紛争、救いようのない貧富の格差など島国日本が経験したことのない米国並みの国になると思います。米国並みと書きましたが同国は白人と黒人の紛争の多発、貧富の格差は当然視、大金持ちの寄付の文化があるのにそれの無い日本はどうなるのでしょう。来年度の所得税増税に多くの例外を設けて批判されていますが、少子高齢化対策などのためと国民に説明して例外なしにしては。
 移民問題を提起した方たち、それを取り上げた文藝春秋の編集者へお願い。日本人が限りなくゼロに近づく現状に就いて問題を提起し、それに具体的な対策を持たない安倍政権を批判されては如何でしょうか。

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軽すぎる「世界」の原発反対論

2018-10-17 11:01:42 | 電力、原発

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でもお互いに世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 先日街の中心部に出たついでに大きな本屋に寄って左系の言論誌を探して見ました。と言うのは私が何時もお世話になる小さな本屋では文芸春秋、3つの安倍さん応援の本、Sapioしかないからです。本屋を覗いてみると有りました「週間金曜日」と「世界」。前の本は言うことは決まっているので省略。世界の原発反対の所だけ読んで見ました。
 その主な論点です。
・地震に耐えない原発反対
 福島第二の事故の最大な原因は地震だ。だから地震の国日本では原発を作るべきではなと言う素人ながら長年原発問題を追ってきた私から見れば古典的な議論。
 その議論の原点は政府の事故調査団の一人が、現場の人から(地震のための配管の切断により?)水の音がしたという事だけを取りあげての主張です。
 現実は東電自身が地震が原因で事故を起こったのではないと公表したように、福島第二、東海、女川の原発は震度7前後の地震の被害なし。特に震源に一番近いが全く被害のなかった女川では国際原子力機構(IAEA)の専門家が訪れ、地震による損害一つ無いと言う報告書を出しています。
 一部では外部電源の破損があった様ですがこれは配線の埋設で済むこと。
 「世界」は地震で停電しても、緊急電源装置がさとちあることを全く無視ししています。
 その後判った福島第一の事故の原因は海浜にある原発なのに緊急電源装置が水密性のないタービン建屋(第二は水密のある原子炉建屋)それも地下にあること。東電が依頼した企業に依頼した津波の高さを東電がもう少し低い報告を出せと言ったことから、責任は総て東電にあることが明らかになっています。なお八つ当たりですが素人でも判る「緊急電源装置が地下にある」ことを調べなかった政府・国会調査団の責任は大きいと思います。
 同誌は活断層の問題を提起していますが。原子炉建屋、タービン建屋ともそれぞれを支える大きなコンクリートの基礎のため、仮に大地震が起こっても全体が傾くだけ。そのショックで機器や配管が壊れることは有りません。
・原発稼働反対の運動に対処する裁判所への評価
 「世界」は一部の地方裁判所が原発稼働差し止めしてきたことを評価しています。
 伊方原発反対で高裁まで持ち込み敗訴した住民の意見「最高裁が運転を認めた場合、同種裁判の影響が大きい」として最高裁への不服申し立てを行いないと言っていました。つまり過去の最高裁の原発関連の裁判では、概して常識的(反原発の方に不利な)な判例が出ているのを知って居るのでしょうか。
 原発反対運動は総て全敗の中で「世界」や反原発の人が期待していのは地裁での反対で反原発の宣伝で反原発の空気の盛り上がりを期待しているのでしょう。
 言論誌、文藝春秋もそうですが、自社の主張が正しくて自信があるのなら、その反対の意見も取り上げて、その反論をして最終の判断は読者に任せたら良いと思うのですが。雰囲気だけを盛り上げと本の売上を伸ばすだけ?世人を煽るだけ?それで社会の木鐸(世人を覚醒させ教え導く)、自社のプライドはどうしたのでしょう。

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前月号鑑賞 「大丈夫明日になれば浮かぶ雲」

2018-10-17 10:56:07 | 川柳
川柳くろがね」2018年10月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評
「先生が弾くのはまるで別の曲」  寿崎 おとみ
わかるわかる。たどたどしい私の指先が奏でる曲と先生とは、まるっきり違う曲のよう。頑張れ私。

「泣き出すよ一歩手前で抱いてやる」 平田 照子
お孫さんのでしょうね。わが子だとこの余裕はない。泣き出してからも叱り続ける。ばあちゃん大好き。

「言葉でずクイズのような会話する」 村上 和美
観客になりたいです。聞いている人は解らなくて本人同志は通じあっている。そうそう、うんうん。

「かみさんの優しいところだけを見る」古川 次郎
これぞ夫婦円満の秘訣。悪いところを挙げあっていては長続きしません。結婚したら片目を瞑るのが鉄則。

「豪雨など知らぬと空は晴れ渡る」 山内 まどか
本当に憎たらしいほどの青空。炎天下では災害の片づけも捗らない。少し遠慮して欲しいのが本音。

「大丈夫明日になれば浮かぶ雲」  土肥 あづま
このおおらかさが良い。酒でも飲んで高いびき。そして明日も同じことを思う。ま、そのうちになんとかなる。

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第45回新春北九州川柳大会 ご案内
とき  平成31年1月20日(日)  開場  9時30分
ところ 北九州市立生涯学習せんたー  Tel 093ー571-2712
    北九州市小倉北区大門1-6-43  西小倉駅下車徒歩 10分 小倉警察署となり
課題と選者 (各題2句) 出句締め切り 11:30 開会 13:00
「気づく」  北九州 青木ゆたか 選
「カード」  佐賀  横尾 信雄 選
「ぐらぐら」 熊本 徳丸 浩二 選
「日溜り」 北九州 唐鎌 美鶴 選
「コラボ」 久留米 堤 日出緒 選
「香る」 福岡 萩原奈津子 選
「 髭 」 北九州 廣永 雅彦 選
会費 2,000円 弁当及び発表誌呈
賞 順位賞 (読売新聞西部本社賞 以下15位)
各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 句箋 4×21cmに各一句(無記名) 各題 2枚計14枚
封筒に住所・氏名(ふりがな)を明記して下さい
投句料:1,000円 (発表誌呈)
締切り:平成31年1月10日(木) 消印有効
投句先:806-0051 北九州市八幡西区東鳴水 4-2-17
安川 聖 Tel:093-621-6570
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安倍さん憲法改正に関して安倍応援の言論誌にお願い。

2018-10-08 12:11:20 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でもお互い世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 安倍さんは多年の信念の憲法改正を国会に提案しようとしています。然し世論調査で見ても余程のことが無い限り失敗の可能性は100%。然し安倍さんの動きでマスコミが取り上げ国民の皆が憲法問題に関心を持つのは間違いが有りません。そのまたとない機会を利用して安倍さん応援の言論誌が専門家による憲法の成り立ちとその問題点を皆に知って貰う様にしてはと言うアィディアを思いつきました。もし良ければご一考して戴ければ幸いです。
 以下、参考のまでに私の意見を書きました。
「川柳の眼で見るた片言だらけの日本憲法」
 私が属する川柳の句会で「憲法から仄かに匂う加齢臭」と言う句を知りました。
 確かに憲法が発効してから半世紀以上になるのに手つかずのまま。私流に言えば平和憲法の名の空気にどっぷりつかって思考停止状態。川柳の言う加齢臭が匂うのも当然です。
川柳は僅か17字の文学ですから、大きな会になるほど句を拾って貰うために一字ごとに最新の注意を払います。何故なら選者は「てにおは」の間違い、論理の矛盾などあれは喜んで没にするからです。
 それで同じような眼で憲法の最大の問題の前文と第9条の就いて見てみました。
【前文】
  日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
「公正と信義に信頼して」に就いては石原慎太郎さんが指摘をしたように「公正と信義を信頼して」にすべきで川柳なら一発で没。
【第9条】
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 「武力による威嚇又は武力の行使は」は普通に読めば「又は」がついているので複数です。だから「永久にこれらを放棄する」にすべきです。作者(誰が作ったのか判りませんが)の意を酌めば「武力による威嚇やその行使は永久に放棄する」にすればすんなりと胸にはいるのに?
 前文と九条の「日本国民は、」は普通の日本語ではたった五字で「、」を打ちません。「日本国民は--にすべきです。
 国の交戦権は、これを認めない」も「,」と「これを」を抜いて「日本国民は国の交戦権は認めない」が日本語と思います。
 なお前文、第9条以外でも憲法全文を通じて何故か「****、これを--」のように普通の日本語では使わない文章ばかりです。
 詰まり川柳や俳句で言えば没になる文章ばかりです。
 このような片言の憲法を持っているのは日本人として恥ずかしいと思うのですが。憲法学者はどう思っているのでしょう。
 私は念のためにネットで大日本帝国憲法を見ました。
 現在の憲法と大違いなのは
・一項目に一つの事柄だけ、その理由の説明はなし
・漢文調だが正しい日本語
 まさに川柳の見本のような昔の憲法。
「占領軍から押しつけされた日本国憲法」
 どうしていまの片言で説明だらけの憲法になったのかについては、15年7月4日の読売新聞夕刊の記事で直ぐ判ります。
(当時の吉田外相の懐刀だった白州次郎の)母屋の一角に設けられた展示室に、日本国憲法制定作業の際に作られた要綱や草案が展示されている。
 白洲は46年2月、GHQから日本国憲法の原案が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。「GHQから英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と作業にあたった。その日の手記には「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レス ヒソカニ涙ス」と書き残し、後年「新憲法は米国側から『下し置かれた』もの」と述懐している。
 一晩でGHQの原案をそのまま総動員で翻訳するのですから私が書いたように片言の日本語になったのでしょう。本来ならGHQの原案と対比すれば良いのてすが、素人のブログでは手の出しようが有りません。
 当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名は良く知られています。
 その後首相になった吉田さんの9条に就いての説明に共産党の野坂参三さんが「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録)と当然の発言したことも良く知られています。
 こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の強い日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向への今流行語に成っている忖度です。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いています。
 その涙の日本国「憲法から仄かに匂う加齢臭」がしても手着かず放置されているのは何故でしょう。
 そんな事は嫌と言うほど知っている憲法学者はどう思っているのでしょう。
 憲法学者が合憲か意見かについて審判をしても、日本国憲法はどうあるべきかと書いた本の出版の広告など一度も見た事は有りません。どうしたのでしょうね。
「米国の軍事保護国になった日本」
 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。
 米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
 これ以降の起こる事柄の殆どに関して日本の米国への忖度の歴史です。
 それで軍備の資金の総てを復興へつぎ込め大躍進をしたと言われています。
 お蔭で日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる程大躍進を遂げました。その経済力のお蔭で小泉さんと安倍さんは何人かの拉致被害者を連れ帰ることが出来ました。
 ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが大きな話題に。それと米国から「Show the flag」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在がが判り問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。中でも戦時中の経験のある私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは完全に戦闘行為です。唯好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。
「外交に経済力も使えず米国にに頼る他ない日本」
前に書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから「現実は要望書は日本へだけの一方通行」。
小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。
そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、企業倫理を忘れた企業内不祥事の続発などなど、日本の経済力も大きく落ちました。
日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでに台頭と日本との格差の増大です。今の日本は中国と大差のついた経済力は使えません。北朝鮮もそれを見越して日本は蚊帳の外だと軽蔑しています。
 日本に残るのは何時どう変わるかわからない米国ファーストのトランプさん頼み。 「諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持」どころか拉致被害者さえも助けられず米国に頼るしかない日本。トランプさんが日本の自動車に課税するぞと世界に放言、その批判も出来ず脅されれば従うしかない日本。
「改めて憲法の前文を見る」
「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は良いのですが、護憲論者は拉致問題の解決の具体策を提案すべきと思うのですが。
 前文の「諸国民の公正と信義に信頼」諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの拒否権で止まってしまう。それで国連が公正と思いますか。どの国の国民か公正ですか。
「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。
 安倍政権は憲法改正に熱心ですが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ばかり。何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。
「平和ぼけの人たちを出した政治家、憲法学者の責任」
 日本国民は彼は日本が日米同盟と言う米国の武力に頼って何とか今までやって来たと言う現実を忘れています。憲法の精神から言えば、米国の武力に頼る必要は全くない筈です。
 憲法の発足時は原子爆弾投下は戦争犯罪、戦犯裁判は国際法違反だと誰でも知っていても言えない時代でしたが、今は少なくともネットや言論誌で言える時代になりました。
 今こそ憲法の基本的な考えの前文から見直し時期に来ていると思います。
 問題は政治家、憲法学者が米国押しつけの(当然米国に有利な)憲法を半世紀以上も「憲法から仄かに匂う加齢臭」で出るまで碌に論議もせず放って置いてきた日本。

 改めて安倍さん応援の言論誌にお願い。憲法学者の言わない憲法の問題、平和憲法のために米国の軍事保護国になった現状など国民に教えて下さい。

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貴乃花と貴ノ岩の問題について

2018-10-08 12:04:54 | スポーツ
 貴乃花の退職に就いて触れないつもりでしたが、貴ノ岩の2,400万円と言う信じられない額の日馬富士への賠償問題が出てきましたので触れることにしました。
「貴乃花の退職」
 貴ノ岩の負傷問題に関して貴乃花の相撲協会改革の話が出たとき、彼が協会批判と改革を進めるのなら尚更、周りから足を引っ張られないように諸手続きはキチンとすべきと書きましたが、私の心配が当たって結果は平の親方にまで落ちました。
 今回の貴乃花の退職について前回のようにテレビでの相撲協会の批判はなく、天下の大横綱の引退を惜しむ声ばかり。つまり前回であれだけ彼を応援したテレビでさえ彼を見限ったのでしょう。私は上記のように彼が世間の常識がないように見えること。今まで彼を支持してきた親方が呆れて離反。彼の奥さんや兄の若花田さんなどの人の意見を聴かないことなどなど。上に立つには余りにも相応しくない人。
 大横綱らしく何も言わずに奇麗に退けば皆褒めてくれるのにるのに。
「貴ノ岩の損害賠償請求に就いて」
 貴ノ岩は日馬富士に2,400万円と言う巨額の損害賠償請求をした報道を聞いて、私は以前「貴ノ岩の相撲人生を狂わせかけている?貴乃花親方」の投稿をした事を思いだしました。その概要です。
 私は日馬富士の暴行問題には触れない積もりだったが、被害を受けた貴ノ岩が可哀相と言いながら彼の立場に誰も触れないの彼の立場に立って問題を考えて見た。
 暴行を受けた翌日貴ノ岩は日馬富士に謝り握手を交わして別れた。
 もし両者の関係をこのままにしていたら日馬富士批判に終わり、相撲界のあり方に論議が集中するが、自分を傷つけた先輩を立てた貴ノ岩は褒められ、福岡県の医師の診断書通りに土俵に復帰出来た筈。
 普通の相撲取りなら識者が言う様に体が許す限り早く相撲に復帰したいと思う筈なのに出られない貴ノ岩。現実は貴乃花親方から悪く言えば軟禁状態にされ、外部との接触が絶たれ、公に言いたいことを言えなくなった。テレビでは旭鷲山さんが貴ノ岩と電話したとき話ぶりが普通の人と変わっていなかったと言う話。それなのに貴乃花側は精神面の不具合に関する診断書を出すために医者を探していると言う報道。
 このまま2場所無断欠場では貴ノ岩は幕下転落の可能性大。
 貴ノ岩としては早く土俵に戻って今の地位を保ちたい。でなければ幕下として給金なしの雑用、大部屋の生活に戻る。相撲協会の幹部としても、彼の責任ではないが、貴乃花親方の欠勤届けの未提出という何度もの規則違反をされた彼に協会はいつまでも特別扱いはできない。彼は相撲をしたくとも親方の意志に反することをすれば、部屋にはいられない。そうかと言って他の部屋に入ることは大相撲を辞めるしかない。一方彼の貴乃花親方への恩義。そして人の意見を聴かぬ親方に何も言えなかった貴ノ岩。
(今回追記:欠勤届けの未提出だけでなく、協会が長期休業なら診断書を出せとの何度の催促にも貴ノ岩が外に出れば報道陣に囲まれるとして拒否。報道陣が帰った夜にホテルでも泊まらせ翌日病院に行かせることが出来るのに!その後何時協会に診断書を提出したかマスコミの報道に出ないまま)
 貴ノ岩本人の立場になればこれで精神状態がおかしくなるのは当然。普通の親方なら、弟子の貴ノ岩の立場優先で考えると思うが、貴乃花親方は弟子を犠牲にしても大相撲改革が優先?今のままでは貴ノ岩の立場も悪くなるだけ。

現在の私の意見です。
 上記のように協会との闘争など考えない普通の親方のもとでは貴ノ岩が怪我をされただけで精神障害を起こすほど悩むことは何も有りません。頭の怪我だけなら、そして精神的なショックも念のために一場所休場すれば、心身とも回復するる筈です。休むにしても親方がキチンと届けをすれば相撲協会も間違いなく現状維持と言う特別扱いをした筈です。
 マスコミは貴乃花と協会のトラブルの報道だけで、軟禁状態の貴ノ岩のことには誰も何も触れせんでした。独り世間から孤立し他人に訴える術をなくした貴ノ岩。彼の不利になる欠勤届未提出と言う常識では考えられない対応をした貴乃花に文句も言えず、独り悩んだ挙げ句精神障害を起こしたと考えるのが常識的な見方と思います。
 これだけ考えれば貴ノ岩の言う多額の入院代、長い休場など力士としては当然の収入の減少の責任は殆ど総て親方の貴乃花にあり、精神障害も日馬富士の障害に遠因があるとしても彼が全額を負う必要はないと思います。
 問題は、今回の賠償請求は当然に貴乃花の了解を得ているはず。それどころか貴乃花が指示したのかも?私の説のように日馬富士側が貴ノ岩に与えた障害と彼の精神障害は無関係だと言いだしたら?今後の展開はどうなるのでしょう?
 可能性が高いのは大横綱の貴乃花がまたがまたも晩節を汚したと言うことになるかも知れないこと。
 一番最初に貴乃花問題が起こったときに書きましたが、彼を支持するタニマチの中で彼が道を誤らない様に言って聴かせる人は居ないのですかね?
 これだけ書いた後本屋で見た週刊誌に、貴乃花の言うことすることはまるで子供の評価。貴乃花のことを扱う法律事務所が貴ノ岩の訴訟問題も扱っていると書いてありました。

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前月号鑑賞 「自分から割れてしまえるシャボン玉」

2018-10-08 11:59:20 | 川柳

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