普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

同性婚者の権利と責任

2022-06-21 10:01:26 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

 私は日本の人口が着実に減少する現象に危機感を持って何度も投稿しましたが、同性婚否定の判決に反対する多くの意見を見てがっくり。

 日本国憲法が婚姻について語るのは24条。「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」する(同条1項)。婚姻や家族に関する事項に関しては、法律は「両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない」(同条2項)とあるのに。

 同性婚者とその支持者は止まらぬ日本の人口減少対策にどうすれば良いか考え実施すべきです。菅さんの少子化対策の邪魔をするやり方に頭にきた少子化担当の人たちが言う「少子化対策の先進国は財政支出の20%が少子化対策に当てられているのに、日本は僅か日本は僅か0,5%。」

 子供を産めぬ同性婚者や彼らを支持する人たちも国のためにも、普通の家庭の生活の応援、少子化対策の為に国への資金の提供をするのが日本のためと思うのですが。

 それとも自分たちの権利まで主張するだけで、彼らの住む日本はどうなっても良いと思っているのですかね。

「追記」少し心配になってヤフー名物のコメント欄を見ると、同性婚に対する批判が殆どで少し安心しました。

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憲法9条のために戦争行為すれすれのことをした日本。

2022-06-05 15:37:18 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

ブログで見た護憲派の方の意見です。

護憲派を平和ボケ扱いするが、実際に平和ボケしているのは改憲派の方。

• 憲法9条は戦争直後に二度と同じ愚行を繰り返さないために生まれたものであり、平和ボケとは完全に真逆の代物。

•  日本がベトナム戦争にもイラク戦争にも参加せずに済んだのは、憲法9条が武力の行使や武力による威嚇を禁じてきたからである。それを無くしても日本がこれまで通りに平和でいられると思っている人の方こそ平和ボケである。

 私はネットで活躍している方の批判はしていないことにしています。何故なら私も見当違いの言うかも知れないからです。

 今回だけは私は大戦の時代を過ごしたものとして、私の考えを若い方に事実と意見を書きたいと思いますのでご参考にしてください。

 湾岸戦争のときは日本は多額の資金援助をしたにも関わらず、軍を送った各国の日本への反応は冷ややかなものでした。イラクの戦いのときは日本は軍事保護国の米国から「show the flag」と言われてイラク戦争に自衛隊を派遣しました。勿論戦争に関わりない地域の人達への援護の仕事です。しかしこれをイラクから見ればに日本は敵です。然し劣勢のため日本への攻撃は散発的。だから帰国後の報告の中で「攻撃」の文字を見た野党からの政府批判。

 議会では問題になりませんせんでしたが、戦中を過ごした私からみれれば「米国の兵士、弾薬、食料」の運搬(軍隊で言う補給)で飛行機の提供は明らかに戦争行為です。

 詰まり日本は憲法9条のためにイラク参戦行為をしなければならなかったのです。

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日本の憲法とその問題点について若い方への申し送り

2022-05-03 08:51:37 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

 今日は憲法記念日なので私が前々から考えていたことを書きます。

 昨日の共同通信の世論調査の結果と同社の纏めに就いての批判がツイッターに出ていました。

 調査の結果です。

 ・「憲法改正」が、必要24%、どちらかといえば必要44%と、68%が賛成も記事では無視。 自衛隊明記の9条改正は、賛成67%、反対30%。 緊急事態条項創設は、賛成69%、反対30%。

・それに就いていの共同通信社の纏めです。9条改正の必要性は「ある」50%、「ない」48%と賛否が拮抗した。岸田文雄首相が自民党総裁任期中に目指す改憲の機運は、国民の間で「高まっていない」が「どちらかといえば」を含め計70%に上った。

 明らかにツイッターの批判のほうが正しいと思います。

今日の読売新聞の社説です。

激動期に対応する憲法改正論議を。自衛隊明記を先延ばしするな。

 戦争放棄の前提となった諸国民を信頼するだけでは平和を維持できないことは明白。然し憲法学者は自衛隊は違憲の疑い。

「私の意見」何かある時だけ審判のように口をだす憲法学者。そんな暇があるな下記のように日本語として片言だらけの憲法を普通の日本文にしたら良いのに。

 私の憲法に就いて前から書いた「憲法から仄かに匂う加齢臭」川柳から見た前文と第9条の投稿と今回補足する私の意見の意見です。

 憲法が発効してから半世紀以上になるのに手つかずのまま。私流に言えば平和憲法の名の空気にどっぷりつかって思考停止状態。川柳の言う加齢臭が匂うのも当然です。
「川柳の眼でみた憲法」
 川柳は上5~8、中7、下5でなっています。
 だから大きな会になるほど句を拾って貰うために一字ごとに最新の注意を払います。
 多くの句を選ぶ人達は「てにおは」の間違い、論理の矛盾などあれは喜んで没にするからです。
 それで同じような眼で憲法の最大の問題の前文と第9条の就いて見てみました。
【前文】
  日本国民は、(、不要)(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に(を)信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
【第9条】
 日本国民は、(、不要)正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、(、これ不要)を保持しない。国の交戦権はこれを、(、これを不要)認めない。
 なお前文、第9条以外でも憲法全文を通じて何故か「****、これを--」のように普通の日本語では使わない文章ばかりです。
 詰まり川柳や俳句・短歌で言えば没になる文章ばかりです。
 このような片言の憲法を持っているのは日本人として恥ずかしいと思うのですが。憲法学者はどう思っているのでしょう。

今回追記:今でも憲法学者は無言のまま。何かある時だけ審判のように口をだす。
 私は念のためにネットで大日本帝国憲法を見ました。
 現在の憲法と大違いなのは
・一項目に一つの事柄だけ、上記のような説明はなし
・漢文調だが正しい日本語
 まさに川柳の見本のような昔の憲法。
 これがどうしていまの片言で説明だらけの憲法になったのかについては、15年7月4日の読売新聞夕刊の記事で直ぐ判ります。
 当時の吉田外相の懐刀だった白州次郎は46年2月、GHQから日本国憲法の原案が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。「GHQから英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と作業にあたった。その日の手記には「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レス ヒソカニ涙ス」と書き残し、後年「新憲法は米国側から『下し置かれた』もの」と述懐している。(原文のまま)
 一晩でGHQの原案をそのまま総動員で翻訳するのですから私が書いたように片言の日本語になったのでしょう。本来ならGHQの原案と対比すれば良いのてすが、素人のブロクでは手の出しようが有りません。
 当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名は良く知られています。その後首相になった吉田さんの9条に就いての説明に共産党の野坂参三さんが「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録)と当然の発言したことも良く知られています。

今回追記:今の共産党は野坂参三さんのような人は居ないのですかね。
 こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向への今流行語に成っている「忖度」です。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いています。
 その涙の日本国「憲法から仄かに匂う加齢臭」がしても手着かず放置されているのは何故でしょう。そんな事は嫌と言うほど知っている憲法学者はどう思っているのでしょう。
 憲法学者が合憲か意見かについて審判をしても、日本国憲法はどういるべきかと書いた本の出版の広告など一度も見た事は有りません。どうしたのでしょうね。
「米国の軍事保護国になった日本」
 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。(その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。)
 米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
 これ以降の起こる事柄の殆どに関して日本の米国への忖度の歴史です。
 それで軍備の資金の総てを復興へつぎ込め大躍進をしたと言われています。
 お蔭で日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる程大躍進を遂げました。
 安倍さんを引き連れた小泉さんは「世界第二の経済力」をバックにして九条の「国際紛争を解決する手段として武力を使わずに」拉致された何人かを日本に連れ帰りました。
 ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが大きな話題に。それと米国から「Show the flag」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在が問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。戦時中の経験のある私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは国明らかな戦闘行為です。好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。
「外交に経済力も使えず米国にに頼る他ない日本」
 前に書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから現実は要望書は日本へだけの一方通行。小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。
そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、企業倫理を忘れた企業内不祥事の続発などなど、日本の経済力も大きく落ちました。日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでに台頭と日本との格差の増大です。

今回追記:岸田さんの言う「新しい資本主義」は上記のような歴史の反省が無ければ空論に終わってしまいます。
 今となってはかっての小泉さんのように拉致された何人かを連れ帰った時のように、中国と大差のつ一部た経済力は使えません。北朝鮮もそれを見越して日本は蚊帳の外だと軽蔑しています。
 日本に残るのは何時どう変わるかわからない米国ファーストのトランプさん頼み。

今回追記:今は何を考えているか判らないバイデンさん頼み。
「諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持」どころか拉致被害者さえも助けられない日本です。
「改めて憲法の前文を見る」
「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は良いのですが、護憲論者は拉致問題の解決の具体策を提案すべきと思うのですが。
 前文の「諸国民の公正と信義に信頼」諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの拒否権で止まってしまう。それで国連が公正と思いますか。

今回追記:私の心配が当たってウクライナ問題でロシヤの拒否権で何もできない国連。
「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。

今回追記:心配性の私の心配がまた当たりました。ロシヤを支持する日本人はゼロ

 安倍政権は憲法改正に熱心ですが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ぱかり。何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。

今回追記:最初に書いたように憲法改正論議が政府にも民間にも出て来たことは良いことです。強いて言えば遅すぎること
「平和ぼけの若い人たちを出した政治家、憲法学者の責任」
 これまで書いた4月30日に読売新聞の憲法に関する世論調査の結果がでました。
 憲法を改正したが良い51%(前回49%)。国民投票ではどのような改正安は没は確実。
 その中紹介された20歳男性の意見。憲法は理想だ。他国と自国を護る安全装置。戦争放棄は維持すべき。他国の戦争に巻き込まれず、敵対国の攻撃材料にもならず、友好国に不安も与えない。(文のまま)
 彼は日本が日米同盟と言う米国の武力に頼って何とか今までやって来たと言う現実を忘れています。憲法の精神から言えば、米国の武力に頼る必要は全くない筈です。
 憲法の発足時は原子爆弾投下は戦争犯罪、戦犯裁判は国際法違反だと誰でも知っていても言えない時代でしたが、今は少なくともネットや言論誌で言える時代になりました。
 今こそ憲法の基本的な考えの前文から見直し時期に来ていると思います。
 ここまで書いた当時の5月2日に読売が自衛隊が合憲か否かに就いて憲法学者の意見問うた所殆どが違憲の判断の記事が出ました。読売は自社で改憲の案を出しているのですから、違憲とすればどうしたら良いか、九条と前文の理想と現実の背理をどうすれば良いかまで訊くへきでした。
 問題は政治家、憲法学者が米国押しつけの(当然米国に有利な)憲法を半世紀以上も「憲法から仄かに匂う加齢臭」で出るまで碌に論議もせず放って置くから前述の若い人の空理空論が出てくるのです。

今回追記:最初に紹介したように憲法見直しの意見がでたことは良いことです。然し憲法学者は依然として無言。前記のように審判の立場になれば口をだす憲法学者。

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日本はウクライナの悲劇から学べ

2022-04-29 14:06:31 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

産経新聞の主張です。

主権回復70年 占領の呪縛を解くときだ ウクライナの悲劇から学べ

日本では、主権を失って連合国軍総司令部(GHQ)の言いなりになるしかなかった占領期の6年余と主権を取り戻した70年間を同じようにとらえる向きが多い。それこそが占領の呪縛である。GHQの指令は日本の政治や経済、社会の隅々にまで及んだ。政府と国会はあっても自主性はなかった。GHQの意向に反するものは認められなかった。教科書は墨塗りされた。新聞、出版、映画、放送などのメディアは検閲を受けた。しかも検閲制度への言及さえ禁じられた。報道、言論が統制された占領下の日本に自由はなかった。敗者を事後法によって断罪した東京裁判の弊害は今に及んでいる。日本の立場を全く顧みず、連合国側に都合のいいように歴史が書き換えられ、自虐史観が植えつけられた。憲法とは、主権があってはじめて制定、改正されるべきものであるのに、GHQ側は「天皇の一身の保障はできない」という究極の脅し文句をつかい、米国人スタッフがわずか1週間で作った草案を押し付けてきた。主権喪失の中で作られた現憲法を日本国民は主権回復から70年たっても改正できないでいる。

産経新聞の言うような情景で憲法が出来たのは当時青年時代を過ごした私も良く知っています。

【前文】
  日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

【第9条】
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

これに対して政権政党の自民党涙を飲んで受け入れるしかありませんでした。一方それに対して共産党の共産党の野坂参三さんが「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録)と当然の発言したことも良く知られています。

 現在ウクライナ侵攻のロシヤは同国に対する国際連盟の決議に対して拒否権を行使。あとの連盟はロシヤの居ないところで同国の非難をするだけ。「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」しないロシヤに対して、ウクライナに対して武器や生活物資の提供するしかありません。

 日本は敗戦を期に多くの兵士をシベリアで強制労働させたロシヤ批判の日本。台湾奪回(事によれば尖閣も)を狙う中國。ロシヤに対する諸国の動きを見ている中國。

そのような時の日本内の憲法論議。

読売新聞の小さい記述。日本国憲法は5月3日で75年を迎える。私が何時も書く難しい問題になると固まってしまう日本。

4月29日の読売の記述

自民党の4項目改憲案

・自衛隊の根拠規定の明記

・緊急事態条項の創設

・参院選の合区解消

・教育充実

自民の論憲と立憲の論憲がかみ合わない

これで日本は日本が守れる?

どれだけバイデンさんの米国がいざの時の日本を守ってくれる?

「国破れて山河在り」と言われますが「国破れて平和憲法在り」とならないことを祈っています。

「中國やロシヤが日本攻撃と言うときどうする」と考えるのが心配性の私が思うのですが。

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ウクライナの危機と日本への影響と日本国憲法

2022-04-15 08:51:56 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう

 今回のウクライナの戦争に関連してロシヤ支持の中國が台湾は勿論尖閣諸島も狙うのかと書きましたが、今度はロシヤが日本のウクライナ問題で対ロ制裁に反抗して「仮想敵」を想定した標的に潜水艦からミサイルを発射してすべて命中させたとして日本の牽制したとしたと発表。北海道以北の日本領土をロシヤ領土にする姿勢を示しているそうです。

 それに就いて前から書き何度も引用している「憲法から仄かに匂う加齢臭」の一部を紹介します。

 確かに憲法が発効してから半世紀以上になるのに手つかずのまま。私流に言えば平和憲法の名の空気にどっぷりつかって思考停止状態。憲法から加齢臭が匂うのも当然です。

【前文】日本国民は、(,不要)(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に(を)信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

【第9条】

「日本国民は(,不要)武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては永久に(これを不要)放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、(これを不要)を保持しない。国の交戦権は、これを認めない。(カッコ内の記述は英文原書機械的に翻訳したからです。)

 このような片言の憲法を持っているのは日本人として恥ずかしいと思うのですが。憲法学者や護憲一本槍の野党の人達ははどう思っているのでしょう。文法の間違いなど直すなど簡単の筈なのに。

 私は念のためにネットで大日本帝国憲法を見ました。

 現在の憲法と大違いなのは

・一項目に一つの事柄だけ、上記のような説明はなし

・漢文調だが正しい日本語

 これがどう今の片言で説明だらけの憲法になったのかについては、昔の読売新聞夕刊の記事で直ぐ判ります。

 当時の吉田外相の懐刀だった白州次郎は46年2月、GHQから日本国憲法の原案が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。「GHQから英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と作業にあたった。その日の手記には「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レス ヒソカニ涙ス」と書き残し、後年「新憲法は米国側から『下し置かれた』もの」と述懐している。

 当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名は良く知られています。

 その後首相になった吉田さんの9条に就いての国会の説明に共産党の野坂参三さんが「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録より) と当然の発言したことも良く知られています。所が今の共産党は改憲反対の急先鋒。

 こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まさざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向の今流行語に成っている忖度です。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いています。しかし当時の関係者が皆涙したのに「憲法から仄かに匂う加齢臭」がしても手着かず放置されているのは何故でしょう。そんな事は嫌と言うほど知っている憲法学者はどう思っているのでしょう。

 憲法学者が合憲か否かついて審判をしても、片言の日本語の日本国憲法はどう直すべきかと書いた本の出版の広告など一度も見た事は有りません。どうしたのでしょうね。

「何故現実無視の前文と9条が出来たのか」

 大戦直後の世界の情勢です。世界最強の米国、それと善戦した日本。そのお蔭で世界地図が一変するほど出来た弱小の国々。日本から散々にめにに合わされた中国。日清、日露の戦いで広がった日本の領土。つまり日本人自身も米国を始めとする西欧諸国の人々も日本さえ自制すれば何とかなるかもと言う空気、今から考えれば非現実的な空気が総理に成る前から非戦論者の幣原さんが前文の考え方を提案、それに占領軍が利用したと言われています。

 現状は中国が米国に続く大国になり、日本が唯一の頼りの国連は戦勝国の拒否権の乱発。国際裁判所の判決を無視しての南シナ海の主権を主張して領土を拡張する中国。講和条約も安倍さんとの約束も無視して千島列島の返還もしないロシヤ。それにしても前文の前提が今180度変わってもそれにしがみつく護憲論者!それでも外交的配慮から状況の変化について言わない安倍さん始め国の指導者達。

「米国の軍事保護国になった日本」

 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦中、戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときは米国にお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。一方戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。( その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。)

 米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。

 ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが当時の大きな話題に。それと米国から「Show the flag 」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達へ給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在が問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。戦時中の経験のある私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは明らかな戦闘行為です。ただ好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。当時派遣された自衛隊の記録の中に「戦闘」の文字を見て大喜びで政府を責める野党。野党はその前に何故日本が憲法違反を侵してまで自衛隊を派遣しなければならなかつたのかを考えるべきです。憲法死守の野党は1ミリも憲法の問題点に触れようとしませんでした。与党は護って貰っている米国への配慮で憲法の不備は触れられませんが、国会で憲法反対を称えた共産党の野坂参三さんのような根性のある人、それも野党なら憲法の不備など何でも言えると思うのですが。

「改めて憲法の前文を見る」

「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は良いのですが、護憲論者は拉致問題の解決の具体策を提案すべきと思うのですが。

 前文の「諸国民の公正と信義に信頼」と有りますが、諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの戦勝国の拒否権で止まってしまう。今回もロシヤの拒否権でアウト、それで国連が公正と思いますか。、

「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。

 安倍政権は憲法改正に熱心でしたが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ぱかり。何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。私の若いころから問題視してきた少子化の問題など難しい問題になると固まってしまう日本。ごく最近一部の野党やっと憲法問題討議賛成。

 憲法の発足時は原子爆弾投下は戦争犯罪、戦犯裁判は国際法違反だと誰でも知っていても言えない時代でしたが、今は少なくともネットや言論誌で言える時代になりました。

 しかし原子爆弾廃止の批准も唯一の被爆国でも米国への遠慮で出来ない日本。その理由を与野党とも知って何も言えない日本。今こそ憲法の基本的な考えの前文から見直し時期に来ていると思います。

 2018年の5月2日に読売が自衛隊のイラク派遣が合憲か否かに就いて憲法学者の意見問うた所殆どが違憲の判断の記事が出ていました。私も前にも書いたように違憲だと思います。読売は自社で改憲の案を出しているのですから、違憲とすればどうしたら良いか、九条と前文の理想と現実の背理をどうすれば良いかまで突っ込んで訊けばよかったのに。それにしても何かに付けて違憲の審判をするのにそれではどうすれば良いかは言わない憲法学者。憲法学者なら政治家と違って何でも言える筈なのに。

 そして私がブログを始めた2006年から何度でも書く少子化問題のように、憲法改正でも固まってしまう日本。私は少子化も憲法問題もこのまま放置していたら日本はどうなるかと心配しているのですが。

 そして最初に書いた私の見方です。

 今回のウクライナの戦争に関連してロシヤ支持の中國が台湾は勿論尖閣諸島も狙うのかと書きましたが、今度はロシヤが日本のウクライナ問題で対ロ制裁に反抗して「仮想敵」を想定した標的に潜水艦からミサイルを発射してすべて命中させたとして日本の牽制したとしたと発表。北海道以北の日本領土をロシヤ領土にする姿勢を示している。

 何か日本はと言うか、それを率いる政治家と言うか、憲法学者と言うか可笑しいとお思いませんか。

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現状に合わない憲法9条をそのままにして良いのか

2022-03-19 11:20:07 | 憲法

戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。

 今日本に米軍が駐在しています。国に外国の軍隊の駐在は世界で稀有のことです。以下に書きますが憲法9条のためそうなっているのです。

 憲法前文には「日本国民は、(、不要)恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に(を)信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」と書かれています。

そしてこの前文の前提で憲法9条ができました。

 日本国民は、(、不要)正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は(、これ不要)保持しない。国の交戦権は(、これを不要)認めない。

・括弧内の不要ができたのは前にも書いたように進駐軍が英語の原文を一晩のうちに日本語に訳せと命令したからです。

 以下は私の「憲法から仄かに匂う加齢臭」川柳から見た前文と第9条

からの文からの引用です。

 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。いざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。(その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。)
 米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
それ以後は殆どに関して日本の米国への忖度の歴史です。それで軍備の資金の総てを復興へつぎ込め大躍進をしたと言われています。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる程大躍進を遂げました。
 一方ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが大きな話題に。それと米国から「Show the flag」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは国明らかな戦闘行為です。好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。

 それでも前記のように今も片言だらけ現状にそぐわない憲法は一言も手を付けれないまま。憲法学者が動くのは他から憲法が意見か否かを問われた時だけ。せめて私が書いたようの日本語としてお可笑しい文の修正案ぐらいすれば良いのに。それを発表すれば全体の憲法改正に繋がてると恐れている??

 私が何時も書く難しい問題には固まってしまう日本。

 ウクライナへのロシヤの侵犯。それに対する外国特にに米国の動きを見ている中國。彼らの目指すのは日本最大の友好国の台湾のことによると尖閣も。そんな危機に日本駐在の米軍がどう動くか不明。

 それでも現状に合わない憲法9条を固守???

 憲法を押し付けた米国も憲法9条の改正を認めると思うのですが。

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何が何でも片言と理想に会わないの憲法を信じますか

2022-03-13 00:22:48 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。

日本の憲法の前文です。

 日本国民は、(、不要)正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、 諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやう(よう)にすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、 この憲法を確定する。そもそも国政は、(、不要)国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、 その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、 (、不要)かかる原理に基くものである。われら、(、不要)これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。日本国民は、(、不要)恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、 平和を愛する諸国民の公正と信義に(を)信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、(、不要)平和維持、(、不要)専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる(いる)国際社会において、 名誉ある地位を占めたいと思ふ(思う)。われらは、(、不要)全世界の国民が、(、不要)ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、(、不要)いづれの国家も、(、不要)自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、(、不要) 普遍的なものであり、この法則に従ふ(う)ことは、(、不要)自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。(今回のロシヤが出た時はどうする)

 先ず日本の憲法なのに前文だけでも物凄い片言だらけ。然し誰も正しい日本語にしようとする動きなし。(若い方へ進駐軍が英語の原稿をもって来て明日のまで日本語に翻訳しろと命令した結果が片言だらけの日本語になったのです。)

 その前文に基づいて憲法9条が出来たと思うのですが、今回のロシヤのように中国が何らかの因縁をつけて日本を襲ってきたらどうする? 

 ロシヤのウクライナの侵攻と国連の批判に対しロシヤは拒否権を行使。仮にその動きと米国など他国の反応をみている中国が無理難題の理由で日本を襲い国連で批判されてもロシヤのように中國も拒否権を行使するのは必至。後は何も出来ない国連。それでも日本は9条を堅持して戦わない?。そのような日本に対して9条を日本に押し付けた米国が守ってくれます??

 その為に日本は自衛隊を持ちましたが、憲法の制約があり戦力に限りがあります。ロシヤに対するウクライナのように中國に対して自衛隊が善戦ができるでしょうか。その間米国はどの程度の応援をしてくれるのでしょう。

  それでも自衛隊を違憲とする多くの憲法学者!!!彼らは自衛隊反対なら対案をだすべきと思うのですが。都合が悪いときは黙り込んでしまうのが何時ものの憲法学者の例。

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日本国憲法の理想と現実

2022-03-10 11:46:50 | 憲法

前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。

・日本国憲法前文の一部です。

   平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する

 この前文の考え方で9条ができました。然し「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」と書いていますが、今のロシヤは「公正と信義」に基づいた動きですか?(なお「公正と信義「に」信頼して」は「公正と信義「を」信頼してか、または私が思わず書いた「基づいて」が日本語。この間違いは占領軍の英文の原文を一晩で日本語に翻訳させれたこと。)

 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。

・その結果出来たのが日米安全保障条約です。

・締約国は、国際連合憲章に定めるところに従い、それぞれが関係することのある国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決し、並びにそれぞれの国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎むこと。 

 今の中国はロシヤの動きとその反対国、特に(私から言えば煮え切らない)米国の動きをじっと見ています。そして台湾攻撃の可能性をかなりあからさまに匂わせています。日本からはそれに尖閣も含まれるのでは心配しています。その場合バイデンさんは日本は勿論、台湾の為に動いてくれるのでしょうか。

 それにしても今頃やっと憲法の審議に入ろうかと言う日本。と年寄は嘆くばかり。

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現実無視の憲法に一言も触れない日本人

2022-02-06 16:29:16 | 憲法

戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。

自民党などは国会内で開催を予定していた衆院憲法審査会の幹事懇談会の開催を見送った。立憲民主党と共産党が欠席したためで、出席会派との打ち合わせに切り替えて協議した。立民などに懇談会の出席を求め審査会の開催を促す。

憲法に基づいて党を結成したはず立民は何故憲法の審議に腰が引けるのでしょう。後に書きますが共産党の大先輩の野坂参三さんが大反対した憲法に反対するのでしょう。

 憲法の問題についての「憲法から仄かに匂う加齢臭」川柳から見た前文と第9条に就いて」2018-05-04 の私の意見です。

 私が属する川柳の句会で「憲法から仄かに匂う加齢臭」と言う句を知りました。
 確かに憲法が発効してから半世紀以上になるのに手つかずのまま。私流に言えば平和憲法の名の空気にどっぷりつかって思考停止状態。川柳の言う加齢臭が匂うのも当然です。
「川柳の眼でみた憲法」
 川柳は上5~8、中7、下5でなっています。
 だから大きな会になるほど句を拾って貰うために一字ごとに最新の注意を払います。
 多くの句を選ぶ人達は「てにおは」の間違い、論理の矛盾などあれは喜んで没にするからです。
 それで同じような眼で憲法の最大の問題の前文と第9条の就いて見てみました。
【前文】
  日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
「公正と信義に信頼して」に就いては石原慎太郎さんが指摘をしたように「公正と信義を信頼して」にすべきで川柳なら一発で没。
【第9条】
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 「武力による威嚇又は武力の行使は」は普通に読めば「又は」がついているので複数です。だから「永久にこれらを放棄する」にすべきです。作者(誰が作ったのか判りませんが)の意を酌めば「武力による威嚇やその行使は永久に放棄する」にすればすんなりと胸にはいるのに?
 前文と九条の「日本国民は、」は普通の日本語ではたった五字で「、」を打ちません。「日本国民は--にすべきです。
 国の交戦権は、これを認めない」も「,」と「これを」を抜いて「日本国民は国の交戦権は認めない」が日本語と思います。
 なお前文、第9条以外でも憲法全文を通じて何故か「****、これを--」のように普通の日本語では使わない文章ばかりです。
 詰まり川柳や俳句・短歌で言えば没になる文章ばかりです。
 このような片言の憲法を持っているのは日本人として恥ずかしいと思うのですが。憲法学者はどう思っているのでしょう。
 私は念のためにネットで大日本帝国憲法を見ました。
 現在の憲法と大違いなのは
・一項目に一つの事柄だけ、上記のような説明はなし
・漢文調だが正しい日本語
 まさに川柳の見本のような昔の憲法。
 これがどうしていまの片言で説明だらけの憲法になったのかについては、前にも書いた15年7月4日の読売新聞夕刊の記事で直ぐ判ります。
(当時の吉田外相の懐刀だった白州次郎の)母屋の一角に設けられた展示室に、日本国憲法制定作業の際に作られた要綱や草案が展示されている。
 白洲は46年2月、GHQから日本国憲法の原案が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。「GHQから英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と作業にあたった。その日の手記には「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レス ヒソカニ涙ス」と書き残し、後年「新憲法は米国側から『下し置かれた』もの」と述懐している。
 一晩でGHQの原案をそのまま総動員で翻訳するのですから私が例として書いたように憲法全文にわたって原案と対比すれば良いのてすが、素人のブロクでは手の出しようが有りません。
 当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名は良く知られています。
 その後首相になった吉田さんの9条に就いての説明に共産党の野坂参三さんが
「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録)と当然の発言したことも良く知られています。今の共産党の現在の憲法堅持?

 こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向への今流行語に成っている忖度です。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いています。
 その涙の日本国「憲法から仄かに匂う加齢臭」がしても手着かず放置されているのは何故でしょう。
 そんな事は嫌と言うほど知っている憲法学者はどう思っているのでしょう。
 憲法学者が合憲か意見かについて審判をしても、日本国憲法はどういるべきかと書いた本の出版の広告など一度も見た事は有りません。どうしたのでしょうね。
「米国の軍事保護国になった日本」
 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。(その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。)
 米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
 これ以降の起こる事柄の殆どに関して日本の米国への忖度の歴史です。
 それで軍備の資金の総てを復興へつぎ込め大躍進をしたと言われています。
 お蔭で日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる程大躍進を遂げました。安倍さんを引き連れた小泉さんは「世界第二の経済力」をバックにして九条の「国際紛争を解決する手段として武力を使わずに」拉致されん何人かを日本に連れ帰りました。
 ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが大きな話題に。それと米国から「Show the flag」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在が問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。戦時中の経験のある私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは明らかな戦闘行為です。好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。
「外交に経済力も使えず米国にに頼る他ない日本」
 前に書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから現実は要望書は日本へだけの一方通行。
 小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。
 そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、企業倫理を忘れた企業内不祥事の続発などなど、日本の経済力も大きく落ちました。
日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでに台頭と日本との格差の増大です。
 今となってはかっての小泉さんのように拉致された何人かを連れ帰った時のように、中国と大差のつた経済力は使えません。北朝鮮もそれを見越して日本は蚊帳の外だと軽蔑しています。
 日本に残るのは何時どう変わるかわからない(これを書いた当時の)米国ファーストのトランプさん頼み。)今も全く同じ。
「諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持」どころか拉致被害者さえも助けられない日本です。
「改めて憲法の前文を見る」
「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は良いのですが、護憲論者は拉致問題の解決の具体策を提案すべきと思うのですが。
 前文の「諸国民の公正と信義に信頼」諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの拒否権で止まってしまう。それで国連が公正と思いますか。
「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。
 安倍政権は憲法改正に熱心ですが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ぱかり。何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。
「平和ぼけの若い人たちを出した政治家、憲法学者の責任」
 これまで書いた4月30日に読売新聞の憲法に関する世論調査の結果がでました。
 憲法を改正したが良い51%(前回49%)。国民投票ではどのような改正安は没は確実。
 その中紹介された20歳男性の意見。憲法は理想だ。他国と自国を護る安全装置。戦争放棄は維持すべき。他国の戦争に巻き込まれず、敵対国の攻撃材料にもならず、友好国に不安も与えない。(文のまま)
 彼は日本が日米同盟と言う米国の武力に頼って何とか今までやって来たと言う現実を忘れています。憲法の精神から言えば、米国の武力に頼る必要は全くない筈です。
 憲法の発足時は原子爆弾投下は戦争犯罪、戦犯裁判は国際法違反だと誰でも知っていても言えない時代でしたが、今は少なくともネットや言論誌で言える時代になりました。
 今こそ憲法の基本的な考えの前文から見直し時期に来ていると思います。
 ここまで書いた当時の5月2日に読売が自衛隊が合憲か否かに就いて憲法学者の意見問うた所殆どが違憲の判断の記事が出ました。読売は自社で改憲の案を出しているのですから、違憲とすればどうしたら良いか、九条と前文の理想と現実の背理をどうすれば良いかまで訊くべきでした。
 問題は政治家、憲法学者が米国押しつけの(当然米国に有利な)憲法を半世紀以上も「憲法から仄かに匂う加齢臭」で出るまで碌に論議もせず放って置くから前述の若い人の空理空論が出てくるのです。

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立憲民主の「専守防衛」政策批判

2021-10-30 19:26:00 | 憲法

戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。

  今日ネットでは立憲民主の唱える「専守防衛」政策の問題に就いての書き込みが多く出ています。

  これについての産経新聞の社説の立憲民主の「国民を守れぬ政策は見直せ」の前半です。

 戦後日本の防衛の基本戦略として絶対視されている専守防衛について、安倍晋三首相がその危うさを率直に指摘したことを評価したい。首相は14日の衆院予算委員会で「専守防衛は純粋に防衛戦略として考えれば大変厳しい」と語った。「相手からの第一撃を事実上甘受し、国土が戦場になりかねないもの」という認識からである。歴代首相で、専守防衛の欠陥をここまで認めたのは安倍首相が初めてではないか。極めて妥当な見方だ。政府・与党はこれを機に、専守防衛の問題点を国民に対して積極的に説明すべきである。

 相手から攻撃されたとき初めて日本が防衛力を行使し、整備する防衛力は自衛のため必要最小限に限るというのが専守防衛だ。これにこだわれば、有事の際、国民や自衛隊員の犠牲をいたずらに増やしてしまう。先の大戦でとらなかった「本土決戦」にも等しい誤った戦略である。侵略される可能性はかえって高まる。外国からすれば、原則として自国の領域が自衛隊から攻撃を受けることはなく、低いリスクで日本を攻撃できるからだ。憲法のどこにも専守防衛をとるとは書いていない。国民や自衛隊員の命を守ることではなく、日本を弱くする点に重きを置くおかしな憲法解釈の弊害である。

以下省略。後は産経新聞の社説を見てください。

「私の意見」

 立憲民主は本土決戦まで考えて無くて、敵が侵攻の意欲をなくすほど武力の強化を考えているのか、あるいは思いつきでそこまでしか考えなかったのか判りません。立憲民主がその批判に気付いてそれに対する考えが明日の投票日の新聞、テレビに出れば良いのですが。

 電力確保問題でソーラーシェアリングの思いつきに興奮して、もう一つの大きな発電源である太陽光発電の項目を入れるのを忘れた枝野さん。政策立案の時、突っ込みの上手い蓮舫さんを何故活用しないのでしょう??

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「現実とかけ離れた前文を前提とした憲法の問題」

2021-04-21 10:34:04 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 私は日本が抱えている下記のような大きな解決困難な問題になる何故か全て立ち止まってしまうことを纏めてみようと思い立ちました。
・現実とかけ離れた前文を前提とした憲法の問題
・止まらない少子化と殆ど役に立たない政府の対策
・ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた日本産業が何故今のように落ちぶちぶれたか
今日は下記の問題です。
「現実とかけ離れた前文を前提とした憲法の問題」
「現実無視の憲法前文」の検索で真っ先に出てくるのは私の意見。つまりこの問題であまり意見が出ていないこと。(なおネットが取り上げた私の意見は前記の検索で出ます。)
「検索でみた他の意見」
 憲法をめぐる論議では9条とならんで前文が改憲派と護憲派の主戦場になっている。前文が憲法全体の理念や立脚点を示しているからだ。
他の人の意見は問題は前文が世界観と現実の国際情勢との乖離(かいり)をどうみるかに集約できる。護憲派は国際社会を前文の理想に近づける努力こそ必要だと主張し、改憲派は国際社会が憲法の想定した方向に発展していないのだから「脱敗戦」の視点で見直すべきだと主張している。

「これに対する私の意見」
 これが米国ならともかく今の日本の実力では不可、増して国際の秩序を平気で乱す中国に通じる訳はない。問題の一つは多くの憲法学者学者が審判のように政府のやり方を批判していること。スポーツでもそうですが審判は多くの選手の中で一人か数人でいれば済みます。
 後は運営をスムーズにするように何人にもの専門の人が要ること。今回の事で言えばルール作りを補佐する専門家が要ること。それが憲法学者の役目。しかし傍目から見るの審判ばかりの憲法学者。
「その珍しい憲法専門家の意見」
 法学者の中川剛は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」の部分について、「『平和を愛する諸国民』と『全世界の国民』は憲法前文で区別されているので、平和を愛する諸国民とそうでない国民が全世界の国民のうちに存在することが前提となっている」とした上で、「憲法前文にいう『平和を愛する諸国民』はアメリカ合衆国以外にはありえない」と主張している。ただし、GHQ草案で諸国民の元となった言葉は世界の人々(peoples of the world)である。
 つまり憲法前文は的外れと指摘しています。
「産経新聞の意見」
 日本国憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」の部分について「日本国は日本人の命を自ら守るつもりはなく、すべて諸外国に委ねるという奴隷国家宣言、あるいは日本人に戦力を持たせると危険なのでそれは禁止するが、日本人以外の諸国民はみんなまともで信頼できるという事である」と主張しており、GHQの日本人に対する偏見と蔑視、差別意識が漂う」としている。
だれの意見かわかりせんが以下の意見も見つけました。
「前文を裁判で使うことは難しい!?」
 この「前文」も憲法の一部であることに違いはありません。そこで、例えば国民が「〇〇法は憲法の前文に違反しているので、無効だ!」などと、裁判所に訴えることができるのでしょうか。そもそも裁判所に訴えを起こすときには、根拠が必要です。
とにかく訴えたい!…では、裁判は認められません。裁判所も訴えられた相手方も付きあっていられない。で、特定のルールについて、それが裁判の根拠となるくらいのルールであるか否かという性質は「裁判規範性」少し難しい言い回しですが「規範」とはルールのことを意味するので、「裁判」に使用できる程度の「規範(ルール)」であるか?…というイメージでよいでしょう。で、憲法の「前文」がどうかと言いますと…結論は難しいかな…という感じです。
上で掲載したように、前文は抽象的な原理を宣言しているもので、ここから「こういう場合には〇〇だ!」などという判決を引き出すことは困難と考えられているんです。

 それにしても占領軍から英語の原文をもとに一日で作れと言われて作った文のため片言まじりのお恥ずかしい日本国憲法。その文章の修正も出来ないのですかね。憲法学者の先生たち。
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「憲法から仄かに匂う加齢臭」川柳から見た前文と第9条(2021年版)

2021-01-05 10:46:50 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。
 毎年新年に表記の文、8月に「空気に流されて戦争に突入」の各最新版(といっても部分的な追加、修正したもの)を投稿しておりますので宜しければご一覧願います。
 私が属する川柳の句会で「憲法から仄かに匂う加齢臭」と言う句を知りました。
 確かに憲法が発効してから半世紀以上になるのに手つかずのまま。私流に言えば平和憲法の名の空気にどっぷりつかって思考停止状態。憲法から加齢臭が匂うのも当然です。
「川柳の眼でみた憲法」
 川柳は上5~8、中7、下5でなっています。
 だから大きな会になるほど句を拾って貰うために一字ごとに最新の注意を払います。
 と言うのは多くの句を選ぶ選者は「てにおは」の間違い、論理の矛盾などあれは喜んで没にするからです。
 それで同じような眼で憲法の最大の問題の前文と第9条の就いて見てみました。
【前文】
「英語の前文」We, the Japanese people, desire peace
「日本語の前文」日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
冒頭から英語ののWe, the Japanese people の文に連れられて日本国民は、とコンマを入れたもの、日本国民は--- と書けば判ったのに。
「公正と信義に信頼して」に就いては石原慎太郎さんが指摘をしたように「公正と信義を信頼して」にすべきで川柳なら一発で没。
【第9条】         
 We、the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes.
日本語の9条:「日本国民は、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては9 、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 文その儘で訳せば、我々日本国民はなのに「日本国民は、」としている。いきなりコンマを入れるのは日本語ではない。もう一つの問題は武力による威嚇又は武力の行使は複数なのに、これらでなくてこれを)放棄すると片言の日本語にしている。
 なお前文、第9条以外でも憲法全文を通じて何故か「****、これを--」のように普通の日本語では使わない文章ばかりです。
 詰まり川柳や俳句なら没になる文章ばかりです。
 このような片言の憲法を持っているのは日本人として恥ずかしいと思うのですが。憲法学者や護憲一本槍の野党の人達ははどう思っているのでしょう。文法の間違いなど直すなど簡単の筈なのに。
 私は念のためにネットで大日本帝国憲法を見ました。
 現在の憲法と大違いなのは
・一項目に一つの事柄だけ、上記のような説明はなし
・漢文調だが正しい日本語
 新憲法はまさに文法で言えば間違いだらけ、川柳で言えば殆ど没になるような憲法!
 これがどう今の片言で説明だらけの憲法になったのかについては、昔の読売新聞夕刊の記事で直ぐ判ります。
(当時の吉田外相の懐刀だった白州次郎の)母屋の一角に設けられた展示室に、日本国憲法制定作業の際に作られた要綱や草案が展示されている。
 白洲は46年2月、GHQから日本国憲法の原案が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。「GHQから英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と作業にあたった。その日の手記には「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レス ヒソカニ涙ス」と書き残し、後年「新憲法は米国側から『下し置かれた』もの」と述懐している。
 一晩でGHQの原案をそのまま総動員で翻訳するのですから私が書いたように片言の日本語になったのでしょう。
 当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名は良く知られています。
 その後首相になった吉田さんの9条に就いての国会の説明に共産党の野坂参三さんが「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録より) と当然の発言したことも良く知られています。所が今の共産党改憲反対の急先鋒。
 こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まさざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向の今流行語に成っている忖度です。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いています。しかし当時の関係者が皆涙したのに「憲法から仄かに匂う加齢臭」がしても手着かず放置されているのは何故でしょう。
 そんな事は嫌と言うほど知っている憲法学者はどう思っているのでしょう。
 憲法学者が合憲か否かついて審判をしても、片言の日本語の日本国憲法はどう直すべきかと書いた本の出版の広告など一度も見た事は有りません。どうしたのでしょうね。
「何故現実無視の前文と9条が出来たのか」
 大戦直後の世界の情勢です。世界最強の米国、それと善戦した日本。そのお蔭で世界地図が一変するほど出来た弱小の国々。日本から散々にめにに合わされた中国。日清、日露の戦いで広がった日本の領土。つまり日本人自身も米国を始めとする西欧諸国の人々も日本さえ自制すれば何とかなるかもと言う空気、今から考えれば非現実的な空気が総理に成る前から非戦論者の幣原さんが前文の考え方を提案、それに占領軍が利用したと言われています。
 現状は中国が米国に続く大国になり、日本が唯一の頼りの国連は戦勝国の拒否権の乱発。国際裁判所の判決を無視しての南シナ海の主権を主張して領土を拡張する中国。講和条約も安倍さんとの約束も無視して千島列島の返還もしないロシヤ。それにしても前文の前提が今180度変わってもそれにしがみつく護憲条論者!それでも外交的配慮から状況の変化について言わない安倍さん始め国の指導者達。
「米国の軍事保護国になった日本」
 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦中、戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときは米国にお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。一方戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。( その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。)
 米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
 この事実はトランプさんの日本は米軍の駐留経費を払えの言葉でまた明らかになっています。それだけ言われて相応の経費払っているとしか言えない日本。野党の人は日本人としての誇りはどうしたのでしょう。
 これ以降の起こる事柄の殆どに関して日本の米国への忖度の歴史です。
 日本は軍備の資金の総てを復興へつぎ込み大躍進をしたと言われています。
 お蔭で日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる程大躍進を遂げました。
 安倍さんを引き連れた小泉さんは「世界第二の経済力」をバックにして九条の「国際紛争を解決する手段として武力を使わずに」拉致されん何人かを日本に連れ帰りました。
 ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが当時の大きな話題に。それと米国から「Show the flag 」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達へ給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在が問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。戦時中の経験のある私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは明らかな戦闘行為です。ただ好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。当時派遣された自衛隊の記録の中に「戦闘」の文字を見て大喜びで政府を責める野党。野党はその前に何故日本が憲法違反を侵してまで自衛隊を派遣しなければならなかつたのか。野党はその理由は現実離れをした前文に基づく9条の問題点まで議論を広めれば良かったのに。憲法死守の野党は1ミリも憲法の問題点に触れようとしません。与党は護って貰っている米国への配慮で憲法の不備は触れられませんが、国会で憲法反対を称えた共産党の野坂参三さんのような根性のある人それも野党なら憲法の不備など何でも言えると思うのですが。
「外交に経済力も使えず米国にに頼る他ない日本」
 前に書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから現実は要望書は日本へだけへの一方通行。
 小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。
 そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた一時期の数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、最近でも中国の1千人計画に日本の優秀な頭脳の参加。コストとしか見られない非正規社員の増大、当然のように企業への忠誠心による自主管理活動はトヨタ以外の多くの企業では沈滞?!貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、日本の経済力も大きく落ちました。
日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでの台頭と日本との格差の増大です。
 今となってはかっての小泉さんが拉致された何人かを連れ帰った時のように、中国と大差のついた経済力は使えません。北朝鮮もそれを見越して日本は蚊帳の外だと軽蔑しています。
 日本に残るのは以前は何時どう変わるかわからない米国ファーストのトランプさん頼み。「諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持」どころか拉致被害者さえもトランプさん頼みの日本。これからはバイデンさん頼み。
「改めて憲法の前文を見る」
「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は良いのですが、護憲論者は拉致問題の解決の具体策を提案すべきと思うのですが。
 前文の「諸国民の公正と信義に信頼」と有りますが、諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの戦勝国の拒否権で止まってしまう。それで国連が公正と思いますか。
「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。
 安倍政権は憲法改正に熱心でしたが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ぱかり。何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。私の若いころから問題視してきた少子化の問題など難しい問題になると固まってしまう日本。
「平和ぼけの若い人たちを出した政治家、憲法学者の責任」
 2018年の4月30日に読売新聞の憲法に関する世論調査の結果がでました。
 当時の憲法を改正したが良い51%(前回49%)。国民投票ではどのような改案は没は確実。
 その中紹介された20歳男性の意見。
「憲法は理想だ。他国と自国を護る安全装置。戦争放棄は維持すべき。他国の戦争に巻き込まれず、敵対国の攻撃材料にもならず、友好国に不安も与えない。」(文のまま)
 彼は日本が日米同盟と言う米国の武力に頼って何とか今までやって来たと言う現実を忘れています。イラク紛争のときの自衛隊派遣は戦争行為だということ。憲法の精神から言えば、米国の武力に頼る必要は全くないし、自衛隊の派遣も拒否するべきです。
 憲法の発足時は原子爆弾投下は戦争犯罪、戦犯裁判は国際法違反だと誰でも知っていても言えない時代でしたが、今は少なくともネットや言論誌で言える時代になりました。
しかし原子爆弾廃止の批准も唯一の被爆国でも出来ない日本。その理由を与野党とも知って何も言えない日本。今こそ憲法の基本的な考えの前文から見直し時期に来ていると思います。
 2018年の5月2日に読売が自衛隊のイラク派遣が合憲か否かに就いて憲法学者の意見問うた所殆どが違憲の判断の記事が出ていました。私も前に書いたように違憲だと思います。読売は自社で改憲の案を出しているのですから、違憲とすればどうしたら良いか、九条と前文の理想と現実の背理をどうすれば良いかまで突っ込んで訊けばよかったのに。それにしても何かに付けて違憲の審判をするのにそれではどうすれば良いかは言わない憲法学者。憲法学者なら政治家と違って何でも言える筈なのに。
 問題は政治家、憲法学者が米国押しつけの(当然米国に有利な)憲法を半世紀以上も「憲法から仄かに匂う加齢臭」で出るまで碌に論議もせず放って置くから前述の若い人の空理空論が出てくるのです。
 そして私がブログを始めた2006年から何度でも書く少子化問題のように、憲法改正でも固まってしまう日本。私は少子化も憲法問題もこのまま放置していたら日本はどうなるかと心配しているのですが。

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「憲法から仄かに匂う加齢臭」川柳から見た前文と第9条

2020-05-21 14:24:23 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう
 4月3日の憲法記念日にちなんで投稿の予定でしたが、ネット・カフェに行って見ると営業自粛の張り紙!そそれで投稿が大幅に遅れてしまいました。以下は投稿の原稿です。 私が属する川柳の句会で「憲法から仄かに匂う加齢臭」と言う句を知りました。
 確かに憲法が発効してから半世紀以上になるのに手つかずのまま。私流に言えば平和憲法の名の空気にどっぷりつかって思考停止状態。川柳の言う加齢臭が匂うのも当然です。
「川柳の眼でみた憲法」
 川柳は上5~8、中7、下5でなっています。
 だから大きな会になるほど句を拾って貰うために一字ごとに最新の注意を払います。
 多くの句を選ぶ人達は「てにおは」の間違い、論理の矛盾などあれは喜んで没にするからです。
 それで同じような眼で憲法の最大の問題の前文と第9条の就いて見てみました。
【前文】
 日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
「公正と信義に信頼して」に就いては石原慎太郎さんが指摘をしたように「公正と信義を信頼して」にすべきで川柳なら一発で没。
「英語の前文」We, the Japanese people, desire peace 「我々日本人は--」なら正確に日本語。それを「日本国民は、」となぜか「,」を入れて片言にしてしている。
【第9条】         
 the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international
disputes.
 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 何故か判らないが「日本国民は、」として片言の日本語にしている。「日本国民は-」だけで良いのに。武力による威嚇又は武力の行使は複数なのに、永久にこれを放棄すると片言の日本語にしている。「放棄する」けで良いのに。
 「国の交戦権は、これを認めない」も「,」と「これを」を抜いて「日本国民は国の交戦権は認めない」が日本語と思います。
 なお前文、第9条以外でも憲法全文を通じて何故か「****、これを--」のように普通の日本語では使わない文章ばかりです。
 詰まり川柳や俳句なら没になる文章ばかりです。
 このような片言の憲法を持っているのは日本人として恥ずかしいと思うのですが。憲法学者はどう思っているのでしょう。
 私は念のためにネットで大日本帝国憲法を見ました。
 現在の憲法と大違いなのは
・一項目に一つの事柄だけ、上記のような説明はなし
・漢文調だが正しい日本語
 まさに川柳の見本のような昔の憲法。
 これがどうしていまの片言で説明だらけの憲法になったのかについては、前にも書いた15年7月4日の読売新聞夕刊の記事で直ぐ判ります。
(当時の吉田外相の懐刀だった白州次郎の)母屋の一角に設けられた展示室に、日本国憲法制定作業の際に作られた要綱や草案が展示されている。
 白洲は46年2月、GHQから日本国憲法の原案が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。「GHQから英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と作業にあたった。その日の手記には「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レス ヒソカニ涙ス」と書き残し、後年「新憲法は米国側から『下し置かれた』もの」と述懐している。
 一晩でGHQの原案をそのまま総動員で翻訳するのですから私が書いたように片言の日本語になったのでしょう。
 当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名は良く知られています。
 その後首相になった吉田さんの9条に就いての説明に共産党の野坂参三さんが「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録)と当然の発言したことも良く知られています。所が今の共産党改憲反対の急先鋒。
 こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向への今流行語に成っている忖度です。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いています。
 その涙の日本国「憲法から仄かに匂う加齢臭」がしても手着かず放置されているのは何故でしょう。
 そんな事は嫌と言うほど知っている憲法学者はどう思っているのでしょう。
 憲法学者が合憲か意見かについて審判をしても、片言の日本語の日本国憲法はどういるべきかと書いた本の出版の広告など一度も見た事は有りません。どうしたのでしょうね。
「何故現実無視の前文と9条が出来たのか」
 大戦直後の世界の情勢です。世界最強の米国、それと善戦した日本。そのお蔭で世界地図が一変するほど出来た弱小の国々。日本から散々にめにに合わされた中国。日清、日露の戦いで広がった日本の領土。つまり日本人自身も米国を始めとする西欧諸国の人々も日本さえ自制すれば何とかなるかもと言う空気、今から考えれば非現実的な空気が総理に成る前から非戦論者の幣原さんが前文の考え方を提案、それに占領軍が利用したと言われています。
 現状は中国が米国に続く大国になり、日本が唯一の頼りの国連は戦勝国の拒否権の乱発。国際裁判所の判決を無視しての南シナ海の主権を主張して領土を拡張する中国。講和条約も安倍さんとの約束も無視して千島列島の返還もしないロシヤ。それにしても前文の前提が180度変わってもそれにしがみつく護憲条論者!改憲論の外交的配慮から状況の変化について言わない安倍さん。
「米国の軍事保護国になった日本」
 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦中、戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。( その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。)
 米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
 これ以降の起こる事柄の殆どに関して日本の米国への忖度の歴史です。
 日本は軍備の資金の総てを復興へつぎ込め大躍進をしたと言われています。
 お蔭で日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる程大躍進を遂げました。
 安倍さんを引き連れた小泉さんは「世界第二の経済力」をバックにして九条の「国際紛争を解決する手段として武力を使わずに」拉致されん何人かを日本に連れ帰りました。
 ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが大きな話題に。それと米国から「Show the flag 」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達へ給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在が問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。戦時中の経験のある私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは国明らかな戦闘行為です。好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。
「外交に経済力も使えず米国にに頼る他ない日本」
 前に書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから現実は要望書は日本へだけの一方通行。
 小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。
 そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、日本の経済力も大きく落ちました。
日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでの台頭と日本との格差の増大です。
 今となってはかっての小泉さんが拉致された何人かを連れ帰った時のように、中国と大差のついた経済力は使えません。北朝鮮もそれを見越して日本は蚊帳の外だと軽蔑しています。
 日本に残るのは何時どう変わるかわからない米国ファーストのトランプさん頼み。
「諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持」どころか拉致被害者さえも助けられない日本です。
「改めて憲法の前文を見る」
「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は良いのですが、護憲論者は拉致問題の解決の具体策を提案すべきと思うのですが。
 前文の「諸国民の公正と信義に信頼」諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの拒否権で止まってしまう。それで国連が公正と思いますか。
「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。
 安倍政権は憲法改正に熱心ですが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ぱかり。何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。「平和ぼけの若い人たちを出した政治家、憲法学者の責任」
 2018年の4月30日に読売新聞の憲法に関する世論調査の結果がでました。
 憲法を改正したが良い51%(前回49%)。国民投票ではどのような改正安は没は確実。
 その中紹介された20歳男性の意見。
「憲法は理想だ。他国と自国を護る安全装置。戦争放棄は維持すべき。他国の戦争に巻き込まれず、敵対国の攻撃材料にもならず、友好国に不安も与えない。」(文のまま)
 彼は日本が日米同盟と言う米国の武力に頼って何とか今までやって来たと言う現実を忘れています。イラク紛争のときの自衛隊派遣は戦争行為だということ。憲法の精神から言えば、米国の武力に頼る必要は全くないし、自衛隊の派遣も拒否するべきです。
 憲法の発足時は原子爆弾投下は戦争犯罪、戦犯裁判は国際法違反だと誰でも知っていても言えない時代でしたが、今は少なくともネットや言論誌で言える時代になりました。
 今こそ憲法の基本的な考えの前文から見直し時期に来ていると思います。
 2018年の5月2日に読売が自衛隊が合憲か否かに就いて憲法学者の意見問うた所殆どが違憲の判断の記事が出ました。読売は自社で改憲の案を出しているのですから、違憲とすればどうしたら良いか、九条と前文の理想と現実の背理をどうすれば良いかまで訊くべきでした。
 問題は政治家、憲法学者が米国押しつけの(当然米国に有利な)憲法を半世紀以上も「憲法から仄かに匂う加齢臭」で出るまで碌に論議もせず放って置くから前述の若い人の空理空論が出てくるのです。

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百田尚樹さんの「カエルの楽園」について

2019-12-06 11:59:46 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 私は読書会の本の読後感を書いて居ますがその概要です。
「カエルの楽園の読後感」
 アマガエルのソクラテスと友達のロベルトはウシガエルのために荒廃した彼らの国を捨て、平和な国ツチガエルのナバージュの王国で定住する。同国の人達には「カエルを信じろ、カエルと争うな、争うために力を持つな」と言う「三戒」があるから平和を保っているのだと説明。祭りで「俺たちは悪かった」と「謝りソング」を歌うカエル達。
 ここまで読むとナバージュは日本であり、「三戒」は総ての国が善良、正義を愛するとの前提の憲法前文に基づく九条だと気付く。
 この後ソクラテスは「三戒は自分が作った」と言うスティームボートと言う鷲(米国)に逢う。ナバージュを支配し護ってきたと言う鷲の引退を見越して攻勢を開始するウシガエルの国。そんな時にナバージュが頼りの鷲が飛び去る。それに慌てて今更のように三戒問題で揺れるナパージュの元老会議。そして同国の滅亡。
 詰まり作者のひゃまた百田さんは難しい九条の問題点を取り上げているのだ。私は百田さんと同じに、現実離れした前文とそれに基づく9条に違和感を持っているが、それを童話仕立てで批判するとは!読んで考えさせられることばかり。(以下省略)

{九条を護れる世界来て欲しい}
{九条も核の傘下に居て無難}

 所が同じ本を読んで全く違う意見をを持つ人もいます。(括弧内は私が見た現実です。
 著者は平和憲法を守っているだけで、いずれ、侵略者に食われてしまうことを暗示する。韓国が竹島を中国が尖閣諸島を狙っていることを。アメリカの庇護が弱ってくるので、軍事力を持った自主憲法を作りたいと言っている。
 しかし、著者の落とし穴がある。現代では紛争を抑える国連(大戦の戦勝国は拒否権がある)があるし、マスコミという世間の目がある。(マスコミや世界の批判を無視する国はアメリカファーストの米国、国際法無視の中国、どさくさ紛れでクリミヤ半島わ我が物にしたロシヤ、世界の批判を無視して核開発の北朝鮮などなど)このことをカエルの世界では言ってない。さらに、ウシガエルが平和な国ナパージュを占領した理由を述べていない。インドのガンジーによる無抵抗の独立運動も述べていない。ただただ、憲法改正だけを唱えていても説得力はない。日本国憲法は世界に例のない平和憲法である。世界遺産にしたいほどである。いち早く世界遺産にするには、まずノーベル平和賞というレッテルを貼ってもらう必要がある。

 現実は9条のため日米同盟という事実上の米国の保護国となった日本。そのため「アメリカ・ファースト」のトランプさんに振り回される安倍さん。核拡散防止条約も米国の核に頼るために批准も出来ない被爆国の日本。
 私が集めた9条関連の川柳を書いたので9条賛成の句9句。反対または疑問の句も9条 9条に疑問に持つ私が選んだので恐らく9条賛成の句は倍にの20句に近いので、前記の感想を書いた人は間違いなく多数派の人。
 戦争放棄の理想論に基づく9条に人気が集まるの当然ですがその人気に煽られて居ては間違いを起こす事も多く有るのが現実です。
 だからいつも若い方達への申し送りとして「どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。」と書いているのですが。

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日本国憲法の解説を読む

2019-09-09 09:44:57 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 先日街へ出たついでに大きな本屋により日本国憲法の解説書を読み、既に投稿済みの「護憲論の憲法学者への質問」に就いての回答を探しました。括弧内が私の疑問に関しての解説です。
【前文】
  日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の「公正と信義」に信頼して、これらの安全と生存を保持しようと決意した。
【第9条】
 日本国民は、「正義」と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
[前文と9条の関係]
・普通の文章の読み方ですと前文の前提や考え方があって第9条があると思うのですが、前文と9条はと全く独立したものですか?
(前文との考えで第9条が出来たと説明したのは一冊だけ、版を重ねた解説書だけは前文、9条の解釈には多くの説があると説明。他の本は前文さえも触れないまま。)
・関係があるとすれば、同じ敗戦国のドイツとは違って日本の周辺国で日本では中国領と認めている台湾以外に公正と信義を信頼できる国は何処にありますか?(記述無し。)
・諸国民の公正と有りますが、平和日本の唯一の頼りの国連では全体的な決議に対する拒否権常連の米国、ロシヤー、中国。それが公正と言えますか?(記述無し。)
・安全と生存を保持とありますが、現実に北朝鮮の日本人拉致は正に安全と生存を侵されていますが、憲法学者の人たちはどうすれば良いと思いますか?(記述無し。)
「9条で言う正義の定義」
 9条に正義と秩序を基調とする平和と有りますか、日本、中国、ロシヤにはそれぞれの正義があり核開発を進める北朝鮮にもそれなりの正義があります。広辞苑によればその他にも多くの解釈があり、民主主義、マルクス主義でも違う定義があると書いています。日本は日本なりの正義の定義で大戦に突入しました。その意味でも正義の言葉を使うのなら先ず正義の定義をしておくべきと思いますが?某国が自国の信じる正義のため日本を攻めて来ても交戦権を放棄して直ぐに手を挙げて降参しますか?(総ての本は記述無し。)
「世界が平和が前提の9条」
ネットでは前文と9条と合わせて読み解いて世界が平和だから日本も軍備も要らないと皮肉まじりに言う人もいます。然し実情は違います。不可侵条約を破った国もいます。平和条約を結んでも何らかの自国勝手の理由をつけて領土を拡大しようとする国もあります。スイスのように永世中立国を宣言する国もありますが、周辺国が普通の平和を愛する国に囲まれているスイスだから出来ることです。日本が囲まれている実情に対して憲法学者はどう思いますか?(版を重ねた解説書だけは前文、9条の解釈には多くの説があると説明。それ以外は記述なし)
日本国憲法批准の国会で共産党の野坂参三さんがこれでは国を守れないとの演説、同じ趣旨で、総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。今、日本は米国と片務的な日米同盟を結んで居ます。私のような戦前・戦中派から見れば、日本は米国の軍事保護国です。だから日本は米国の言うとうりにするしかありません。しかも大きな問題はもし米国が日本のため血を流して戦うのに、日本は憲法のために傍観出来るでしょうか。そんな馬鹿なことを米国がするでしょうか。(記述なし)
「現実無視の憲法」
いずれにしても、最近の北朝鮮の暴発、米国のトランブさんの発言のふれ、国際裁判所の判決を無視しての南シナ海の支配する中国、どさくさに紛れてのリミア半島支配、不可侵条約を無視しての千島列島支配をするロシヤ、それに振りこれに回される安倍内閣を見るほど、憲法の理想と現実の大きな落差。どう考えても前文、9条に無理が有る様な気がしてならないのですが。(版を重ねた解説書だけは前文、9条の解釈には多くの説があると説明。その他の本は触れないまま。)本屋で見た多くの日本国憲法に就いて他人事のような解説ぱかり。
 これらの本を見ている内に昔夜間大学の哲学の講義で余りにも孔子曰く、カント曰くばかり言う講師に貴方自身はどう思うかの訊きたい衝動に駆られたことを思い出しました。日本国憲法に就いて他人事のような解説をする人。日米同盟、自衛隊の強化など多くの違憲状態と言われても仕方がない歪んだ状態に就いて、日本国民としてどうあるべきか護憲、改憲を問わず「自分の意見として」憲法の解説書に書くべきと思うのですが。
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