普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

在日北朝鮮人への希望とミサイル発射(橋下さんの発言)

2009-04-09 10:56:38 | 国際社会

  ネット上で産経新聞の「北朝鮮籍の人は国の体制批判を」ミサイルで橋下知事の報道を見つけました。
  内容はタイトル記載のものと「ミサイ発射」に関する橋本さんの意見ですが、短文ですので全文を引用します。

[北朝鮮籍の人は国の体制批判を]
 北朝鮮が5日に長距離弾道ミサイルを発射したことを受けて、大阪府の橋下徹知事は6日、「大阪にも多くの北朝鮮籍の人が住んでいる。言論の自由が保障されている日本に住む北朝鮮籍の人は、北朝鮮の今の体制について厳しく批判しないといけない。国民に変える気概がなければ、国は変わらない」と述べた。
 橋下さんの言うのは正論です。
  北朝鮮籍の人達は日本人以上に自国内の情報を持っています。
  そして北朝鮮と日本の良い所と悪い所も良く知っています。
  だから彼らの意見は北朝鮮政府に取って貴重な情報だと思います。
  そして財政の苦しい国に取って日本からの送金は大きな資金源であり、北朝鮮籍の人達の意見は無視できないことだと思います。
 そして彼ら達の意見が北朝鮮に反映されることは同国に取っても日本に取って良い事です。
  然し私が改めて言うまでもなく、彼らが北朝鮮政府に対して批判的な発言をすれば、北朝鮮に住む家族達がどう扱われるか判らないそうです。
  然も朝鮮の人達は日本人以上に家族や親戚を大切にするそうです。
  だから橋下さんの言う事は正論ですが、在日北朝鮮の人達に取って実行不可能なことになるのでしょう。
  然し、彼らの殆どは多分日本に永住するのでしょう。
  そして北朝鮮の態度が変わらない限り、同国と日本の関係がますます悪化するかも知れません。
 その時、在日の北朝鮮籍の人達は今まで以上に、苦しい決断をするときが来るかも知れないことを覚悟しておく必要があるかも知れません。

[ミサイル発射と平和ボケした日本?] 
 (橋下さんは)ミサイルの発射については、「正当化することはできない」という姿勢をあらためて示す一方、「事前通告がなければ、時間がなく何もできずじまいで終わってしまう。態勢を組んでいる間に、国内に着弾ということにもなりかねない」と危惧した。さらに、「日本は平和ボケ、安全ボケしていたのかもしれない」と危機感を表明。「日本にとっていい経験になった。訓練とは全然違う。安全保障を一から考え直さないといけない」と強調した。
  北朝鮮のミサイルの発射に対する橋下さんの意見には「皆が平和ボケしているのでなく、一部の日本人だと言うこと」以外はが大賛成です。
  ミサイル発射の可能性が発表されてからの、政府の対応、落下物迎撃が発表されてからやおら地上配備型迎撃ミサイル(PAC3)の部隊全国5カ所へのPAC3の展開とイージス艦の配置。
  情報面では全ての情報は米国頼り、国内の発射の誤報問題。
  もし実戦となれば、北朝鮮はどの地点をターゲットにするのか、そして戦争の場合は宣戦布告など抜きでミサイルがいきなり飛んで来る可能性が非常に高いこと。
  などなど問題だらけで、日本の防衛体制が如何に脆弱であるかを今回のことで明らかに成りました。
 専守防衛が日本の国是ですが、それが如何に難しいか、そしてミサイル問題だけを取り上げても、如何に多くの迎撃設備と金を要するかが判ります。
  唯一の実際的な抑止力は、日本のある箇所にミサイルが着弾して多数の人命を失い、甚大な設備の被害を受けた後の、日米同盟による米国の北朝鮮現地の報復攻撃の怖さを北朝鮮が知ることだけのようです。
  私がこんなことを今更書かなくても、憲法と国防の話は政界、マスコミやネット上で何度も何度も議論が交わされてきました。
  それに対して平和主義者や護憲論者は日本は武力でなく外交に頼れと言います。
 武力を使えない外交には全国民一致の支援が不可欠だと思います。
  彼らの主張は確かに理想論ですが、今回も誤報問題で大喜びの発言や報道をして、北朝鮮を喜ばせたり、北朝鮮の非難決議で共産・社民が反対に廻るなど、日本の外交の足を引っ張っています
  そして国防問題に関しては、事態は一向に変わらずに繰り返し繰り返しの議論に終わっているのが現状です。
  北朝鮮のように「強力な武力を持つ米国」を相手とする外交上の約束さえ屁とも思わぬ国、一党独裁の閉鎖的な国を相手にどうすれば良いのか、今回の発射問題を期にもう少し議論が進展することを期待したいのですが、 橋下さんはの言う様に「平和ボケ、安全ボケしている今の日本?」ではどうなるのでしょうか。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログランキングへ

政治ブログへ