旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

メモ

2010年03月04日 21時24分01秒 | Weblog
残された就業期間があとひと月を切っていたならば、悔いを残さないようにするためにがむしゃらに仕事に取り組んでいたことだろう。ところが、あと1年間、任用が延長されたので、急転直下、向こう一年間の就業計画に修正を加えてみるだけの余裕ができた。

社会人になってからというもの経済生活に無頓着のまま走ってきたことが災いして、いまだに仕事に振り回されている。沢木耕太郎の「深夜特急」を久しぶりに手に取った。私には到底無理だが、ああいう爽やかな淡々とした生き方も悪くはないと思った。

読み始めたというよりも読み始めざるを得なかった心理学が、3面記事、あるいは週刊誌なみにおもしろいことに気づいた。カール・ロジャーズの英文著作を中心に読み進んでいる。ロジャーズを読むことはキャリアコンサルタントの資格取得のために、少なくとも邪魔にはならない。むしろ有益だ。

たまたま、岡村達也著「カウンセリングの条件 副題 クライアント中心療法の立場から」を読んでいたら何とも懐かしい、フォークル、北山修の名を目にした。そういえ彼は精神科医だった。

ハローワークにはさまざまな個性が職を求めて来所する。身心ともに健康な人ばかりが来所するわけではない。精神や肉体が健常者であるとは認め難い方も来所する。私の想像力を超えた個性を理解しようとすれば臨床心理学が有効であると認めざるを得ない。