お盆

夕刻に大きくて鮮やかな虹の橋が北の空に出現した。あかね雲が背景だった。日が落ちると消えてなくなった。夢を見ているようだった。

昨日から「越境者　松田優作」を読んでいる。著者は、彼と同い年の先妻松田美智子だ。日本に帰化するまでの屈折感が胸に迫る。わたしと同い年でもある。39歳で亡くなった。嫌いな俳優ではない。「ブラック・レイン」での気魄迫る演技は見事であった。

原爆の慰霊祭を終えて街はすっかりお盆色だ。ビジネスマンの緊張感は緩み始め、商店街は活気づく。今年のお盆は、来週の月曜日から5日間の休暇届けを出しておこう。9日間の連続連休になる。「日本の名著」に挑んでみる予定だ。