昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

春を探しに春採湖へ

2009-04-21 17:48:57 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 先日釧路にお住まいの方のブログに載っていた春採湖のエゾエンゴサクの色鮮やかさに惹かれて、今年二度目の春採湖へ足を延ばして見ました。
 実は、一度目は春彼岸でお寺参りの帰りに、もしや水鳥でも見られないかと思って寄って見たのですが、その時の湖面には湖面一面にシャーベット状の氷に覆われていただけでした。
 幸いに今日は春日の下での湖面はきらきらと輝いていましたが、鴨などの姿は無く、またいつもは真鯉に緋鯉たちが入り混じって賑やかに出迎える筈の鯉たちも只の一匹も姿を見せて呉れません。
 最高気温が13度にもなるとのことだけに、少し歩いただけで汗ばむほどの暖かさで、犬を連れた老夫婦や若いカップルに混じって男女の子どもたちと、遊歩道を行き交う人は途切れもことも無いほどで、中には半袖にタンパン姿でジョキングする威勢の良い人も見られた。
 時おり湖面を渡って吹く風はやや強いものの、川風と違って汗ばんだ身体には、むしろ心地良かった。
 湖の周りの草地は相かわらず枯れ草が広がっていたが、その所々にフキノトウ群生が、また山の斜面にはコバイケイソウも見られた。
 それに今日目的のエゾエンゴサクの花は、わざわざ探すことも無く歩くほどに数多く眼に付いたし、それらに混じってキバナノアマナも咲いていた。
 たっぷりと1時間ちょっと歩いて車の戻ったところで、駐車場脇の小さな池に親子が、お互い捕虫網のようなものを手にして何かを掬っていたので、近づいて見るとオタマジャクシを捕っていたのでした。
 さっそく承諾を得てカメラに収めて来ました。春探しの徘徊を春採湖まで足を延ばした甲斐があって、天気にも花にも恵まれ、さらにオタマジャクシにまで出合えて本当にラッキーでした。心から満足したしだいです。
 
 春陽に輝く春採湖の湖面

 コバイケソウ

 エゾエンゴサクの群生

 キバナノアマナ

 白い花がたった一輪混じって咲いていたので撮ってきたが・・・名前?

 これこそが春の証しだ!