昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

早春の河畔公園を歩く

2009-04-14 18:12:06 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 新釧路川の河畔運動公園は、言わば私のホームグランド的な場所で、体調に合わせたぶらぶら歩きには最適です。
 私が日頃ウォーキングに良く利用するコースは、河畔公園の他に自転車道路・柳町公園など色々とありますが、その中でも河畔が一番多いでしょう。年間を通しておそらく半分以上にもなる筈です。
 このところずうっと一定で無かった天気でしたが、今日は珍しく朝から快晴、ただ難点は風が少し強いことです。
 せっかく晴れているのに、風があるからと諦めていたら、川風・海風が特有の市内での外歩きは無理だろうと、買物に出る老妻を乗せて家を出ました。
 風が若し我慢できなかったら、戻って老妻の買物を手伝いば良いだろうと、取りあえず河畔に向かうことにしたのです。
 
 確かに海からの南風は多少強かったですが、陽の暖かさはそれにも増して充分に上回っていた。それにその風は向かえ風で一寸辛いが、帰りの疲れた頃には送り風にとなって背を押して呉れるだろうから、むしろ喜ばしいことなのだと、さっそくぶらぶら歩きを始めたのです。
 目の前に広がる土手や河原には枯れ草ばかりですが、釣り人の数はかなり多くなり、中には胴長靴を履いて流れの中で釣っている人も居た。
 幾ら胴長の下にはズボンなど着けているだろうが、まだまだ冷たいだろうに、とてもじゃないが年寄りには真似は出来ない。
 釣り人の辛抱強さに感心してしばらく見ていましたが、餌でも取られっ放しなのか、何度も竿を上げ下げしているだけで、釣った気配はまったく見られなかったのです。
 痺れを切らして車に戻るために歩き始めて間もなくして、甲高い鳥の鳴き声を耳にして空を見上げると、雲雀が舞い上がる途中でした。
 今年初めて眼にする雲雀だったのです。大急ぎでカメラを取り出そうとしたのですが、手袋を脱ぐのに時間が掛かってしまい、カメラを空に向けた時にはもう既に小さくなりつつあった。
 素早く何度かシャッターを押したのですが、かろうじて鳥影が写っていたのは、下の写真のたった1枚だけでした。
 
 雲雀もそうですが、鴎や鴨の行動からも、川岸に立つ釣り人の多さからも春がいよいよ近いのを実感して来たのです。
 
 釣り人の数が増えてきた

 冷たくないのか・・・川の中での釣り

 川岸で一休みするゴメたち

 旅の途中か・・・羽休めする鴨

 如何にか撮れていた今年初めて揚げ雲雀