昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

町内会の新年宴会

2007-01-11 18:30:28 | 日々の雑記
 昨夕六時から、近くの地区会館で恒例の新年宴会があって出席した。零細の地元水産会社に長年勤めて来た身だから、地元町内会には全く縁が無くて、これまでその打ち合わせや催し物などには一切出た事は無かった。

 ところが引退後に始めたウォーキングで知り合った同年輩の老夫婦に誘われて、一度試しに参加したのが切っ掛けで今年が四回目となった。

 今年出席して先ず目を瞠たことは、世話人の顔ぶれの大半が一新されていたことである。見るからに若返ったと思われる人たちが、見違えるようにキビキビと立ち働いていた。思うに、最初に参加した時はこうではなかった筈で、世話人のあらかたは私よりもはるかに年上で、その事の運びの悠長さに半ば呆れ辟易したものである。
 先ず余興のビンゴゲームなのだが、番号の読み違いザラで、なかなか次に進まないばかりか、酷いことには幾つも先に読まれた番号が遡って訂正されることが少なくなかったのだ。またその他のゲームも年々改良されてすっきりしつつあるのは、年毎に若返って来た証しなのだろうが、やはり年に一度の催しだけに面食らう点もあって、何度と無く失敗を繰り返してはそのたびに平身低頭を重ねていた。
もとより損得で引き受けて居るわけでもないから、それに町内会の催しだから、多 少の行き違いや間違いがあったとしても、目くじらを立てて文句を云う輩も居ないのだが、役員さんたちはそんな素振りを見せずに、皆一様に会員に気を遣って一生懸命だった。
 これでは「町内会役員も大変な仕事だ・・・」と、そして私にはとうてい出来そうも無いとつくづく思う一こまもあった。

 予定の時刻を大幅に超えながらも、ビンゴゲームや班別対抗のミニパークゴルフそしてお決まりのカラオケへと進み、そして毎年恒例の、全員合唱での「青い山脈=藤山一朗」が終った。約三時間半の長丁場だったが、飲食にお喋りにと時も忘れて楽しく過ごして帰宅した。手には賞品などをイッパイぶら下げて・・・!

班別多幸のパークの模様、個人のプライバシー予防のためボカシを入れた。



新釧路川の白鳥

2007-01-09 18:16:26 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 新年早々七草と成人の日に襲った時ならぬ爆弾低気圧は、幸いにもこの地域には余り被害も残さなかった。そして祝日の成人の日が済んで今日には、松飾りなどを取り外した後でのお正月気分は完全に払拭されて、極く自然に日頃の生活に立ち戻った。

 老人夫婦の処なんかには、お正月だからと云ってわざわざ訪れて来る人なんかは、どうせ余り居ないだろうからと、とにかくテレビ三昧と寝正月を決め込んで、食品だけはタップリ買いこんでいた。しかし年末から碌な買物をしていないから、さすがに今日あたりになると冷蔵庫はガラガラ状態で、何だか酷く侘しくて滅入った気分にさせられた。
 早速く今年初めての本格的買出しに出掛けようと、今朝早くから老妻とも相談して昼前早くに出掛けることにした。と云っても雪道の運転には余り自信の持てない老人のこと、大袈裟に「今年初の買い出し」と云っても目と鼻の先にある、日頃行き付けの量販店に向かうだけである。

 暇を持て余すほどの老夫婦の買物だから、店内ではいつものように品選びにタップリと時間を掛ける。ただ今日は何度か食品のケースを巡り歩いたが、目指す物が見当たらなかった。止む無く次の店、川向こうのスーパーにまで足を伸ばすことにした。ところがその橋の途中で老妻が、川面に浮く白鳥らしきものを見つけた。
 まさか爆弾低気圧の真っ最中に飛来はしないだろうと半信半疑だったが、とにかく確かめようと老妻を店先で下してから、夏の間歩いていた河畔公園の遊歩道から見たところ、それは間違いなく白鳥の群れだった。暫らく留まって居たようで、近所の人が餌を与えているように見受けられた。
 買物帰りに再び立って、車中から見つけた老妻にも見せてやったの事は云うまでも無い。 
 
 カメラに収めようと土手を下りかけたが、雨混じり雪が積もっている上に、普通の短い靴では足元が悪くて近付く事が出来なかった。

向こう岸や流れの中央のも合わせると全体で30数羽・・・

幼鳥も親の間で一塊に・・・

同じく白鳥



七草粥

2007-01-07 17:43:50 | 日々の雑記
 関東東北と日本列島を一気に駆け上って来た、時ならぬ台風並みの強風の物凄さで余り眠れなかったが、それも夜が白む頃になって落ち着き、それまで絶えず家を揺るがすように吹き付けていた突風が間遠になってから、漸くいつものように熟睡することができた。
 だから老妻が何時起きたのか全く知らずに寝入っていたのだが、台所からの物音を夢の中での出来事として聞いていた。
 初めこそ朧にしか聴こえなかったその物音は、覚醒が進むにつれてトントントンと次第にはっきりとして、それは老妻が俎板を叩く音、七草の「俎板叩き」であると直ぐに判った。

 我が家の七草粥には餅を入れるのが、結婚以来の慣わしであった。それは私に始ったことで無く、私の子どもの頃からの仕来りだったから親代々続けられて来たものである。恐らく父も母も私同様無類の餅好きだったからで、それに私が似たのだろうと思われる。

 例年通り今年の正月最後のお神酒を戴き、餅入りの七草粥も食して我が家の正月は終わった。そしてこれも又例年通りに玄関などの「正月飾り」と「鏡餅」などを取り下げて、それら飾りを更に可燃物と不燃物に分別して保管、後はドンド焼を待つばかりとなった。かくして我が家の平成19年度のお正月は無事に終わった。

雑煮にとられた差歯

2007-01-05 18:16:48 | 日々の雑記
 雑煮を喉に詰まらせて救急病院へ運ばれる事故は結構多いと知られているのだが、お多分に漏れず今年も元旦早々に救急病院に担ぎ込まれ、死亡された方から意識不明の重態の方も結構居たらしい。
 その方々の殆どが老人と聞くと、米の飯と餅類が大好物で、更にそれ相当の年寄りであるから、「己ばかりはそんなヘマ・・・」はと思いつつも、唾液の減少と咀嚼力の減退からとかく心配で、雑煮を食べる時ばかりか納豆餅・黄粉餅の何れの時にも、食卓に冷たい水を用意するのが近頃の習慣となっている。

 ところが元旦のこと雑煮を前にして、餅を食べる時にはとにかく良く噛むことが肝心と、力を込めて噛み始めた瞬間だった、歯触りと噛み具合の異様さを感じて咄嗟に出して見て驚いた。口にしたばかりの餅に、食事には一番重要な奥の差歯がめり込んでいた。
 その取れて仕舞った差歯を手にして・・・ただただ呆然オロオロするばかり。
それに運の悪いことに今日は元旦、首を長くして今日まで待って開院早々の行きつけの歯科医院に駆け込んだ次第。

 因みに雑煮を喉に詰まらせことは、確かに大事であってニュースにもなるが、雑煮に差歯をとられたとあっては、ニュースどころか物笑いのネタになるのは請け合いだ。 

2007・初詣

2007-01-03 18:07:00 | 日々の雑記
 昨日二日に初詣を済ませてた。
 初詣は例年二日に出掛けるのが我が家の慣わしで、今年もそのつもりで居たのだったが、老妻の膝が年末ギリギリの二十八日突然悪化して買物も儘ならぬ状態となった。 
 新年はどうにか迎えられたものの、例年二日の初詣はとうてい無理だろうから、早くから三日に行こうと決めていた。
だから例年ならば放送途中で初詣に出掛けていたのを、今回はテレビ前に腰を据えて、好きな大学箱根駅伝往路の放送を、芦ノ湖での全20校のゴール模様を最後まで見てしまっていた。
 
 しかし見終えた時点での、次の老妻の一言が気になった。
  「いつも初詣は二日にしているのに、明日に日延べとは何だか気懸りで気が    重いですね・・・」
 やはり私も気になっていたことだったので、相談一決急遽出掛けることにして、身支度も早々に車を出した。帰路は暗くなるだろうと覚悟のうえで・・・。

 道路は真夏同様で雪は全く無かったが、時季は真冬の真っ最中、何処かにブラックアイスバーンが潜んでいるかも知れないから、との老妻の言葉を聞き入れての慎重運転、普段より大幅に時間を掛けてようやく到着したものの、参拝者の車が駐車場に入りきれずに神社への坂道の下まで並ぶ混み様だった。
 この厳島神社の初詣を始めてから四十年ほどのなるが、こんな事は初めての経験だった。

 出掛けの娘の何気無い言葉がまさに大当たり・・・
  「今からだと、箱根駅伝を見終えた人たちがドット押し寄せて大混雑だと思    うよ」
 折り良く坂下の公園の駐車場に入ることが出来たが、混雑は駐車場ばかりか社殿の前も参拝者が長い列をつくっていた。

 そんなことで帰路は当然暗い道での走行、とにもかくにも安全運転で無事に帰宅できた。 

漸く辿り着いた厳島神社の早や暗くなり掛けた社殿前には長い行列が・・・

帰路途中で参拝した地域の氏神様の鳥取神社の開拓記念館


明けましておめでとうございます

2007-01-01 21:00:33 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 ブロガーの皆さま本年もどうぞ宜しくお願い申しあげます。
 昨年後半は折角の皆さまの温かいご厚誼とご支援を頂ながらも、すっかりバテテ仕舞い心ならずも満足に更新出来ませんでした。
 顧ますと70歳を越してからは年々気力の衰えを感じておりましたが、昨年8月に74歳を過ぎたあたりからめっきり気力はもとより根気を失い、怠け癖に取り付かれて仕舞いました。
 つきましては、本日元旦を機に再びブログの皆さまの末席をお借りしたいと思います。今後は年齢相応にボチボチと、焦らず気長に更新して行きたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。