昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

セルフ給油スタンド(セルフステーション)

2007-01-29 17:16:26 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 家の直ぐ近くで何時も利用していたスタンドが、昨年夏から今流行りのセルフ式に切り替えた。それ以来好奇心が強い割には案外保守的で、その上食わず嫌いが多い生来の性分から、其処は敬遠して給油の度に、わざわざ街中のスタンドまで足を運んで給油・洗車やタイヤ交換などをしていた。

 と言うのは、現役時代からガソリンと灯油関係は会社契約だったので、引退後も割安な価格維持のために、その会社契約を続け請求書は直接自宅に回すよう便宜を図って貰っていた。その後セルフ式の価格が、今の価格よりかなり安いことを知り、思い切って昨年秋の後半から近くのスタンドへ切り替えた。
 これまでは給油などは全てスタンド任せだったので、初めは給油の手順仕組みなどは全く判らず、それに加齢からの物覚えの悪さからとかく不安だったが、若いスタンド職員のまさに手を取るような指導のせいで、今では何の心配も無いばかりか、直接器具に触れて行う操作自体が楽しみにさえなっていた。

 ところが昨日、先月分の支払いと給油のために出掛けた折に、請求書の単価とセルフ価格の違いに気付いた。昨年からもう何回もセルフで給油しているのに、価格が廉くなっていない理由を訊ねてみた。
 レジ係りの女子職員が云うには、例えセルフで入れたとしても一旦伝票を会計に回してしまうと、それは自動的に掛売りとして処理されてしまうとの事だった。そしてなおセルフの特典は、現金かまたはスタンドの専用カードでの支払いのみだと教えて呉れた。
 私がセルフ方式に切り替えて以来、時には冷たい風に吹かれながら行って来た給油は、その特典に全然活かされていなかったのです。

 その女子職員の説明に納得するより他は無く、またその勧めに従って早速くカード申請書を作成し、今回の給油分は直ちに現金で支払った。
 それにしてもリッター当り約15円の差は大きいし、またそのことに今まで少しも気付かなかった己の迂闊さにも、全く腹が立って仕方が無かった。