昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

亡妻の願い

2012-01-08 17:22:24 | 日々の雑記
※ あゝもして こうもしてやれば 良かったと
         しみじみ想う 妻の亡き後


※ 在りし日の 妻を偲べば 悔い多し   
       涙ながらに 謝りて居り


 生前の妻の願いは・・・いったい何だったろうかと、あれこれと考えることがあります。色々考えた結果、それは姉さんに会いに行くことでした。
 妻より三歳年上で、埼玉に住んでいるのですが、5年ほど前に病気で倒れ、現在施設に入っております。
 妻が私も一緒でしたが、この姉さんと最後に会ったのは、やはり妻の妹さんの葬儀が名古屋で行われた時でした。
 それ以来九年にもなりますから、以前はけっこう会って居りましたから、今回の年月はきっと長く感じていたのでしょう。
 妻はもうかなり前から膝が悪くて一人旅は無理でしたから、どうしても私無しでは、飛行機はもとより汽車旅でも無理でした。
 しかしその私は未だ職に就いていたので、引退したらゆっくり会いに行くことにして、妻はそれを楽しみにしていたのです。
 いざ引退してこれからという時になって、私が大腸ガンに侵され、更に狭心症が見付かりました。
 それ以来安全を期しての生活の年月が、早くも二年も経ってしまい、ようやく自信が付いて来た今年の秋でもと、話していた矢先の妻の発病でした。
 こんな訳で、妻の一番の願いが適わなかったのです。妻が何気なく手帳に書いて居たのでしょうが、死後それを目にした時の、私の驚きと辛さ悲しさは例えようもありませんでした。 
 例え私が手術の後だったからと云っても、何か良い方法があったのでは無かったのかと、今は後悔するばかりです。 
本当に済まなかったと、ただただ遺影に涙して詫びるのみです。・・・ごめんね!

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2 コメント

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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2012-01-12 21:31:23
涙なしには読めない記事です。
早く、元気になってください。
返信する
poloさん今晩は (じゃこしか)
2012-01-13 17:20:04
 コメント大感謝です。
Poroさんのコメント本当にとても元気付けられました。
その内此方からもお伺いさせて頂きます。
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