昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

アレルギー性鼻炎

2005-12-07 17:23:20 | 日々の雑記
 くしゃみ、鼻水、涙目の根本的な原因が、アレルギー性鼻炎と知ったのは、かれこれ20年ほども昔のことである。それも私一人ではなく、姉や弟にも同じ頃から起っている事も分かっていた。
 きょうだいなので、両親から受け継いだDNAが同じで、育った環境も全く同じなのだから、それらの現象が遺伝として我ら三人に発祥したとしても、決しておかしいことでは無い。
 むしろ我ら三人だけに限らず、きょうだい全員でない事の方が、不自然でおかしいくらいである。

 私らのこのアレルギー原は、どうやら気温差に有るらしいのです。私の場合は大体に於いて、春先と秋口に起きて真夏や真冬に入ると落ち着いてしまう。また姉や弟の場合は私と違って、季節の変わり目の朝方に多く出る。
 主に起き掛けでそれも蒲団の中で始まり、その後起きてからも二時間ほどクシャミ・鼻水の連発である。しかし私の場合は症状がどんなに酷い時であっても、蒲団の中ではたとえ目覚めていても一切に起らない。とにかく蒲団から出た後の体温の調整が、うまく行かなかった時に始まるようで、クシャミ・鼻水それに私の場合は、更になみだ目が加わるから始末が悪い。
 症状が酷くなれば売薬では済まなくなって、耳鼻科へ通うことにもなるが、大抵はそこで治ることは少なく、どうやら今までの経験上からして、季節が真夏・真冬とはっきりした時点で治って仕舞う様である。だから余り心配しては居ないのだが、発症時にはかなり辛いものがある。何しろ相手は「出物腫れ物所嫌わず」の類いなのだ。
 時折り薬を飲んでも直ぐに効いて来ない時には、一っ時蒲団に潜り込むことにする。不思議なことにピタリと治まってしまう。これでは「怠け病」と勘ぐられても仕方が無いかも・・・。

 その対策には先ず鼻紙(ティシュ-)で、これは傍から片時も離せない。車の中での置き場所は、直ぐ手に出来るよう助手席専用である。その使用量は酷い時で、家では一箱は二日と持たないし、車でも精々四日ほどで空になる。
 ティシューは安いものだから、幾ら費っても知れたものだが、ゴミの量が嵩張って仕舞う。ゴミと云っても殆どが鼻紙ばかりなのだ。

 今の時季は大分落ち着いて来ているのだが、まだまだ安心は出来ず、何時も鼻の頭を赤くしていて、その上悲しいことは何も無いのに、涙が引っ切り無しに流れ出てならない。