昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

「笑いは薬」ストレス解消法

2005-09-30 21:00:52 | 日々の雑記
 第一線を退いた一介の年金生活者の老人であっても、日に日に外から受けるストレスはそれなりに多いものがあります。
年金生活者として一日の大半を、テレビ・パソコン・読書とウォーキングなどで、割り合暢気に暮らしているつもりなのですが、気が付けば色々な方面からのストレスを抱え込んでいます。ストレスは何よりも怖い成人病の大きな原因とされているだけに、なるべく深くは考えずに、何気なく遣り過ごそうとするのですが、かえってその無理した努力が、またまたストレスになって仕舞うようで、ストレスとは何とも厄介でタチの悪い困りものです。

今の世相からして、いくら年金生活者の気楽な身と云っても、一般社会とは一切没交渉という訳にはゆかないから、ある程度のストレスは仕方がないことで、結構な数になります。それら全ての事にいちいち関わって居ては、身体が幾つ在っても堪りません。それらのストレスはなるべく、その日の内に解消するように心掛けています。

 さて私のストレス解消法は「笑いが一番・・・笑いは薬に優る」をモットに、努めてラジオ・テレビのお笑い番組を見るようにしています。その笑い方を大別すると「大笑い・高笑い・バカ笑い」などがあるようです。私は常にこの三つの笑い方を使い合わせて腹から笑い、その挙句の果てに涙を流すほどになって仕舞うのです。

 最近医療の領域でも、笑いが取り上げられて来たようで、テレビなどでも良く紹介されております。詳しい事は分かりませんが、笑うことによって脳内に特殊なホルモンが発生するらしいです。そのホルモンがストレス解消に役立って呉れるのだそうです。笑いの対象は何も無理しなくとも、いくらでも身近に在ります。それがテレビ・ラジオの、お笑いやクイズそれにバラエティー番組なのです。中には低俗番組と非難されるものもありますが、見る側の私などは70歳過ぎの、もともと平々凡々の老人ですから、今更気取ってみたところで、如何ってこともありません。それにその気になれば、どんなに次元の低い番組からでも、何らかの学ぶべき物がある筈です。

 己の知識不足を棚に上げて、天然ボケの若い女性タレントやそれ相応の年配者の全く見当違いの回答、小学生でも判るような問題に右往左往するタレントたちを見て、大笑いすることこそ、つくづくと「笑いは薬」に相応しいものと思います。
大笑いした後には何も残りません。気持ちがすっきりするだけです。
 こんな私でも時には、教養番組や後々にまで心に残る、人間内奥の複雑さを秘めた極めてシリアスな映画やドラマなども好きで良く見ます。しかしそのようなものは感動的なものが多いわけですから、叉別な脳内ホルモンが発生して脳の活発化に役立つと云います。

 他に全く肩の凝らない時代劇や、好きな歌手が出演する歌謡番組なども、緊張感の開放に利用しています。ぶらぶらと周りの風景などを眺めながらのウォーキンギは、叉とないストレス解消法の一つであると思います。

 更に私は一日の締め括りとして、ラジオなどから録り貯めて置いた、落語・漫才を床の中で聴くのを欠かした事はありません。特に古典落語に出て来る、思わずニヤリとするほど含蓄のある言葉、また気の効いた言葉を聴きながら、何時の間にか眠っております。ですから最近では、「パブロフの犬」同様に、落語を聴き入ると直ぐに寝入って仕舞い、寝不足などで困ることは殆どありません。
ただ困ったことは、その落語・漫才などは最後まで聴く事が出来ず、いつも初めのところばかりを聴く破目になり、毎夜その繰り返しをする始末です。

 以上が私の毎日のストレス解消法です。この為か心臓に若干問題を持ち、更に高血圧症・コレステロール・脂肪肝・糖尿病予備軍としての私は、70余歳を過ぎた今でもなお変わる事無く、小康を保って居られる大きな要因であると思う次第です。