昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

初秋のサイクリング・ロード

2005-09-22 21:02:33 | 日々の雑記
 朝晩一時的にストーブが欲しい日もあったが、昨日の日中は20度前後までになったうえに、適当な風もあり最近に無いウォーキング日和となった。
 空を見上げればそこには真っ青な青空が広がり、その青空に点を置くように綿みたいなふわふわとした雲が浮かび、上空には風もあるようでそれらの雲が緩やかに移動している。
道路脇の畑地の作物はあらかた収穫されて、所々に遅蒔きの大根などが残っているだけだった。そして多くの野の草花類も未だ名残の花を留めているのもあったが、それらの葉などは既に尾羽打ち枯らしての立ち枯れ状態で、その辺一帯が一段と淋しさが増していた。

 ちょうど今が紅葉の始まりなのだろうが、その先駆けのナナカマドの実は、それぞれの木々の枝に、鈴なり生っているが、今年の夏が長かった所為か未だに中途半端な、橙色止まりであった。もう少し大気がヒンヤリとして来れば、更なる紅さに色付き秋空の青さに映えて来るのだろう。

しかし湿原の姿は淋しいばかりでは無かった。中空の大気は夏の間の湿気が減って来て、視界が広がり夏の間ずうっと姿を見せていなかった、阿寒の山並みが再びその勇姿を現していた。
 更にまた春からこれまで多くの花たちが、競い合うようにして目を楽しませていたが、それらに替わって足元には余り目立ちはしないけれども、細身ながらも真っ赤に色付いた「タデの一種」が、枯れ色が目立ち始めた草叢のあちこちに広がり目を惹いた。

雲が出て来てやや靄がかかった雄阿寒岳

足元の草叢に広がる「オオケタデ」の一種

まだ橙色のナナカマドの実

道路脇にただ一本咲いていた二度咲きの「マツヨイグサ」