昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

おはぎ

2004-09-23 19:37:23 | 日々の雑記
 今日はお彼岸の中日で、お寺(菩提寺)参りをして来た。この時季にしては珍しく気温が上がり、
真夏を思わせる程の暑さ(23度)となり、クーラーを入れて走ったほどである。

 お寺の帰りは本家に顔を出して、本家の仏壇をお参りするのが、私のお盆・お彼岸の恒例の
慣わしである。本家には長兄が20年前に他界し、嫂が娘と孫共に我が家の両親・きょうだいの位牌を守って呉れている。

 嫂は母の死後間も無く長兄のもとに嫁ぎ、未だ幼い私の弟妹達の母親代わりとなって呉れた。
食料不足の時代それに子どもも生まれ、生計を支えるにはかなりの苦労をした筈である。

 私は結婚するまで一緒に暮らした。少しでも足しになればと16歳過ぎて直ぐに就職して家計手伝った。そんな訳で嫂は私の性格から食べ物の好き嫌いなどは良く知っていた。

 おはぎ(ぼたもち)が特に好物だったのを未だに知っていて、秋のお彼岸には必ず作って待って
いて呉れるのである。嫂は私の小豆餡が大好物なのを良く知っているから、中身のご飯が小さく回りの餡がタップリつけてくれる。売り物などとは全く比較にならないほどの、最高のおはぎである。以前は4個は平気で平らげたが、今では2個で充分である。