昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

北方領土視察

2004-09-02 21:06:36 | 日々の雑記
 まことに政治的に疎いようだが、小泉首相が今日根室市を訪れて、北方四島(歯舞・色丹・国後・択捉)を海上視察したことを知った。

 出来ればこうしたブログなどの場所で、政治的や宗教的な事に触れるのはタブーと我が身に科していたのでしたが・・。
 
 今時どんな目的で視察に訪れたのか、そしてそれがどんな意味を持つのか全く判らない。先の沖縄での米軍ヘリ墜落事故の折り、稲峰知事の訪問を夏休み中だからと断ったことから思うと、今回の首相の行動は益々解らなくなってしまう。

 一日でも早い国交正常化を図ることはもとより大事なことですが、その事と四島返還を同じレベルで考えるのは少しばかり甘いのでは無いでしょうか。相手国ロシアという国は我が国より1枚も2枚も上の名にし負う外交上手な国である。思い起こせば戦争末期一方的に「不可侵条約」を破って侵略した挙句に、南樺太・千島列島・更に北海道までも手に入れようとした中々の手強い国なのです。幸い北海道だけは其の難から逃れることは出来ましたが・・。そんなしたたかな国がおいそれと一旦手中にした領土を簡単に手放すとは、到底思えないのですが・・如何!。

 これまでにビザ無し交流などで相互の交流が盛んに行われ、今後も益々盛んになって行くものと思われますが、それはそれとして人道支援などとしての医療関係の支援は多くなって行くでしょうが、甘い期待は禁物です。元島民ではありませんが、元南樺太住民の一人として・・ひと言!