畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

日曜日

2014-04-20 18:26:07 | 農作業

4月20日(日)  

このところ、寒い日が続いている。とにかく、空気が冷たいと感ずる毎日だ。そんな気候だが、今、田植えの真っ盛りだ。あちこちの田んぼで、田植え機が背中に苗を乗せて、走っている。今日は日曜日だから、休日で、手伝い部隊が農道の脇の軽トラックのそばに立っている。苗の補給や、肥料や農薬の補給係をやっている。機械が走っているときは仕事がないが、運転手が機械を止めると、苗を渡したりをする。そんな光景が広い原に点々と見渡せる。肌寒い曇り空でなく、暖かい日だったら良いのにと、思いながら、軽トラックを走らせながら思う。

午前中は、雑用をして、午後からは、代掻き前の田んぼの草刈り。田んぼの中を歩きながら、法面などの草を刈る。


天佑

2014-04-19 19:07:46 | 農作業

4月19日(土)   いちじ 

昨夕のこと、今まで、全く水の出る気配もなかった田んぼのバルブ。ポンプの依頼をした帰りに回ってみる。バルブを回すと、ポコポコと水の音。これはと思い、しばらく待っていると、水圧は弱いが、水が涌き出るように出てきた。これなら何とかなるかもと、夜の間そのままにしておいた。朝、一番に行ってみると、まだ出続けている。めいっぱいあけると、かなりの量が出てくる。水止はできそう。その上の田んぼにも入れることができ、午後、2枚の田んぼの水止をする。あきらめていたのに、ここにきて、天の助けだ。

午前中は、田回。田んぼが始まると、水の様子を見たり、田回が大事な仕事になる。サツマイモの苗床つくり。

妹が、甥、姪と到着。一緒に昼食。母に会いに行っている間に、田んぼ作業。

 


役立たずの雨

2014-04-18 18:36:21 | 農作業

4月18日(金)   いちじ 

一日中、なんとなくパラパラしているが、雨量はほとんどない、役立たずの雨天だった。水を入れれる田んぼ2枚と、水のたまっている田んぼ1枚の水止。トラックでの移動で、点々とした作業。

夕方、水係りの役員宅に行き、ポンプでの水入れを依頼。役員の都合の良い時に、やってもらうことにする。

昨夜、娘が帰る。昼過ぎまで眠っていたので、顔を合わせるのは、午後。明日は、妹が新潟から、母に会うために来ることになっている。人、遠方より来る、の日々だ。


米つくり

2014-04-17 19:14:10 | 農作業

4月17日(木)   いちじ 

田んぼ水止。残るは、家の近くと、強湿田の二か所となる。ところが、家の近くが一番問題だ。高所にあるので、水が自由にならない。ポンプを頼むのも煩わしいので、雨を待つが、週末の雨もあまりあてになりそうもない。頼むしかないか。

作業の合間を見て、母の薬とか、ちょっとした雑用に車を走らす。あちこちで、田植え機の走るのを見る。4月も半ばを過ぎ、本格的に田植えが始まった。この週末から一週間くらいが、ピークとなるだろう。今までの薄茶色の田面がうっすらと緑色に変わる。点々とモザイク的な緑色が、日ごとに増え、周囲一面が緑色に変わってゆく。

こんな時、また一念が始まるという気持ちを強く感じる。そう、32回目の米つくりの始まりだから。


雨待ち

2014-04-16 19:37:15 | 農作業

4月16日(水)   ときどき 

今日も一日トラクターの運転。昨日と違い、小さな田んぼばかり。大きくても小さくても、田んぼの角は同じにある。回る回数は同じ。時間がかかるわけだ。面積から推定し、予定していたところまでははかどらなかった。少々甘く見ていたことになる。

今日で4日連続のトラクターの運転で、ある程度めどがついてきた。

春に3日の晴れ無というらしいが、このところまとまった雨がない。そうなると、あちこちの田んぼで、水を入れることになる。高所にある田んぼは、水圧が下がるから、水が出ない。そんな田んぼが多いから、水止ができないところが出てくる。できるところをつぶしながらの作業を続けてきたが、そろそろ本格的な雨がほしくなってきた。


狩場

2014-04-15 20:00:20 | 農作業

4月15日(火)   いちじ 

朝食の下準備の後、秀地区に車を走らす。稜線から顔を出した太陽がまぶしく、行く手を妨げる。田んぼの水のたまり具合は全然少ない。思い切り開いて、勢いよく水を入れてくる。家に帰り、朝の支度を済ませ、コーヒーを飲んでから、仕事に向かう。

ちょうど良い水の量になっている。ロータリーの回転を上げてトラクターを走らす。一度耕した土塊を水の中で、細かくするのだから、抵抗は少ない。走行速度も早める。乾土での作業よりはだいぶ速いスピードで走る。

作業を始めるとすぐに、カラスやトンビがやってくる。乾土を耕すときもそうだが、水を張っての作業の時は、かなりの数の鳥たちだ。水があると、土の中のオケラなどの虫やカエル、ミミズなどが、水の上に出てくるのを知っているからだ。耕しただけでは、土から出ないが、水を張ると、苦しいのか浮き上がってくる。そんな獲物を狩るために、集まってくる。

水を湛えた田んぼは、狩場。トラクターを運転する私は勢子。トンビやカラスの狩を助けている。

見えにくいけど、拡大してみてください。

    

    

  

 


支援策

2014-04-14 19:26:04 | 農作業

4月14日(月)   のちいちじ 

弱い雨だが、ほぼ午前中いっぱい降り続く。午後にはほとんど上がり、夕方には日差しも出る。

一日、トラクターの運転。秀地区の田んぼの耕起は終わる。明日には水を湛えた状態で、ロータリー耕をする、水止作業をするので、耕起の終わった田んぼの給水バルブを細く開いて、水を入れておく。明日までに、作業をできるほどに水をためる予定。しかし、水を無駄にしないためにと、回線を細めにしておいたから、足りないかもしれないが。

パイプハウスの雪害の件で、市役所の農産課に電話する。担当者の話で、国からの予算が出る支援対策だから、かなりいろいろと書類を用意しなければならないという。その書類も様式はなく、任意の書類だという。となると、申請者が、いろいろ準備せざるを得ない。大規模な被害で、業者による再建をする場合は、業者が、専門的に、書類も用意し、工事も請け負う。結局は、国からの予算は、パイプハウス業者に落ち着くことになる。農業支援といっても、実質的に潤うのは、そうした産業である。

小規模で、業者からは、資材のみを調達し、自力再建をする農業者は、書類作成も自らやらざるを得ない。(業者に再建を依頼しても、小規模ゆえに、後回しにされるから、自力でやらざるを得ないという状況でもあるが) 何千万という単位でなく、せいぜい100万になるかならないかくらいの規模の支援を得るために、書類作成を依頼するわけにもゆかず、あきらめてしまう農業者もあるだろう。

役所の支援とは、結局このようなものだ。

しかし、今回は、絶対にとってやる。そんな意気込みで、これからやってやる。市の担当者は、明日も県庁で、支援策の説明会に行くのだそうだ。


ロータリー耕

2014-04-13 19:04:47 | 農作業

4月13日(日)   のち 

朝のうち、集落の用事を済ます。市役所から届けられた、市民生活のしおりといった冊子を、各班長に届け、その後、わが班各世帯に配り、年度初めの集金もする。こんな一回りも、一時間まではかからないが、時間は取られる。その後は、ひたすら、田んぼのロータリー耕。トラクターの運転だから、疲れることはない。運転席は、キャビンだから、車の運転と同じで、作業という感じではない。ラジオもついているから、ラジオをつけての運転。快適なのはよいが、日差しが温かく、眠くなるほどで、ぜいたくな悩みだ。午後からは曇り空になり、キャビンの中も、適度な空間になる。家の周りの圃場は終わり、夕方、秀地区の圃場にトラクターを運び、作業終了。


試行

2014-04-12 19:39:43 | 農作業

4月12日(土)   いちじ 

昨日に続き、施肥作業。一地区の作業を終えたのは、11時ころ。次の地区に行くには中途半端な時刻だ。早昼を食べて出かけることにする。午後の作業を始めるのは、12時少し前。やはり最後は、強湿田で、どろどろになるところ。それでも、2時近くには終わり、引き上げてくる。

ブロードキャスターを取り外し、ロータリーを装着。出荷の納品書を打つのを頼まれ、久しぶりに、手伝う。その後、ガソリンスタンドに、軽油の給油に行き、満タンにしてきて、トラクターにも燃料補給。家の近くの田んぼに向かい、耕起。まだ、昨年の刈り株の残る秋田がほとんど。明日からは、ひたすら、ロータリー耕が続く。今日は、その試行作業。どのように進めたら、効率が良いか。まず、回転を低く荒起こしをする。その後、回転を挙げて、表面の土塊を細かくする。この二度掛けがうまくゆくかを試す。よさそうなので、明日からこの繰り返しになる。5時少し前に始めたので、7時近くまでかかり、真っ暗になる。引き上げて、風呂釜に薪をくべる。

 


施肥

2014-04-11 19:12:33 | 農作業

4月11日(金)   のち 

イオンは低い。午前中は、日差しもほとんどなく、寒さも感じるほど。こんな、低い気温にもかかわらず、ポツポツと田植えが始まっている。ほとんどが、まだたっぷりと水を湛えた田んぼの中に、あれ!と目を凝らすと、早苗の植えられた田んぼだったりする。もう、中旬に入ったのだから、当然といえば、当然のことだ。

一日田んぼ作業。ブロードキャスターを荷台に、トラックを走らせ、各田圃に回る。昨日運搬しておいた、ペレット鶏糞の散布。風は、昨日よりは弱いようだが、時折、強まり、鶏糞の袋の後始末に注意を払いながら、ホッパーに入れなければならなかった。朝、8時前から始め、6時のチャイムが鳴るまでやって、7割近くを終わらす。