畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

ナメクジ

2016-06-09 19:03:58 | 農作業

6月9日(木)   いちじ 

真っ暗な中目を覚ます。いつものことで、夜中の2時から3時の間だ。作業場のトタン屋根をたたく雨音がしている。感じだと、霧雨のような雨ではなく、弱いながらもちゃんとした雨のようだ。ラッキーと思いながら、またウトウト。次に目覚めた、明るくなった時間も雨音は弱いながらも続いていた。庭には水たまりもできている。シトシト雨で、畑には十分な雨のようだ。

荷中も、カウントされないような雨が降り、時折少しは溜まるような降りになったりを、昼過ぎまで繰り返し、夕方前に、明るい曇り空に変わった。が、また今、ザッと濡れるほどの降りが、短い時間あった。

昨日のジャガイモの整理。空き上用の種イモの選別。枝豆の育苗種蒔。マクワウリの育苗追い播き。

ナメクジは、育苗の大敵だ。とりわけ、ウリ科、中でも、キュウリやマクワウリ、アオウリなどの被害は大きい。奴らは、夜に活動する。発芽したばかりの芽を食べる。最初の害は、双葉が開くか開かないうちに、双葉の付け根を食害する。と、殻をつけたままの双葉が茎から落とされてしまう。当然もう生育は止まり死んでしまう。害を受けず、双葉を開かせたものも次に狙われて、同じく茎から落とされたり、双葉自体をボロボロに食い荒らされる。これらもその後は生育できない。その後も食害は続き、本葉が出始めてもやられる。ナメクジの害は、葉っぱを食い荒らされ、生育が遅れるというのではなく、命自体を奪うことにある。

マクワウリとアオウリが害を受けたが、マクワウリの方がうまいのか七割、アオウリは二割がやられてしまった。

今日は、そのナメクジの徹底駆除。苗ポットの入ったトレイ全体を水没させる水攻め。苦しくなって、這い出てきたところをつまんで、踏み潰す。空中苗床に並んでいるすべての苗を処理して、10数匹を処分した。