畑のつぶやき

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廃鶏

2013-06-14 18:06:39 | 農作業

6月14日(金)   いちじ 

同じような天気が続く。雨の時間は短くなってきているが、弱い霧雨が、ときどき落ちる。

廃鶏を出す日。今回は、うまい具合に、業者が引き取りに来てくれる、というので、少し早めだが、処分することにした。様々な規制や、大規模化しないとやってゆけない業界で、小さな廃鶏処理業者は、ドンドン廃業に追い込まれ、今では、八日市場の業者に依頼している。当然、少羽数では引き取ってはもらえず、地域の、より大規模に養鶏をやっているグループの廃鶏日に合わせて、引き取ってもらうようにしている。それでも、もう引き取りには回れなくなり、持ちこみになると云われていた。しかし、今回は引き取りに来てもらえると、連絡をもらっていた。

小雨がぱらつく中、ニワトリを積め込んだコンテナを荷台に、10分弱走り、世話になっている友人の所へ向かう。餌も世話になっているので、月に一、二度は、尋ねるが、今回は、梅雨空ということもあり、一時間ほど話してきた。地域の養鶏仲間たちも、高齢化、後継者なしで、どんどんやってゆけなくなるとのこと。極大規模にやる業者への集中と、小規模、特殊養鶏は、厳しくなるばかりとのこと。消費者の動きは、とにかく、安い方へと流れ、安全とか、安心とかは、一時的なブームでしかないようだ、とのこと。餌の調達や、廃鶏処理などが、大規模を中心になるから、特殊養鶏は、益々やりにくくなってゆくだろう。そうなれば、私たちのような、200羽くらいの自給的養鶏は、一番先に駆逐されるだろう。そのような状況への対応も、考える必要が出てきている。

サツマイモの苗取り、仮植。200本ほどを花畑に活けてくる。苗の本数もそろってきたことだし、今度畑が耕せる状態になったら、畝を立て、植付だ。