畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

小満

2010-05-21 19:26:06 | 暮らし
5月21日(金) 

晴れて夏のように暑くなる。雨の翌日なので、ムッとした暑さで、身体にこたえる。
秀畑。ハウスの中で、ひょろひょろに伸びてしまった、トウモロコシの苗を植え付ける。約200本ほど。この畑は、タヌキは出ないと聞いたので、トウモロコシ用に選んだ。本当だろうなと思いつつ、植え付けた。
午後は、ここのところ、恒例となったソラマメの収穫。
サツマイモの苗取り。

二十四節気は「小満」 陽気が高調して、万物がほぼ満ち足りてくる、との意だそうだ。
そして、七十二候は、
蚕起食桑(かいこおこってくわをくらう) カイコが成長して、クワの葉を食べ始めるころ。
私たちが、子供のころは、農村と云えば、水田と、もう一つが、カイコだった。どこに行っても、桑畑があり、かなりの農家で、カイコを飼っていた。6月か7月には、桑畑に行き、濃紫色に熟した、クワの実を摘んで食べたものだ。フキの葉を取って、葉のつけねで、茎を折り、ちぎると、茎の皮が垂れる。葉を漏斗状に巻き、中にクワの実をつめて、ぎゅうと握ると、紫色のジュースが、フキの皮を伝わって、たれてくる。大急ぎで、顔を横にして、口に入れる。唇の端を紫色に染めながら、遊んだものだ。