畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

葬儀

2010-05-26 18:04:49 | 農作業
5月26日(水)  ときどき 

4時起き。出荷作業。連れ合いは、畑に、ダイコンやカブなどを取りに出かける。帰ってきて、「畑はビショビショダった。」「そんなに露が降りてたの?」「夜中に雨が降ったみたい。」「そうか、新聞が、合羽を着ていた。」
配達された新聞が、ポリ袋に入っていたので、庭に出てみたが、降った気配はなく、首をひねったところだった。海に近いところは、一雨あったようだ。今日の天気も、曇りのち雨。にわか雨が降ってきても、おかしくない天気のようだ。
雨が降らないでくれることを祈りながら、早朝の仕事に精を出す。8時近くなり、家に入り、コーヒーを一杯飲み、でかける。さあ、長い長い一日が始まるぞ。

お墓に穴は掘らないが、納骨の準備をするのが、穴場の仕事だ。
お墓に行き、掃除をして、納骨室を開け、納骨の準備をする。
納骨に向かう一行の、準備をする。山から、竹を切ってきて、幟をつるす竹竿を作る。「コンゴウ草履」と云って、一行が、おのおの手にする、墓地行きの草履を作る。四華花と云う飾りを作る。
それぞれが分担して、作業する。今回の、穴場の人数は、11人。人数は、多い方だから、順調に進む。と云っても、こう云う行事、練習することはないから、それぞれが、過っての作業を思い出しながら、手順を繰り返しながらの作業。型通りに進むというものでもない。ワイワイ、ガヤガヤ、ああでもない、こうでもない。と、こうした流れの中で、葬儀の行事のやり方が、伝い、伝われ、続いてゆく。
念仏の、女性たちは、午前中、練習。納骨の、御墓への行列が出発するときに合わせて、念仏の唱和。お墓について、納骨、焼香の間も、墓念仏が流れている。
すべての儀式が終わり、喪主と、御客は、精進落としの席に向かう。墓地をか片づけ、穴場と、念仏衆は、公会堂へ。喪主の心付けで、御茶、とお酒で一休み。仏の生前を懐かしみ、葬儀のあれこれを話題に、ひと時を過ごす。
長い長い一日は、ようやく終わり、それぞれが、日常生活に、帰ってゆく。

七十二候
紅花栄(こうかさかう) ベニバナが盛んに咲くころ
ベニバナって、今頃咲くのだろうか。私の、生きてきた中では、ほとんど実感のない、候の一つだ。
コメント
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