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修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

山道を辿って松笠観音寺に参拝

2018-06-20 09:07:08 | 散歩道

 前日の好天から一転して曇空で時折弱い雨も降る天気となった月曜日の午後、大した雨になることはあるまいと日課のウォークングで松笠山(374.6m)の中腹にある松笠観音寺まで登りました。久し振りに道教地蔵コース登山口から登り、滝見コースをJR芸備線戸坂駅に下りました。下山する頃には青空が見えるようになり、気持ちの良いちょっと強めのウォーキングとなりました。〔6月18日(月)〕 

↓ 広島市東区戸坂(へさか)から安佐北区口田南1丁目に入ったところにある道教観音堂の直ぐ脇にある登山口から登攀を始めました。

 ↓ 登山口からJR芸備線の踏切を越えた所に「1丁」の丁石がありました。「10丁」の松笠観音寺まで1丁毎に丁石が建てられていました。

 ↓ このコースを歩く参拝者や登山者は少ないようで参道はかなり荒れていました。小田からの登山道との合流点の鳥居は朽ちかけていました。

 ↓ 鳥居前はちょっとした広場になっており樹々越しに武田山方向の祇園などの市街地が望めました。

 ↓ 目を南に転じれば眼下に安芸大橋が見え、その先には太田川の大きな流れが蛇行していました。

 ↓ 「八丁」目には丁石と共に小さな地蔵仏が安置されていました。

 ↓ JR戸坂駅からの滝見コースに合流すると直ぐに松笠観音寺の石の門柱が待っていました。

 ↓ 木漏れ日射す松笠観音寺の境内です。ここに「10丁」の丁石がありました。


↓ 松笠観音寺の本堂の観音堂です。平日のこの日は寺院関係者の姿はありませんでした。

 ↓ 鐘楼とその背後に立つのはアベマキの巨木です。

 ↓ 境内の奥まったところに霊水の井戸や釈迦堂などがあります。

 ↓ 「空海の霊水」とされる井戸です。手動ポンプで霊水を汲み上げます。

 ↓ 松笠観音寺は広島市指定の天然記念物の巨木群でも有名です。境内の空を覆うアベマキの巨木は特に見物です。

 ↓ 杉の巨樹にも驚かされます。

 ↓ 寺の庫裏の背後の森も鬱蒼と繁っています。境内にはアベマキ、杉のほかヒノキやモッコクなどの巨樹も繁っています。

 ↓ 松笠観音寺と一体のような恰好でちょっと離れたところに稲荷大明神が祀られています。神仏混淆の名残りのようです。

 ↓ 本堂観音堂横に立つ鳥居を潜ると稲荷明神へと下る参道が延びています。

 ↓ 重氏稲荷大明神のお堂です。

 ↓ 滝見コースを下って行くと岩場に囲まれた琴比羅神社(瀧の宮)に出ます。小さな滝が懸っており「滝見コース」と呼ばれる所以です。

 ↓ 琴比羅神社のある谷間を出ると龍泉寺観音堂が現れました。廣島新四国八十八ヶ所の番外霊場とのことです。

 ↓ JR芸備線戸坂駅の背後には重氏稲荷大明神の鳥居が建っています。

 ↓ 片面ホームのJR芸備線戸坂駅に下りました。広島カープの応援に向かう多くの乗客の姿がありました。


マガモの家族の物語~太田川散策

2018-06-19 08:23:47 | 散歩道

 好天に恵まれた梅雨の日曜日の午後遅く太田川河畔を散策しました。折よく3羽のマガモの家族に出会って、彼らの寛ぐ情景をつぶさに観察することが出来ました。梅雨の時期らしい太田川の景観などと併せてレポートします。〔6月17日(日)〕

↓ 太田川の河畔で寛ぐマガモの家族に出会いました。

↓ 暫くの間鳩の家族と仲良く草叢で何かを啄んでいました。

↓ 河岸の散歩を続けていると、私の後を追いかけるように3羽の家族が飛翔して来ました。

↓ 3羽は同時に着水態勢に入りました!

↓ 見事に着水しました!

↓ 巡行速度で暫し水面に漂いました。

↓ 3羽が順次再上陸してきました。

↓ 芝の上を歩く姿を後ろから見ると揃ってモンローウォークでした。

↓ 彼らは安佐大橋の直ぐ上流部の芝の河岸で寛いでいました。

↓ 息の合った3羽のウォーキング姿です!

↓ 太田川を渡る山陽道の太田川橋梁(左)と安佐大橋(右)です。

↓ 新しい大型ポンプを装備した矢口川水門です。梅雨の大雨への対策はもう万全のようです。

↓ 今は静かな太田川ですが、ここまで水位が上がることもあるので要注意です!

↓ 今ヒメジオン(キク科ムカシヨモギ属)が太田川の氾濫原を埋めています。

↓ 太田川に来るまで道辺で出逢った純白の紫陽花です。

↓ テイカズラ(キョウチクトウ科テイカズラ属)の花が崖に咲いていました。

↓ もうエゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)は実を結んでいました。


梅雨の晴れ間の散策

2018-06-18 07:14:08 | 散歩道

 梅雨12日目の週末は好天に恵まれました。今週は2日連続して山歩きで出掛けりしたのでこの日は良い天気ながらも自宅での休養日とし、夕刻からちょっと長めの散歩に出ました。広島市安佐北区高陽地区の住宅団地を縫うての散歩を楽しみました。所々で出逢う花々に夏の訪れを実感出来ました。〔6月16日(土)〕

↓ 梅雨の中休みの青空の下、住宅団地を縫っての散歩に出掛けました。


↓ 野生えの枇杷(バラ科ビワ属)の実が熟してきました。

 ↓ 農業用水路の土手に赤紫色のホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)が咲いていました。

 ↓ 少し離れて白色のホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)も咲いていました。

 ↓ 高陽台団地の園地に祀られている岩上観音堂です。19世紀初頭から祀られているとの説明書きがありました。

 ↓ 団地の法面の草叢にもうオカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)が咲いていました。

 ↓ 団地の間の谷間に開かれた畑に咲いていたタチアオイ(アオイ科)です。

 ↓ 田植えを終えた田圃に飛来して来ていたアオサギです。夕刻ゆえもう夕食の時間のようでした!

 ↓ 水田の中に何か餌を見付けたようでした。

 ↓ 畑に咲いていたチダケサシ乃至トリアシショウマの仲間の花です。立派なので園芸種のアスチルベ(ユキノシタ科アスチルベ属)かも知れません。

 ↓ 高陽ニュータウンに入ってC住区の端っこにある中国JRバスの車庫を覗いてみました。

 ↓ 西日を反射する中国JRバスの球形のオブジェ!
きょう

 ↓ 日没近し!!散歩をしていると時間の経過が意外に早いものです。

 ↓ ガクアジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)はもう満開のよう!


芸北で花巡り

2018-06-17 07:08:21 | 散歩道

  寂地山、吉和冠山で貴重な花々を愛でた翌日も梅雨の中休みの好天の予報に同じメンバーで芸北の野に咲く見頃の花々を見て回ることにしました。 旧芸北町内のあちこちを渡り歩いて沢山の季節の花々に出逢うことが出来ました。〔6月14日(木)〕

↓ 尾崎湿原入口に開かれたスイレン畑に咲くスイレン(スイレン科スイレン属)を訪ねました。広い畑が全面ほぼ満開の状況でした。

↓ スイレン畑のどの一角を切り取っても美しい一幅の絵になるようでした。

↓ コウホネ(スイレン科コウホネ属)の花も畑に残って大きな花を咲かせていました。

 ↓ ヒレハリソウ(ムラサキ科ヒレハリソウ属)が畑の畔に咲いていました。英語名のコンフリーの方が一般的かも知れません。

 ↓ 尾崎沼の土手へ続く道端に沢山のナツハゼ((ツツジ科スノキ属)が咲いていました。
 

 ↓ 尾崎沼の土手にまだアカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)の花が咲いていました。

 ↓ アカモノのすぐ近くにトキソウ(ラン科トキソウ属)の小さな蕾がいくつか見られました。ここでトキソウを見たのは初めてのことでした。

 ↓ 花々を探しながら尾崎沼を周回しました。

 ↓ 池畔の湿地にキスゲ(ススキノキ科)が一輪だけ咲いていました。

 ↓ 池畔の湿原にトキソウ(ラン科トキソウ属)がこれまた一輪だけ咲いて待っていてくれました。

 ↓ やはり湿原に咲いていたミズタピラコ(ムラサキ科キュウリグサ属)の花です。

 ↓ 池の左岸ではバイケイソウ(ユリ科シュロソウ属)が咲き始めていました。

 ↓ バイケイソウは白く地味な花ながらも、アップで観察すると意外に美しいものです。

 ↓ 旧芸北町内の丘の上で咲き始めたササユリ(ユリ科ユリ属)の群落に出逢いました。

 ↓ 開いたばかりの若々しいピンクのササユリです。花芯が鮮やかな黄緑に彩られて美しい限りでした。

 ↓ 丘の一角を彩っていた見事なササユリの群落です。

 ↓ ツルアリドウシ(アカネ科ツルアリドウシ属)がササユリが咲く丘の上にひっそりと咲いていました。

 ↓ コアジサイ(アジサイ科アジサイ属)が町内の各所に咲いていました。

 ↓ バイカツツジ(ツツジ科ツツジ属)が咲き残っていてくれました。

 ↓ 初めて見るバイカツツジの花でした。小さいながらも可憐に健気に咲いていました。


吉和冠山・寂地山の花々(その2)

2018-06-16 04:18:37 | 山歩き

   トケンランを訪ねての吉和冠山・寂地山々行で出逢った花々の第2回レポートです。今回の主役はショウキランとイチヤクソウです。どちらも予期していなかった花でしたので、その出逢いの瞬間は劇的で感動深いものでした。〔6月13日(水)〕

↓ 西冠山と寂地山の間の鞍部には深く広い森が広がります。気付かぬ間に広島県を離れて山口・島根県境を歩いていました。

↓ これはアマドコロ(キジカクシ科アマドコロ属)でしょうか。

↓ 足元の草叢からちょっと覗いたピンク色が気になって草を掻き分けてみるとショウキラン(ラン科ショウキラン属)が現れました。久々の感動的なショウキランとの出逢いでした。

 ↓ 美しいピンク色でいるのは1週間程とのことなので良い頃合いに出逢えたようです。葉緑体がなく菌類に寄生する腐生植物で光合成をせず菌根を形成して栄養を得ているとのことです。

 ↓ ちょっと離れた小さな株です。ショウキランとは烏帽子をかぶった鍾馗さんの姿に見立てての名前とのことですが・・・・!? 鍾馗さんに見えますか!?

 ↓ まだ幼いショウキランです。まだ鍾馗さんの顔を形成しておらず、子猿の集合体のように見えました。

 ↓ 花々を探しながらの山行で松ノ木峠から6時間もかかって寂地山(1337m)の山頂に到達しました。寂地山は山口県の最高峰です。

 ↓ 下山途中で出逢った満開のタンナサワフタギ(ハイノキ科ハイノキ属)です。山頂部ではまだ蕾の状態でした。

 ↓ 標高950m程度の尾根筋で下山時に出逢ったササユリ(ユリ科ユリ属)です。上りに通過した時には咲いていなかったようなので、日中に開花した株のようです。

 ↓ ササユリとあまり離れていない尾根筋に咲いていたイチヤクソウ(ツツジ科イチヤクソウ属)です。上りには気付かず、下山時に気付きました。

↓ こうした咲き方を総状花序というようです。7個の花を付けていました。湾曲した雌しべがいつもながらに印象的です。

 ↓ 背後から見た花です。花茎の先に5個の萼片を区切るようにはっきりとした緑色の披針形の鱗片葉が付いています。

 ↓ 午後遅い杉の植生林には西に傾いた木漏れ日が射していました。