ツクシシャクナゲなど初夏の花を求めての鎌倉寺山南尾根ルート(南登山口~鎌倉寺山々頂)の登攀に今回は3時間半の時間を要しました。3年前には2時間45分、昨年は4時間を要しましたので、天候条件やランチタイムの取り方などの条件が異なるものの、今年は「まあまあ」の出来であったようです。しかし、この岩の峰の登攀を年々より厳しく感じる自分がいることだけは確かなことです。〔5月17日(火)〕
↓ 関川荘前の南登山口から急峻な岩の道を登ること40分足らずで到達した「馬の背」の岩場。岩場越しに関川の谷が見渡せました。
↓ 白木街道の通る谷筋の先には広島市北部の名峰に白木山(889.3m)が望めました。
↓ 垂直に近い岩場の割れ目にはヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属)が咲いていました。ヤマツツジのシーズンはこれからです!
↓ 岩壁の陰でマメヅタラン(ラン科マメヅタラン属)が蕾を結んでいました。もう間もなく開花となりそうです。
↓ 岩壁の高みにマメヅタランの群落が見えていました。ここもほぼ蕾のようでした。
↓ 稜線上から東麓に広がる牛岩集落を俯瞰しました。山肌のスダジイ(ブナ科シイノキ属)の白さが際立ちます。
↓ 縦走路から見返した南峰(474m)です。
↓ 十畳岩付近からこれから登り行く槍ヶ峰(537m)を見上げました。
↓ 槍ヶ峰を越えて次の権兵衛山との間の鞍部にシャクナゲの花が満開の森が待っていてくれました。
↓ 樹間から次のピークの権兵衛山を仰ぎました。
↓ 南尾根最高点の権兵衛山(565m)山頂です!
↓ 権兵衛山を越えてこの日の最終目的地の鎌倉寺山(613m)に到達しました。南登山口から3時間半の時間を要しました。
↓ 鎌倉寺山の北面にはツクシシャクナゲの林が広がっています。今年の花の出来は斑模様(良く花の付いた樹と全く花の付いていない樹が混在した状態)でした。
↓ 山頂直下の鎌倉寺跡は、倒木累々として五輪塔や石仏がなぎ倒されていました。この史跡を保存しようという雰囲気は微塵も感じられません!
↓ いつも会うのが楽みな愛らしい表情の石仏に今回もご挨拶しました。