少し暇になったので登山関係の本を読んでいたら、引き上げシステムの項目が出てきたので、久しぶりに自宅で作ってみました。
実際に使うことは無いでしょうが、システムの構築を経験しておくと、何かの場合に役に立つかも知れません。
中学校時代に教わる、「滑車を使って小さい力で重たい物を引き上げる原理」を利用しています。
普通の登山ではせいぜいロープとカラビナ程度しか携帯しないので、その範囲内でできるシステムを組む必要があります。
この1/3引き上げシステムは、3分の1の力で引き上げることを目的にしています。
しかし、今回の例では、20kgの物を持ち上げるのに、実測で20kg強の力が要りました。
ロープがカラビナを強く擦るので、その部分でかなりの抵抗が発生してしまうのが原因です。
この部分に滑車を使えば、1/3に近い力で引き上げが可能になると思われます。(ロープ重量と若干の抵抗は残ります。)
それでも、戻り防止装置をつけているので、オートブロック部が上限まできたら、手を離して次の引き上げ操作の準備ができるので、非常に便利です。
このほかに1/5,1/7、1/9引き上げシステムがあります。
ただ必要な道具類が増え、システムも込み入ってくるので、専用の道具が必要になってきます。
ネットで調べたら、このようなシステムを組む訓練を含めた、専門的なロープワークを講習している山岳会もあるようです。
1/3引き上げシステムの全体図です。
上半分をアップしました。
メインロープの戻り止めです。
今回は「マッシャー」で行っていますが、
色々な方法(道具)があります。
オートブロック部です。
メインロープをしっかり掴み、Y字型に引き上げます。
ここが滑ると、1/3システムになりません。
テストに使った20L入りポリタンクです。
20kgでもかなりの重量に感じます。
戻り防止装置にガルダーヒッチを使った例です。
手の介添えなしでも自動的に戻り防止が効きますが、
ロープの抵抗が増えますので、更に力が必要になります。
同じD型のカラビナ2個を使用します。
写真の通り、ロープを1回巻き付けます。
同上を色々な角度で見た状態。
クライミング用滑車です。(非常用の特別に軽いもの)
重量55g 運用荷重400kg(200kg+200kg)
私のホームページへ
実際に使うことは無いでしょうが、システムの構築を経験しておくと、何かの場合に役に立つかも知れません。
中学校時代に教わる、「滑車を使って小さい力で重たい物を引き上げる原理」を利用しています。
普通の登山ではせいぜいロープとカラビナ程度しか携帯しないので、その範囲内でできるシステムを組む必要があります。
この1/3引き上げシステムは、3分の1の力で引き上げることを目的にしています。
しかし、今回の例では、20kgの物を持ち上げるのに、実測で20kg強の力が要りました。
ロープがカラビナを強く擦るので、その部分でかなりの抵抗が発生してしまうのが原因です。
この部分に滑車を使えば、1/3に近い力で引き上げが可能になると思われます。(ロープ重量と若干の抵抗は残ります。)
それでも、戻り防止装置をつけているので、オートブロック部が上限まできたら、手を離して次の引き上げ操作の準備ができるので、非常に便利です。
このほかに1/5,1/7、1/9引き上げシステムがあります。
ただ必要な道具類が増え、システムも込み入ってくるので、専用の道具が必要になってきます。
ネットで調べたら、このようなシステムを組む訓練を含めた、専門的なロープワークを講習している山岳会もあるようです。
1/3引き上げシステムの全体図です。
上半分をアップしました。
メインロープの戻り止めです。
今回は「マッシャー」で行っていますが、
色々な方法(道具)があります。
オートブロック部です。
メインロープをしっかり掴み、Y字型に引き上げます。
ここが滑ると、1/3システムになりません。
テストに使った20L入りポリタンクです。
20kgでもかなりの重量に感じます。
戻り防止装置にガルダーヒッチを使った例です。
手の介添えなしでも自動的に戻り防止が効きますが、
ロープの抵抗が増えますので、更に力が必要になります。
同じD型のカラビナ2個を使用します。
写真の通り、ロープを1回巻き付けます。
同上を色々な角度で見た状態。
クライミング用滑車です。(非常用の特別に軽いもの)
重量55g 運用荷重400kg(200kg+200kg)
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